日立のエアコン「白くまくん」シリーズは、「凍結洗浄」や「ファン自動お掃除ロボ」などの機能により、本体内部をクリーンに維持できるのが魅力。清潔さを保ち、きれいな空気を送り出すことで、快適な“部屋作り”が可能です。
とはいえ、ハイエンドモデルからベーシックモデルまでラインアップが豊富なため、「自分の部屋にはどのモデルを選べばよいか?」と悩んでいる人も多そう。
そこで本稿では、日立「白くまくん」シリーズの独自機能を紹介しつつ、選び方を解説。さらにエアコンのプロが厳選した「これを買っておけば間違いなし!」というおすすめモデルも紹介します。
日立のエアコン「白くまくん」の高コスパなおすすめモデル3選&失敗しない選び方を徹底解説!
家電プロレビュアー
石井和美さん
白物家電や日用品などを中心とした製品レビューが得意。レビュー歴15年以上。家電をレビューするための一戸建て「家電ラボ」を開設し、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの大型家電のテストも独自に行う。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタントとして、テレビ出演のほか、Webメディアや雑誌などで多数執筆中。「家電blog」管理人。
「白くまくん RAS-XJ4026D (W) 」【シリーズ名】XJシリーズ(2026年度モデル)【畳数の目安】14畳【販売区分】住宅設備モデル
【価格.comマガジンがおすすめする理由】
1.「凍結洗浄」で熱交換器を自動掃除。熱で油汚れまで落ちる!
2.ファンの自動掃除機能を搭載。専用ブラシで汚れをしっかりと落とす!
3.設定温度に達した後も室温をキープする「LAB制御」搭載!
【ただし、こんな人には向きません】
1.導入コストを抑えたい人には少々高価
2.人感センサーは非搭載。風避け機能が欲しい人には物足りない
3.内部洗浄時は運転音がやや気になる。静かさを重視する人には不向き

「凍結洗浄」(熱交換器・ファン)や「ファンお掃除ロボ」により、内部を清潔に保てる点が最大の魅力。また、「Premiumプラズマ空清」や再熱除湿機能を搭載するほか、スマホ操作にも対応しており、使い勝手もよいモデルです。
いっぽうで、人の位置を検知して風を避けるセンサーは非搭載。ただ、省エネ性能は高いので、広めのリビングでも安心して長時間使えます。
価格.comマガジンがおすすめする究極の「白くまくん」は、清潔機能にすぐれ、気持ちいい室温を省電力で保てる「XJシリーズ」の2026年モデル。
プレミアムモデルだけあって、内部の清潔さを維持する機能が大充実。特に、カビの温床&ニオイの原因になりやすい排水周りをきれいに保つ「排水トレー自動お掃除[凍結洗浄]」は国内のエアコンで唯一の機能です。
また、2026年度モデルより搭載された「LAB制御」は、設定温度に達した後、節電効果が期待できると判断すると、運転を低出力に自動切り替え。きめ細かに運転、つまり運転・停止の頻度を抑えることで、より少ない電力で室温と湿度を安定させるうれしい機能です。
「白くまくん」の最上位モデルだけあって本体価格はややお高めですが、内部の油汚れやファンのホコリまでしっかりと落としてくれる清潔機能の高さは文句なし!
