狭めの場所に設置しやすく、価格が安いモデルも多い縦型洗濯機は、ひとり暮らしからファミリー世帯まで幅広い層に人気。しかし、たくさんの機種があってどれを選べばいいか迷っている人もいるでしょう。この記事では、初めて購入する人にもわかりやすく選び方を解説。「どのくらいの容量を選べばいい?」「洗浄力が高いのはどれ?」といった疑問を解消するとともに、専門家が厳選した高コスパなおすすめモデルを紹介します。ぜひ、縦型洗濯機を購入する際の参考にしてください。
<監修>家電ライター 倉本春
生活家電を中心に、実機使用によるレビューや比較記事を執筆。専門誌やWebメディアに多数寄稿し、実体験を基にした製品選びのポイントをわかりやすく紹介している。元PC雑誌編集者としての経験から、家電の構造や最新技術の解説にも強みを持ち、仕組みや違いを深掘りして伝えることを得意とする。
【価格.comマガジンがおすすめする理由】
1.自動投入付きながら本体サイズは599(幅)×635(奥行)mmでスリム
2.洗浄液を泡立ててから投入する「泡洗浄」
3.毛布をネットに入れなくていい
4.発売当初より8万円以上安く買える(2026年1月30日時点)
ただし、こんな人には向きません
1.防水パンの奥行内寸が540mm未満
2.フタを開けた状態で操作したい人
3.洗濯物を乾燥したい人

液体洗剤・柔軟剤自動投入を搭載した10kgタイプは本体幅600mm以上、奥行き650mm前後が多いなか、「NA-FA10K5」は599(幅)×635(奥行)とスリム。「あとちょっとが入らない……」と、搬入経路や設置場所の広さで困ったときにチェックしてほしい1台です。
ハイアールやハイセンス、AQUAなどには本製品と同じくらいのサイズのものもありますが、基本性能の高さと、細かい部分まで使いやすく作り込まれていることなどを総合すると「NA-FA10K5」がおすすめです。
最近の大容量モデルは、洗濯槽を浅くして高さを抑えた製品が増えています。ただ、その分、本体幅や奥行きが大きくなるため、スリムなモデルがあることはありがたい。自動投入のないモデルを選ぶという手もありますが、それでも大容量モデルの場合、自動投入付きの本製品より大きいものも多いため、サイズの問題で自動投入を諦めずに済むかもしれません。価格は2万円以上高くなりますが、一度使うと元には戻れないと感動する人が多い機能なので、このくらいの価格差であれば、自動投入付きを選んだほうがお得でしょう。
洗浄性能は、上位モデルなので上々。洗剤を泡にしてから投入し、立体的な水流で洗濯物をしっかり動かしつつ、上からシャワーをふりかける「スゴ落ち泡洗浄」で皮脂汚れや泥汚れもすっきり落とします。
ただ、洗浄力だけでなく、清潔機能やお手入れのしやすさ、使いやすさも重要。正直、購入後の不満の差につながるのは、こうした部分かもしれません。本製品は、「自動槽洗浄」と「カビクリーンタンク」という2つの自動化された槽洗浄で黒カビの発生を抑制。コインランドリーの洗濯機のようにサッと槽を洗い流す機能も用意されているので、気持ちよく使えます。
また、毛布を洗うときに洗濯ネットに入れなくていいのもポイント。面倒なので入れずに洗っている人もいるかもしれませんが、故障の原因になる可能性があります。そんな心配をせずに、“洗濯ネットなし”で洗えるのは魅力的。手間が少なく、快適に使えそうと思えることが多いのは洗濯機を選ぶ決め手になるでしょう。
縦型洗濯機には、洗濯・脱水機能だけの「全自動洗濯機(縦型洗濯機)」と、乾燥までできる「縦型洗濯乾燥機」があります。どちらも洗い方は、洗濯槽の底にあるパルセーター(羽)を回転させて渦状の水流を発生させ、洗濯物同士をこすり合わせる「もみ洗い」が中心。洗濯物をたっぷりの水に浸して洗うため使用する水の量は多いですが、その分、洗浄力が高く、汚れ戻りや色移り、黒ずみも起こりにくいです。
・強力な水流で洗うため、泥汚れなどの固形汚れに強い
・汚れ戻りや色移りが少なく、黒ずみが起こりにくい
・本体価格が安い製品が多い
・ドラム式と比べ、狭いスペースに設置できる
・水道代がかさむ。ドラム式と比べると製品によっては2倍近くになるものも
・洗濯物がからみやすい
・ドラム式と比べて洗濯時の衣類へのダメージが大きい
「縦型洗濯乾燥機」は乾燥もできますが、ドラム式よりも性能は劣るため、「乾燥時間が長い」「電気代が高い」「乾きムラやシワが多い仕上がり」といった不満が起こりがち。製品によっては、ドラム式と比べ1.3〜2倍ほど時間や電気代がかさむこともあります。しかも、完全に乾かないことも多いので、「しっかり乾かしたい」「ひんぱんに乾燥を使いたい」という人はドラム式を検討したほうがいいでしょう。

昔は「洗浄力は縦型」と言われていましたが、最近はドラム式の洗浄性能も上がっています。普及モデルと高機能モデルで異なる場合もありますが、洗浄力は縦型とドラム式のどちらが上とも言い切れません。ただ、私の経験上、泥汚れは縦型のほうがよく落ちる印象です。
縦型洗濯機を選ぶ際に必ず確かめておきたい「5つのポイント」を紹介。「容量の決め方」「静音性に差が出るインバーター」「自動槽洗浄は必要?」「乾燥機能」「自動投入など人気の機能」「使いやすい洗濯機とは?」のなかから気になるところだけをチェックしてもOKです。
>>「選び方」はすっ飛ばして、縦型洗濯機おすすめ11選を見る↓
家庭に必要な容量は、1日分の洗濯物の量(1.5kg×家族の人数)と洗濯頻度を考慮して選びましょう。
たとえば、3人家族の場合、1日に出る洗濯物の量は4.5kg。1日1回洗濯するなら洗濯容量5kgの洗濯機でまかなえるということになりますが、実際は、もっと大きな容量の洗濯機が選ばれています。
【1人暮らし】洗濯容量5〜7kg
【2人暮らし】洗濯容量7〜8kg
【3人以上】洗濯容量10kg以上
当然、容量が大きいほうが、一度にたくさん洗濯できます。週末にまとめ洗いしたり、大きめの毛布やカーテンなどを洗ったりしたいなら、目安よりも大きな容量にしましょう。たとえば、自宅で毛布を洗うなら、2人暮らしでも「洗濯容量8kg」以上がおすすめです。
【容量6kg以下のタイプ】2.8〜3kg以下の毛布が洗える
【容量7kgタイプ】3kg以下の毛布を洗えるモデルが多い。4.2〜4.7kg以下の毛布を洗えるモデルもある
【容量8kg以上のタイプ】4.2〜4.7kg以下の毛布が洗える。1度に3〜4枚洗えるモデルもある
いまどきの洗濯機は、洗濯物の量にあわせて水量が自動調節されるものがほとんど。1日に出る洗濯物の量(目安)より容量の大きい洗濯機を選んでも、洗濯物の量が少ないときは少ない水しか使用しません。また、洗濯物をいっぱい入れて洗うよりも、余裕があるほうが洗濯物の位置を効率よく入れ替えて洗えるため、汚れ落ちの効果は高まります。

