ニュース

2kgの重さも軽々吸引! 新「パワーブーストサイクロン」の実力をチェックしてきた!

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

吸引力の強さで人気なのが、日立アプライアンスの掃除機。そんな日立から、キャニスター式掃除機の「パワーブーストサイクロン」の最上位機種新モデル「CV-SD900」が7月23日に発売される。新機種では吸引力がさらにパワーアップしたほか、使いやすさも向上した。ここでは、説明会で見てきたCV-SD900の魅力をレポートしたい。

サイクロン掃除機は全6モデル発売された。左から「パワーブーストサイクロン」のCV-SD900(2製品)、CV-SD700、CV-SD300、CV-SD200、右2製品は「2段ブーストサイクロン」のCV-SD100とCV-SD90。パワーブーストサイクロン以外は8月以降の発売予定

吸引力はがアップして2kgの重さも軽々吸引

もともと吸引力の強さに定評のあたパワーブーストサイクロンシリーズだが、新モデルCV-SD900は、本体内の空気の流れを効率化することで、仕事率が10Wアップして440Wとなった。会場では、この吸引力の強さを実感するために、2kgの重さがあるペットボトルを用意。このペットボトルを透明な筒に入れ、CV-SD900の吸引力だけで持ち上げるという実演が行われた。

最上位モデルのパワーブーストサイクロン「CV-SD900」。サイズは240(幅)×336(奥行)×290(高さ)、重さは3.5kg。オープンプライスだが、市場推定価格は税抜90000円前後

パワーアップした吸引力を実感するために用意された2kgのペットボトル。透明の筒に入れて上から吸引すると、軽々と持ちあがった

ヘッドを装着した状態での吸引力もチェック。会場には、深さ0.5〜2mmまでの穴が開いたパネルに砂が撒かれており、このパネル上をCV-SD900でゆっくり1往復する実演も行われた。結果、2mmの深い穴の中も、ほどんどの砂が除去されていた

薄いじゅうたんも「スマートヘッド」でスイスイお掃除

ところで、掃除機の吸引力が高いと、掃除機の「吸い込む力」で、ヘッドが床にくっつくという短所もでてくる。ところが、CV-SD900はこの問題を[ジェット吸引]スマートヘッドの搭載で回避している。[ジェット吸引]スマートヘッドは、ヘッド上部から空気を取り込み、床面に吹き付ける構造になっている。このため、じゅうたんなどの「奥」に潜んだホコリを浮き上がらせて吸引しやすくするほか、ヘッドが床にへばりつくことも抑制できる。

「SMART HEAD」と書かれた銀色のパーツ下部に見えるスリットから、ヘッド内部に空気を取り込み、ヘッドローラー側にある4つの穴から風を床に吹き付ける。ちなみに、ヘッド幅は約30cmと広く、一往復で広い範囲を掃除できるのも人気の1つ

会場では、薄いじゅうたんの上で掃除機を使用する実演も。吸引力を「強」にしても、じゅうたんがヘッドにへばりつくことなく、軽い力で掃除できた。もちろん、後退時に薄いじゅうたんを巻き込むこともない

壁のキワまできっちり吸引

ジェット吸引]スマートヘッドのもう一つの特徴が、壁際のゴミまで吸い込む「きわぴた」構造の採用。ヘッド前方が壁にぶつかると、ヘッド前面のスリットから空気を吸気するように、空気の流れが変わる。これにより、壁際のゴミが吸引しやすくなるという仕組みだ。

ヘッド前方のグレーのパーツが壁にぶつかると、風の吸引位置がヘッド上部からヘッド前部に変化する

ヘッド前方のグレーのパーツが壁にぶつかると、風の吸引位置がヘッド上部からヘッド前部に変化する

また、このヘッドのもう1つの特徴が、ローラー部にある細長い「ロングローラー」の存在だ。このローラーがあることで、CV-SD900はヘッドが後退しているときもゴミを吸い込むことができるようになっている。

ヘッド裏面の細長く青いローラーで、ヘッド後退時も強力にゴミを吸い込み続けられる

ヘッド裏面の細長く青いローラーで、ヘッド後退時も強力にゴミを吸い込み続けられる

ローラーはすべて簡単に外すことができるので、髪などが絡んでも掃除が容易だという

ローラーはすべて簡単に外すことができるので、髪などが絡んでも掃除が容易だという

会場では、手前に大き目のペレットゴミ、中央に幅25cmに撒かれた小麦粉、さらに奥の透明壁のキワにペレットゴミを配置したシミュレーションスペースも用意。ヘッドを一往復させて、「壁際のゴミを吸引」する様子と「ヘッド後退時も強力にゴミを吸引」する様子を確認できた。

以下の動画は、じゅうたんの上の粉ゴミや透明な壁際にペレットゴミなどを配したデモスペースで掃除をおこなったもの。壁際のゴミを吸引する様子や、ヘッド後退時もゴミを吸引しているようすがよくわかる。

メンテナンスはさらに手軽に

新モデルはフィルター掃除などのメンテナンスも簡単になった。サイクロン式掃除機は、構造上ダストケース内に「内筒」が存在する。ところが、長い髪の毛などを吸い込むと、髪の毛がこの内筒に巻き付き、うまく捨てられないことがあった。そこで、CV-SD900ではこの内筒を外れる構造に改良。髪の毛などが絡まっても、簡単に取り除けるようになった。このほか、ダストケース上部に格納されているクリーンフィルターの掃除がしやすくなるなどの改良もされている。

ダストケースの内筒が簡単に外せるようになり、長い髪などが巻き付いても掃除がラクになった
ダストケースの内筒が簡単に外せるようになり、長い髪などが巻き付いても掃除がラクになった

ダストケースの内筒が簡単に外せるようになり、長い髪などが巻き付いても掃除がラクになった

赤いフタの中にはクリーンフィルターが格納されている。フタを開くスイッチが、従来のスライド式(写真右)からボタン式(写真左)に変わって開けやすくなっている

従来まではお椀状にへこんだパーツ内にフィルターが配置されていたが(写真右)、CV-SD900は平たいパーツ上にフィルターを張り付けている(写真左)。このため、ブラシによる掃除が簡単に

キャニスター式はまだまだ人気

最近はコードレススティックタイプの掃除機が注目されているが、じつは昨年2015年の掃除機の需要動向では、ほぼ半分がキャニスター式の掃除機。「パワーがある」「充電を気にしなくてよい」など、さまざまな理由でいまだキャニスター式掃除機は人気なのだ。

新発売されるCV-SD900もとにかくパワフル。にもかかわらず、国内キャニスター式掃除機としては、運転音が業界最小(2016年7月において)の54dBと非常に静か。さらに、吸い込んだゴミを99.999%逃さないクリーン排気機能を搭載するなど、かゆいところに手が届く製品になっている。

ちなみに、下位機種CV-SD700と最上位機種CV-SD900の差は「電動ふとん吸口」付属の有無。電動ふとん吸口は布団を力強く叩きながらゴミを吸い込むのが特徴だ

倉本 春
Writer
倉本 春
パソコン雑誌編集者からドッグカフェオーナーという、異色の経歴を経た家電ライター。家電を活用することで、いかに家事の手を抜くかに日々頭を悩ませている。
記事一覧へ
記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
SPECIAL
ページトップへ戻る
×