日立のエアコン「白くまくん」は、特に内部の清潔さとお手入れのしやすさを重視したい人に支持されているシリーズ。熱交換器を凍結させて汚れを捕まえ、一気に溶かして汚れを洗い流す機能「凍結洗浄」を、国内家庭用エアコンとして初採用したことでも知られています。また、多くのモデルで、通風路やフラップ(風向板)、フィルターにステンレスを採用しており、汚れやカビの付着を抑えられるのも特徴です。
もうひとつユニークな機能が、ファンを加熱後、逆回転させてブラッシングする「ファンお掃除ロボ」。油分を含んだホコリなどもしっかりとこすり落とすので、部屋に常にキレイな空気を届けてくれます。
ラインアップは、家電量販店向けの壁掛けモデルが全4シリーズ(住宅設備モデルは5シリーズ)、寒冷地用の壁掛けエアコンは2シリーズを揃えています。
最上級シリーズ「X(XJ)」は、熱交換器を凍らせて、解凍した水でホコリや油汚れをしっかり洗い流す「凍結洗浄 除菌ヒートプラス」や、節電しながら快適さをキープできる「LAB制御」などの高機能を備えています。
その下のハイグレードシリーズ「ZJ」は、住宅設備モデルのみの扱い。最上位シリーズ「X(XJ)」から「LAB制御」や「Premiumプラズマ空清」など、機能の一部を省いたシリーズです。
「W(VJ・VL)」は、室内機の高さが24.8cmのスリムシリーズ。
「G(MJ)」は、室内機の奥行きが25cmの薄型シリーズで、設置スペースに合わせて選べます。
「D」は、「凍結洗浄」などのクリーン機能を搭載したコンパクトなベーシックシリーズ。「凍結洗浄」非搭載のさらにシンプルな「AJ」もラインアップされています。両シリーズともに、フィルターの自動掃除機能は搭載されていません。

「白くまくん」シリーズは、最上位シリーズだけでなく、ベーシックシリーズまでクリーン機能が充実。そのため、清潔さをキープしたまま長く使い続けたいという人におすすめのブランドです。
基本的に、上位クラスは多機能で本体価格が高いいっぽうで電気代が安く、下位クラスはシンプルで本体価格が安いいっぽう、電気代は高くつくことがあります。
日立のエアコン「白くまくん」は、「X(XJ)」から「AJ」までの通常シリーズと、寒冷地モデルの「メガ暖白くまくん」シリーズがラインアップ。シリーズごとに搭載されている機能は異なるため、自分の暮らしや住環境に合った機能が付いているかどうかを購入前に確認しておくのが重要です。
ここではまず、通常シリーズを詳しく解説します。
家電量販店モデル「Xシリーズ」2026年度版の14畳モデル「RAS-XR4026D」
【畳数展開と価格帯】
「Xシリーズ」
2026年度モデル:6〜29畳/約27万〜42万円
2025年度モデル:6〜29畳/約16万〜26万円
「XJシリーズ」
2026年度モデル:6〜29畳/約14万〜26万円
2025年度モデル:6〜29畳/約12万〜23万円
「X(XJ)シリーズ」は、「白くまくん」のなかで最上位にあたるプレミアムモデル。加熱&凍結で熱交換器に付着した油汚れやウイルス、カビなどをジャバッと洗い流す「凍結洗浄 除菌ヒートプラス」や、普段お手入れのしにくいファンを自動で定期的にブラッシングして汚れをかき取る「ファンお掃除ロボ」など、清潔さに徹底的にこだわった機能が数多く搭載されています。
さらに、室内の空気中に漂う浮遊カビなどを従来機の100倍の面積でワイドにキャッチする「Premiumプラズマ空清」で、室内のカビの繁殖をスピード抑制。内部の風の通り道に付着する菌も素早く除去し、きれいな風を送り出してくれます。つまり、エアコン内部と室内でWの清潔さが得られるのはうれしいところでしょう。
冷房は、まず温度を優先して下げた後に、湿度中心のコントロールに切り替え、長時間使用しても冷えすぎない「健康冷房[涼快]」を採用。暖房は、室温を安定させた後に、気流をやわらげて暖かくする「つつみこみ暖房」を採用するなど、在宅ワークなどで長時間使用しても快適に過ごせるのがポイントです。
同シリーズは2026年度モデルから、より少ない電力で気持ちのいい室温が長続きする「LAB制御」を新搭載。住宅断熱性能や外気温、部屋の状況を自ら判断してきめ細かに冷房・暖房運転を制御し、室内温度を安定させてくれます。もちろん、目標年度2027年の省エネ基準も達成済み。
電気代の安さに加え、エアコン本体の清潔さと部屋の空気のきれいさにこだわるのであれば、圧倒的におすすめのシリーズと言えるでしょう。
住宅設備モデル「ZJシリーズ」2025年度版の14畳モデル「RAS-ZJ4025D」
【畳数展開と価格帯】
「ZJシリーズ」
2025年度モデル:6〜23畳/約12万〜21万円