洗濯できる量は「重さ」が基準。同じ5kgでも乾いた衣類と濡れた衣類では量(枚数)が異なるので注意しましょう。
縦型洗濯機は「インバーター」の有無で、性能が大きく変わります。
●インバーターなし→安さ重視のモデル
●インバーターあり→運転音が静かで、節水・節電性能が高い。汚れをしっかり落としながら、布傷みも抑える仕上がりが期待できる
インバーターとは、モーターの回転を制御する装置。インバーターを搭載しないモデルは、洗濯槽の回転速度が一定なため、洗濯槽をフルパワーで「回転させる」あるいは「停止する」ことしかできません。いっぽう、インバーター搭載モデルは洗濯槽の回転速度を細かく調節可能。洗濯物の汚れ具合やデリケートさ、洗濯工程にあわせて回転速度を制御できるので、運転音や振動が小さく、節電や節水の効果もあります。
また、洗浄性能にも差が。モーターの回転を細かく制御し、コースや水位にあわせて最適な洗い方ができるので、インバーター搭載モデルのほうが「高い洗浄力」と「布ダメージを抑えた洗い方」の両立が期待できます。さらに、パナソニックの「泡洗浄」や東芝の「ウルトラファインバブル洗浄」など、洗浄力を高めるメーカー独自の洗浄機能を搭載しているのも、インバーター搭載モデルのみ。液体洗剤・柔軟剤自動投入や自動槽洗浄といった便利な機能もインバーター搭載モデルにしかありません。
インバーターの「あり」「なし」で本体価格は2万円以上異なることが多いですが、仕上がりやランニングコスト削減を重視するならインバーター搭載モデルを選んだほうがいいでしょう。
ちなみに、インバーターは主に大容量モデルに搭載されています。6kg以下でインバーターを搭載しているのはハイアール「JW-UD55B」のみ。7kgタイプは1/3程度しかインバーター搭載モデルがありません。いっぽう、8kg以上では大半がインバーター搭載モデルとなります。
縦型洗濯機は安いものなら2万円前後で購入できますが、売れ筋は、インバーター搭載モデルが中心になる7万〜10万円の製品。インバーター搭載モデルは4万円前後からあるので、初期費用を抑えたい人も十分検討できるでしょう。
縦型洗濯機は、水を溜める「外槽」の中に洗濯物を入れる「内槽」があります。水を入れたボウル(外槽)に穴のあいたザル(内槽)が重なっているようなものをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。そして、私たちが普段見られるのは、“ザル”にあたる内槽の内側だけ。そのため、一見きれいに見えても、内槽の外側や底の裏側、外槽の内側に洗剤カスや皮脂汚れがこびり付いていることがあります。
こうした汚れを放置すると、それを栄養に黒カビが発生。黒カビが内槽の穴を通り、洗濯物に付着してしまうことも珍しくありません。「洗濯機からイヤなニオイがする」「衣類に黒いカスがつく」といったトラブルの多くは、この黒カビが原因です。これを防ぐのに欠かせないのが、洗濯槽を定期的にきれいにする「槽洗浄」。洗濯機を清潔に保ち、黒カビの発生を抑えるうえでとても重要な作業です。
槽洗浄にはいくつかの種類がありますが、最も手軽なのが「自動槽洗浄」機能。洗濯のたびに内槽の外側や底裏、外槽の内側を高速回転による水の勢いで洗い流し、洗剤カスなどの汚れが蓄積するのを防ぎます。すすぎと脱水の間に組み込まれていることが多いため、手間はかかりません。ただし、内槽の高速回転と水を使って洗浄する方法は共通ですが、以下のように製品によって異なる部分があります。
【最終すすぎの水を使用するタイプ】
パナソニック「自動槽洗浄」、東芝「自動お掃除モード」、AQUA「カビケア槽自動おそうじ」、ハイセンス「自動槽洗浄」
【最終すすぎの後にきれいな水道水を使うタイプ】
日立「洗濯槽自動おそうじ」「自動槽洗い」、東芝「自動槽洗いモード」
【脱水時に出る水を利用するタイプ】
パナソニック「カビクリーンタンク」、シャープ「自動槽洗い」
自動槽洗浄はON/OFFを選択できることが多いですが、タイプによって使用する水の量や清潔性に差があるので、気になる人は確かめておきましょう。なお、インバーター非搭載モデルには自動槽洗浄機能がないものが多く、搭載されていたとしても「脱水時に出る水を利用する」タイプです。
そして、自動槽洗浄機能の有無に関わらず、定期的に「槽洗浄」コースでメンテナンスすることも大切。「槽洗浄」コースは、手動でコースを選んで実行する必要があります。
【市販の塩素系漂白剤や洗濯槽クリーナーを使って1〜11時間ほどじっくり浸けおきするコース】
大半のモデルに搭載。月1回、またはニオイや汚れが気になったときに行う。
【水だけで洗い流す5〜10分のコース】
一部のモデルに搭載。洗剤や柔軟剤の成分が付着するのを防ぐために役立つ。
なお、自動槽洗浄を使えば、毎回の洗濯のたびに洗剤カスが洗い流されるので、黒カビの発生が抑えられます。結果として、時間がかかる「槽洗浄」コースの頻度が減らせるので、自動槽洗浄が搭載されているモデルを選んだほうが総合的にメンテナンスが楽になるでしょう。

シャープには内槽に穴のない「穴なし槽」を採用したモデルがあります。内槽に穴がないため、万が一、内槽の外側・底、外槽の内側に黒カビが発生しても、洗濯物が入った内槽の内側に黒カビが入ってきません。
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冒頭で紹介したように、縦型洗濯機にも乾燥機能付きタイプがあります。ただし、乾燥性能はいまいち。洗濯槽を高速回転させて遠心力で洗濯物を持ち上げ、そこに温風を当てて乾かす仕組みなので、槽の側面に洗濯物が張り付きます。その上に洗濯物が重なることもあるため、温風がまんべんなく当たりにくく、空気も通りにくくなりやすいので、効率よく乾きません。
また、乾燥時間が長く、電気代も高いのもネックです。ドラム式には乾燥時の省エネ性能が高い「ヒートポンプ式」がありますが、縦型は「ヒーター式」のみ。製品によって異なりますが、1日1回洗濯〜乾燥した場合、1年間にかかる電気代は、縦型洗濯乾燥機が2万円弱〜3万円強なのに対し、ドラム式(ヒートポンプ式)には1万円以下しかかからないモデルもあります。さらに、洗濯〜乾燥の運転時間がドラム式の2倍近くかかることも。ひんぱんに乾燥を使いたい人やたくさんの衣類を乾燥したい人は、ドラム式を選ぶほうがいいでしょう。初期費用は高くても使い方によってはドラム式のほうが安く済んだとなることもあります。
とはいえ、設置スペースなどの問題でドラム式を選べないこともあるはず。ドラム式の代わりになるほどの乾燥性能は期待できませんが、「縦型洗濯乾燥機」を選ぶメリットはあります。
・少量の洗濯物なら乾きやすい
・短時間の乾燥で洗濯物を温めてから干すことで、洗濯物が早く乾く
・温風で衣類や洗剤液を温めて洗う「温風洗浄(温水洗浄)」が使えるモデルもある
・ヒーター乾燥で洗濯槽を乾かせるから、黒カビの発生が防げる
本体サイズは乾燥機能が付いていない縦型洗濯機(全自動洗濯機)とほぼ変わりません。ただし、乾燥運転を使った後は毎回、乾燥フィルターのお手入れが必要です。初期費用やランニングコスト(電気代)、お手入れの手間、乾燥機能の必要性を考慮して、どちらのタイプを選ぶか決めましょう。

