レビュー

角栓を弾き飛ばす!? タッピング効果もある1台3役の超音波美顔器を検証!

美肌を保つには、しっかりと汚れを落とし、きっちりと保湿すること。そして、血行をよくすること。この3つが重要だそう。そんなわけで、我が家には「電動洗顔ブラシ」「超音波ピーリング」「イオン導入」「電動美顔ローラー」その他もろもろの美容器があります。ところが、そんな筆者の肌は……あまり直視したくないレベル。どの美容器もキチンと使用すれば効果があるのに「使うのが面倒くさい」という理由で続かない。普段のケアは、毎日クレンジングで化粧を落とすという最低限のもの。何しろ複数の美容器を用途ごとに出して、使って、充電して、収納という一連の作業が面倒なのです……。

さて、そんな筆者が気になっていたのがこのコスビューティの「アクリアルピーリング プロ CB-018-R01」(以下、CB-018)。これは超音波によるピーリングと導入、そしてマイクロカレントとタッピングによる引き締め効果が期待できるという、1台3役の美顔器です。

⇒価格で「アクリアルピーリング プロ CB-018-R01」をチェック!

3つのモードで汚れ落としから保湿までケア

数ある美容器の中で、最近とくに気に入っているのが超音波ピーリングです。超音波ピーリングとは汚れを「浮かす」美容器。濡れた顔にスパチュラ(ヘラ)を当てることで、水を伝って振動が伝わり古い角質や汚れを浮かして落とします。前述したように、余計な汚れは美容の大敵。ですが、薬剤で角質などを溶かすケミカルピーリングや、余分な角質をこすって落とすスクラブ化粧品などは、アラフォー筆者の肌には刺激が強すぎる……そんな筆者に、比較的刺激が少ない超音波ピーリングは最適でした。

サイズは約42(幅)×20.5(奥行)×172(高さ)mm。重量は約102g。楕円柱形状で、手になじむ持ちやすいデザイン

サイズは約42(幅)×20.5(奥行)×172(高さ)mm。重量は約102g。楕円柱形状で、手になじむ持ちやすいデザイン

本体は高級感のあるデザイン。スパチュラを保護する蓋も付属するので、ポーチなどに入れて持ち運ぶこともできます。カラーはワインレッドのほか、ホワイトもあります

アクリアルピーリング プロは、この超音波ピーリングができる美容器。しかも、振動数が約3万回/秒となかなか強力です。そして、とくに気に入ったのが、この製品1本で3つのモードが使用できる点。メインの「Peeling」モードのほか、マイナスイオンと超音波で美容液などの浸透を助けるという「W Moist」モード、微弱電流と断続的な超音波で肌にハリを与えるという「W Lift」モードがあります。

もう1つ気に入っているのが、高級感のあるビジュアル。筆者はワインレッドの製品を使用したのですが、メタリック光沢の本体はまるで高級化粧品のような高級感があります。旅行などで、化粧ポーチに入れていても違和感がありません。

スパチュラには適度な角度があり、先端には丸みのあるカットが施されていまる。肌に当たる幅は、約2cmほど

スパチュラには適度な角度があり、先端には丸みのあるカットが施されていまる。肌に当たる幅は、約2cmほど

本体をポンと入れれば充電できる非接触の充電台も付属します。非接触式なので、力を入れずに充電台に本体を置けます

操作ボタンは、メインボタンが1つだけ。押すとモードがつぎつぎと変わります。また、一番下部にある「×」アイコンで電池残量が5段階でチェック可能です

風呂場で使えるピーリングモード

ピーリングモードは、洗顔後に使用します。注意が必要なのは、ピーリング時はしっかりと顔を濡らす必要があること。乾いた肌に使用すると、摩擦で肌が傷む可能性があります。ちなみに、説明書には「霧吹きなどでしっかりと水をつけて」とありますが、水溶性のジェルでも大丈夫です。筆者の場合、水だと床に垂れる上、すぐに蒸発しまい顔の一部が突っ張る感覚があったので、リビングなどで使用する場合はジェルで使用していました。

たっぷり濡らした顔に軽くスパチュラをあてて滑らせます

たっぷり濡らした顔に軽くスパチュラをあてて滑らせます

ただし、筆者が一番多く使用したのは風呂場。そう、本製品は嬉しいことに防水仕様なのです。超音波ピーリングは水を必要とする美容器にもかかわらず、意外に非防水の製品が多いので、これは嬉しいポイントです。防水レベルはIPX5で、これは「あらゆる方向から水をかけても、影響がない」防水性能。シャワーでザッと濡らすのは平気ですが、お風呂にチャポンと浸けるのはダメということです。このため、筆者はシャワーを顔に浴びながらピーリングをしていました。これなら、ゆっくりピーリングをしていても、顔の一部が乾燥することはありません。もちろん、風呂に浸かって使用しても良いですが、その場合は手を滑らせて浸水させないように気を付けましょう。

