直線的なデザインに一新された「MCK70T」は加湿も清浄も“おまかせ”

やっぱりダイキンの加湿空気清浄機ってイイ! と思った3つの理由

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乾燥やインフルエンザが気になる季節に役立つ加湿空気清浄機ですが、加湿の効果はいまいちな傾向にあり、湿度を重視する人は加湿器と空気清浄機を別々に買うのが一般的です。そんな加湿空気清浄機の課題を解決してくれそうな、ダイキン「MCK70T」の説明会に行ってきました。フィルターでろ過することが基本の空気清浄機ですが、空調専門メーカーだけにこだわりもひとしお! 筆者が“欲しい”と感じてしまったMCK70Tの魅力をお伝えします。

これまで丸みを帯びていたデザインを直線的なものに一新。適用床面積(空気清浄時/加湿時):31畳/18畳(プレハブ)

【ここがイイ1】加湿も空気清浄も“おまかせ”で快適

加湿空気清浄機の購入者は、“加湿機能付き空気清浄機”と“空気清浄機付き加湿器”を求める層に二分されます(ダイキン談)。しかし、加湿空気清浄機の加湿具合は、加湿器レベルのうるおいを期待する人には不満が残るものでした。というのも、一般的に加湿空気清浄機の運転は「自動」に設定されることが多いのですが、自動運転ではニオイやホコリといった空気の汚れを検知するだけで湿度は加味されていないことが大半。つまり、空気がキレイになると風量が抑えられることにより加湿量も減ってしまい、「加湿が足りない」状態になってしまっていたのです。そこでMCK70Tは自動運転中に湿度と温度もチェックする仕様に改良することで、空気の汚れも加湿も両方“おまかせ”できるようになりました。

「おまかせ」運転モードに設定しておけば、部屋の汚れや温度・湿度に応じて風量や湿度を自動で切り替えて適切に調整してくれます

【ここがイイ2】加湿しても空気清浄能力は変わらない!

一般的な加湿空気清浄機は加湿機能をオンにすると空気清浄能力が低下してしまいますが、ダイキン製品は従来からその心配がないのもポイントです。そのヒミツは、2つの風路。加湿空気清浄機に採用されている主流な加湿方式「気化式」は、風量と加湿量が連動します。空気清浄機に吸い込まれた空気はフィルターを通って放出されますが、水で濡れた加湿フィルターを通過すると風量が3割程度ダウンしてしまうそう。つまり、カタログに「風量(m³/分)7.0」と書かれていても、加湿時には7割ほどの風量しか放出されていないということになるのです。そこで、ダイキンは加湿フィルターを通らない風路を設けることにより、“空気清浄でも加湿空気清浄でも風量が変わらない”を実現。また、2つの風路があることで、加湿フィルターを通過して温度が下がってしまった空気を常温の空気とミキシングできるため、吹出口の温度低下も抑制されます。

加湿時、空気はプレフィルター→集塵フィルター→脱臭フィルター→加湿フィルターと通過するため、その抵抗により風量が落ちるそう。MCK70Tには加湿フィルターを通らない風路(赤い囲み部分)があるので、運転モードを問わず安定した風量が提供できます

わかりやすいように水トレーを外していますが、加湿フィルターと空気清浄機の間にはすき間が設けられています。この部分で加湿フィルターを通った空気ともう1つの風路から来た空気が混ざり、“冷た過ぎない温度”で放出。ダイキンの加湿空気清浄機は大きいと言われますが、性能を保持するために譲れない部分なのでしょうね

【ここがイイ3】有害ガスも! 強力な集塵力と分解力

最後に、ダイキンがウリとしている「電気集塵方式」と「ストリーマ」についても紹介させてください。電気集塵方式とは空気中に漂うホコリやアレル物質などをプラスに帯電させて、マイナスに帯電している静電HEPAフィルターで効率よくキャッチするというもの。浮遊物質はもともとプラスに帯電しているのですが、微弱なため、そのままでは無作為にフィルターに吸着してしまい目詰まりが起こりやすいと言います。10年間お掃除不要とうたう製品が多いものの、10年後の集塵性能は50%にまで低下したという検証結果もあるそう。いっぽう、電気集塵方式でより強力にプラス帯電すると、フィルターの“繊維”に吸着させことができ、空気の通り道を確保できるので高い集塵性能が長く保持できるのです。

左右にある紫色の棒の部分にプラスの電気が帯電しており、ここを通過したホコリやカビ、ダニのフン・死がい、花粉などがさらにプラスに帯電

電気集塵方式でない場合、左の図のように風が通る部分が阻害されてしまい集塵性能が時間とともに落ちていくそう
※図版はダイキンHPより引用

そして、ただ浮遊物質を捕獲するだけでないのがダイキンのすごいところ。捕らえた汚れにストリーマ照射することで花粉などのアレル物質もしっかり分解し、フィルターを交換する時の再飛散による被害を軽減します。このように言ってしまうと、ストリーマはさほど重要でないように思えてしまいますが、注目してほしいのは有害ガスを分解できること。ホコリなどの浮遊物質はまわりに有害なガス状化学物質が付着しています。浮遊物質はフィルターでキャッチできますが、ガス状化学物質は浮遊物質から離れやすいため、空気とともに部屋へ戻ってしまうそう。これでは、キレイにしたとは言えませんよね。ストリーマは付着有害ガスも酸化分解できるので、本当のキレイを目指すなら重視したいポイント。

赤い囲みの部分が、ストリーマを放出するユニット。プラズマ放電の一種であるストリーマが、100,000℃の熱エネルギーに匹敵する分解力で有害化学物質に作用します

ストリーマの効果により、脱臭フィルターも吸着能力や脱臭能力が再生されます。水洗いする手間もなし!

ストリーマの効果により、脱臭フィルターも吸着能力や脱臭能力が再生されます。水洗いする手間もなし!

加湿フィルターや水トレーもストリーマ照射で除菌されるので、清潔も保持しやすい。また、加湿フィルターは水に直接つけない水車式となっています

空気清浄機内部で有害化学物質に効果を発揮するストリーマですが、MCK70Tにはもうひとつの分解方法が搭載されています。それが、イオンを空気中に放出する「アクティブプラズマイオン」。ただし、アクティブプラズマイオンは空気清浄機で吸い込めない、ソファやカーテンなどに付着したニオイを除去するためのものだそう。カビや菌、ウイルスといった汚れは電気集塵方式でキャッチし、ストリーマで分解するのがメインです。

イオンで浮遊菌を分解するとは銘打っていないそう。あくまでも付着臭へのアプローチとなるそうですが、こう断言されることで信頼感が増しました

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌の白物家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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2017.10.20 更新
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