縦型洗濯乾燥機にはフタのほかに、槽の上部にフタをして密閉性を高めるための内フタが付いており、毎回、フタと内フタを開け閉めする必要があります。また、槽の奥に付いているので、毛布などの大きな洗濯物を入れるときに引っかかることも。「穴なし槽」を採用しているシャープ以外の縦型洗濯乾燥機には内フタが付いていることを覚えておきましょう。
容量を決めたら、使いたい機能で絞りこんでいきましょう。さまざまな機能がありますが、そのなかでも人気の高い機能を紹介します。
液体洗剤や柔軟剤をタンクに入れておくだけで、最適な量と必要なタイミングで投入してくれる機能。洗剤や柔軟剤の計量、投入の手間がなくなるだけでなく、洗剤の過不足による「すすぎ残り」や「落ちた汚れが再び洗濯物に戻る」などの事態も防げます。利便性の高さから人気の機能ですが、搭載しているのはほとんど洗濯容量8kg以上のモデル。同じ容量でもこの機能を搭載したモデルのほうが本体の奥行きが大きいため、設置や搬入経路の広さが十分かを確認しておきましょう。また、定期的なお手入れが必要。3か月に1回洗浄するのが一般的なので、手入れできそうにないなら非搭載モデルを選んだほうがいいかもしれません。
縦型洗濯機は構造上、洗濯物が絡まりやすいため、干すときに手間取ることがあります。「ほぐし脱水」をONにしておけば、脱水の最後に槽をゆっくり動かして、洗濯物のからみを軽減。洗濯物がバラけた状態になるのでシワになりにくく、スムーズに干せるほか、からんだ衣類を引っ張って取り出さずに済むため、生地の傷みが減らせます。
「風乾燥」「送風乾燥」「簡易乾燥」などメーカーによって名称は異なりますが、「乾燥」と付いているものの、洗濯物を乾かす機能ではありません。要は、「脱水」運転で、通常の脱水よりも長い時間(3〜4時間が主流)、洗濯槽を回転させて洗濯物から水分を飛ばし、しっかり脱水することで干して乾くまでの時間を短縮します。干す必要があるため洗濯の手間は減りませんが、洗濯槽内の湿気も飛ばせるので黒カビ対策に効果あり! そのいっぽうで、通常の脱水よりも洗濯物がシワになりやすいというデメリットもあります。

この機能を搭載したモデルには「槽乾燥」コースも用意されていることが大半。洗濯物を入れない状態で槽を高速回転させて槽内の湿った空気や水滴を排出することで、黒カビやニオイの発生を予防します。
「ふろ水ポンプ機能」「お湯取機能」「バスポンプ機能」など呼び方はメーカーによって異なりますが、湯船の残り湯を洗濯に利用できる機能。蛇口と接続する給水口とは別に、風呂水用の吸水口を備えており、風呂水用の吸水口にホースを接続し、残り湯をくみ上げます。節水目的で使われるだけでなく、残り湯は温かい場合が多いため、皮脂汚れなどの汚れ落ちを高める目的で使われることも。「残り湯は雑菌が気になる」という人もいますが、多くの場合、風呂水は洗濯と1回目のすすぎに適用され、最終のすすぎ工程では水道から出るきれいな水を使うので、仕上がりの衛生面は大きく損なわれません。ただし、残り湯はどうしても浴槽由来の汚れを含むため、気になる人は避ける、あるいは風呂水を利用する工程を最小限に設定するとよいでしょう。なお、「ふろ水用給水ホース」が別売の製品もあります。
洗濯機に限ったことではなく、大物家電を購入するときには事前に設置できるサイズを確認しておく必要があります。そして、ひんぱんに使用するものだからこそ、使いやすさやお手入れのしやすさにつながる部分をチェックしておきましょう。
縦型はドラム式ほど設置スペースや搬入で困ることは少ないですが、10kg以上の大容量モデルは本体の奥行きが大きいので、防水パンなど設置する場所に収まるか、給水栓の高さや廊下・ドアの広さは十分かをチェックしておきましょう。搬入経路は本体+10cm以上の広さがあると安心です。
洗濯機が置ける広さを確かめるだけでなく、フタを開けるスペースが上部にあるかも必ず確認しましょう。縦型洗濯機のフタには、そのまま開く「1枚板」タイプと「折りたたみ式」タイプがあります。1枚板タイプは開閉がスムーズで見た目もすっきりしていますが、洗濯機上部に広いスペースが必要。それに対し、フタが折りたためるタイプなら、上部のスペースは抑えられるので、上に棚などがあっても設置できます。

洗濯中の様子が見たいなら、フタの一部が透明な製品を選びましょう。液体洗剤・柔軟剤自動投入付きのモデルの場合、フタを閉めた状態でクリアな部分から残量を確認できることも! なお、縦型洗濯乾燥機にはフタの一部を透明にしたタイプや折りたためるタイプはありません。
洗濯中に出る細かな繊維くずやホコリが溜まる「糸くずフィルター」は、運転後、毎回のお手入れが推奨されています。糸くずフィルターを取り外し、溜まったゴミを取って捨てるだけですが、糸くずフィルターの構造によって捨てやすさが変わるのでチェックしておくとストレスが軽減できるでしょう。タイプは主に「袋状」と「ケース型」の2種類。
【袋状】袋をひっくり返してゴミを取り出す。袋の角のゴミが取りにくい
【ケース型】ケースを開いてゴミを取り出す
メンテナンスの手軽さから、最近はケース型が主流。なお、ケース型でも上位モデルにはゴミに手を触れずに捨てられる構造のものや、ゴミが張り付きにくい素材を使ったものが採用されていることが多いです。
洗濯のたびに操作する「操作パネル」が、「手前」にあるタイプと「奥側」にあるタイプがあります。手前にあるタイプは背が低い人でも表示が見やすく、操作しやすく、奥側にあるタイプは自然な首の角度で操作でき、槽が手前に近いので洗濯物を取り出しやすいのがメリット。とはいえ、身長や好みで使いやすさは異なるため、自分にあうほうを選べばOK。なお、奥側にあるタイプは、フタを開けた状態で操作できるものとできないものがあります。このほか、表示のされ方や、操作部の種類(普通のボタンタイプかタッチパネルか)もチェックしておくといいでしょう。
縦型洗濯機は、靴下やハンカチなどの小さな洗濯物を槽に取り残すことがよくあるので、槽の底まで楽に手が届くモデルを選んだほうが快適。大容量モデルは背高になりますが、手前の高さを抑えたり、槽を浅くしたりするなどして投入口が低くなるように工夫している製品もあります。なお、投入口の高さ(本体前側の高さ)は、仕様やカタログにある「寸法図」で確認可能。ただし、手前を低く設定したモデルはフタを閉めたときにも傾斜が付くため、上に洗濯かごなどを置きにくいという声もあるので、洗濯機を使用しないときの使い方も考慮して選びましょう。
洗濯容量が同じモデルでも、洗濯物を入れる投入口の広さが異なります。ただし、投入口の広さを公表しているモデルは少ないので、毛布などの大物を洗うことが多く、入れやすさを重視するなら広い投入口をウリとするモデルを選ぶといいでしょう。そうしたモデルには、投入口の広さが記されています。
<基準>「コストパフォーマンス」を最も重視し、価格と性能のバランスが取れたモデルを厳選
| 製品 価格.com最安価格 | 画像 | ショップリンク | 詳細を見る | おすすめポイント | 容量(洗濯/乾燥) | 使用水量(洗濯/洗濯〜乾燥) | 運転音(洗濯/脱水/乾燥) | インバーター | 液体洗剤・柔軟剤自動投入 | 自動お掃除 | ほぐし脱水 | 投入口の高さ | 本体サイズ(給・排水ホース含む) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 大容量&自動投入付きで設置スペースが狭め | 10kg/− | 103L/− | 32dB/39dB/− | ○ | ○ | ○ | ○ | 863mm | 599(幅)×635(奥行)×1,071(高さ)mm |
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楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 「ウルトラファインバブル洗浄」搭載のコンパクトモデル | 9kg/− | 111L/− | 29dB/37dB/− | ○ | ○ | ○ | ○ | 840mm | 600(幅)×637(奥行)×1,030(高さ)mm |
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楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | おしゃれ着洗いの汚れ落ちがいい | 10kg/− | 119L/− | 31dB/37dB/− | ○ | ○ | ○ | ○ | 826mm | 637(幅)×649(奥行)×1,033(高さ)mm |
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楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | おしゃれ着も普段着も一緒に洗える&節水性も高い | 10kg/− | 103L/− | 32dB/39dB/− | ○ | ○ | ○ | ○ | 850mm | 600(幅)×637(奥行)×1,030(高さ)mm |
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楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 部分洗いできる超音波洗浄機能付き&安い | 10kg/− | 103L/− | 34dB/38dB/− | ○ | ○ | ○ | ○ | 887mm | 620(幅)×600(奥行)×1,028(高さ)mm |
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楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | おしゃれ着洗剤や漂白剤も自動投入 | 11kg/− | 137L/− | 37dB/39dB/− | ○ | ○ | ○ | ○ | 880mm | 643(幅)×694(奥行)×1,086(高さ)mm |
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楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 洗濯中もアラーム音も静か | 10kg/− | 115L/− | 38dB/43dB/− | ○ | × | × | × | 855mm | 590(幅)×575(奥行)×940(高さ)mm |
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楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | ユーザー満足度が高い安いモデル | 7kg/− | 113L/− | 37dB/45dB/− | × | × | × | × | 884mm | 555(幅)×560(奥行)×990(高さ)mm |
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楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | ひとり暮らしにちょうどいい安さとサイズ | 5kg/− | 94L/− | 39dB/49dB/− | × | × | ○ | ○ | 870mm | 556(幅)×566(奥行)×880(高さ)mm |
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楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 部屋がジメジメしにくく衣類にやさしい乾燥 | 10kg/5kg | 119L/110L | 29dB/37dB/45dB | ○ | ○ | ○ | ○ | 840mm | 637(幅)×650(奥行)×1,042(高さ)mm |
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詳細を見る価格.comへ | 内フタがない! 節水性・清潔性にも定評あり | 8kg/4.5kg | 83L/75L | 35dB/38dB/44dB | ○ | ○ | ○ | ○ | 828mm | 600(幅)×650(奥行)×1,020(高さ)mm |
※製品紹介文中の価格.com最安価格やランキング順位は2026年1月30日時点での情報を参考にしています。
※本体サイズは給・排水ホースを含んだサイズです。
※水道代は水道料金・下水道使用料262円/㎥(税込)で計算(標準使用水量)。電気代は1kWhあたり31円で計算。どちらも定格洗濯時。

