イベントレポート

ミーレのビルトイン家電のある暮らしが体験できる展示会に行ってきた!

ドイツの高級家電ブランド・ミーレが、伊勢丹新宿店で展示会「ビルトイン家電のあるラグジュアリーな暮らし展」を開催中。日本では、食器洗い乾燥機やIHクッキングヒーターといった一部の家電以外はまだまだ据え置き型が主流だが、欧米ほど広いスペースを確保できない日本にこそビルトイン家電がふさわしいのではないかと考え、新たなライフスタイルを喚起したいという。ブースではミーレの調理家電を見ることができるほか、体験イベントも実施。実際に見てきた展示会の様子を紹介する。

伊勢丹新宿店本館5階に特設ブースを設置。展示期間は2016年2月16日(火)まで

見て触って知ろう! ミーレの家電

ミーレの家電は食器洗い機やオーブン、エスプレッソマシンといった調理家電だけでなく、洗濯機や乾燥機もインテリアのように壁面に組み込むビルトイン型。そんな家電のある生活空間を、特設ブースで疑似体験できる。「ミーレの家電で揃えたら、こんなふうになる」という憧れを抱くだけでなく、「ビルトンだとキッチンが広く見える」といったスペースの優位性を実感することもできるはず。

IHクッキングヒーターと食洗機が組み込まれたシステムキッチンの背面の壁面には、オーブンやスチームクッカーなどが組み込まれている。凹凸が少なくいので、作業スペースが十分に取れる印象だ

まずは、システムキッチンをチェックしてみる。組み合わせ方は多岐に渡るので展示されている家電以外でも、必要に応じて組み込むことが可能。今回展示されていたのは、IHクッキングヒーターと食器洗い機、そしてオーブンだ。

IHクッカーは、鍋の大きさや数に応じて2つのクッキングゾーンを連結させることもできる。大きなフライパンやオーバル型の鍋にも対応できる仕様は、ヨーロッパのメーカーらしい

庫内容量90Lのオーブンも設置されていた。ロースト用の回転棒もあり、丸ごとチキンのローストもできる。システムキッチンの一部として組み込めば、大きさも気にならないかも!?

続いては、壁面に並んだオーブンなどの家電を見てみよう。同じような家電が壁に組み込まれているように見えるが、オーブンやスチームクッカー、エスプレッソマシンなどカテゴリが異なる。“同じように見える”ことはあえて狙いで、前面部分を共通したデザインにすることで各製品を並べた時の統一された美しさを配慮しているという。

黒とシルバーのシンプルなデザインで、取っ手以外には出っ張った部分もない

黒とシルバーのシンプルなデザインで、取っ手以外には出っ張った部分もない

スチームオーブンはワンタッチで操作部がリフトアップし、水タンクと水受けコンテナが現れる。仕掛けがユニークというだけでなく、調理中に水がなくなってもドアを開けずに給水できるため、庫内の温度を下げることなく調理を継続できるメリットも

電子レンジ機能付きオーブンの自動プログラムには、100種類以上のメニューを搭載。ジビエといった欧州っぽい料理名も用意されているのが楽しい

電子レンジ機能付きオーブンの下には、グルメビルトインウォーマーが組み込まれていた。カップやお皿を温めたり、料理を保温したりするのに使うものだが、ミーレのウォーマーは低温調理もできるのが特徴

据え置き型のエスプレッソマシンは意外と場所をとるので、ビルトインにするのはありかも

据え置き型のエスプレッソマシンは意外と場所をとるので、ビルトインにするのはありかも

オーブンなどが並ぶゾーンから目線を下に向けたところにある壁には、食器洗い機が! 取っ手もなく、どのように開けるのかと戸惑っていたら……

ノック2回で扉が開いた。かごのある部分の引き出しは手動となるが、動作までスマートだ。どのように開くのかは、下のレポート記事で確認できる

<関連記事>“ノックで開く”食器洗い乾燥機! ミーレの最先端テクノロジーを見てきた

ミーレのビルトイン家電は、調理家電だけではない。洗濯機や乾燥機も壁の中に組み込むスタイルとなっている。洗濯と乾燥が一体化した省スペース性に配慮したモデルもラインアップしているが、洗濯機と乾燥機に分かれたモデルのほうが人気が高いという。キッチンスペースの横に、配置されているので是非チェックしてみて!