2024年度モデル:6〜23畳/約10万〜24万円
「ZJシリーズ」は、「X(XJ)シリーズ」に次ぐ上位のハイグレードモデルで、住宅設備モデルのみの展開。省エネ機能「LAB制御」は非搭載ですが、ほとんどの畳数モデルで省エネ基準をクリアしているので安心して選べます。
清潔機能や冷暖房の基本能力に関しても「X(XJ)」シリーズとかなり近い性能を誇るため、導入コストを少しでも抑えつつ、クリーンで高性能なエアコンが欲しいという人の選択肢としておすすめできます。
家電量販店モデル「Wシリーズ」2025年度版の14畳モデル「RAS-WR4025D」
【畳数展開と価格帯】
「Wシリーズ」
2025年度モデル:6〜18畳/約10万〜19万円
2024年度モデル:6〜18畳/約7万〜17万円
「VJ/VLシリーズ」
2025年度モデル:6〜23畳/約7万〜13万円
本体の高さが24.8cmで狭いスペースにも設置しやすい「W(VJ/VL)シリーズ」は、ミドルクラスモデルながら、上位モデルと同じく「凍結洗浄 除菌ヒートプラス」や「ファンお掃除ロボ」機能を持つ、お得感の高さがポイント。
除湿に関しても、上位の再熱式「カラッと除湿」を搭載し、冷えすぎない快適な除湿を提供します。省エネ性能は上位モデルに比べるとやや物足りないものの、機能が揃っている割に価格が抑えられていて導入しやすいのは魅力的。特に価格と機能のバランスがよいモデルを探している人にはおすすめです。
家電量販店モデル「Gシリーズ」2025年度版の14畳モデル「RAS-GR4025D」
【畳数展開と価格帯】
「Gシリーズ」
2025年度モデル:6〜23畳/約11万〜23万円
「MJシリーズ」
2025年度モデル:6〜23畳/約7万〜13万円
「G(MJ)シリーズ」は、薄型設計のミドルクラスモデル。奥行きが「Xシリーズ」と比べて約2/3の25cmとコンパクトなため、寝室や子ども部屋など、エアコンをすっきり設置したい小部屋に適しています。
清潔機能は「凍結洗浄 Light」を搭載。内部に詰まったホコリやカビなどを凍結させて一気に洗い流すことで、エアコンの性能低下を防ぎます。また、ステンレス製フィルターにはワイパーによる自動お掃除機能も付いており、お手入れの手間が少ないのも助かります。圧迫感のない薄型のエアコンを探している人におすすめです。
家電量販店モデル「Dシリーズ」2025年度版の14畳モデル「RAS-DR4025D」
【畳数展開と価格帯】
「Dシリーズ」
2025年度モデル:6〜23畳/約6万〜18万円
家電量販店モデル「Dシリーズ」は、高さ28cm、奥行き21.8cmと全体的にコンパクトなベーシックモデル。奥行きが薄く圧迫感が少ないことに加え、窓の上にカーテンレールがあって狭いスペースにも設置しやすいのが特徴です。
また、ベーシックモデルながら、「凍結洗浄 Light」や「ステンレス・クリーン システム」を搭載するなど、清潔機能はそれなりに備わっています。
就寝時には、タイマーオフで冷房運転が止まった後でも、室温が上がると設定温度を控えめにして自動で再運転する「みはっておやすみタイマー」や、外気温50度でも運転可能な猛暑日対応室外機など、夏にありがたい機能を搭載している点もうれしいポイント。
スペースが限られた部屋でも設置できるモデルを探している人や、導入費用を抑えたい人におすすめです。
住宅設備モデル「AJシリーズ」2025年度版の14畳モデル「RAS-AJ4025S/D」
【畳数展開と価格帯】
「AJシリーズ」
2025年度モデル:6〜23畳/約4万〜13万円
住宅設備モデル「AJシリーズ」は、「Dシリーズ」と同様に高さ28cm、奥行き21.8cmのコンパクトなベーシックモデル。「Dシリーズ」との違いは、「凍結洗浄 Light」「ステンレス・クリーン システム」を搭載していないことです。スペースが限られた部屋でも設置できるモデルを探している人や、とにかく導入費用を抑えたい人におすすめです。

「白くまくん」の代表的な機能は、熱交換器の「凍結洗浄」です。ほぼすべてのモデルに搭載されており、「凍結洗浄 除菌ヒートプラス」と「凍結洗浄 Lite」の2種類があります。前者は室内熱交換器を熱してから凍結洗浄するので油汚れにも対応。しっかりと洗浄したい人は「凍結洗浄 除菌ヒートプラス」が搭載されているシリーズから選びましょう。
ブラシで汚れをしっかりとこすり落とせる「ファンお掃除ロボ」も「白くまくん」シリーズの特徴のひとつ。ただ、下位クラス「G(MJ)」「D」「AJ」シリーズには搭載されていないので注意が必要です。
また、どのメーカーでも言えることですが、上位クラスは導入コストが高い分、省エネ性能も高いので電気代が抑えられる点を忘れずに。
