保温できるボトルの代名詞といえば、THERMOS(サーモス)ですよね。これまでいいモノ調査隊でもスープジャーなどをご紹介してきたので、ご存じの方も多いと思います。著者もここのタンブラーを愛用していまして、ビールや水割りを飲むときには必ず使っています。
真空断熱タンブラー
ビールをちびちび飲んでいてもずっと冷たいままですし、酎ハイの氷も予想以上にとけず、結露もしないという最高のタンブラー!
そんな、著者が信頼しているサーモスからおもしろいものが出ていたので、買ってみました。
過酷な冬山の条件下にも対応した、最強保温力を誇る「山専用」のステンレスボトルです! 500mlと900mlがありますが、900mlのほうが高い保温効果があるのと、大は小を兼ねる的な考えで900mlを購入しました。900mlあれば、カップラーメン2杯とコーヒー2杯が作れます。
やはり名前がインパクト大なので、どこが「山専用」なのか探っていきましょう。
どのサーモス製品でも優れた保温性能がありますが、これは段違い! 6時間後でも80度以上、12時間後でも60度以上をキープするほどの保温効力があります(サーモス公称)。その秘密のひとつは口径にあります。3.6cmと小さいのですが、冬山での保温力を優先した結果こうなったそう。
ちなみに普通クラスのステンレスボトルだと…6時間後で60度くらいまでしか保温できないものが多いです。
他社製のステンレスボトルの例
まあ、値段の違いも、用途の違いもあると思いますが、山でなければこんなもんで十分なのです。
ちなみに保温効力とは、室温20度のときに湯温95度から計測するという決まりがあるそうです。もうこの条件での数値はサーモス社の実験で検証されているので今さら検証しません。
今回はそれ以上、雪山を想定して冷蔵庫の中(約1度)で測定してみました!
まずは、95度になるのをまって
冷蔵庫に保管しました〜
91度! 余裕です
80度以上あればスペックどおりですが…?
なんと! 予想を大幅に上回る87度を計測
スペックだと、60度以上あればOKということになりますが…?
なんとこちらも驚愕の80度キープ!!!
予想以上の保温力! これで安心して山登りができるのではないでしょうか?
80度って滅茶苦茶熱いですから、著者はどのくらいの熱さか確認するために直飲みしてやけど気味になりました。
日帰り登山の頂上や釣りなどのアウトドアでカップラーメンを食べたり、熱いコーヒーをいれたりするのに最適だと思います。
ちなみに24時間後でちょうど60度でしたよ。本当に公称スペックと著者の予想をはるかに超えた保温力でした!
「山専用」なのは保温力だけではありません。実際に登山をするとき、ストレスなく使えるように考え込まれています。
手にフィットするコップ
握りやすく滑りにくい素材と形になっています。異なる硬さの素材を組み合わせることでグリップ性を高めているそう。グローブをしていても回しやすく、荷物の中から取り出しやすいです。また、置いたときの安定感も◎。
回しやすく、注ぎやすい
このスクリューせんを回すことで中身を注げるようになるのですが、回しやすくて注ぎやすくなっています。簡単に外れて洗えるからお手入れも簡単です。
グローブをつけていても滑りません
このシリコン製のリングは滑り止めとクッションの役目を持っています。普通のステンレスボトルはどうしても滑りやすいですが、これならグローブを着用したままでもつかみやすく扱いやすいです。
落としても安心
万が一の落下時にも安心の、衝撃吸収シリコン素材のカバーが付いています。傷つき防止にも役立ちます。
ボディリングと底カバーは外すことも可能
元々軽量に設計されていますが、さらに軽さを追及したいときにはこれらのカバーを外せば、重さ390gが360gとなり、30gの軽量化がはかれます。
別売りの専用ボトルカバーもあります!
衝撃と傷つき防止効果があり、持ち手も付いているのでバッグから取り出しやすいです!
さすがの専用カバー! 折り返してそのままボトル使用可能です
抜群の保温力と使い勝手を兼ね備えた「山専用」のステンレスボトル。すごいと思いませんか? ちなみにもちろん山以外の場所でも使えます! 著者は毎日温かいお茶やコーヒーをいれて使っています。寒い時期はもちろん、保冷用としての効力も6時間後で9度以下をキープできるすぐれた商品ですので、本当に四季や場所を問うことなく使えると思いますよ。
野外で大活躍間違いなし!
動画なら大きさや使い方のイメージがより伝わるかと思います
オフィスでも重宝すると思います!