洗濯機と乾燥機は、横に並べるほか縦に設置することも可能

展示されていた洗濯機は最上位機「W 5965 WPS」。洗濯物にあわせて選び分けできる洗濯プログラムが31種類搭載されている。シミ汚れの設定プログラムも22種類用意

洗濯機のドラム槽内には、六角形の蜂の巣形状を施した「ハニカムドラム」を採用。「ハニカムドラム」は、表面に薄い水の膜を作ることで洗濯物を優しく洗うことができるミーレ独自の技術だ。非常に小さなドラムの孔なため、高速脱水時にも洗濯物が擦れたり繊維が入り込んだりせず、デリケートな衣類も安心して洗浄できる

<関連記事>「W 5965 WPS」の詳しいレポートはこちらをチェック!

乾燥機には、洗濯機とは逆仕様の「ハニカムドラム」が搭載されていた。凹型のくぼみに空気がたまり、上から下へ落下する衣類をクッション効果でやさしく受け止めながら乾燥させる

ビルトインというだけでなく、理念や機能も日本仕様とは違うミーレだけに、展示物を見るだけでは理解できないこともあるだろう。そんな時には「ミーレ体験ツアー」を利用してみてほしい。スタッフが製品の魅力を解説してくれるとともに、ビルトイン家電に触れることもできる。

体験ツアーは約15分ほどなので、買い物ついでにちょっと聞くのもOK。2月9日(火)、11日(木)、12日(金)、14日(日)〜16日(火)の日程で、それぞれ1日2回実施される。参加費・予約は不要

参加者には、コーヒーとミーレのオーブンで焼いたクッキーが振舞われる。話を聞きながらコーヒーブレイクもできるなんて、お得じゃない?

満員御礼! オーブン料理教室の様子をレポート

家電の機能や性能を説明されても、一番気になるのは実力。たとえば、調理家電であれば料理を作る操作性や味を知りたくなるものだ。そんな想いに応えるために、展示期間中にミーレのオーブンを使った料理教室を実施。全6回開催されることになっていたが、好評につきすでに予約が埋まってしまったそう。ただし、料理教室が催されている会場は、公開型のオープンキッチンなので参加はできなくても見学はできる。料理の作るコツも学べるので、見てみる価値あり! 開催日時は2月10日(水)11時〜、13日(土)11時〜と15時〜。5階にあるキッチンスタジオに行ってみよう。

ドイツ人の母を持ち、ミーレの愛用者でもある人気料理家・門倉多仁亜さんがデモンストレーション。参加者からは、「そんな便利な機能があるのを知らなかった!」という新たな発見の声も

複数の料理をオーブンにセット。ミーレの調理家電は一度にセットすることで時短になるほか、家電におまかせしている時間を家族と過ごしたり、余暇を楽しむことにあてられるのも魅力なのだとか

約25分オーブンで焼いて、ポテトグラタンが完成。キレイな焼き色で、おいしそう

ポテトグラタンのほかにも、赤ワインビネガーで煮込んだビーフシチュー、グリーンサラダ、苺のババロアの作り方が披露された

【関連リンク】
《2018年》おすすめのドラム式洗濯乾燥機、縦型洗濯機7選! 本当の狙い目はこれ

神野恵美
Writer
神野恵美
雑誌記者・編集者などを経て、2004年に渡仏。2006年に帰国後はさまざまな媒体において、家電をはじめ“ライフスタイル”的切り口で多ジャンルの記事を執筆。
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中村真由美(編集部)
Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
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