ブランドロゴやイラストが描かれたオシャレなステッカーをピックアップ!
アウトドアが好きな人は、キャンプ用品や登山用品、釣り道具など、自分だけのアウトドアギアを持っていることが多い。しかし、フィールドに行くと、同じ目的で訪れた人と持ち物がカブってしまうことは少なくない。
自分の持ち物とほかの人のモノを取り違えないために、名前を書くのはちょっとダサいな……という人には、ステッカーを貼ってオリジナリティを出すことを提案したい。
ステッカーチューンで個性を出せば、他人のモノと間違える心配がない!
そこで今回は、ギアのステッカーチューンに使える、ブランドロゴやカッコいいイラストが描かれたアウトドアブランドのステッカーを集めてみた。各ブランドの成り立ちや、ステッカーの絵柄の意味なども合わせて紹介しよう。
ザ・ノース・フェイスは、1966年、アメリカ・カリフォルニアで誕生。機能性が高いだけではなく、デザイン性にもすぐれたアウトドアウェアやギアは、アウトドアファンのみならず多くの人に支持されており、アメリカ本国はもちろん、ヨーロッパやアジアなど、幅広い地域で愛されているアウトドア界のトップブランドとも言える存在だ。
創業の2年後に作られたというブランドロゴは、カリフォルニア州のヨセミテ公園にあるロッククライマーの聖地「ハーフドーム」の北壁から着想を得たもの。「THE NORTH FACE」というブランド名も、すべての山における最難関ルートと言える北壁を意味し、常に難関に挑戦し続けるブランドの精神を意味する。
同ブランドは、アウトドアブランドの中でも数多くのステッカーを展開。ブランドロゴが映えるスクエア型の「TNFステッカー」をはじめ、「TNFプリントステッカー」など、そのバリーションも豊富だ。
大きなスクエア型にブランドロゴが入った「TNFステッカー」。カラーはレッドとブラックを用意
交差するアイスアックスが描かれた丸型のステッカー「TNFプリントステッカー(アックス)」
コールマンは、1901年にアメリカ・カンザス州で創業して以来、オートキャンプを中心としたアウトドアギアで世界的なアウトドアブランドの地位を確立。1976年には日本にも上陸を果たし、最もメジャーなアウトドアブランドとして、その名を知らない人はいないだろう。
コールマンと言えば、創業時より自社生産を行っているガソリン式ランタンや、オートキャンプで活躍するキャンプストーブ、そしてコスパの高いテントなどが人気だ。
各製品に刻まれているブランドロゴは、ブランドのアイコンでもある「ヴィンテージランタン」が描かれている。その象徴的なランタンは、「オフィシャルステッカー/S」においても採用されている。
UV加工が施され、「Coleman」の文字が映える「オフィシャルステッカー/S」
アウトドアブランド 、チャムスは、コロラド川のリバーガイドが、メガネストラップ「リテイナー」を開発したことがきっかけとなり、アメリカ・ユタ州で創業。
大ヒット商品となった「リテイナー」をはじめ、肌触りがよく、動きやすいスウェットウェアなどが有名で、現在はテントやキッチンツールなどの開発・販売にも着手。幅広くアウトドアギアを扱う総合ブランドとして、日本でも人気が高い。
そして人気の理由のひとつにもなっているのが、チャムスのシンボルとして愛されているカツオドリのマスコット。ステッカー「カーステッカービッグブービーバード」などにも、その愛らしい姿が描かれている。
車の窓などの内側に貼り付ける特大サイズのステッカー「カーステッカービッグブービーバード」
「視界良好」という意味を持つ航空用語をもじった「Klear Above Visibility Unlimited」の頭文字をブランド名としたのが、1993年にアメリカのワシントン州シアトルで設立したアウトドアメーカーのカブー。
カブーと言えば、ブランド創設のきっかけでもある「ストラップキャップ」が有名。耐久性が高く、水にも強く、強風でも飛ばされにくいため、アラスカの鮭漁での過酷な環境にも対応する。そのほか、ヘッドウェアやアウトドアウェアを中心に、多くのアウトドアファンが愛用する欠かせないブランドのひとつだ。
