筋トレ好きの自動車ライター、マリオ高野です。
私が筋トレ好きな理由のひとつとして、憧れのレーシングドライバーに少しでも近づきたい、あるいは少しでも同じ感覚を養いたい、ということがあります。レーシングドライバーはストイックにフィジカルを鍛える人が多く、実際、ブレーキペダルを踏む足の筋力は強くなくてはなりません。
一流のレーシングドライバーはレースの合間など、時間があればフィジカルの鍛錬に余念がありません。筆者はレースには出ませんが、一般的なクルマの運転でも全身の筋力を強化することは重要だとされています
たとえば、国内レースの最高峰であるスーパーGTに参戦するSUBARU GT300 BRZの山内英輝選手は瞬間的な片足の踏力が170kg以上あり、片足でのレッグプレスでは150kg以上をあげているので、自分もこの数値に近づくことを目標にしています。
多くのジムで使えるレッグプレスのマシンで「片足150kg」を目標に掲げて取り組んでいます。
足の踏む力は元々好きなデッドリフトやレッグプレスで鍛えられますが、数値的には停滞中。伸び悩む現状を打開するため、今まであまり好きではなかった「スクワット」をしっかりやってみようと考えました。
スクワットは筋トレのビッグ3のひとつであり、筋トレ好きとしてはいずれ本気で取り組まねばならないと思ってはいたので、この機に基本からやり直すことにしました。
そこで目をつけたのが、誰もが正しいフォームでスクワット運動が身につくとされる、「スクワットベンチ EasyChange」です。
人間のヤル気スイッチが入りやすくなるという赤に塗られています
組み立ての必要はありません。折りたたむ際にごく簡単な作業をともなうだけです
土台の裏には滑り止めのラバーが付いています。フローリングや畳の上で使えますが、念のため、床にはラバーマットを敷くと安心でしょう
足を引っかけるようにして台に乗った状態から、静かに腰を落とすだけで自然に正しいスクワットの姿勢となります
足の長さに追応じて高さ調節ができます。ほぼすべての日本人の体格に適応します
格納時は壁に立てかけておいてもあまりじゃまになりません
スクワットは、やり方を間違うと腰を傷めたり、効かせたい部位にうまく効かなかったりするので、フォーム矯
正効果に期待しました。
結論から言うと、スクワットを初めてやる人にとっては一定の効果があるといえます。特に筋トレ未経験の女性や中高年など、下半身の筋力があまり強くない人にとっては、ケガをすることなく高い安心感をともなってスクワットにチャレンジできるでしょう。
筆者の場合、体重を後ろ寄りとすることで、太ももの前部分への負荷を高めました
短く調節すると、ひざの可動域を深くすることができ、太ももへの負荷が高まります。これだけ後ろ重心になっても器具の安定感は損なわれません
テレビを観ながらなどでもスクワットを楽しめます
低身長の女性から高身長の男性まで、幅広い体格に適合します
スクワットがしっかり行えるフィジカルが身についた人にとっては必要性が低くなりますが、初期段階の着火剤というか、助走期間のサポートとしては有効だと思います。
値段も手頃で場所を取らないので、筋トレ初心者にはおすすめできます。スクワットの基本動作については、筋トレYouTuberの動画やWeb記事などをご参照ください。
バーベルを背負ってのスクワットでも効果的でした。ただし、そこそこの重量を扱うスクワット上級者が行う場合、器具の強度が足りないと予想されますのでご注意ください。あくまで初心者向きの器具です
ダンベルを持った状態でのスクワットでも有効でした
1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。3台の愛車はいずれもスバルのMT車。