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東芝REGZAの2019年モデルが発表!全部入りのZ、全録対応スタンダードのRZも新登場

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スタンダードな「M530X」シリーズ、スタンダード+タイムシフト対応の「RZ630X」シリーズも登場

2019年の4K液晶REGZAでスタンダードモデルとして位置付けられるのが「M530X」シリーズ(65/55/50/43型)だ。

4K液晶REGZAのスタンダードモデル「M530X」シリーズ

4K液晶REGZAのスタンダードモデル「M530X」シリーズ

「M530X」シリーズにも大画面モデルをラインアップ。写真は65型「65M530X」

「M530X」シリーズにも大画面モデルをラインアップ。写真は65型「65M530X」

スタンダードモデルの「M530X」シリーズでも「4Kダブルチューナーウラ録対応」と4K放送にしっかりと対応。さらに、新高画質エンジン「レグザエンジン Evolution-S」を搭載し、東芝が培ってきた「BS/CS 4KビューティーX」「地デジビューティーX」「HDRリアライザー」「美肌リアライザー」といった、地デジ放送の高画質で差別化する機能も満載だ。

新高画質エンジン「レグザエンジン Evolution-S」を搭載

新高画質エンジン「レグザエンジン Evolution-S」を搭載

新開発の「AIレコメンドシステム」にも対応した「みるコレ」もしっかりとサポート。搭載スピーカーは新開発のバスレフ型フルレンジスピーカーの「レグザパワーオーディオ」に、「レグザサウンドプロセスVIR」も搭載される仕様。ラインアップとしてはスタンダードだが、贅沢な機能を搭載した贅沢スタンダードモデルと呼べるだろう。

「M530X」シリーズと「RZ630X」シリーズに搭載されている「レグザパワーオーディオ」

「M530X」シリーズと「RZ630X」シリーズに搭載されている「レグザパワーオーディオ」

2019年のREGZAで新基軸のラインアップが「RZ630X」シリーズ(50/43型)だ。

型番が示す通り、シリーズの位置付けは「Z730X」より下で「M530X」より上。その意味するところは「Z720X」同様に東芝REGZA最大の特徴である「タイムシフトマシン」を搭載していることだ。さらに、タイムシフトマシン用の2TBのHDDまで付属しており、購入したその日からタイムシフトマシンをフルに活用できるほか、「AIレコメンドシステム」に対応した最新の「みるコレ」、ボイスコントロール機能(7月下旬ソフトウェアップデート対応)までも搭載されている。いっぽう、高画質・高音質は「M530X」シリーズ相当で、映像エンジンは「レグザエンジン Evlotion-S」、オーディオは「レグザパワーオーディオ」「レグザサウンドプロセスVIR」の仕様となっている。

スタンダードな画質・音質に「タイムシフトマシン」を追加した「RZ630X」シリーズ

スタンダードな画質・音質に「タイムシフトマシン」を追加した「RZ630X」シリーズ

50型の「50RZ630X」。2TBの外付けHDDが標準で付属している

50型の「50RZ630X」。2TBの外付けHDDが標準で付属している

「RZ630X」シリーズは「タイムシフトマシン」でHDD上に全録して蓄積される番組を視聴する、AIレコメンド機能で探し出すというREGZAにしかない視聴体験をリーズナブルに届ける、総合力よりも機能に振り切ったモデル。50/43型という手頃なサイズのみで展開しており、コスパ重視で狙い目になりそうなモデルだ。

「Z720X」シリーズ、「RZ630X」シリーズ、「M530X」シリーズに付属するリモコン

「Z720X」シリーズ、「RZ630X」シリーズ、「M530X」シリーズに付属するリモコン

「タイムシフトマシン」による自由なテレビ視聴スタイルを改めて訴求

新製品説明会では、東芝REGZAが目指す理想のテレビ像も語られた。

テレビの録画文化を作ったREGZAシリーズの歴史を語る東芝映像ソリューションズ株式会社取締役副社長R&Dセンター長の安木成次郎氏

東芝がREGZAで目指しているのは、東芝が独自機能として切り開いてきた「タイムシフトマシン」の訴求だ。「ネットの時代になろうが、テレビはコンテンツをキャッシュし、後からゆっくり楽しむ視聴スタイルが普遍。地デジ番組がこんなに楽しい国は日本しかない。それに、とことん応えるのがREGZA」(本村氏)と、録画機能の強化で徹底して差化してきたREGZAの路線を改めて訴える。

東芝REGZAといえば全録機能の「タイムシフトマシン」。2019年モデルでは「Z730X」シリーズと「RZ630X」シリーズで対応

そして、2019年の機能拡大として大きくアピールされていたのが、東芝が8年前から視聴データの収集を始め、クラウドサービスと連携する形で提供してきた「みるコレ」。新開発の「AIレコメンドシステム」を搭載し、大きくリニューアルされる。

現在発売中のREGZAにも実装されている「みるコレ」からの大きな違いが、設定いらずという点。従来は設定さえすればいい番組が見つかるという機能だったのに対して、リニューアル後は設定不要でいい番組が見つかる機能になるという。

具体的には、これまで視聴した番組とその情報をAIが学習してタイムシフトマシンの録画番組から最適な番組をおすすめするという。また新GUIにリニューアルされたことで、カテゴリー別に整理された番組をスクロールで一覧表示する形式になり、使い勝手も向上しているということだ。さらに、「みるコレ」にAI機能が搭載されることで、ユーザーがよく見る番組を機械学習で解析し、おすすめの番組を自動で録画する機能も搭載されるという。なお、「みるコレ」のリニューアルは発売済みモデルにも適応される予定。6月下旬のバージョンアップで、4K放送も自動録画対応となる見込みだ。

大幅リニューアルされる「みるコレ」

大幅リニューアルされる「みるコレ」

なお、映像配信の対応については2018年の仕様を継承しており、「Z730X」「RZ630X」「M530X」シリーズすべてでNetflix、YouTube、AbemaTV、hulu、dTV、U-NEXT、DAZN、TSUTAYA TV、DMM.com、スカパー!オンデマンド、ひかり TV 4K、クランクイン!ビデオ、アクトビラ ビデオ・フルに対応する。Amazonプライム・ビデオについては現時点では非対応とのことだ。

昨年よりハイセンス傘下となったが、発売するテレビは完全に日本市場向けで、日本のテレビ文化に特化したドメスティックを貫くモデル展開はさすがだ。新4K放送チューナー搭載モデルが他社からも発売される2019年も、高画質・高音質、そしてテレビ録画の視聴体験で選ばれるブランドとなりそうだ。

折原一也
Writer
折原一也
オーディオ&ビジュアルライター/AV評論家。「オリチャンネル」主催。IT系出版の編集者出身で、2004年に独立後はモノ雑誌やオーディオ・ビジュアル専門誌で活動。2009年より音元出版主催のVGP審査員。画質・音質にこだわるAV評論家ではあるが、ライフスタイルになじむ製品、コスパにすぐれた製品を評価する庶民派。2022年に立ち上げたYouTubeチャンネル「オリチャンネル」では、取材メディアの人間として一次情報の発信、検証と測定データに基づくレビューなど独自の発信も行っている。最近のマイブームはAI全般。
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遠山俊介(編集部)
Editor
遠山俊介(編集部)
2008年カカクコムに入社、AV家電とガジェット系の記事を主に担当。ポータブルオーディオ沼にはまり、家にあるイヤホン・ヘッドホンコレクションは100オーバーに。最近はゲーム好きが高じて、ゲーミングヘッドセットにも手を出している。家電製品総合アドバイザー資格所有。
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