「KAVU」の文字と山と太陽の背景が描かれたブランドロゴは、それだけでも目を引くデザイン性の高いもの。ロゴステッカーやデザインステッカーがセットになった「ステッカーパック」や、ヴィンテージ風ステッカーのセット「ステッカーパック2」など、バラエティが豊富なのもうれしい。
ブランドロゴなど、いろいろなデザインステッカーがセットになった「ステッカーパック」
ビンテージ風イラストが描かれたデザインステッカーが同梱される「ステッカーパック2」
テントやトレッキングポールの金属パーツを製造するDAC社が、その金属加工技術を応用したアウトドアファニチャーブランドとして立ち上げたのが、ヘリノックス。
同ブランドの製品の特徴は、すぐれた耐久性がありながらも軽量で、収納性にすぐれるにもかかわらずコンパクトになるところ。ラインアップの中で人気の高い「チェアシリーズ」は、持ち運びに便利という特性から、日本でも多くのユーザーがキャンプ場や野外フェス会場などで愛用しているヒット製品だ。
「Helinox」というブランド名は、ギリシャ神話の太陽神「Herios(ヘリオス)」と、夜の神「Nox(ノックス)」を組み合わせた造語。ブランドロゴのマークは皆既日食を意味し、ヘリノックス製品が昼夜を問わず活躍することを意味するという。そんなロゴがデザインされた「ボックスステッカー」は、ギアのステッカーチューンにおいても大いに活躍してくれそうだ。
ロゴマークが描かれた「ボックスステッカー」は、SとLのサイズ展開で、ホワイトとカモの各2色をラインアップ
「Mountain Safety Research」の頭文字をブランド名に冠したMSRは、1969年、当時十分なテストを行わずに商品化されるクライミングギアの多さを危惧し、安全性と信頼性の研究を目的として設立されたブランド。以来、そのブランド名の通り、安全性や使いやすさを追求した高品質なギアを開発し続けている。
現在では、世界中の登山家やアウトドアフリークたちが、クライミングギアだけでなく、テントや分離型液体燃料ストーブ、スノーシューズなどを愛用しているが、ブランドが追い求める先進性は衰えることはなく、常に最新で最良の素材、デザインに挑戦している。
今回紹介するビンテージ感を感じるデザインの「ヘリテイジステッカー」には、ブランドの正式名称と創設年、そしてMSRが世界で初めてアルミ製の柄を使って作った「アイスアックス」が描かれている。
ビンテージデザインの「ヘリテイジステッカー」にはブランドの正式名称とアイスアックスが刻まれている
DODは、「アウトドア」という言葉を難しく考えず、“外で遊ぶこと”という広くユルい定義でとらえ、ワクワクするようなユニークなアイテムを生み出している日本のアウドドアブランド。
2008年に創立した前身の「DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア)」のブランド名を、2018年に頭文字のみの「DOD」に変更し、初心者でも簡単に使える構造や、ファッション性の高いデザイン、そして購入しやすい価格にこだわった、さまざまなアイテムが人気を博している。
DODと言えば、同社製品にも描かれているウサギのロゴマークが目印。ロゴだけをカッティング構造にした「ロゴステッカー(L)」は、そんなポップなデザインが楽しめる逸品だ。
屋外耐候性のあるカッティングタイプの「ロゴステッカー(L)」。カラーはブラックとホワイトが用意される
2000年に創業したミステリーランチは、創業以来、ミリタリーや森林消防隊、ハンターなど、過酷な環境で任務にあたるプロフェッショナルのために、ロードキャリテッジ(荷物運搬)システムを作り続けているアメリカのバッグブランド。
ブランドを代表するアイテムは、米軍特殊部隊にも採用されるほどの合理的な作りと堅牢性を持ちあわせた、機能的で高品質なバックパックだ。あくまでもプロが使うレベルの品質にこだわり、現在ではアウトドアバッグブランドをけん引する存在として、日本でも多くのアウトドアファンに愛用されている。