エアコンは基本的に、販売区分によって「家電量販店モデル」と「住宅設備モデル」の2種類に分けられます。
・「家電量販店モデル」……「ヨドバシカメラ」などの家電量販店で購入できるモデル
・「住宅設備モデル」……卸業者、工事店、ハウスメーカー、工務店、家電ストアなどを通じて購入できるモデル
どちらも機能的にはほぼ同じモデルですが、シリーズによっては室内機と室外機をつなぐ「延長配管の最大長」や「設置可能な高低差」など、細かい仕様が異なる場合があります。そのため、購入の際は価格だけで選ばず、必ず公式サイトやカタログなどで仕様もよく確認して選びましょう。
また、ラインアップの数にも違いがあり、たとえば「白くまくん」の場合、ハイグレードシリーズ「ZJ」は「住宅設備モデル」のみ、ベーシックシリーズは「凍結洗浄」搭載の「D」が「家電量販店モデル」のみ、「凍結洗浄」非搭載の「AJ」が「住宅設備モデル」のみです。
ちなみに、価格.comでは両方のモデル情報が確認できます。

家電量販店モデルは、本体価格が住宅設備モデルよりも高い場合がありますが、設置工事の手配や、古いエアコンの引き取りを同時に依頼できることが多く、手間がかからないのがメリットです。
住宅設備モデルは、ネットショップで購入すると、家電量販店モデルよりも安い場合がほとんどですが、設置工事の手配や古いエアコンの処理を別で依頼しなければならない場合もあり、想像以上に手間がかかることも。
本体価格だけで比較せず、そのあたりを下調べしてから、購入しましょう。
【対応シリーズ】
「凍結洗浄 除菌ヒートプラス」:「X(XJ)」「ZJ」「W(VJ/VL)」
「凍結洗浄 Lite」:「G(MJ)」「D」
「凍結洗浄 除菌ヒートプラス」は、まず掃除の手が届きにくい熱交換器や排水トレーを加熱して油汚れを剥がし、その後−15度までピキッと凍らせることで霜がその汚れをキャッチ。最後は霜を溶かしてジャバッと洗い流すことで一気に付着汚れを落とします。なお、「凍結洗浄 Lite」は、加熱なしで凍結洗浄のみの機能。
【対応シリーズ】
「X(XJ)」「ZJ」「W(VJ/VL)」
風を送り出すファンは、羽根の先端に油分を含んだホコリがこびりつきがち。そこで「白くまくん」の上位シリーズには、ファンを加熱・逆回転させながら自動でブラッシングし、固まった汚れを除去する機能を搭載。その汚れは「凍結洗浄」の排水とともに室外へ排出されます。ファンが清潔だと、室内に吹き出す空気もきれいなうえ、不快なニオイの解消にもつながります。
【対応シリーズ】
「X(XJ)」「ZJ」「W(VJ/VL)」「G(MJ)」「D」
エアコン内部にて汚れが溜まりやすい“風の通り道”に当たる通風路やフラップ、フィルターの素材に清潔性の高いステンレスを採用。内部の菌や汚れを抑制します。
ちなみに、最も汚れやすいフィルターには、自動でホコリなどをかき落とす「お掃除ワイパー」を搭載。面倒なお手入れの手間を軽減してくれます。

「白くまくん」シリーズの強みは、清潔さを重視した設計。特に、目に見えにくい内部をしっかりと掃除&洗浄してくれるので、安心して使い続けられます。
「白くまくん」の新しい省エネ機能「LAB制御」は、室温が安定した後、節電効果が期待できるとエアコン自身が判断したら、運転を自動で低出力に切り替える仕組み。
従来のエアコンは、温度が上がれば運転をストップ、下がれば運転を再開というオン/オフを繰り返しますが、これではどうしても電力消費が大きくなってしまいがち。また、室温が上下動してしまうことで、不快に感じてしまうことも。
対して、「LAB制御」であれば、室内環境に合わせて室温を一定に保つようにゆるやかに運転し続けるため、結果的に電力消費は少なく、室温もほぼ変化なくキープできるというわけ。
省エネであるということに加え、快適な室温がずっと継続することで気持ちよく過ごせる、というのが大きなポイントです。
「LAB制御」は、住宅の断熱性能も自ら学習して制御の判断材料とするため、高断熱住宅であれば効果はさらにアップ。断熱性能の高い住宅にお住まいであれば、節電・快適性の点でよりメリットが高まる機能と言えるでしょう。
現在は「X(XJ)シリーズ」のみに採用。

「LAB制御」は、低出力域を中心に細かな調整を続けることで、ユーザーの体感温度を安定させます。また、運転の強弱による温度ムラが起こりにくく、エアコン特有の冷えすぎや暑さ戻りを感じにくいのも魅力です。
つまり、単に省エネだけを実現するだけではなく、より快適に過ごせるようになる、ということも大きなポイント。エアコンによる室温変化が苦手な人には「LAB制御」搭載モデルがおすすめ!
