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エントリーモデルでもフルスペック! フジ医療器の最新マッサージチェアを体験してきた

フジ医療器は2016年5月10日、マッサージチェア2機種を発売した。今回発売されたモデルは、昨年発売のハイエンドモデル「サイバーリラックス マッサージチェア AS-1000」を筆頭とした同社のマッサージチェアのラインアップにおいては比較的低価格帯のミドル/エントリーモデルに位置づけられる製品だが、マッサージチェアとしては十分なスペックを搭載しているという。同日に発売となったハイエンドモデルのフットマッサージャーとあわせて詳しく見ていこう。

ミドルモデルの「サイバーリラックス マッサージチェア AS-780」(左)と、エントリーモデルの「リラックスマスター マッサージチェア AS-680」(右)

6つのもみ玉でおしりまでグイグイもみほぐす「サイバーリラックス マッサージチェア AS-780」

満足感の高いマッサージ機能を追及したミドルモデルに位置づけられる「AS-780」は、上半身と脚部にそれぞれ「つかみほぐしメカ」を搭載しているのが特徴だ。上半身に内蔵されているのは新開発の「6つ玉つかみほぐしメカ」。6つのもみ玉が部位に合わせて適した動きをすることで、肩から腰はもちろん、もみ玉が到達しづらいおしりの下部まで、約75cmの広範囲をパワフルかつ繊細にもみほぐすという。もみ玉に搭載されたセンサーが肩の位置を検出し、背と腰部の位置を自動予測することで適切な位置でのマッサージを行う。また、肩まわり、腕、骨盤などには計12個のエアーバッグが配置され、エアーによるマッサージも可能だ。

マッサージ機能は、「全身疲労回復」「全身集中」「ストレッチ」など疲れ具合や体調に合わせて選べる約15分の自動コースを5つ用意するほか、疲れやすい部位を集中的にケアする「肩つかみ」「坐骨ほぐし」といった5つの部位別専門技も搭載している。

本体サイズは約780(幅)×790(高さ)×1,990(奥行)mmで、カラーはレッド×ブラウン、ブラック、キャメルが用意される。市場想定価格は30万円前後

もみ玉には、最大突出能力約11cmの下玉を追加し、下から押し上げるようなマッサージが可能になった。4つのもみ玉が両肩をつかむようにもむ機能が好評だった前モデル「AS-770」のユーザーからの、「もみ玉がおしりまで届かない」という声を受けて開発したという

肩は上玉と真ん中の玉でつかみほぐす、背中は上玉と下玉で広範囲をもむ、腰は上玉で深部に届くようにマッサージする、おしりには下玉が下から押し上げるようにアプローチするといったように、各部位によって適切なもみ方がなされる。もみの強さは、肩5段階、背中2段階、腰5段階で調整可能

下の動画では、肩をつかむようなもみ玉の動きや、おしりの位置まで来た時に下部のもみ玉が臀部に食い込むような動きをするのがわかる。

脚部には、ふくらはぎと足先に2つの専用モーターを内蔵した「脚つかみほぐしメカ」を搭載した。ふくらはぎを左右のもみ板でつかみもみしながら、回転するローラーが足裏を刺激する(下の動画参照)。エアーバッグの場合、脚、腕など部位ごとに順番にエアーを送る必要があるため、間欠的な動きになってしまうが、もみ板を採用することでふくらはぎと足裏をそれぞれ約15分間連続してしっかりマッサージできるため、即効性を感じられるという。

強い力でもんでも硬いもみ玉のような痛みを感じることがないよう、もみ板は弾力のあるウレタン素材を採用

強い力でもんでも硬いもみ玉のような痛みを感じることがないよう、もみ板は弾力のあるウレタン素材を採用

背中が当たる部分には温風ヒーターを内蔵。温風が腰まわりから背中全体をじんわり温め、マッサージの効果を高める「温浴背ヒーター」を採用している。また、足裏にもヒーターが配置される

実際にマッサージを体験してみると、肩をしっかりつかんでもんでくれるだけでなく、これまでマッサージチェアでは十分にもみほぐせないと感じていた腰やおしり部分まで深くもみ玉が食い込むのを実感できた。脚部に関しては、エアーバッグよりも密着感の強いもみ板の感触が気持ちがいい! 筆者はふくらはぎのむくみがひどいので、この機能を使った脚部だけの製品を発売してほしいくらいだ。5分ほど使用しただけだが、使用後は全身に手もみのマッサージ後のような爽快感を得ることができた。