本体サイズは599(幅)×635(奥行)×1,071(高さ)mmで、投入口の高さは863mm。定格洗濯時の目安時間は34分。おまかせコース(標準コース)の自動設定の水量は29/40/48/51/55Lで、手動で22/40/48/51/55/63Lに調節可能。自動槽洗浄は最終すすぎの水を利用して洗い流すタイプと、脱水時に出る水で外槽の内側を洗い流す「カビクリーンタンク」
冒頭の「イチオシの“良コスパ”縦型洗濯機」で紹介したモデル。液体洗剤・柔軟剤自動投入を搭載した10kgタイプながら本体幅と奥行きが抑えられているので、設置スペースがちょっと小さめだけど大容量の洗濯機が欲しいなら狙い目です。
本体の高さは1,071mmと比較的背高ですが、投入口の高さは863mmと低く、操作パネルが奥にあるため楽な姿勢で洗濯物を取り出せるでしょう。さらに、投入口が402(幅)×309(奥行)mmと広いのもいいところ。2024年発売の「NA-FA10K3」と本体サイズは同じですが、定格洗濯時の使用水量や消費電力量が削減され、「おまかせ」コースの運転時間も短くなったので、最新モデルのほうがおすすめです。
洗濯時間は短くなっても、前モデルと同レベルの洗浄性能を保持しているとのこと。前モデルの価格.comのユーザーレビューを見ると、概ね満足しているので安心して選べそう。コースによって異なりますが、手動で調節できる水位(水量)が6段階と多い点を気に入っている人もいたので(4〜5段階くらいの製品が多い)、水量を細かく設定したい人にもぴったり。
このほか、毛布をネットに入れずに洗えるのも特徴。折りたたんで槽に入れるだけなので、手間が軽減されます。市販の洗濯槽クリーナーを使って6時間かけて汚れを落とす槽洗浄だけでなく、衣類用の塩素系漂白剤や専用の次亜錠剤で洗う「1時間コース」、使用前に水道水でサッと槽を洗う「サッと槽すすぎ」コース(約8分)があるのもうれしいポイント。
なお、9kgタイプ「NA-FA9K5」と8kgタイプ「NA-FA8K5」の筐体は共通。本体サイズや機能は10kgタイプの本製品と同じですが、設定水量や調節できる水量は異なります(最低水量は同じ)。

自動投入なしでいいなら「NA-FA10H5」
基本的な機能は同じ、液体洗剤・柔軟剤自動投入なしの10kgタイプ。本体サイズは599(幅)×628(奥行)×1,024(高さ)mmと、自動投入機能がない分、少し薄型&背低。洗濯物の投入口は402(幅)×334(奥行)mmとさらに広いです。自動投入機能搭載の「NA-FA10K5」との価格差は9,000円ほどなので、自分に合うほうを選んでOK!

本体サイズは600(幅)×637(奥行)×1,030(高さ)mmで、投入口の高さは840mm。定格洗濯時の目安時間は41分。標準コースの自動設定の水量は12〜68Lで、手動で12/28/45/62/68Lに調節可能。自動槽洗浄は最終すすぎの水を利用して洗い流すタイプ
最近の縦型洗濯機(全自動洗濯機)はフタの一部がクリアになった、なかが見えるタイプが人気。東芝の場合、洗濯容量10kg以上がその仕様ですが、本体幅637mm、奥行649mmと大きいため、液体洗剤・柔軟剤自動投入付きで本体サイズが抑えめな9kgタイプをセレクト。さらに、本体サイズや基本的なスペックは同じなので、2025年発売の「AW-9DP5」より2万円以上安い2024年発売の「AW-9DP4」をおすすめとしました。ただし、脱水時間を短縮&脱水の回転を抑えてやさしく脱水する「しわ抑え脱水」コースは本製品には搭載されていないので、このコースを使いたいなら最新モデルを選びましょう。
洗浄は、水道水に微細な泡を混ぜることで洗剤成分を繊維の奥まで届け、泡が弾ける衝撃で汚れをはがし落とす「抗菌ウルトラファインバブル洗浄」。標準コースで皮脂汚れまで落として黄ばみ予防できます。水温が低くても高い洗浄効果を発揮するため、温水機能がない縦型洗濯機で使えるのは心強いでしょう。さらに、銀イオンの抗菌成分も混ぜ合わせることで、部屋干し臭の原因菌も抑えます。なお、ふろ水ポンプ機能で残り湯を使うときにも「ウルトラファインバブル」を生成して洗浄可能。本製品にはふろ水を給水するホースが付属します(最新モデルは別売)。標準コースの最小使用水量が12Lと少ないので、少量を洗う回数が多い人にもよさそう。
また、インバーター制御のDDモーターを採用しているので、振動や運転音が小さいのも特徴。深夜や早朝でも安心して使えるでしょう。
本体サイズや基本的な機能は同じ、容量違いの8kgタイプ「AW-8DP4」もラインアップされています(設定水量や調節できる水量は異なります ※最低水量は同じ)。

本体サイズは637(幅)×649(奥行)×1,033(高さ)mmで、投入口の高さは826mm。定格洗濯時の目安時間は30分。標準コースの自動設定の水量は19〜77Lで、手動で19/32/49/67/77Lに調節可能。自動槽洗浄は最終すすぎの水を利用して洗い流すタイプ
多くの家庭に搬入・設置しやすい本体サイズと、7万円台という価格を評価して9kgタイプ「AW-9DP4」を1つ上でおすすめモデルとして選びましたが、洗濯中の様子も見える“フタの一部がクリア”なモデルが欲しいなら10kgタイプ「AW-10DPB5」がおすすめ。本体サイズは「AW-9DP4」より大きいですが、投入口の高さは9kgタイプより14mm低く、投入口は441(幅)×357(奥行)と広いので楽に洗濯物を出し入れできるでしょう。もちろん、静音性の高いDDモーターと、標準コースで皮脂汚れまで落とせる「ウルトラファインバブル洗浄」を搭載しています。
実は、監修者の倉本さんは「おしゃれ着洗いコース」をよく使うので、9kgタイプ「AW-9DP4」より本製品を選ぶとのこと。「おしゃれ着洗い」はパルセーターの回転数を抑えてソフトに洗うコースなため、洗浄力は標準コースよりも劣ります。「やさしい洗い方」と「汚れ落ちを高める洗い方」は相反するものですが、本製品はトレーを使用し、この課題を解消。パルセーターに洗濯物がこすれないように付属のトレーをセットして、その上に洗濯物を置いて洗うことで布傷みや型崩れを抑えつつ、強い水流で汚れをしっかり落とします。温水洗浄が使えない洗濯機での「おしゃれ着洗い」には心強い!
基本的な機能や構造は同じで、本体の高さが65mm高い12kgタイプ「AW-12DPB5」もラインアップされています(設定水量や調節できる水量は異なります ※最低水量は同じ)。

