レビュー
玄人感も味わえた独特なネーミングのアウトドアグッズ

ラーメン作ってコーヒーも飲める「ラーメン、コーヒー、そして俺」って、なんやねん!?

少々肌寒くなってきましたが、紅葉づく山をトレッキングしたりバーベキューしたり、まだまだアウトドアが楽しい季節。しかし、外で長時間過ごすと寒さが身にしみますよね。そんな時に重宝するのが、お湯を沸かせるバーナーとクッカー。熱々の飲み物で体を温められるのはもちろんですが、自然の中で飲むティータイムは格別です。筆者もクッカーを持っていますが、「ラーメン、コーヒー、そして俺」という不思議なネーミングのアウトドアグッズに目が留まりました。なんでも、ひとつのクッカーでラーメンと食後のコーヒーが楽しめるのだそう。どのようなものなのか、さっそくチェックしてみます!

ラーメン調理後、すぐにコーヒーが沸かせるクッカーって?

“ひとつのクッカーでラーメンとコーヒーが味わえる”というフレコミを見た時に想像したのは、クッカー内に仕切りがあって、ラーメン調理をした後に汚れていないほうのお湯でコーヒーが沸かせるというもの。しかし、クッカーはいたって普通のクッカーでした。コーヒーを抽出するストレーナーとコーヒー豆を粉にするミル、そしてラーメン用のお湯を沸かす&コーヒーが淹れられるクッカーがセットになったのが「ラーメン、コーヒー、そして俺」なのです。思い描いていたアイテムとは違いましたが、4,000円程度でクッカーとコーヒーミル、ストレーナーが手に入るのはお得。本格的なコーヒーも楽しめますしね。

11.8(直径)×13.3(高さ)cm、容量1Lのアルミ製のクッカーとパーコレーター式のストレーナー、コーヒーミルがワンセットになっています。トータルで433gなので、持ち運びに苦労することはないでしょう

ストレーナーはクッカーに収納できるようになっているので、持ち運びやすさも◎

ストレーナーはクッカーに収納できるようになっているので、持ち運びやすさも◎

コーヒーミルもハンドル部を分解できます。円柱部分のサイズは、4.9(直径)×12.3(高さ)cm

コーヒーミルもハンドル部を分解できます。円柱部分のサイズは、4.9(直径)×12.3(高さ)cm

【Step1】まずはラーメン作り!

3つのツールについての細かい説明はそれぞれを使う際にするとして、さっそく「ラーメン、コーヒー、そして俺」を持って野外に出発! ちなみに、「ラーメン、コーヒー、そして俺」を使うためには、別途、バーナーが必要です。

まずは、クッカーから使ってみましょう。普通のクッカーなので、お湯を沸かすだけでなく、鍋のように調理を行うことも可能。しかし、今回は「ラーメン、コーヒー、そして俺」のコンセプトを堪能するためにラーメンを作ってみます。

収納時は折りたたんでいた持ち手を引き出して、調理スタート

収納時は折りたたんでいた持ち手を引き出して、調理スタート

といっても、水を入れてバーナーにセットしただけですが……。ちなみに、フタには穴が開いており、吹きこぼれ防止に役立ちます

5分ほどでお湯が沸きました

あとはラーメンに注いで、食すだけ。一般的なクッカーと、同じ使用感ですね

あとはラーメンに注いで、食すだけ。一般的なクッカーと、同じ使用感ですね

【Step2】コーヒーを淹れる準備! コーヒーミルで豆を挽く

ここまでだと全然おもしろみがありませんが(笑)、ここからが「ラーメン、コーヒー、そして俺」の真骨頂です。食後にサッとコーヒーを飲むための準備をしましょう。Step1のお湯を沸かしている間に、コーヒー豆をコーヒーミルで挽いておくとベスト! コーヒー粉の粗さを調整することができるので、濃度や苦味を好みで変えることができます。

