キャンプや山登りなどのアウトドアに行ったとき、食事の定番メニューといえばバーベキューやカップ麺ですよね。でも、泊まりの場合は? 朝からそんな重いものは食べられない…熱々のコーヒー&トーストが無性に食べたくなります。
でも、アウトドアのコンロはトーストが焼きにくいですよね。
試しに、アウトドア用のカセットコンロを使って普通の焼き網で焼いてみました
慣れれば上手にできる気がしましたが、やっぱり直火(じかび)は難しい。トーストがすぐに燃えてしまいます。味もふっくらモチモチとはならず、ガサガサな感じです。
ほかに何か方法はないかとネットでいろいろ探していたところ、トーストがおいしく焼けるマルチロースターというアイテムを発見しました!
ユニフレーム fanマルチロースター
サイズは縦13×横20×厚さ1.9cm、重さ320gと超薄型でコンパクトです。材質は土台が特殊耐熱鋼、焼き網は鉄とクロームメッキです。
これを組み立てるとパン焼き機に変身します。
組み立てるといっても、焼き網を山型にして乗せるだけなので超カンタンです
さっそくトーストを焼いてみましょう!
2枚同時に焼くことができます
特殊耐熱鋼のメッシュが、炎を赤外線の熱に変換することで、中までふっくらおいしく焼き上げます。
中火くらいでだいたい片面1分少々、合計2分から3分で焼きあがります。時々トーストの向きを回転させて均等に焼くのがポイントです。
使い方は動画でもご確認ください
食べてみると、外はカリっと中はモチモチ状態でとてもおいしかったです!
焼き網は山型とフラットの2通りのセットの仕方があるので、いろいろな物が焼けます。
お餅も上手に焼けます
弱火だととても時間がかかります。中火から強火がおすすめです。
強火でスルメイカをサッとあぶって酒のつまみに!
ほかにも、乾きものならなんでも簡単においしく焼けると思います。アウトドアだけでなく、家でも簡易トースターとして活躍しますよ。
生魚や肉類も焼けるとは思いますが、土台のメッシュとコンロが落ちた汁で汚れてしまうのであまりおすすめはしません。説明書にも「乾きものを焼く商品です」と書いてありました。
しっかりとしたキャンプ場の場合はいいですが、秘境のようなところに行った場合は、ちゃんとしたコンロがないときもありますよね。筆者はコンパクトなコンロを持って釣りに行くことが多いので、使えるか試してみました。
小型のバーナー(イワタニ ジュニアバーナー)を使ってトーストを焼いてみました
あたりが明るくなってきました。日の出の時間です
風の影響もあったのですが、普通のコンロと違って中心に熱が偏りすぎて、両面を焼くのに8分近くかかりました。焼けないことはないですが、やはりバーナー部分は大きいほうがいいですね。ただ、山登りや釣りには大きなコンロは持っていけませんから、筆者はこの組み合わせで使うことが多くなると思います。アウトドアの雰囲気は最高です!
熱々のコーヒー&トーストができあがり!
寒い野外で食べるコーヒー&トーストは最高においしかったです。
ただパンを焼いている動画です。よろしければご覧ください
※小型バーナー使用時の注意点。土台のメッシュの下方面にも輻射(ふくしゃ)熱という熱が出ます。その熱による器具の破損や、テーブルが変形する恐れやガスボンベ爆発の危険があるため、小型バーナーで使用する際は注意してください。ちなみに、イワタニのジュニアバーナーは真下にガスボンベがくるので心配でしたが、冬だったからかまったくガスボンベは熱くなりませんでした。いずれにせよ十分注意が必要です。
スマホと比べてもこの大きさ
薄いので持ち運びは苦ではありませんが…
超薄型でコンパクトなのでパッキングも簡単で持ち運びに最適です。専用のケースが付いていればもっとよかったのですが、筆者は商品の箱をケースとして使っています。
ユニフレーム fanマルチロースター、トースト好き&アウトドア好きにはおすすめです! 家の中でも使えるので、アウトドアをしないトースト好きの方にも、肴(さかな)はあぶったイカでいい派のお酒好きの方にもおすすめです!