防水仕様なのでシャワーのついでに使えます。霧吹きなどで顔を濡らす必要がないので、風呂やシャワーで使用するのが手軽

さて、気になるのは実際の使い心地。ピーリングモードにすると、肌に当てるスパチュラ部分が「ビィィィィーン」と細かく振動。あとは、このスパチュラを肌に当てて、ゆっくりと滑らせるだけです。ちなみに、筆者は混合肌タイプなので、すぐにTゾーンの鼻や眉間がザラザラになるのですが、このザラザラは一度のピーリングであきらかに減ります。鼻の一部はツルツルとして驚くほどです。

上の動画でわかるように、スパチュラは微細な振動で肌に当てても刺激を感じませんが、水が当たると水が霧状にはじけるのがわかります。この振動で汚れなども浮かします。

ライナーと口紅を塗った上にクレンジングをのせ、左は電源OFFのスパチュラ、右はピーリングモードのスパチュラで2回往復してみました。ピーリングモードのほうが、汚れ落ちがよいのが確認できでます

うまくあてて、小さな角質をはじけ飛ばす?

ところで、超音波ピーリングは基本的に「古い角質」を除去するのが目的。このため、本製品も鼻の角栓(毛穴に溜まった老廃物)に効くとは謳っていません。しかし、ピーリング中はたまにチッ……チッと何かを弾く音がします。よく見ると、細かな角栓の一部を弾いていました。また、一部の柔らかい白い角栓は、力を入れなくてもニュルッと押し出してくれます。ただし、角栓をうまく取るには角度が重要らしく、角度によってピピピっと連続して角栓が飛ぶ感触があるときと、まったく取れないことがありました。このあたりは試行錯誤の必要がありそうです。また、うまく角度を調整しても大きめの角栓や、「イチゴ鼻」と呼ばれる、黒く酸化してしまった角栓はあまり取れないようでした。このあたりは、蒸しタオルなどで地道にケアするしかなさそうです。

ピーリング時は、スパチュラを30度ほど立てるようにしてで使用します。角度によって「ビィィィーン」と振動が強く感じられることがあり、その角度だと多くの角栓が取れました。また、小さな角栓は、スパチュラの角を当てるようにするとパチッとうまくとれることも

もともと透明のジェルでピーリング。洗顔後なのに、スパチュラについたジェルがかなり汚れています

もともと透明のジェルでピーリング。洗顔後なのに、スパチュラについたジェルがかなり汚れています

ただし、いくら角栓に効くといっても、頻繁に使用すると乾燥しやすくなります。説明書では1週間に1〜2回とありますが、アラフォー筆者の肌だと、1週間に一回が限度。それ以上使用すると、次の日の朝に肌が乾燥するのを感じました。また、施術する場所やスパチュラの角度によっては、たまに非常に強く振動を感じることもありました。CB-018は振動の強弱は選べないのですが、場所にあわせて強さが3段階くらいから選べるとよいと感じました。

保湿やハリのアップも、これ一本でケア

いっぽう毎日でも使いたいのがW Moistモード。これは、マイナスイオンと超音波で化粧水などの浸透を助けるモードだそう。使い方も簡単で、化粧水と美容液ののせた肌の上で、スパチュラを滑らせるだけ。こちらは一回で「浸透した!」という即効性のある実感はありませんでしたが、超音波振動のせいでスパチュラが温まるため、温熱マッサージをしているような気持ちよさがありました。

W MoistモードとW Liftモードでは、スパチュラの反対面を使用します。スパチュラを寝かせるようにして肌やマスクの上を滑らせます

W Liftは微弱電流と超音波で肌にハリがでるというモード。これはピーリングと同じく、水、あるいは水溶性ジェルで濡らした顔に使用するモードです。モードを開始すると「ビッビッビッ」と断続的な振動が発生し、肌に当てると極かすかにピリッとした感覚を感じます。使用後は肌にハリが出ているかはわかりませんが、使用した場所がほんわか温かくなり、血行がよくなる感覚を味わえました。以下の動画は、「Peeling」モード、「W Moist」モード、「W Lift」モードに次々と切り替えた動画。各モードの音の違いに注目してみてください。

まとめ

最初に書いたように、筆者がさまざまな美容器をもっています。しかし、面倒くさがってたまにしか使わないため、いざ使おうと思うとほとんどが充電切れ。そうなると「もう今日はいいかな……」と、結局使わなくなる悪循環に陥ります。

ただ、ピーリングに関しては使用するとすぐに肌が滑らかになり「効いている」実感があるので、長く飽きずに続けられました。とりあえず、CB-018だけでも充電して手元に置いておけば、寝る前の基礎化粧後になんとなくW Moistモードを使ってみたり、と、気軽に「なんとなく」続けられるのも個人的に気に入っています。しかも、多機能にもかかわらず、本製品の実売価格は10564円(価格.com/2016年7月2日現在)と、美容器としてはかなりコストパフォーマンスの高いのではないでしょうか。

倉本 春

倉本 春

パソコン雑誌編集者からドッグカフェオーナーという、異色の経歴を経た家電ライター。家電を活用することで、いかに家事の手を抜くかに日々頭を悩ませている。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
プレゼント
価格.comマガジン プレゼントマンデー
SPECIAL
ページトップへ戻る