レビュー
新発想“360°送風”で部屋の中がいつでもカラリ

“衣類を乾かすこと”にこだわった衣類乾燥除湿機「サーキュレートドライ」を使ってみました!

朝からしとしと雨が降っていたり、朝はカラッと晴れていたのに午後にいきなり雷雨がやって来たりと、洗濯物を干すのに困る梅雨のシーズン。その少し前は、花粉がびゅんびゅん飛んでいたし、黄砂にも泣かされました……。

また、今の時代は、帰宅が遅くなってしまう共働き家庭や一人暮らしの女性など、日常的に“部屋干し”をしている人が増えています。洗濯洗剤にも“部屋干し専用”のものが出ている今、洗濯物=外で乾かすが当たり前ではなくなっているのです。にもかかわらず、“部屋干し”の難点である「乾きにくい」「ニオイが残る」といった問題点は、放置されたままの状態でした。

そんな問題点を解決すべく登場したのが、象印マホービンが開発した“衣類を乾かすこと”にとことんこだわった衣類乾燥除湿機「サーキュレートドライ RJ-XA70」(以下RJ-XA70)です。“部屋干し”に除湿乾燥機やエアコン、扇風機などを使っている方は多いと思いますが、“衣類”に特化した除湿乾燥機とは、どんな力を発揮してくれるのでしょうか? 早速、試してみました。

「360°送風オートスイングルーバー」を採用した、衣類乾燥に特化した衣類乾燥除湿機「サーキュレートドライ RJ-XA70」。除湿方式はゼオライト式で、消費電力は570W/580W(50Hz/60Hz)。適用床面積は、コンクリート住宅の洋室で16畳、木造住宅の和室で8畳

梅雨の季節のみならず、オールシーズン活躍する衣類乾燥除湿機が登場

我が家にRJ-XA70が届いた瞬間に思ったのは、「うわっ、やっぱり大きいな」ということ。でも、箱から取り出してみたら、意外にもすっきりとしたデザインで、“いかにも家電です!”という雰囲気を醸し出していないところが気に入りました。

本体のサイズは、295(直径)×550(高さ)mm。丸い筒状のカタチをしていて、上部側面に送風口があります。操作ボタンは上部に集結していて、タッチボタン式。あとは真っ白でつるりんとしています。見た目にはあまりにもシンプル過ぎて、「こんなので、ちゃんと水分を吸い取ってくれるのかしらね?」という疑いも隠せません。そのわりには、本体重量は約9.5kgが意外と重く、「一体この中には何が入っているのだ?」と中を覗きたくなります。

本体正面。送風口以外は真っ白で、つるりんとした実にンプルなデザイン。本体サイズは295(直径)×550(高さ)mmとやや大きめですが、さほど存在感を感じさせません

本体背面。背面には吸気口があり、中にはフィルターが装備されています

本体背面。背面には吸気口があり、中にはフィルターが装備されています

本体上。操作ボタンは本体の上部分に集合。タッチボタン式でシンプルなデザインに

本体上。操作ボタンは本体の上部分に集合。タッチボタン式でシンプルなデザインに

移動用持ち手。部屋から部屋への移動は、本体横にある持ち手を利用。この重さだと、キャスターが付いているとありがたいのですが……

意外と重い? 本体重量は約9.5kg。女性ひとりで持てない重さではありませんが、気軽に持ち運びができるという感じでもありません

送風口。送風口は本体上部分に。一見、普通の送風口に見えますが、送風口の奥にナノプラチナを添加したユニットが2つ設置してあり、部屋干しのニオイを抑える働きをしているそう

わが家には、除湿機能が付いた空気清浄機がありますが、これは主に花粉の季節に空気清浄機として使っているもので、衣類を乾かすための除湿機としては使っていません。ですから、雨の日に部屋干しするときは、何の機械にも頼らず、ただ部屋の中に干して乾かしています(その代わり、乾くのに時間がかかりますが……)。また、日中は家に誰かしらいるので、雨以外の日はいつも外干しのため、衣類乾燥除湿機を使うのは、今回が初めて。