「白くまくん」は、寒冷地用の壁掛けエアコンとして「メガ暖」2シリーズをラインアップ。上記で紹介した「白くまくん」の特徴的な機能に加え、寒さが厳しいシーズンにうれしい機能を搭載しています。たとえば、外気温−30度まで運転可能な室外機設計(「XK」シリーズのみ。「RK」シリーズは−25度まで)。凍結を防ぎ、霜もつきにくくなっています。
「XKシリーズ」2026年度版の14畳モデル「RAS-XK4026D」
【畳数展開と価格帯】
「XK」
2026年度モデル:8〜23畳/約19万〜30万円
2025年度モデル:8〜23畳/約21万〜29万円
「XKシリーズ」は、寒冷地仕様の暖房強化モデル「メガ暖」のハイグレードモデル。
外気温が−15度のときでも、約60度の高温風でパワフルに室内を暖める「温風プラス」や、室内天井付近の熱を取り込み、室外機の霜取り運転時間を短縮する「リバースファンデフロスト暖房」など、暖かさを持続させる機能が充実しています。
エコ運転なら、目標年度2027年の省エネ基準もクリア。もちろん、「白くまくん」ならではの「凍結洗浄」や「ファンお掃除ロボ」などの清潔機能も搭載しており、メンテナンスの手間も減らせます。
リビング用の暖房強化モデルを探していて、特に清潔さや空気のきれいさにこだわりたい人におすすめです。
「RKシリーズ」2026年度版の10畳モデル「RAS-RK2826S」
【畳数展開と価格帯】
「RKシリーズ」
2026年度モデル:6〜10畳/約14万〜16万円
2025年度モデル:6〜10畳/約13万〜15万円
「RKシリーズ」は「メガ暖」のミドルクラスモデルで、高さ29.5cm×奥行き25cmの薄型コンパクトサイズ。本体の圧迫感が少ないため、狭い部屋でもすっきりと設置できます。清潔性能は「G(MJ)シリーズ」とほぼ同等なのに加え、省エネ基準もクリアしています。
寒冷地在住で、設置スペースに制限がある人におすすめ。
日立のエアコン「白くまくん」の冷暖房能力は、「畳数」で表されます。
特に、どの程度の広さの部屋に適しているかを示す「畳数のめやす」が、設置を検討している実際の部屋の広さに合っているかどうか、でモデルを選ぶことが大切です。
エアコンは、その「畳数のめやす」よりも広い部屋に設置した場合、十分に冷暖房できず長時間運転が必要になります。その結果、電力消費が増えるだけでなく、本体の寿命が短くなる可能性も。逆に「畳数のめやす」より狭い部屋だと、すぐに設定温度に到達してしまうため、ひんぱんにオン/オフを繰り返すなどで効率が悪くなり、余計に電気代がかかってしまう場合があります。
また「畳数のめやす」は、住宅の構造によっても異なります。たとえば、エアコンの仕様に「暖房は11〜14畳(18〜23u)」と表記されている場合、木造平屋(南向き)の和室では11畳(18u)、鉄筋コンクリートのマンション(南向き中間層)の洋室では14畳(23u)の部屋にちょうどよい暖房能力を持っているという意味。つまり、「11〜14畳のどんな部屋でもすべてに最適」という意味ではなく、条件に応じて変わるということを表しています。
この条件のほかにも、ロフト付きの部屋や天井が高い部屋、複雑な形状の間取りでは、少し大きめの「畳数のめやす」のモデルを選んだほうがいい、といった場合もあります。
もし住環境がユニークでモデル選びに悩んでしまったら、お住まいの地域や住宅種別、部屋の条件、断熱等級、運転パターンに合わせ、最適なエアコンを提案してくれるエアコン支援ツール「ASST」などを活用すると便利です。

日立のエアコン「白くまくん」は基本、部屋の畳数に合った「畳数のめやす」のモデルを選べばOK! ただ、特殊な環境や構造の部屋の場合は、しっかりと調べてから最適なモデルをセレクトしましょう。
次に、気になる電気代をチェック。
日立「白くまくん」の場合、本体価格や1年間の電気代を、ハイエンドモデルとベーシックモデルで比較した結果が以下のとおりです。
【住宅設備モデルの場合】
●ハイエンドモデル「RAS-XJ4026D」(XJシリーズ/2026年度)
・価格.com最安価格:171,990円
・年間消費電力量:1,066kWh