本体サイズは600(幅)×637(奥行)×1,030(高さ)mmで、投入口の高さは850mm。定格洗濯時の目安時間は30分。標準コースの自動設定の水量は22〜59Lで、手動で68Lも設定可能。手動で設定できる水量は22/38/59/68L。自動槽洗浄は最終すすぎ後にきれいな水道水を使うタイプ
縦型洗濯機で人気の高い「ビートウォッシュ」も外せません。No.1ではありませんが、節水性の高さはトップクラス。しかも、2025年発売のインバーター搭載モデルは、通常、「おしゃれ着洗い」で洗うデリケートな衣類(「洗濯機で非常に弱い洗濯処理が可能である」ことを示す洗濯表示マークが付いた衣類)も標準コースで洗えるように! 標準コースとおしゃれ着洗いコースで分けなくていいので楽なだけでなく、洗濯回数が減るため水道代が抑えられるのもメリットです。
ただ、デリケートな衣類も一緒に洗えるということは、やさしい洗い方になり洗浄力が落ちるのでは!? と思うかもしれません。でも、それは問題なし。2023年発売モデルから採用している「衣類長持ち ナイアガラ ビート洗浄」は元々、布傷みを抑えつつ高い洗浄力を発揮する洗い方ですが、2025年発売モデルでは洗濯中に衣類の位置が入れ替わる頻度を調整することで衣類へのダメージを軽減しながら、水流や2段階の大流量シャワーで従来モデル同等の洗浄力を担保しているそう。
このほか、「標準」「おいそぎ」「手造り」「シワ低減洗濯」「おしゃれ着」「部屋干し」「毛布」の7つのコースに、「つけおき」を追加できる「つけおきプラス」機能も便利。つけおき洗い(30分)が終わると、選んだコースで洗濯が始まるので、時間を計ったり、濡れた洗濯物を移し替えたりする手間が減らせます。
投入口の高さが850mmと低めで投入口の幅は39cm、槽の底まで55cmと浅いため、洗濯物を取り出すときの負担も少ないでしょう。「槽洗浄」コースに、防食剤配合塩素系漂白剤を使ってしっかり汚れを落とす「11時間」コース、衣類用塩素系漂白剤や洗濯槽用塩素系漂白剤を使ってニオイの発生を抑える「3時間」コースのほかに、水で洗濯槽を洗い流す「15分」コースがあるのもうれしいポイント。
本体サイズや基本的な機能は同じ、容量違いの9kgタイプ「BW-X90M」もラインアップされています(設定水量や調節できる水量は異なります ※最低水量は同じ)。

自動投入なしでいいなら「BW-V100M」
基本的な機能は同じ、液体洗剤・柔軟剤自動投入なしの10kgタイプ。本体サイズは608(幅)×610(奥行)×1,000(高さ)mmと、自動投入機能がない分、少し薄型。自動投入付きの「BW-X100M」より15,000円ほど安く購入できます。

本体サイズは620(幅)×600(奥行)×1,028(高さ)mmで、投入口の高さは887mm。定格洗濯時の目安時間は34分。標準コースの自動設定の水量は22〜55L(無段階)で、手動で22/40/50/55/68Lに調節可能。自動槽洗浄は最終すすぎの水を利用して洗い流すタイプ
「Prette plus」シリーズは、超音波洗浄機能「らくらくSONIC」を搭載しているのが特徴。洗濯槽上部にある超音波振動を発する「ホーン」に衣類を当てることで、付着した食品汚れ、化粧品類の汚れ、襟もとや袖口の皮脂汚れなどが落とせます。液体洗剤・柔軟剤自動投入用のタンクに入っている洗剤を使用するため、洗剤や水の事前準備は不要。部分洗いしたものはそのまま洗濯槽に入れればいいので、移動の手間もありません。手洗いでゴシゴシと部分洗いするより圧倒的に楽なだけでなく、布傷みも抑えられます。
洗浄方法は、低水位時に洗濯槽を高速回転させて高濃度の洗剤液で泡を生成し、繊維の奥まで浸透させた後、水位を上げてからは立体的な水流で洗濯物を大きくかくはんしながら洗う「スピンバブル洗浄」。「洗い」ボタンを長押しするだけで洗いの水流を強くできたり、自動で決まる水量を少なめや多めに調節できたりする機能があるので(22〜68Lの範囲内で+3/+6/+9/+12/+15/−3/−6/−9L)、細かく調節したい人に役立つでしょう。

本体サイズは643(幅)×694(奥行)×1,086(高さ)mmで、投入口の高さは880mm。定格洗濯時の目安時間は36分。おまかせコース(標準コース)の自動設定の水量は42/47/58/65/77Lで、手動で30/47/58/65/77Lに調節可能。自動槽洗浄は最終すすぎの水を利用して洗い流すタイプと、脱水時に出る水で外槽の内側を洗い流す「カビクリーンタンク」
自動投入は通常、液体洗剤と柔軟剤の2種類ですが、本製品は3つのタンクを備えており、「おしゃれ着洗剤」「酸素系液体漂白剤」「汚れはがし剤」のいずれかも自動で投入可能。おしゃれ着洗いや漂白剤を一緒に入れて洗うことが多い人は「トリプル自動投入」の価値を実感できるはずです。
洗浄方法は、泡立てた洗浄液と強力な水流で洗う「スゴ落ち泡洗浄」。前モデルと同じ洗浄性能をキープしつつ、「おまかせ」コースの運転時間が4分短くなり、定格洗濯時の使用水量や消費電力量も削減されています。5.5kgまでの洗濯物を24分で洗える「時短」コースは、しっかり2回すすぎを実行するので衣類の洗剤残りが気になる人も安心して使えるでしょう。
「トリプル自動投入」を搭載した大容量モデルなので本体サイズは大きめですが、その分、毛布などの大物もたっぷり洗えます。6kg以下の毛布(化繊100%または綿100%)に対応しており、化繊100%は2枚まで、綿毛布は4枚まで一度に洗濯可能。投入口が437(幅)×340(奥行)と広いので、出し入れしやすそう。毛布を折りたたんで入れるだけでいい“ネットいらず”な点も魅力です。

12kgタイプ「NA-FA12V5」なら温水洗浄が使える
「トリプル自動投入」など基本的な機能や構造は11kgタイプ「NA-FA11K5」と同じながら、12kgタイプ「NA-FA12V5」は温水洗浄に対応しています。運転時間は「約15℃おまかせ」コースが2時間20分、「約40℃おまかせ」コースは2時間50分と、温水機能を使うと長くなりますが、ニオイや皮脂汚れが落としやすく、黄ばみの除去も可能。おしゃれ着や毛布も温水で洗えるほか、約40度でつけおきもできます。