操作ボタンを見ると、何やらいろいろ設定があるようですが、大きく分ければ4つのコースがあるだけで、操作自体は簡単そうです。ただし、これらの設定は、洗濯物の量で決まってくるので、まずは干してみましょう。

ぐるり360度回転で、ムラなく全体を乾かす

まず、操作ボタンを見てみましょう。RJ-XA70には、次の4つのコースがあります。

<1>乾燥コース
衣類乾燥や部屋の除湿をしたいときに設定。RJ-XA70で最も必要な機能です。風量の調節は弱から強まで5段階。タイマーは2時間、4時間、6時間、12時間の設定ができます。

<2>循環送風コース
除湿せず、送風のみで運転したいときに設定。冷房や暖房の補助として、部屋の空気の循環に使います。

<3>エココース
温湿度センサーが部屋の状態に合わせてヒーターのパワーを切り替え、消費電力量を節約しながら運転し、自動停止する衣類乾燥機専用のコース。

<4>夜干し(静音)コース
風量とオートスイングルーバーの回転速度を抑え、静音(31dB)で運転し、自動停止します。夜に洗濯をする人には便利なコースです。

また、風の向きを横に、上下に動かすこともできます。首振りの調節は横60°、90°、180°、360°の4段階、上下は下方向に30°、上方向に60°、上下方向に90°と、あらゆる角度に対応してくれます。実はコレがRJ-XA70の最大の特徴でもあります。

では、早速、運転を開始してみましょう。今回は、家族3人分の洗濯物です。運転コースは、乾燥コース、風向きは首振り180°、上下90°に設定してみました。

スイッチを入れると、送風口が静かに動き始めました。あまりに静かに動くので、試しに風量を最大の「強」にしてみましたが、それでもさほど音は気になりません。「こんなので乾くの?」とちょっと心配になってきますが、洗濯物がゆらゆら揺れているので、風はちゃんと当たっているようです。メーカーのテストデータによると、室内温度20℃の6畳の部屋に、洗濯物2kg相当(例:ワイシャツ2枚、パジャマ1組、Tシャツ3枚、下着7枚、タオル3枚、靴下2足)を干した場合、約50分で乾燥できるそう。これなら外で干すよりも、むしろ早く乾いてしまうのでは?

どうやらスピード乾燥のヒミツは、風の向きにあるようです。RJ-XA70の一番の特徴である「360°送風オートスイングルーバー」は、送風口が水平方向に最大360°回転します。通常、除湿乾燥機といえば、ある一定方向に風が向けられるため、風が直接当たっている部分は乾きますが、それ以外のところは乾きが悪くなり、乾きにムラが出てしまいます。でも、RJ-XA70なら、洗濯物に直接風を当てるのではなく、360°回転しながら部屋全体に風を送り、室内の空気を循環させながら乾燥させるため、短時間でムラなく乾かすことができるのです。

風向は上下方向にも動かすことができます。上下方向は、下方向に30°、上方向に60°、上下方向に90°の3設定があり、洗濯物を干している高さに合わせて調整します。

操作パネル。電源ON/OFFボタンを真ん中に、「乾燥コース」「循環送風コース」「エココース」「夜干し(静音)コース」4つの運転コースが、タッチパネルで選択できるようになっています

運転開始。洗濯物の干しスペースに合わせて、運転開始!

運転開始。洗濯物の干しスペースに合わせて、運転開始!

360°回転。首振りの調整は、横60°、90°、180°、360°の4段階あり。部屋全体を除湿したいときは、360°をセレクトします

上下方向90°。洗濯物の干し方に応じて、風向きを上下に動かすこともできます。設定角度は下方向に30°、上方向に60°、上下方向に90°の3パターン

さて、しばらくは何もすることがないので、RJ-XA70をセットしたまま、ちょっと買い物へ。

2時間後、部屋に戻ると、どうでしょう! 家族3人分の洗濯物はすっかり乾いていました! 除水タンクを取り出してみると、2.8Lの容量は満水! たった2時間でこんなに水分が溜まるなんて!と改めて、梅雨時期の湿度の高さに驚きました。

