つい「座りたくなる」から、毎日トレーニングを続けられる

座るだけ!「体幹トレーナー」でウエストサイズを理想に近づけることはできるのか!?

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アラフォーという年齢か、あるいは普段の運動不足か……たぶん両方の理由で、最近ウエストの肉が気になるようになってきました。具体的には、ジーンズのベルトに、余った腹の肉が乗っかります。そんな筆者が、とある発表会で見かけて気になったのが、フジ医療器の電動式体幹スロートレーニングマシン「体幹トレーナー FF-100」(以下、FF-100)です。なんと、この製品は座っているだけで体幹が鍛えられるのだとか。「体幹(コア)トレーニング」といえば、腹筋などを鍛える代表的な運動。それが座っているだけでできるとは非常に魅力的! そんなわけで、運動不足の筆者が2週間ほど「FF-100」を使ってみることにしました。

座るだけのトレーニングで、気になるウエストの肉はどうなる!?

座って姿勢をキープするだけのトレーニングで、気になるウエストの肉はどうなる!?

70年代風のポップなデザイン

さて、この「FF-100」という製品、一見するとコロンとした椅子のような外観です。見た目はかわいらしいですが、意外にしっかりとした作り。なんと耐荷重は100kgもあります。このため、中肉中背の筆者の夫も安心して使うことができました。ただ、「骨盤ひきしめ」機能(後述)が搭載されているためか、椅子の座面幅は一般的な椅子よりも狭めです。臀部が大きい人にはちょっと窮屈に感じるかもしれません。ちなみに、重さは約11kgありますが、本体左右にハンドルがあるので、そこまで重く感じません。掃除する際の移動もラクラクできました。

コロっとした丸みのあるデザインで、部屋に圧迫感を与えません。大きさは、約520(幅)×490(奥行き)×490(高さ)mm。椅子としては小ぶりです

重量は11kgほどありますが、両脇にハンドルがあるので移動は意外にラクです。ちょっとした部屋移動もあまり苦になりませんでした

3種類のトレーニングコースで、骨盤圧迫が気持ちイイ!

「FF-100」でできるのは、「骨盤ひきしめ」と「体幹トレーニング」の2つです。「骨盤ひきしめ」は、おしり左右と太もも下にある4つのエアーバッグで、骨盤まわりの筋肉を圧迫。そして、本製品のキモともいえる「骨盤トレーニング」では、本体の椅子部分が左右にゆっくりと傾きます。椅子が傾くと、身体は自然に姿勢を保持しようとして腹筋などを使うため、意識せずにお腹や腰回りの筋肉が鍛えられるという仕組みです。筆者は今回お腹のダブついた贅肉対策に使用していますが、腰の筋肉が鍛えられるならば、腰痛予防にもよさそうですね。

椅子が左右に動くと、身体は「姿勢をまっすぐに維持しよう」として自然に体幹に力が入ります。このため、意識せずに体幹をトレーニングできるのだとか

腰の左右(写真1、2)と、座面に2つ(写真3、4)、合計4つのエアーバッグを搭載。腰回りを圧迫することで骨盤を引き締めるそうです

使用方法も簡単で、本体右ひじ置きにある操作部で動きをコントロールします。ここでは、3つの自動コースと、骨盤などを圧迫する「エアー」の強さを選択可能。自動コースは、「体幹ハード」「体幹ソフト」「骨盤ひきしめ」の3つ。基本的にいずれも運転時間は1回約15分ほどです。「体幹ハード」では、座面を左右に揺らしつつ、すべてのエアーバッグで骨盤を引き締めます。「体幹ソフト」では座面を揺らしつつ、左右のエアーだけで腰を圧迫。そして「骨盤ひきしめ」では、座面は固定したまま4つのエアーバッグで骨盤周りを圧迫します。

ひじ置きにある操作部は、自動コースとエアーの強さ、そして停止ボタンの3つだけというシンプルな構成。個人的には「あと何分で終わるか」をカウントダウンする表示が欲しかったです

「乗るだけトレーニング」では短期決戦は厳しい

今回は2週間という短い時間での使用なので、筆者が使用したのは「体幹ハード」でエアーは「強」です。実は、筆者は最初「ハード」という名前から、昔流行した「乗馬トレーニング」のような荒々しい動作を覚悟していました。しかし、意外にも動作はゆるやか。左右にゆらーりゆらーりとゆっくり移動します。腹筋などの筋トレは、ヒョイヒョイとスピーディーにするより、ゆっくりと体勢を維持するほうが筋肉に負荷がかかるといいます。このゆるやかな動きも、きっと筋肉の負荷を最大限に引き出す計算された動きなのでしょう。

最初に使った感想は「気持ちがいい」というものです。骨盤から腰回りをギュギューっと圧迫される感覚が非常に心地よく、終わった後に「もう1回!」と何度も繰り返してしまいました。取り扱い説明書には「1日の使用は30分以内」と書いてあるのですが、これに気がつくまでテレビを見ながらチョコチョコと2〜3時間連続使用してしまったくらいです。

上の動画を見るとわかるように、左右への移動はかなりゆっくり。自分で筋肉の伸びを意識して乗るとウエストに効く感じがありますが、漫然と乗っているだけではあまり負荷は感じません

ただ「2〜3時間連続使用」できることからわかるように、普通に使っただけではあまり腹筋周りに負荷を感じられません。最初の数日は「これでいいのかな?」と疑問に思いながら、トレーニングというよりはマッサージ器のような「気持ちよさ」を求めて使用していました。ちなみに、この方法で使用している間はウエストのサイズもまったく変化なし。もしかしたら、数か月乗り続けることで変化するのかもしれませんが、短い時間で結果を出したい場合は、漫然と「FF-100」に乗るだけではダメだと感じました。ただ、腰を定期的に動かしているからか、なぜか便秘が治りました。これはちょっとうれしかったですね。

負荷を上げたところ、ウエストのサイズはマイナス5cmに!