本体サイズは590(幅)×575(奥行)×940(高さ)mmで、投入口の高さは855mm。定格洗濯時の目安時間は31分。標準コースの自動設定の水量は40〜62L(無段階)で、手動で24/40/53/62/72Lに調節可能
インバーターを搭載した10kgタイプの縦型洗濯機の約8割が7万円以上するなか、本製品は5万円台という安さ。さらに、この価格でDDモーターを採用しているのが注目ポイントです。液体洗剤・柔軟剤自動投入や風乾燥、ほぐし脱水といった機能は搭載されていませんが、使わないなら、あえて「ない」モデルを選ぶのも賢い方法。洗濯中の静音性が高いだけでなく、操作音や終了の音量を「大」「中」「小」「消音」に調節できるのもいいところです。
洗濯のたびに自動で内槽の外側や底、外槽の内側を洗い流す「自動槽洗浄」が設定できないのはちょっと気になるところですが、定期的に手動で槽洗浄できるなら問題ないでしょう。槽洗浄には、洗濯槽クリーナーを使って12時間かけてきれいにするコース、4時間かけて洗浄するコースのほかに、水でサッと2分間洗い流すコースが用意されています。
洗浄は、らせん状の水流でもみ洗いする方法。特別な洗い方というものではありませんが、価格.comのユーザーレビューの評価もいいので、普通に洗う分には大丈夫そう。
また、投入口までの高さだけでなく、本体の高さも10kgタイプとしては低め。フタも折りたたみ式なので、高さに余裕があまりない家庭にも置きやすいでしょう。

本体サイズは555(幅)×560(奥行)×990(高さ)mmで、投入口の高さは884mm。定格洗濯時の目安時間は49分。標準コースの自動設定の水量は23/42/53Lで、手動で12Lを設定できます
インバーター非搭載モデルの場合、水を溜めて洗濯物を水流で動かして洗う製品が多いなか、本製品はパルセーターで水流をおこしつつ、2本のシャワーで洗剤液をふりかける「Wシャワー洗浄」を採用しているのが推せるポイント。上から洗剤液をふりかけることで、洗濯物全体に洗剤を素早く浸透させます。
洗濯コースはそれほど多くありませんが、運転時間25分の「スピード」コースをはじめ、「つけおき」「おしゃれ着」「毛布」といったよく使われるコースはあるので、コースの種類を求めないなら十分でしょう。脱水をしっかりしたい人に重宝される「部屋干し」モードも搭載されています。
ちょっと気になるのは、洗濯のたびに内槽の外側や底裏、外槽の内側を洗い流す「自動槽洗浄」がないこと。定期的に槽洗浄をしないと黒カビが発生するので、お手入れは怠らないようにしましょう。槽洗浄は、70分のコースのみです。
洗い方や基本的な機能が同じ、6kgタイプ「AW-6GA4」、5kgタイプ「AW-5GA4」、4.5kgタイプ「AW-45GA4」(「部屋干しモード」なし)もラインアップ(設定水量や調節できる水量は異なります ※最低水量は同じ)。

本体サイズは556(幅)×566(奥行)×880(高さ)mmで、投入口の高さは870mm。定格洗濯時の目安時間は40分。おまかせコース(標準コース)の自動設定の水量は32/37/42/47Lで、手動で17Lを設定できます。自動槽洗浄は、脱水時に出る水で外槽の内側を洗い流す「カビクリーンタンク」
インバーター非搭載モデルのうち半数以上は「ほぐし脱水」や「自動槽洗浄」機能がありませんが、本製品は両方搭載。洗濯物を楽に取り出せ、衣類同士がからむことによる布傷みも抑えられる「ほぐし脱水」があるのは、選択時の決め手になる人も多いでしょう。
さらに、自動槽洗浄が搭載されているのも魅力。とはいえ、上位モデルの機能とは異なり、脱水時に内槽の穴から出る水を利用して外槽の内側を洗い流す「カビクリーンタンク」となります。最終すすぎの水を使って洗い流す上位モデルの自動槽洗浄と比べると、洗浄の範囲や効果は控えめですが、追加する水がゼロなら何もしないより断然いい。ちなみに、一般的な洗濯機であれば脱水時に穴から水は出るので、どの機種でも同じように洗い流せるのでは? と思われるかもしれませんが、外槽の内側の洗剤カスをしっかり洗浄できるように、穴を斜めに配置するなど工夫しているパナソニックの洗濯機だからできること。手動で行う「槽洗浄」は衣類用の塩素系漂白剤を使う「1時間」コース、パナソニックの洗濯槽クリーナーを使う「11時間」コースが用意されています。
洗浄は、水を溜めて洗う方法。立体的な水流を起こし、水位が低いときでもしっかり洗濯物を動かしてもみ洗いで汚れを落とします。
2024年発売の「NA-F5B3」と基本的な機能は同じですが、2025年発売の本製品はパルセーターの動きを調整することで使用水量を約17%、消費電力量を約5%削減。前モデルのほうが約3,000円安いですが、ランニングコストと6年以上使うことを考慮すると最新モデルを選んだほうがお得でしょう。
洗い方や基本的な機能が同じ、6kgタイプ「NA-F6B5」、7kgタイプ「NA-F7B5」もラインアップされています(設定水量や調節できる水量は異なります ※6kgタイプの最低水量は同じ)。

本体サイズは637(幅)×650(奥行)×1,042(高さ)mmで、投入口の高さは840mm。定格洗濯時の目安時間は35分、洗濯〜乾燥は170分。標準コースの自動設定の水量は19〜77Lで、手動で19/32/49/67/77Lに調節可能。自動槽洗浄は最終すすぎの水を利用して洗い流すタイプ
縦型洗濯乾燥機で「この機能が使いたい」と探している人が多いのが、「ふろ水ポンプ」機能。節水できるうえ、湯船の残り湯なので温かい水で洗えるというメリットがあります。縦型洗濯乾燥機の一部のモデルには、洗濯物や洗剤液を温めて洗える機能がありますが、洗濯・脱水だけでも運転時間が1時間30分〜3時間前後かかることが多いため、もしかすると温風洗浄は使わず、ふろ水を使っているのかもしれません。
ただ、乾燥機能付きの縦型のラインアップが少ないうえ、ふろ水ポンプ機能を搭載しているのは、その内の半分程度。日立は2024年発売モデルからこの機能が非搭載になったため、ふろ水を洗濯に使いたいなら東芝、シャープ、AQUA(1機種のみ)しか選択肢はありません。東芝は目に見えない微細な泡を生成して水に混ぜ、洗浄力を高める「ウルトラファインバブル洗浄」を採用しており、ふろ水にも適用できるのが強みです。
なお、電気代や運転時間はかさみますが、温風洗浄なら温かい状態をキープしたまま洗うことや、つけおき洗いが可能です。本製品の「温か洗い」コースは温風加熱しながら洗う時間を40分、2/3/5/7/9時間で選択可能。
乾燥は、槽内の湿った高温の空気を水道水で冷やし、結露した水を排水口から出す「水冷除湿」タイプなので、洗濯機周囲の温度や湿度はほとんど上がりません。さらに、乾燥の仕上げに外気を取り入れる「ハイブリッド乾燥」なので、布傷みを抑えてふんわりと仕上げます。
洗い方や基本的な機能は同じ、12kgタイプ「AW-12VP4」もラインアップされています(設定水量や調節できる水量は異なります ※最低水量は同じ)。