それにしても、締め切った部屋の暑いこと。除湿乾燥機というから、部屋の中がカラリとしているイメージだったのですが、運転中は温風を出しながら乾燥させるので、部屋の温度が上昇してしまうようです。となると、部屋で何かをやりながらRJ-XA70を回すというのは、夏場はちょっとやめた方がいいかもしれません。外出時にセットし、帰って来たら洗濯物が乾いているというのが、ベストなシナリオのようです。

押入れや物置のジメジメにも重宝。毎日がカラリ快適♪

RJ-XA70にはもう1つ優れた機能があります。それは、“部屋干し”の悩みでもある“嫌なニオイ”を抑える働きもしてくれること。その効果を発揮しているのが「ナノプラチナ乾燥」です。RJ-XA70には送風口の両端奥にナノプラチナを添加したユニットが2つ設置されています。ナノプラチナには抗菌や消臭効果があり、このユニットを通過する乾燥した空気で洗濯物を乾かすことで、部屋干しの“ニオイ”を取り除いてくれるのです。

といっても、ナノプラチナが目に見えるわけでもないので、「へぇーそうなんだ!」と頷くしかないのですが、でも実際に乾いた洗濯物を嗅いでみると、気になるニオイは感じられなかったので、やっぱり効果があるのかも!

従来の“部屋干し”の問題点であった「ムラ乾き」と「ニオイ」。この2つの問題を解決してくれるRJ-XA70は、まさに“部屋干し”のための除湿乾燥機と言えます。でも、実は衣類だけではなく、布団が入った押し入れや風通しの悪い物置部屋などの除湿にも利用価値大なのです。試しに使ってみると、物置部屋はわずか1時間でタンクの水が満水になってしまいました。

押し入れに。衣類だけでなく、押し入れやクローゼット、靴箱などの湿気を取ることもできます

押し入れに。衣類だけでなく、押し入れやクローゼット、靴箱などの湿気を取ることもできます

倉庫に。風通しの悪い物置部屋は、夏はカビの心配が……。でも、RJ-XA70で定期的に除湿をすれば、オールシーズン心配なし!

タンクに溜まった水は、ざざーっと流しに流すだけ。フィルターもほこりが溜まったら、掃除機で吸い取るだけで、面倒な手入れがいらないところも気に入りました。

使用していないときは、部屋の片隅に。大きさとしてはそれなりにあるのですが、シンプルなデザインのためさほど存在を感じさせません。これなら一人暮らし用のワンルームでも使えそう。梅雨の時期の“部屋干し”のみならず、オールシーズン活躍してくれるRJ-XA70。その割にはお値段も手頃なので、2階建てのわが家では2台持っておきたいくらいです。

タンクの水。運転開始から2時間後、タンクを取り出してみると、中には水がいっぱい! 部屋の湿度がこれほどまでに高いことに改めてびっくり!

フィルターお手入れ。フィルターはほこりが溜まってきたら、掃除機で吸ってお手入れをします。それ以外はほとんどお手入れ要らずで、面倒くさがり屋には大助かり♪

存在感が気にならないデザイン。運転をしていないときは、部屋の片隅へ。サイズ的には結構あるのですが、シンプルなデザインなので、部屋に置いてあってもあまり気になりません

まとめ

まさに今が旬ともいえる梅雨の間、“部屋干し”専用の除湿乾燥機RJ-XA70を使ってみました。わが家では、日頃、雨の日以外は“部屋干し”をしないので、除湿乾燥機の必要性をあまり感じていなかったのですが、ほんの数時間でタンクに水がいっぱい溜まってしまうと、「もう〜、除湿したい!」衝動に駆られてしまい、“部屋干し”の要らない晴れの日は、物置部屋や玄関などで使っていたほど。これなら間違いなくオールシーズン活躍してくれると思います。

ただし、1つだけ難点をいえば、これだけいろいろな場所で活躍するのであれば、やはり移動はラクにできるよう工夫して欲しいもの。決して持てない重さではないけれど、欲をいえばキャスターでラクラク移動できるといいなと思いました。ま、2階に移動するときは、結局持ち運ばなければならないのですが……。

石渡 真由美

石渡 真由美

赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年齢の“人”取材を中心に執筆している中、“モノ”取材はいい意味で気分転換に。ズボラ主婦向けのモノが好き。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
関連記事
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る