・1年間の電気代(※):33,046円
・10年使った場合のコスト:502,450円
●ベーシックモデル「RAS-AJ4025D」(AJシリーズ/2025年度)
・価格.com最安価格:79,390円
・年間消費電力量:1,544kWh
・1年間の電気代:47,864円
・10年使った場合のコスト:558,030円
10年後、ハイエンドモデルのほうが約6万円お得!
「白くまくん」は、ハイエンドモデルの省エネ性能が特に高め。その理由は、節電効果が期待できる環境と判断したら運転を低出力に自動で切り換える「LAB制御」を搭載しているから。
いっぽうで、「白くまくん」の本体価格を比べてみると、上記のハイエンドモデル「RAS-XJ4026D」は約17万円、ベーシックモデル「RAS-AJ4025D」は約8万円と、9万円ほどの差。10年間使った場合、本体価格+10年間の電気代で比べるとその差は6万円ほどまで縮まります。
つまり、上位モデルのほうが快適性やお手入れのしやすさではすぐれているため、多少予算に余裕がある人は、長い目で見て上位モデルを選ぶことをおすすめします。
※:1kWhあたりの電気代はすべて約31円(税込)で計算

「白くまくん」は、室外機の熱交換器も自動で凍結させて洗い流す機能を搭載。ホコリの付着による目詰まりを抑えることで、熱交換効率の低下を防ぎ、省エネ性能を維持しやすいのが特徴です。
実は、室外機の熱交換器まで自動で洗浄する仕組みは、国内メーカーでは日立独自の取り組み。住宅設備用モデル「AJ」を除くすべてのシリーズに搭載されています。
<基準1>機能性、省エネ性、本体価格のバランスが取れている
<基準2>他社にはない優秀な機能で快適な部屋環境を実現
<基準3>個室にも設置しやすい圧迫感の少ないサイズ感
| 製品 価格.com最安価格 | 画像 | ショップリンク | 詳細を見る | 畳数の目安 | グレード・カテゴリー | 1年間の電気代 | 省エネ性 | 凍結洗浄 | ステンレス・クリーンシステム | LAB制御 | 空気洗浄 | フィルター自動お掃除 | ファン自動お掃除 | シリーズ(発売年度) | 販売区分 | 室内機サイズ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
![]() |
Amazon 楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 冷暖房とも主に6畳 | プレミアム | 17,670円 | 4.5 | ◎ | 〇 | ○ | ○ | ○ | 〇 | XJシリーズ(2026年度) | 住宅設備モデル | 798(幅)×385(奥行)×295(高さ)mm |
|
![]() |
Amazon 楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 冷暖房とも主に14畳 | プレミアム | 33,046円 | 4 | ◎ | 〇 | ○ | ○ | ○ | 〇 | XJシリーズ(2026年度) | 住宅設備モデル | 798(幅)×385(奥行)×295(高さ)mm |
|
![]() |
Amazon 楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 冷暖房とも主に6畳 | 奥行きコンパクト | 22,227円 | 2 | △ | 〇 | × | × | ○ | × | MJシリーズ(2025年度) | 住宅設備モデル | 795(幅)×250(奥行)×295(高さ)mm |
|
![]() |
Amazon 楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 冷暖房とも主に6畳 | 高さコンパクト | 22,227円 | 2 | 〇 | ○ | × | × | ○ | 〇 | VJシリーズ(2025年度) | 住宅設備モデル | 798(幅)×340(奥行)×248(高さ)mm |
|
![]() |