そんな適当な方法で「FF-100」を使用していた筆者ですが、ある日説明書を見ると「座り方で運動量が増加」という記述を発見しました。普通に脚を曲げて座ると低負荷、脚を伸ばすことで負荷が増加。そして、脚をクッションなどの台に乗せ、平行に保持することで、さらに負荷を高くすることができるそうです。つまり、今までは普通の椅子に座るように使用していたので、ほとんど筋肉への負荷を感じられなかったのです。そんなわけで、さっそく脚をクッションに乗せて伸ばしてみると……確かに太ももから腰回りにかけて「効いている」感じがします! この時、背もたれにもたれないように意識すると、自然に腹筋にも力が入るのも感じました。

どの姿勢でも、使用時は背もたれにもたれないことが重要! 浅く座るほど腹筋への負荷が高くなるように感じます

椅子に座るように、膝を曲げて座ると、軽い負荷でラクに使用できます。腰周りがほぐれる感じがあるので、腰痛になりやすい人によさそう。もちろん、腰が痛い時は使ってはいけませんよ

脚を伸ばして使用すると、少し負荷がアップ。腹筋や脇だけではなく背中側の筋肉にも負荷を感じるようになります

脚をクッションやバランスボールといった台に乗せ、床と脚が平行になるように伸ばすと、負荷がさらにアップします。上半身が不安定になり、ちょっと意識しないと身体をまっすぐに保てません

ただし、座るたびに脚を置く台を持ってくるのは少々面倒です。なので、我が家ではそのうち、脚を空中で保持する「エアー脚上げ」スタイルに落ち着きました。これはかなり高負荷! しかも、椅子でただ脚を上げるだけだと、太もも付近しか負荷がかからないのですが、「FF-100」の場合は椅子が揺れるたびにウエストの筋肉がグイグイと引き締められるのがわかります。もちろん、運動不足の夫婦には15分脚を上げ続けるのは無理なので、5分くらい脚を上げ、疲れたら床に下ろすといった動作を繰り返していました。

最終的な我が家の「FF-100」使用スタイルはこのような「エアー脚上げ」。太ももにかなりの負荷がかかりますが「FF-100が動いている15分だけ」と思うと、運動嫌いの夫婦でも意外に続けられました。「きっかけ」は重要ですね

そんな努力が実ったのか、使用開始から2週間ほどでウエストはなんと5cmほどマイナスに。体重にはまったく変化はなかったのですが、うっすらと腹部に縦の線も見えるようにもなりました。ただ、当初の目的は「ラクにウエストを絞りたい」のはず……それが結局は普通の筋トレとなってしまいました。やはり、短期間で結果を出すには、それなりの苦労は必要なのですね。

2週間使用した結果はこの通り。体重はまったく変わりませんでしたが、脂肪がついていた腹部に、うっすらと縦の線が入りました。これはうれしい! ちなみに、ウエストの一番細い部分は、なんと5cmほど細くなっていました

まとめ

じつは、本製品で気に入っているポイントのひとつに、本体の高さがあります。最大49cmと背が低いので、部屋に置いても圧迫感がありません。そして、これが重要なのですが、座面の高さが28cm(実測値)と低めで、この高さが我が家の高さ32cmのちゃぶ台にぴったりなのです! ちゃぶ台やリビングのローテーブルは高さ30〜35cmのものが多いので、こういったインテリアの椅子としても使いやすいでしょう。「いかにもトレーニング機」というデザインではないので、リビングなどの家族が集まる場所におけるのもうれしいですね。

我が家の設置状況。ちゃぶ台の横に置いているのですが、違和感なくインテリアにマッチしているのがわかります。しかも、ソファは食事をするにはちゃぶ台に対して高すぎたのですが、本製品はぴったりの高さでした

また、多くのトレーニング機は、使用時以外の時間は何の役にもたたず(失礼!)、結局は脱ぎ捨てられた服を置く場所になりがち。ですが、「FF-100」は我が家では上記のように「椅子」としても大活躍しています。このため、我が家としては珍しく「脱いだ服置き場」になっていません。筆者は本製品をテレビ前にあるちゃぶ台横に設置しているので、「テレビを見よう」「椅子が空いてるから座るか」「ついでにトレーニングしよう」と、軽い気持ちで「FF-100」を使う習慣ができました。トレーニング機は継続できることが重要なので、このように普段使いできる点は重要です。ちなみに、今までちゃぶ台に座る時は巨大なビーズクッションや床に直接置く座椅子などを使用していたのですが、やっぱり足に角度をつけられる椅子はラク!「座りたくなる」から毎日トレーニングを続けられました。

また、今回は「短期間で結果を出したい」という理由で、高負荷でつらい使用方法になりましたが、「短期間」にこだわらなければ、ここまで大変な方法で使用する必要はないと思います。もうひとつ感じたのが、座っているだけでトレーニングになるので、運動が苦手なシニア世代の健康維持にもよさそうということ。「座るだけ」なので、ケガの心配はほとんどなさそう。これなら家族にも安心して使ってもらえそうです。

倉本 春

倉本 春

パソコン雑誌編集者からドッグカフェオーナーという、異色の経歴を経た家電ライター。家電を活用することで、いかに家事の手を抜くかに日々頭を悩ませている。

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2017.6.21 更新
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