モノ系ライターのナックル末吉です。筆者は自転車もオートバイにも乗るのですが、盗難を恐れてワイヤーロックで施錠して防犯につとめています。
使用しているワイヤーロックは、いずれもダイヤル式のもので、施錠・解錠にはダイヤルを回して、決められた番号に合わせる必要があります。特に面倒ということはないのですが、もう少しスマートにできたらなぁと考えることはあります。
そこで発見したのがこのアイテム。「スマホで解錠ワイヤーアラームロック」です。文字どおり、スマホで操作してワイヤレスに解錠できるという時代にマッチしたワイヤーロックです。
まずは製品を見てみましょう。
パッケージです。すべて英語表記になっていますが日本語の取り扱い説明書が入っていますのでご安心を
内包物は本体と専用ドライバーです
専用ドライバーは特殊な形状をしています。後述の電池交換の際に使用します
本体です。かなり頑丈なワイヤーと金属製のロック本体なのでかなりの重量感があります
片方が固定されたワイヤーをもう片方の挿し込み口に挿し込むことでロックする機構になっています
ロックボタンが表面にあります。スマホとの接続にも使用します
本体横のボタンは、解錠したあとワイヤーを抜くときに使用します
背面に貼られたシールには技適を取得していることが記載されています
付属のドライバーを使用して背面のカバーを取り外すと電池がこんにちは。ワイヤレスで通信するために電力は必要ですからね。単4形乾電池3本で約8か月動作します
では筆者の自転車を使用して、実際にロックしてみます。作業に先立ち、専用のアプリ「SLBLOCK」をスマホにインストールしておきます。こちらはAndroid、iOSともに対応しています。
また、スマホのBluetoothをオンにしておく必要もあります。
まずは自転車のフレームワイヤーを通して本体のコネクタに挿し込みます
本体のロックボタンを押すとロックされると同時にスマホとのペアリングが可能な状態になります。このときに、爆音のアラーム音がなるので注意が必要です
スマホでアプリを開くとパスワードを求められるので入力するとこの画面が表示されます。「追加」を押すとワイヤーロック本体と接続できます。iPhoneもAndroidも対応しています
一度ペアリングしてしまえばこの作業は不要です。この画面が表示されたら接続できているとともに、ロックがかかっていることを意味します
本製品はスマホで施錠・解錠の手動操作ができるのはもちろんのこと、近寄ったり離れたりするだけで解錠・施錠ができるオートロック機能が搭載されています。
さらに、振動を与えるとアラームの轟音(110デシベル!)が鳴り響く警告音も搭載されています。
「アンロック」をタップすると手動で解錠。オートアンロックをオンにすれば近寄るだけで解錠ができるようになります
ロックが解錠された状態で本体側面のボタンを押せば、ワイヤーを引き抜くことができます
さて、この製品ですが感想としては、思った以上に頑丈です。自転車だけでなく、オートバイのロックに使うのも適しているといえます。ただし前述のように、アラームが爆音なので深夜や早朝に解錠するのは少し気が引けるかもしれません…。