日立ジョンソンコントロールズ空調から、部屋のニオイを脱臭する空気清浄機能と、自動清潔機能を進化させたルームエアコン「白くまくん」プレミアムXシリーズ(全10機種)が2024年11月1日に登場します。新製品の気になる特徴や機能を発表会で見てきました。
対応畳数は6〜29畳まで全10機種を展開。室内機の本体サイズは798(幅)×295(高さ)×385(奥行)mm、室外機の本体サイズは799〜859(幅)×629〜709(高さ)×299〜319(奥行)mm。価格はオープン
価格.comでも人気のルームエアコン「白くまくん」シリーズですが、今年7月にボッシュへの株式譲渡が発表されたばかり。発表会では、今後も「白くまくん」ブランドは変わらずに高品質なモノづくりに取り組んでいくと発表されました。そんななか登場したのが、フラッグシップモデルのプレミアムXシリーズです。
人気シリーズの特徴でもある“清潔さ”や、昨年度モデルに搭載された脱臭機能などは、しっかり引き継がれているのでしょうか。本機の気になるポイントを、3つにまとめたのでチェックしていきます。
・空気清浄機能が進化して付着した“ニオイ”を脱臭
・部屋の空気とエアコン内部の汚れを見張るセンサーを搭載
・エアコン内部や室外機を自動掃除する「凍結洗浄」も引き続き搭載
1つ目の特徴は、“ニオイ”を脱臭する機能が進化したところです。同社が行った部屋の空気に関する調査では、約60%のユーザーが「ニオイ」に対して関心が高く、昨年モデルでも、部屋のニオイを捕まえ、洗い流して自動排出する機能を搭載しています。
本シリーズでは、エアコン室内機の吹き出し口に、プラズマイオンを発生させる「NEW Premiumプラズマ空清」を搭載。部屋の空気のニオイだけでなく、繊維に付着したニオイも脱臭できるように進化しました。
同社の家庭用商品企画部長・神野憲之氏によると「キッチンやリビングで調理した際の油などのニオイも脱臭する」そう
続いての特徴は、汚れを見張る「清潔みはりセンサー」の搭載です。このセンサーは、部屋の空気とエアコン内部の両方の汚れを見張るのがポイント。
エアコンの運転中は、部屋の空気の汚れを見張り、空気の汚れに応じて自動で空気清浄運転をします。さらにエアコン停止中は、エアコン内部の汚れを見張り、汚れに応じて自動で内部クリーン運転を行い、部屋もエアコン内部も賢く清潔にするのです。
「清潔みはりセンサー」は、LEDライトを照射して通過するほこりなどを検知して、自動で空気清浄運転や内部クリーン運転を行う仕組み
そして最後にポイントとなるのが、エアコン内部や室外機を自動掃除する「凍結洗浄」などの、クリーン機能を引き続き搭載しているところです。
エアコン内部だけでなく、室外機の熱交換器も凍らせ、一気に溶かして洗い流す「凍結洗浄」は、清潔さももちろんですが、ほこりなどの目詰まりによる性能の低下を抑えます。
前述の「清潔みはりセンサー」の搭載により、自動で内部クリーン運転を行う際も、汚れが溜まったタイミングでより効率的に行うようになりました
内部のファンに付着した汚れをブラシで自動掃除する「ファンお掃除ロボ」も搭載しています
「白くまくん」プレミアムXシリーズを紹介してきましたが、ユーザーの関心の高いニオイ対策や新たな見張りセンサーを搭載するなど、清潔機能のさらなる進化を感じるものでした。
また清潔さへのこだわりは、白くまくんを語るうえで外せないポイントでもあり、ボッシュへの株式譲渡後であれ、これまで搭載されてきた「凍結洗浄」機能などが、しっかり踏襲されている安心感もありました。
部屋の空気もエアコン内部も、どちらも清潔に保ち、ニオイ対策もばっちりな快適な空間を提供することが、プレミアムXシリーズの大きな特徴と言えるでしょう。今回、紹介しきれていないこだわりの機能などが気になった人は、価格.comのクチコミや家電量販店でぜひチェックしてみてください。