同社のブランドロゴには、社名の下に、現在でも本社があるブランド発祥地、モンタナ州ボーズマンの地名が書かれている。そんな「ヘリテージロゴステッカー」は黒地に白文字のタイプと、白地に黒文字のタイプの2種類で展開される。
ブランドの象徴であるヘリテージロゴがインパクトのある「ヘリテージロゴステッカー」
「テント」の意味を持つ「天幕」という日本語をブランド名の由来とする「tent-Mark DESIGNS」は、アウトドアストア「WILD-1」のオリジナルブランド。
国内発のブランドらしく、日本の気候や日本人が使うことを考慮し、設置のしやすさや悪天候、焚き火の使用などにこだわった、独自のアウトドアギアが人気となっている。
テンマクデザインのステッカーは、オリジナリティあふれるイラストが描かれているのが特徴。実際に販売されている人気のテントを描いたものなど、他メーカーにはない珍しいステッカーが多いのも魅力だ。
描かれたテントと同じ名前のついた、耐候性にすぐれるテンマクデザインのステッカー「CIRCUS720」(左)と「CIRCUS TC」(右)
2006年に創業したアメリカのクーラーボックス専門メーカーのイエティは、毎日使うことをコンセプトとした、高い耐久性と保冷性をあわせ持つクーラーボックスが有名だ。
同社のクーラーボックスはフタとボディに強度の高い継ぎ目のない構造を採用しており、熊に襲われても壊れないという非常に高い耐衝撃性と耐久性を持つ。また、圧力注入された厚いインサレーションによって高い保冷力も発揮するなど、世界中のアウトドアファンに支持されているロングセラーだ。
イエティのブランド名は、ヒマラヤ山脈に生息していると言われる未確認生物「イエティ」に由来。「BUILT FOR THE WILD ウィンドウデカールステッカー」にも、そんな“タフすぎる”同社らしいブランドの合い言葉が刻まれる。
ロゴの下にブランドの合い言葉が刻まれた「BUILT FOR THE WILD ウィンド デカール ステッカー」は、カラバリが豊富
ペトロマックスは、1910年、世界で初めて灯油ランタンを発明したマックス・グラッツにより創業された老舗のランタンブランド。社名は、灯油の「PETRO(ペトロ)」と、開発者の「MAX(マックス)」が組み合わされている。
ブランドの象徴でもあり、長年にわたり世界中の愛好家から支持されている圧力式灯油ランタンは、当時からほとんどモデルチェンジが施されてないと言われる、完成されたデザインと、独特のやさしい灯りが特徴だ。
そんなペトロマックスのブランドロゴは、2匹のドラゴンが描かれた伝統を感じさせるデザイン。ランタンにも刻まれるこのロゴがプリントされたステッカーは、貼っているだけで上級者の雰囲気が出せる通好みの1枚だ。
「ロゴステッカー」は、ペトロマックス伝統のブランドロゴが黒で入った透明タイプのステッカー
ダイワは、釣りをする人であれば誰でも知っている、日本を代表する釣り具の総合メーカー。かつては「ダイワ精工」として知られていたが、2009年に社名をグローブライド株式会社に変更し、フィッシング部門のグローバルブランドとして、現在の「DAIWA」となった。
「DAIWA(ダイワ)」の由来は、かつての所在地が東京都中野区大和町であったことから。同じ都内の東久留米市に本社を移した現在は、そのブランド名を継承しつつ、製品はその信頼された機能性をそのままに、ビジュアル面を世界向けに一新。フィッシングのトップブランドとして地位を確立するまでになった。
カッティングタイプの「DAIWAステッカー」は、スタイリッシュなダイワのブランドロゴを型取ったステッカー。このブランドロゴは、ジャパンクオリティの精密な技術と、世界のフィッシングをリードする先進性を表現しており、ブランド名を直線的かつ規則的にデザインしたもの。
ロゴだけが残るカッティングタイプの「DAIWAステッカー」は、ブラック、ホワイト、シルバーの3色で展開
アウトドアやデジタルカルチャーなど、ジャンルに捉われない自由な記事を執筆するライター・編集者。週末は家族でアウトドアを楽しむファミリーキャンパーでもある。