本体サイズは600(幅)×650(奥行)×1,020(高さ)mmで、投入口の高さは828mm。定格洗濯時の目安時間は35分、洗濯〜乾燥は170分。標準コースの自動設定の水量(洗濯時)は18/24/27/31/34/37/40/44Lで、手動で12Lも設定可能。自動槽洗浄は脱水時の水を利用して洗い流すタイプ
シャープは内槽に穴があいていない「穴なし槽」を採用しているため、内フタがないのが特徴。全自動洗濯機と同じようにフタを開けるだけと手数か少なく、大きな洗濯物もスムーズに出し入れできます。さらに、「穴なし槽」は内槽から外槽に水が出ないため、節水性が高いのも強み。同機種で「穴あり槽」と「穴なし槽」を比べた場合、洗濯1回あたり約32Lの節水が見込めるそう。そして、内槽に穴がないということは、内槽の外側や底裏、外槽の内側に付いた汚れや黒カビが内槽に入ってくる心配がありません。
ここまで紹介した特徴は、シャープの縦型洗濯乾燥機の全機種に共通すること。洗濯容量11kg/乾燥容量6kgタイプ、洗濯容量8kg/乾燥容量4.5kgタイプ、洗濯容量6.5kg/乾燥容量3.5kgタイプの3機種がラインアップされているので、内フタなし、穴なし槽が気に入ったなら自分に合う容量を選んでOKですが、おすすめは2024年発売の「ES-PW8J」です。
2024年発売モデルには洗濯容量8kg/乾燥容量4.5kgタイプが2機種ありましたが、2025年モデルは「ES-PW8J」のラインがなくなりました。温風で洗濯物や洗剤液を温めて洗うコースや給水しながら強力なシャワーを噴射し、洗濯物を沈めることで洗剤液の浸透をうながす「パワフルシャワー」、シャワーを使って食べこぼしなどの汚れを5分程度で予洗いするコース、スマホ連携、槽内を照らすLEDライトなど、上位モデルと共通する機能を搭載しているで、洗濯容量8kg/乾燥容量4.5kgタイプを選ぶなら最新の「ES-TX8K」より価格は9,000円ほど高くても、高機能・高性能な2024年発売の本製品のほうがいいでしょう。
付属のハンガーに衣類を掛けた状態で乾燥できる機構や、プラズマクラスターイオンと温風で除菌・消臭するコースなど、シャープならではの機能も魅力。衣服だけでなく、ぬいぐるみや革製品、かばん、マット類、スニーカー、ブーツなど幅広く使えて、結構便利です。
このほか、「標準(AI標準コースは除く)」「おうち流」「温つけおき洗い」「柔軟剤プラス」「シワ抑え」コースに限られますが、自動で設定されている水量を18〜44Lの範囲内で多め・少なめ(+5/+10/−5/−10)に変更できるのもポイント。初期設定の水量が気になるなら、この機能は重宝するでしょう。
縦型洗濯機は、縦向きに配置された洗濯槽(内槽と外槽)の底に、円盤状の羽根「パルセーター」があります。この構造は、全モデル共通。パルセーターを回転させ、槽内に渦のような水流を起こして洗濯物を動かし、衣類同士がこすれ合うことで汚れが落ちます。
そして、パルセーターを回転させるために必要なのが「モーター」。いくつかの種類があり、構造や静音性、耐久性などが異なります。とはいえ、公表している機種は少ないので、わからないことが大半ですが、普及価格のモデルは、モーターの力をベルトでパルセーターに伝える「ベルト式モーター」が多い傾向。そのいっぽうで、低騒音という強みを持った「DDモーター(ダイレクトドライブ方式)」を採用したモデルは、モーターの種類がしっかり記載されています。
DDモーターで有名なのは、東芝。インバーター搭載モデルは1機種を除くすべてがDDモーターです。モーターがパルセーターの回転軸に直接配置されており、ベルトやギアがないため、力のロスや摩擦・振動が少なく、静音性にすぐれているのが特徴。アクアやハイアールなどの一部のモデルもDDモーターを採用しています。ただし、大きな仕組みは同じでもロータ(回転する部分)など細かい部分がメーカーによって異なるため、性能は同じとは言えません。
ちなみに、DDモーターでない製品はベルト式モーターというわけではありません。たとえば東芝の場合、DDモーターと同じようにベルトのない構造だけれど、洗濯時のみギアで変速させる「DDMモーター」をインバーター搭載モデルの1機種に採用。DDモーターのほうが低騒音ですが、省エネ性能はDDMモーターのほうが高いです。
ベルト式モーターでもインバーター制御か否かでも性能が異なるので、一概にどれがいいとは言い切れませんが、モーターの性能が気になる人は、チェックしてみるといいでしょう。
「パルセーターを回転させて渦状の水流を作り、もみ洗いで汚れを落とす」という基本的な洗い方は同じですが、機種によってパルセーターの表面に設けられた凹凸の形状や穴の数・配置、水の溜め方、モーターの種類、水流を制御するプログラムなどが異なります。
その差により、「洗濯物を水流で動かして洗う」だけでも機種によって水流の強さやパターンの多さが異なり、洗浄力に差が出ます。安価なモデルは水流が単調になりやすく、洗濯物の動きも平面的になりがちなため、汚れの種類によっては落ちにくい場合も。いっぽう、上位モデルは洗濯物を立体的に大きく動かして洗浄力を高めつつ、衣類の傷みを抑える工夫が施されています。水位が低くてもしっかり洗濯物を動かして洗えるようにしているのも、上位モデルに多い傾向。
さらに、安価なモデルは「必要な水位まで一気に給水」するのに対し、上位モデルは、「低水位で高濃度の洗剤液を作り、洗濯物に素早く浸透させてから水位を上げて洗う」「シャワーで上から洗剤液をふりかける」など、より洗剤の効果を高める工夫を採用しています。泡の状態にしてから投入するパナソニックの「泡洗浄」や、微細な泡を水道水に含ませ繊維の奥まで洗剤成分を届ける東芝の「ウルトラファインバブル洗浄」のような特別な洗浄機能も安価なモデルには搭載されていません。
東芝の縦型洗濯機を例にすると(上の画像参照)、インバーターを搭載していないモデルの「Wシャワー洗浄」も「渦状の水流」「洗剤液の浸透を促進させるシャワー」を使って洗いますが、インバーター搭載モデルはDDモーターの働きにより押し上げと引き込みの水流が生み出され、もみ洗いに加え、押し洗い、ほぐし洗いと異なる洗い方で洗濯してくれます。
さらに、DDモーターのパワーでかぎ上げた洗剤液や水を上からふりかけるため、流量もたっぷり。シャワーを使うのは同じでも、その効果にも差が出ます。そして、洗浄力を大きく変えるのが「ウルトラファインバブル」の有無。常温の水道水と標準コースで皮脂汚れが落とせるので、汚れ落ちを重視するならこの機能は欲しいところ。なお、「ざぶざぶザブーン水流+」と「ざぶざぶザブーン水流」の違いは、パルセーター。大きさや羽根の形状、穴の配置を改良することで、「ざぶざぶザブーン水流+」はさらに強い水流や大流量のシャワーで洗い上げます。
このように、縦型洗濯機と言っても、パルセーターの設計、モーターの制御、水流の作り方が変わるだけで洗い上がりは大きく変わります。価格帯が上がるほど、こうした洗浄技術にしっかり投資されていることが多いので、洗浄力や節水性、布傷みの少なさを最低ラインとするなら、インバーター搭載モデルを選ぶといいかもしれません。

