キャンプに持って行く荷物は減らしたいけど、キャンプ用品はできるだけ充実させたい! そんな人に朗報なのが、コールマンから登場した「360°サウンド&ライト」です。ランタンと360°スピーカーがひとつになった、1台2役の便利グッズで使い勝手もよさそう! ということで、実際にキャンプに持って行って使ってみました。レビュー詳細は上記の動画をチェックしてください。
「360°サウンド&ライト」は、360°スピーカーを搭載するLEDランタンです。本体上部がランタン、下部が360°スピーカーという構造ながらも、一般的なLEDランタンと変わらないコンパクトなサイズに収められており、荷物のじゃまにならないほか、卓上に置いても存在感はまったく感じません。乾電池式ではなく充電(microUSB)式のため、電池を持って行く必要がないのも助かります。
コールマン「360°サウンド&ライト」。本体サイズは13.0(直径)×25.1(高さ)cmで、重量は約1kg。本体下部に360°スピーカーを備えます
本体下部にあるmicroUSBポートから充電
LEDランタンは、High(400ルーメン)、Medium(175ルーメン)、Low(80ルーメン)という3段階で明るさを調節可能。それぞれ、照射距離は約8m、約5m、約2mです。素材には耐衝撃性や剛性にすぐれるABS樹脂を使い、あらゆる方向からの水飛沫によっても影響を受けないIPX4の耐水性を備えています。
スピーカー付きランタンはほかにもありますが、アウトドアで使用するのに必要な機能が取りそろえられているのは、さすがはキャンプのリーディングカンパニーであるコールマンといったところです。
左からLow(80ルーメン)、Medium(175ルーメン)、High(400ルーメン)。IPX4の耐水性能は、多少の雨ぐらいなら問題ないレベルです
操作ボタンなどは本体上部に搭載されており、置いたままでも操作可能。側面などにボタンがあると、持ち上げて覗き込まなければいけなかったりと、使いにくいと感じることがあるのですが、その点「360°サウンド&ライト」はかゆいところに手が届いてくれる感じです。
操作系統は本体上部に設置。大きいダイヤルは明るさ調節、各ボタンは音楽の操作に対応
音楽再生はスマートフォンなどからBluetooth接続で行います。音質に関しては、キャンプやBBQなど友人や家族とワイワイ盛り上がっている場のBGMとしてはちょうどいいくらいのクオリティです。
スマートフォンをBluetoothで接続するだけですぐに音楽を楽しめます
360°無指向性のため、ランタンの周囲ならどこでも同じように聞こえ、置き場所を選ばないのもポイント高め。ランタンの持ち手をテント上部に引っかければ、テントの空間を心地よく盛り上げてくれます。ラジオを夜にまったり聞く、なんて使い方もアリです。
持ち手を引っかければ、ランタンの明かりと音楽が空間を包み込んでくれます
ただし、キャンプでも最高のクオリティで音楽を楽しみたいというようなサウンドにこだわる人は、ドライバーやアンプを内蔵するBluetoothスピーカーなどのほうがいいでしょう。「360°サウンド&ライト」は、あくまでもランタンとスピーカーがひとつになったマルチデバイスととらえるのがベターです。
「360°サウンド&ライト」は、スピーカーのみの利用時で20時間、LEDランタンHighモード+スピーカー利用でも5時間と、1泊2日のキャンプなら余裕を持って使える電池持ちです。不安なら、モバイルバッテリーを持って行けば充電も行えます。
ランタンとスピーカーを別々に持って行くよりも荷物が軽減し、明かりと音楽でキャンプの雰囲気作りにひと役買ってくれるのは間違いなし。夜に「スピーカーどこ置いたっけ?」と探して困ることもないし、持ち手を引っかけてつり下げるなど、ランタンの実用性がスピーカーの使い勝手を向上させており、「ランタンとスピーカーが合体するだけでこんなに便利なんだ!」と感じました。
昼間はスピーカー、夜はスピーカー搭載LEDランタンとして使える「360°サウンド&ライト」。次のキャンプのお供に1台持っていってはいかがでしょうか。
最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。