Amazon 楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 冷暖房とも主に6畳 | 寒冷地用暖房強化 | 20,460円 | 2.6 | △ | ○ | × | × | ○ | × | RKシリーズ(2026年度) | 住宅設備モデル | 795(幅)×250(奥行)×295(高さ)mm |

家族が長時間過ごすリビング用エアコンとしておすすめなのは、エアコン内部と室内のWの清潔機能を備えつつ、省エネ性能も抜群の住宅設備モデル「XJシリーズ」。本シリーズのみに搭載されている「LAB制御」機能は、室温を不要に上下させず、快適な温度をゆるやかに一定で保ち続けてくれるので、省エネ性能にもすぐれています。特に、高断熱環境ほど性能が発揮できるため、築年数が浅い(=断熱基準をしっかりと満たしている)住宅ではより効果的です。
「白くまくん」ならではの清潔機能は、「凍結洗浄 除菌ヒートプラス」や「フィルターお掃除ロボ」などをもちろんフル搭載。本来なら専門業者でないと清掃しづらいファンや熱交換器を自動できれいにするため、シーズン前のメンテナンスといった手間が大幅に低減できるのは大きなメリットでしょう。
また、室内に漂う不快な汗臭やペットのトイレ臭、生ごみ臭などは、ニオイの成分を凍結させて吸着し、屋外へ自動排出してくれるので、室内の空気も常にクリーン。脱臭フィルターなどのコストもかかりません。
冷房運転では、暑いうちは温度を優先的に下げ、涼しくなったら湿度中心のコントロールに切り替わる「健康冷房[涼快]」が優秀。温度を下げすぎない再熱式除湿は爽やかな涼しさが長続きするため、長時間の在宅ワークでも寒くならず快適に過ごせます。
プレミアムモデルだけに導入コストはかかりますが、清潔さを保ちながらも日々の電気代は抑えたい家族のリビングにおすすめです。

個室用&ひとり暮らし用におすすめするのは、薄型の住宅設備モデル「MJシリーズ」。本体奥行き25cmの薄型ボディがすっきりとしているため、ワンルームなどあまり広くない空間にも溶け込み、圧迫感少なめで設置できるのがうれしいポイントです。
本体が薄型のため「ファンお掃除ロボ」は非搭載ですが、内部の汚れを凍結させて洗い流す「凍結洗浄 Light」や、ホコリやカビなどの汚れが風の通り道に付着しにくい「ステンレス・クリーン システム」は備えているため、メンテナンスの手間は少なめで、清潔さが保ちやすいです。
夏の寝苦しい夜には、タイマーオフ後も室温が上がると自動で控えめに冷房運転を再開する「みはっておやすみタイマー」が便利。つけっ放しで寝るよりも電気代はかからず、快適に眠れます。
基本性能および清潔機能と価格のバランスがよく、さらに設置しやすいという点で、ひとり暮らしのワンルームや寝室などの個室におすすめのシリーズです。
「MJシリーズ」よりもサイズは少し大きいですが、数千円プラスするだけで、「ファンお掃除ロボ」や「凍結洗浄 除菌ヒートプラス」が付いてくる「VJ/VLシリーズ」も、コスパがよくおすすめ。

「RKシリーズ」は、寒冷地仕様の「メガ暖」の薄型バランスモデル。リビングなど広い空間には対応しにくいですが、ひとり暮らしのワンルームや寝室といった場所にすっきり設置するには最適のモデルと言えます。
霜取り運転前にあらかじめ温風の温度をアップさせて室内気温の低下を緩和する「あらかじめ温風」や、室外機の温度と外気温をきめ細かくチェックし、必要なときだけ除霜運転を行う「みはって霜取り」といった、寒い時期でも室内の暖かさをしっかり長続きさせる機能が搭載されています。
また、帰宅後など室内が冷えているときは、外気温−15度でもパワフルな約50度の温風で30分の運転を行う「温風プラス」もうれしい機能。
清潔機能は、「凍結洗浄 Light」と「ステンレス・クリーン システム」を搭載しており、メンテナンス少なめで、エアコン内部と室内の空気をWできれいに保てます。
目標年度2027年の省エネ基準もクリアしており、電気代もしっかり節約可能。寒冷地に住んでいて、寝室や子供部屋などを清潔・快適にしたい人におすすめです。
一般的なエアコンの寿命は、約10年とされています。