当然、価格の差は使い勝手の差にもつながります。汚れや衣類の種類に対応した多彩なコース、液体洗剤・柔軟剤自動投入、温風洗浄、自動槽洗浄など搭載されている機能が違うだけでなく、高いモデルのほうが、糸くずフィルターの取り外しやゴミ捨てなど、手動で操作する部分が使いやすく工夫されている傾向。また、洗濯機自体も高いモデルはチープに見えない仕上がりになっています。
乾燥機能付きの縦型洗濯機の乾燥方式は「ヒーター式」のみですが、「除湿方法」が「排気」と「水冷除湿」の2タイプあります。
●排気タイプ
乾燥中に発生した湿気や熱を、そのまま室内に放出します。そのため、洗濯機の周囲の温度や湿度が上昇。乾燥機能付きの洗濯機を使っていて「蒸し暑い」と不満が出るのは、排気タイプであることが多いです。特に、夏場は不快に感じやすいうえ、カビが生えやすい環境になるのも問題。
●水冷除湿タイプ
乾燥中に発生した湿った高温の空気を水道水で冷却して「結露(水)」に変換。結露水は排水口に流れ、洗濯機からは湿気を取り除いた空気が放出されるため、部屋が蒸し暑くなりません。冷却に水を使うため、水道代が若干かさむうえ、本体価格は排気タイプより高いモデルが多いですが、夏でも快適に使いたいなら水冷除湿タイプのほうがおすすめです。
日立の縦型洗濯機のラインアップは、5kgタイプ「NW-50K」以外、すべてインバーター搭載モデルの「ビートウォッシュ」。最初に少ない水で高濃度の洗剤液を作り、洗濯物にしっかり浸透させて繊維の奥の汚れを浮かし、パルセーターで洗濯物の位置を入れ替えながら「押し洗い」「たたき洗い」「もみ洗い」した後、水位を上げて大流量のシャワーと水流で洗います。乾燥機能のない縦型洗濯機(全自動洗濯機)のほとんどが、フタを閉めた状態で中が見られるタイプ。操作パネルは前側配置です。
Ag+抗菌水と微細な泡を混ぜることで、通常の洗濯コースで皮脂汚れまで落とし、部屋干し臭も抑える「抗菌ウルトラファインバブル洗浄」をインバーター搭載の全モデルに採用。さらに、そのうちの大半が振動や騒音が小さい「DDモーター」を搭載しているが特徴です。ブラウン系のボディカラーや、洗濯物がパルセーターに触れないようにトレーをセットして洗う「おしゃれ着洗い」を洗濯容量10kg以上の機種に採用するなど、他メーカーにはない機能を備えているのも魅力。フタは中が見えないタイプが中心で、一部が透明になったモデルは洗濯容量10kg以上の機種となります。
縦型洗濯乾燥機はラインアップしておらず、すべて乾燥機能のないタイプ(全自動洗濯機)。水圧で洗剤を泡立ててから槽内に投入する「泡洗浄」をインバーター搭載モデルすべてに採用しています。泡の表面には界面活性剤が密集するため、最初から泡の状態にしたほうが洗濯物に浸透しやすく、素早く汚れにアタックできるので汚れ落ち効果が高まるというもの。全自動洗濯機ながら温水洗浄が使えるモデルや、液体洗剤と柔軟剤に加え、おしゃれ着洗剤や漂白剤にも対応した「トリプル自動投入」を搭載したモデル、毛布をネットなしで洗えるモデルがあるのも特徴。インバーター搭載モデルは操作パネルを奥側に配置し、中が見える透明なフタを採用しています。
通常の縦型洗濯機は、内槽に複数の小さな穴があります。内槽の外側や外槽の内側は黒カビが発生しやすく、手入れを怠ると内槽の穴から黒カビが侵入して洗濯物を汚すことがありますが、シャープは5.5kgタイプ以外の全機種に「穴なし槽」を採用しているため、そうした事態にならないのが強み。さらに、内槽と外槽の間に水が回り込まないので、節水性が高いのもポイントです。この構造は、縦型洗濯乾燥機も同じ。縦型洗濯乾燥機は「穴なし槽」のおかげで、内フタがないので洗濯物の出し入れがスムーズ。ハンガーに掛けて乾かせる機構や、「プラズマクラスター」による槽クリーンなど、独自機能も盛りだくさんです。ただし、縦型洗濯乾燥機に液体洗剤・柔軟剤自動投入を搭載したモデルはなし。「穴なし槽」のメリットは多大ですが、糸くずフィルターが袋状なのは好みが分かれる点。操作パネルは前側配置で、フタは乾燥機能のない縦型洗濯機(全自動洗濯機)のほとんどが、一部がクリアになったタイプです。
インバーター非搭載モデルは洗濯容量4.5kg〜7kg、インバーター搭載モデルは洗濯容量7kg〜16kgと、幅広いモデルをラインアップ。手軽に部分洗いできる超音波洗浄ユニットを搭載した「Prette plus」シリーズなど、特徴的な機能を備えた機種も展開していますが、全体的に必要な機能を押さえつつ価格を抑えたモデルが多いので、コスパ重視の人にぴったりでしょう。4.5kgタイプ以外は、フタをクリアなタイプにするなど、ユーザーニーズもしっかりキャッチしているのも評価できるポイント。
10年前後が平均的な使用年数ですが、メーカーの部品保有期間は7年前後に設定されていることが多く、この期間を過ぎると故障時に修理パーツが手に入りにくくなるケースがあります。ただし、実際の寿命は使い方によって大きく変わるので、注意しましょう。毎日使う家庭や、常に満量で洗うことが多い場合は負荷がかかりやすく、平均より早く不具合が出ることも。いっぽうで、こまめにメンテナンスすることで10年以上問題なく使える例も少なくありません。買い替えの目安としては、脱水時の異音やガタつきが増えた、給水や排水が遅くなった、運転エラーが頻発するなどの症状があげられます。
洗濯機の黒カビを防ぐためには「汚れを溜めない」「湿気を残さない」ことがポイントです。そのために定期的に行ってほしいのが、槽洗浄。月に1回程度、市販の洗濯槽クリーナーなどを使って長時間つけおきする「槽洗浄」コースを実行し、カビのエサとなる洗剤カスや汚れ残りを防ぎましょう。ちなみに、洗濯のたびに自動で洗い流す自動槽洗浄機能がある場合でも、定期的な槽洗浄は必要です。また、洗濯後にフタを開けておくのも効果的。フタを閉めたままだと湿気がこもり、黒カビが繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
基本的に「運転音(dB)」は一般社団法人日本電気工業会洗濯機性能評価基準に基づいた数値なため、設置状況などにより、実際はスペックに記されている値より大きくなる傾向。とはいえ、事前に確認できる指標は運転音しかないので、静音性を重視するなら、この数値が小さいものを選びましょう。クチコミをチェックし、設置環境が近そうなユーザーの意見を参考にするのもいい方法です。
瞬間的に高温のお湯が給水されると、給水経路のプラスチック部分やゴム部品が変形し、水漏れの恐れがあるため、大半の洗濯機が給湯器とつなぐことを禁止しています。お湯を使いたい場合は、ふろ水ポンプ機能を搭載した機種を選ぶか、バケツで温水を運び、洗濯槽に溜める方法にしましょう。その場合も、50度未満の温水と決められていることがほとんどです。
多くの洗濯機が、洗濯ネット(またはメーカーが指定する専用キャップ)を使用するように記しています。パルセーターに触れたり、洗濯中に毛布などが浮いたりするのを防ぐためですが、ネットやキャップを使わずに洗濯した場合、洗濯物が傷むだけでなく、洗濯機が故障する恐れが。メーカー保証の対象外になるので、必ず、取扱説明書のとおりにしましょう。ちなみに、パナソニックのインバーター搭載モデルは、ネットに入れずに毛布が洗えます。
基本的に、使わないほうが安全です。なかでも発泡タイプやゼリータイプ、硫黄成分が入っている入浴剤は洗濯機の故障につながることもあるので使わないほうがいいでしょう。「風呂水洗濯OK」と明記されている入浴剤であれば使える場合もありますが、メーカーや機種によって可否が異なるため、必ず、洗濯機の取扱説明書で確認してください。
まず主電源を入れ、給水栓につながる蛇口を開きます。続いて、洗濯槽に洗濯物を投入。入れる量は洗濯槽の8分目くらいまでにしたほうが、仕上がりがいいと言われています。ジーンズなどの重いもの、水に浮きやすいものから入れ、偏らないように均一に入れましょう。後は、コースを選んで洗剤や柔軟剤を入れ(自動投入機能があれば、この作業は不要)て洗濯を始めるだけ。いまどきの洗濯機は安いモデルでも、洗濯物の量(重さ)を計り、必要な洗剤量を表示する機能を搭載しているものが多いので、表示された洗剤量を入れるようにしましょう。
「全自動洗濯機」とは、一般的に「洗い〜すすぎ〜脱水」までを自動で行う、乾燥機能のない縦型洗濯機のこと。ドラム式も洗濯〜乾燥まで全自動で行えますが、「全自動洗濯機」とは称しません。
乾燥機能付きの洗濯機を検討しているなら、ドラム式もチェック! 縦型とドラム式の違いを詳しく解説するとともに、おすすめモデルを紹介しています。
やっぱりドラム式がいい! と思ったら、こちらの記事を見てみて。ドラム式の選び方をわかりやすく解説しています。
性能はそこそこで安い小さめ容量の縦型洗濯機を紹介。多機能を求めないならチェックしてみて!