リクライニングの角度は最高165°

リクライニングの角度は最高165°

コンパクトでも多機能な「リラックスマスター マッサージチェア AS-680」

「AS-680」は、コンパクトながら、多様なもみ技、エアーの刺激、ヒーター機能といったマッサージチェアとしてのフルスペックを詰め込んだエントリーモデルだ。同社のフラッグシップモデル「AS-1000」に比べ、わずか70%ほどのスペースに設置でき、後方のスペースが約15cmあればフルリクライニングが可能なため、マンションなどスペースに限りがある世帯でも設置しやすいという。

もみの機能は、首すじからお尻まで広範囲のコリをしっかりほぐすことができる4つ玉式のメカユニットを搭載。もみ玉の最大突出能力は約10cmで、マッサージ範囲は73cmに対応する。また、ミドルモデルの「AS-780」と同様、肩位置を検知することで背中や腰位置を予測する機能を装備した。さらにエアーバッグは「AS-780」の倍の数を搭載しており、全身を包み込むようなエアーマッサージが可能。自動コースは、全身、肩、腰、ストレッチという約15分間のコースを用意している。

本体サイズは約880(幅)×840(高さ)×1,820(奥行)mmで、カラーはブラウン×ブラック、ベージュ×ブラウンの2色。市場想定価格は25万円前後となっている

首、肩など各部位を集中ケアする専用技も搭載。もみの強さは、肩5段階、背2段階、腰5段階と部位ごとに調節できる

24個のエアーバッグによって全身を包み込むようにマッサージ。「AS-780」と同様の「温浴背ヒーター」と足裏ヒーターも内蔵する

リクライニング時は、背もたれが倒れるのではなく座面が前方にスライドするため、省スペース。最高角度は159°となる。脚部は回転させれば脚置きとして使用可能

脚部を本体に収納すればソファとして座ることもできる

脚部を本体に収納すればソファとして座ることもできる

3 つのもみ玉が痛気持ちイイ!「モミーナプロ プラス フットマッサージャー KC-310」

同社のフットマッサージャーのハイエンドモデル「KC-310」も、同日に発売となった。「KC-310」には、ふくらはぎの内側、外側、裏側それぞれに当たるように3つの形状の異なるもみ玉が配置されており、もみ玉が上下移動する強めの刺激によって、「ちょっと痛いかも? でも気持ちいい!」というフットリフレクソロジーのようなマッサージを再現。また、足裏のバイブ振動で脚全体の血行を促進し、マッサージ後に足が軽くなるような爽快感を味わうことができるという。さらに、足裏には温風ヒーターを搭載。温風が足首から下に充満することで足湯のような効果が期待できるそうだ。

本体サイズは477(幅)×500(高さ)×483(奥行)mm。市場想定価格は5万円前後となる

本体サイズは477(幅)×500(高さ)×483(奥行)mm。市場想定価格は5万円前後となる

ふくらはぎ外側に当たるもみ玉が、体全体の治癒力を高めるといわれているツボ「足三里」をゴリゴリ刺激! 同時にもみ板が足の甲をつかみもみしながら足裏を突起付きローラーがマッサージする

コースはリズミカルな「リフレッシュコース」、もみ動作の速い「ハードコース」、もみ動作のゆっくりな「リラックスコース」という各15分のコースと、5分で手軽にマッサージできる「クイックコース」を用意。なお、「手動」でマッサージすれば速さを2段階で調整できる。

リフレッシュコースを実際に体験してみると、やはりふくらはぎ外側に当たるもみ玉の存在感が強い。2分ほどの使用でも、むくんで痛みを感じていたふくらはぎがすっきり軽くなった

本体の角度調節ができるので、脚をあずけてリラックスした姿勢でも使用OK

本体の角度調節ができるので、脚をあずけてリラックスした姿勢でも使用OK

本体の角度調節ができるので、脚をあずけてリラックスした姿勢でも使用OK

足が直接触れるカバーは取り外して水洗い可能。いつでも清潔に使用できるのがうれしい

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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