これは安全に使える目安の期間で、この時期を過ぎると経年劣化により、安全性や動作の信頼性が下がる可能性があります。また、10年を過ぎると、部品がなくなって修理できなくなる可能性も。日立「白くまくん」の場合、部品の最低保有期間は製造終了後10年です。そのため、購入から10年を超えたら、買い替えを検討したほうが安心です。
また、10年以上前のモデルから最新モデルに買い替えることで省エネにつながり、電気代やメンテナンス費用を含めたランニングコストを削減できる場合もあるでしょう。
なお、冷暖房が設定温度に達しにくい、または運転直後や運転中に頻繁に停止するなどの症状がある場合は故障の可能性があります。このような場合は、修理費用も考慮したうえで買い替えを検討しましょう。
エアコンの価格が下がりやすいのは、在庫処分と中間決算が重なる8月下旬〜10月頃。真夏や真冬は需要が集中し、価格が上がりやすく、設置工事の待ち時間も長くなりがちなので避けたほうが無難です。
また、新モデルの発売直前・直後は型落ちモデルが値下がりしやすいですが、発売時期はメーカーによって異なります。傾向として、上位モデルは10〜11月、普及モデルは2〜3月に入れ替えが多く、この前後は特に狙い目です。
さらに、家電量販店などの決算期に当たる3月と9月は、大型家電全般が安くなるケースが多く、型落ちや在庫処分と重なると一段とお得に購入しやすくなります。
工事予約は気温上昇に連動して真夏に集中するため、6〜8月は特に混雑しやすい時期。また、引っ越しが多い3〜4月も予約が取りにくくなります。
混雑時には、設置までに数週間から数か月待つこともあるでしょう。混雑を避けたい場合は、初夏前の5月や秋の9〜10月がおすすめ。ただし、その年の暑さが早く訪れる場合は、通常は閑散期の5〜6月から混み始める可能性もあるので注意してください。
標準的な工事での取り付け費用の相場は、約1.5万〜2.5万円。エアコンの冷房能力が高いほど費用も高くなる傾向があります。また、配管延長や高所作業などの追加工事が必要な場合は、別途料金が発生します。
主な補助制度は、「住宅省エネ キャンペーン」と「東京ゼロエミポイント」です。
「住宅省エネ キャンペーン」は、国が実施する補助制度で、住宅の新築やリフォームにおいて省エネ性能を高める工事が対象です。補助の対象となるエアコンは省エネ基準を満たしたモデルで、冷房能力ごとに1台あたり20,000円、24,000円、27,000円というような形で補助額が設定されています。ただし、補助を受けるためには、断熱改修などの必須工事をあわせて行う必要があります。
「住宅省エネ2026キャンペーン」の実施要項は追って公表される予定です。
「東京ゼロエミポイント」は、東京都民が省エネ性能の高いエアコンなどの家電に買い替えた場合に、ポイントや割り引きが受けられる制度。支援額は製品や条件によって変わり、最大8万円分お得になる場合も。「東京ゼロエミポイント」における日立「白くまくん」の対象エアコンはこちらのページから確認できます。
エアコンの基本的なお手入れ方法は、フィルターのホコリを掃除機で吸い取った後に水拭きするほか、中性洗剤を染み込ませた布で吹き出し口とルーバーを拭く、といった方法があります。繊細なフィンは無理に触らないほうがよいでしょう。
自動掃除機能付きモデルの場合は、それとは手順が異なるため、取扱説明書を確認することが重要。また、エアコン内部のカビ掃除は個人では難しく、誤った方法で行うと破損や故障の原因になります。そのため、専門業者への依頼をおすすめします。
エアコンの2027年問題は、2027年度を目標に省エネ基準が引き上げられ、基準を満たさない家庭用エアコンが原則として販売できなくなる制度変更のことです。この影響で、これまで手に取りやすかった価格のモデルは少なくなり、全体の価格は上がる可能性があります。2026年ごろから旧基準モデルの生産終了や在庫整理が進み、買い替えを急ぐ動きが出るかもしれません。
三菱電機「霧ヶ峰」やダイキン「うるさらX」、パナソニック「エオリア」など、ほかのメーカーのおすすめエアコンについても知りたい人は、以下の記事をチェック! エアコン業界のトレンドから製品選びのポイント、そして価格.comで人気の注目モデルを紹介しています。