コーヒーミルの下部は粉砕されたコーヒー粉が溜まる容器で、上半分がミルする部分になります

コーヒーミルの下部は粉砕されたコーヒー粉が溜まる容器で、上半分がミルする部分になります

ミルする部分には臼が搭載されています。風味を損なわないように、セラミック製の臼を採用

ミルする部分には臼が搭載されています。風味を損なわないように、セラミック製の臼を採用

臼と連動して装備されているネジを回すと、開き具合が変動。これにより、粉砕する粗さが調整されます。一般的に細かく挽くほうが濃度は濃くなり、苦味が強くなる傾向

コーヒー豆はコーヒーミルのフタを外した所に投入。一度に約20g(約2人分)までコーヒー豆を挽けます

コーヒー豆はコーヒーミルのフタを外した所に投入。一度に約20g(約2人分)までコーヒー豆を挽けます

ハンドルを装着して、コーヒー豆を挽きます。手挽きは、なんだか“通”っぽい感じがしてテンションがあがりますよね。ゴリゴリと粉砕する音と感触、そして挽けば挽くほどに漂ってくるコーヒーの香りがたまりません

ちょっと粗挽きのコーヒー粉が完成。手挽きは初体験でしたが、なかなか上手にできました

ちょっと粗挽きのコーヒー粉が完成。手挽きは初体験でしたが、なかなか上手にできました

【Step3】ストレーナーでコーヒーを淹れよう!

ラーメンを食べ終わるまでにStep2まで完了しておけば、食後にすぐにコーヒーを飲むことができます。ドリップやサイフォンなどいろいろな抽出方法がありますが、「ラーメン、コーヒー、そして俺」はパーコレーターを採用。パーコレーターは熱湯を循環させ、何度もコーヒー粉に噴出する抽出方法で、強めの味わいになるのが特徴です。フィルターもいらず、道具が少ないことからもアウトドア向きなのだそう。

ミルしたコーヒー粉をストレーナーに入れます

ミルしたコーヒー粉をストレーナーに入れます

熱湯が入ったクッカーにストレーナーをセットし、クッカーのフタをして弱火にかけましょう

熱湯が入ったクッカーにストレーナーをセットし、クッカーのフタをして弱火にかけましょう

パーコレーターの仕組みを、再度、説明しておきます。中央に通っている筒からお湯が吸い上げられ、コーヒー粉にお湯を噴出。このお湯が循環されることで、コーヒーの濃さがどんどん強くなるというわけです。管から噴出されるお湯の色を見て、好みのところで抽出をストップしましょう

吹き出てくるコーヒーを見てるのも楽しいですし、だんだんと色が濃くなってくるのもワクワクします。5分程度で、いい色になりました

好みの抽出具合で火を止め、ストレーナーを取り出したらコーヒーをいただきましょう。自分が挽いたコーヒーであることと自然の中というシチュエーションが、おいしさをより高めているような気がします

パーコレーター方式はストレーナーからコーヒー粉が飛び出てしまうことが多いのですが、「ラーメン、コーヒー、そして俺」ではクッカー底に沈殿物はほとんどありませんでした。些細なことですが、個人的にはうれしいポイント

まとめ

筆者の想像とはまったく異なるグッズだと気付いた時には、正直、テンションがだだ下がりになりました。普通のクッカーとコーヒーミル、ストレーナーがワンセットになっただけなので、何も語ることはない、感動なんてないよ……と思ったほどです。しかし、一連の流れを体験してみると意外とアウトドアライフを満喫している自分が! なによりも一番楽しかったのは、コーヒーを淹れる工程。手挽きスタイルがたまらないし、出具合を自分で調整するパーコレーターも玄人っぽい。友達と一緒なら、このコーヒーの淹れ方はドヤ顔できそう。ただ、ウリである“ラーメンを作ったあとにコーヒーが味わえる”は、袋麺だと実現できず。クッカーが汚れてしまいますからね。少々つっこみどころはありますが、アウトドアグッズとしての個々の性能は上々ですし、トータル4,000円ならアリじゃないでしょうか!

洗わないとコーヒーを淹れられなくなりますが、袋麺を折らずに投入できるクッカーのサイズはいい!

洗わないとコーヒーを淹れられなくなりますが、袋麺を折らずに投入できるクッカーのサイズはいい!

価格.comで「ラーメン、コーヒー、そして俺」をチェック!

増谷茂樹

増谷茂樹

カメラなどのデジタル・ガジェットと、クルマ・バイク・自転車などの乗り物を中心に、雑誌やWebで記事を執筆。EVなど電気で動く乗り物が好き。

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