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ダニの習性に着目して生まれた“温風機能”で、吸引だけでは取れないダニを効率的に除去

温風でダニを引き剥がす! 予想以上に“効く”シャープのふとん掃除機「Cornet」

今、掃除機市場で“ふとん掃除機”が盛り上がりをみせている。レイコップの独擅場だったところに、LGエレクトロニクスやダイソン、日立が続々と参入し、需要が拡大(下のグラフ参照)。そんな中、シャープからもふとん掃除機「Cornet(コロネ)」が誕生した。「Cornet」も“布団を叩いて、汚れを吸い込む”という一般的な方法を採用しているが、“温風”と“サイクロン”を併用するのが大きなポイント。この2つの機能が、ダニに効果的に作用するという。その効用と仕組みを、発売前に行われた発表会で見てきたのでお伝えする。

消費税の影響で需要が落ち込む中でも、ふとん掃除機の出荷台数は拡大

消費税の影響で需要が落ち込む中でも、ふとん掃除機の出荷台数は拡大

それと比例するように、需要動向も伸長し続けている

それと比例するように、需要動向も伸長し続けている

「Cornet」には、シルバー系「EC-HX100-S」とピンク系「EC-HX100-P」がラインアップ

「Cornet」には、シルバー系「EC-HX100-S」とピンク系「EC-HX100-P」がラインアップ

布団ケアの現状とダニについて知っておこう!

日本でもっともポピュラーな布団ケアの方法は、天日干し。だが、近年は花粉やPM2.5などへの懸念から外に干せないことも多い。それに加え、住居の気密性が高まっていることが、ダニの発生を促す要因となっているという。つまり、現代人の寝具はダニを排除しづらいだけでなく、増殖しやすい状況下にあると言える。そんな問題を解決したい人にヒットしたのが、ふとん掃除機だ。シャープがふとん掃除機購入者に実施したアンケートによると、購入理由の約99%が“ダニやアレル物質を気にして”という結果に(下の写真参照)。ふとん掃除機には、ダニ対策の効果が大いに期待されていることがわかる。

ふとん掃除機で寝具を清潔にしたいというニーズはもちろんだが、ダニやアレル物質を排除したいという声がもっとも多かった

たとえば、布団に付いているホコリを調べてみると、約3gのホコリに約4,000匹のヒョウヒダニが生息していたという(ITEAとシャープ調べ)。ただし、アレルギー症状などを引き起こす原因となるのは、ダニ本体ではなく糞。ダニは1日に体重の約5〜10倍の糞をするため、たった1日でも布団はアレル物質まみれだ。このことから、布団ケアにはアレル物質である糞とアレル物質を生み出すダニを排除することが重要となる。

しかし、ダニにはするどいツメがあるため、掃除機で吸うだけでは除去できない。紫外線を用いるふとん掃除機もあるが、短時間の照射ではダニを弱らせることはできないという(シャープ談)。では、昔ならがらの天日干しがベストなのかというと、太陽の光を浴びせるだけではダニは死ぬことがなく、その際に布団を叩くとダニの死がいや糞が砕けて舞い散ってしまうので、根本的なケアにはならない。

熱+吸引ならダニを除去できる
25℃の環境下(標準的な布団の温度)で生息しているダニを吸引しようとしたが、ダニが繊維にしがみ付いたため取り除くことができなかった。

このダニを効率よく吸引するために、同社が目をつけたのが“熱”。ダニの繁殖・発育能力がもっとも高くなるのは、20〜30℃の温度帯で湿度50〜75%の環境下だが、逆に高温や乾燥した状態が苦手だという。その習性をヒントに何度も検証を繰り返した結果、40℃の熱を与えるとダニが繊維から手を離して逃げ出すことがわかった。そのタイミングで吸引すれば、ダニを布団から取り除くことができるというわけだ。

熱+吸引ならダニを除去できる
温風で37℃の環境下にすると、ダニはイヤがって逃げようと動きまわる(下の動画参照)。その状態で吸引すると、簡単にダニを取り除くことができた。

“加熱→叩き出す→吸う→サイクロンで粉砕する”「Cornet」の布団ケアシステム

上で紹介した検証結果をふまえ、「Cornet」には温風を吹き出す機構を搭載。布団を加熱することでダニのしがみ付きを緩和し、ブラシで叩き出して吸引する。さらに、吸い込んだダニは強力な遠心分離で死滅させるという。「Cornet」の大きなポイントとなる3つの機能を順に紹介していく。

モーターの熱を利用した温風機能
温風を出すふとん掃除機というと「レイコップ RP RP-100J」もあるが、「Cornet」とは意とするところが違う。「RP-100J」は布団乾燥を意識したもので、約70℃に温めた空気を送り出すためにヒーターを内蔵している。いっぽう「Cornet」は、ダニを引き剥がすことが目的。ダニが嫌う約40℃の温風を吹き付けられればいいので、モーターから発せられる熱エネルギーでまかなうことができる。

掃除機内部にあるモーターで発生した熱を利用するので、消費電力を抑えられる

掃除機内部にあるモーターで発生した熱を利用するので、消費電力を抑えられる

温風は、本体底面の後方から放出

温風は、本体底面の後方から放出

温風の温度が約60℃を超えると温度を抑えたり、30分以上連続使用すると自動停止する過熱防止機能も備えている

サーモグラフィで撮影してみると、「Cornet」が走行した部分の温度が高くなっていることがわかる。

ダニを叩き出すブラシと強力な吸引
布団の中にいるダニや糞、死がいなどを吸引するためには表面に叩き出すことも大切。“叩く”機構で実際に叩き出すふとん掃除機が多いが、「Cornet」は回転ブラシにあるゴムブレードが叩き効果を発揮する。

繊維質の回転ブラシの中にあるオレンジ色のゴム製のパーツが、叩く役割を果たす「ゴムブレード」

繊維質の回転ブラシの中にあるオレンジ色のゴム製のパーツが、叩く役割を果たす「ゴムブレード」

ゴムブレードの動きは、下の動画でチェック。最大約6,000回/分の高速振動が起こるという。

しっかりと叩き出して吸引することで、布団の表面だけでなく中のほうの微細なハウスダストも除去できる。下の動画は、それを証明する検証だ。

シーツの上の汚れがキレイに取れるだけでなく、シーツ内側に撒いた粉じんも取り除かれた。

サイクロンでダニを粉砕
一般的なサイクロン掃除機は、吸い込んだ汚れを旋回気流で空気とゴミに分離する。この機構を「Cornet」も搭載。強力な遠心分離により、ダニが99%以上死滅するという。

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