ニュース
最上位はプラズマテレビのノウハウを活用した自社組み立て有機ELパネルを採用

パナソニック4K有機ELビエラ2019年モデル発表!全機種新4K衛星放送Wチューナー内蔵

パナソニックは2019年6月4日、4K有機ELテレビの2019年モデル「GZ2000」シリーズ(65/55型)、「GZ1800」シリーズ(65/55型)、「GZ1000」シリーズ(65/55型)を発表した。

パナソニック有機ELビエラ2019年モデル

パナソニック有機ELビエラ2019年モデル

いずれも、今年1月に発表した4K液晶テレビ「GX850」シリーズ、「GX750」シリーズに続く、新4K衛星放送チューナー内蔵モデルの第2弾製品。液晶ビエラでは新4K衛星放送チューナーが1系統のみだったが、有機ELビエラは新4K衛星放送チューナーを2系統備え、新4K衛星放送の2番組同時裏録にも対応する。

CES 2018でも披露された「GZ2000」シリーズは、自社工場で組み立てた有機ELディスプレイや、テクニクス開発陣によるチューニングを施した“Tuned by Technics”を冠する高音質スピーカーを採用した有機ELビエラの最上位モデル。「GZ1800」シリーズと「GZ1000」シリーズは、それぞれ2018年発売の「FZ1000」シリーズと「FZ950」シリーズの後継モデルという位置付けだ。なお、ディスプレイとスピーカー以外の基本的な仕様についてはほぼ共通となっている。

発売はいずれも7月下旬を予定。市場想定価格は、「GZ2000」シリーズの65型が60万円前後、55型が40万円前後、「GZ1800」シリーズの65型が53万円前後、55型が33万円前後、「GZ1000」シリーズの65型が49万円前後、55型が29万円前後だ(いずれも税別)。

ここでは、進化した 「画質」と「音質」を中心に新製品の特徴を解説していこう。

【画質】最上位モデルは自社工場組み立ての独自有機ELパネル採用。独自パネル制御で有機ELでも明るい画面を実現

まずは「画質」から。先述したとおり、今回の新モデルの中でも、特に最上位モデル「GZ2000」シリーズはかなり画質に注力して開発されている。なかでもかなりこだわっているのが、有機ELパネルだ。

最上位モデル「GZ2000」シリーズ

最上位モデル「GZ2000」シリーズ

有機ELテレビは、完成品の有機ELパネルを購入して組み上げるのが一般的だが、今回の「GZ2000」シリーズは、完成品の有機ELパネルではなく、「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」と呼ばれる、有機ELパネルの部材を購入して自社工場で組み立てたものが新たに採用された。

「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」では、プラズマテレビの開発で得たノウハウを活用し、独自で設計した構造や素材を用いることで、パネルの発光性能を最大限に引き出すことに成功。明るさと色の情報を個別に分けて制御する独自のパネル制御技術「Dot Contrastパネルコントローラー」を「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」に最適化した「Dot ContrastパネルコントローラーPro」との組み合わせにより、有機ELテレビとは思えない明るく鮮やかな映像を実現したという。

「GZ2000」シリーズに採用された自社工場組み立ての「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」

「GZ2000」シリーズに採用された自社工場組み立ての「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」

また、通常の有機ELビエラの製造ラインで行うホワイトバランス・階調表現調整に加え、独自の調整工程も追加。映像のプロフェッショナルが使うマスターモニター並の滑らかな黒の階調表現を実現したということだ。

なお、「GZ1800」シリーズと「GZ1000」シリーズは自社組み立てではない通常の有機ELパネルが使われており、独自のパネル制御技術「Dot Contrastパネルコントローラー」も、 “Pro”のつかないタイプとなっている。

スタンド部にスピーカーを配置した「GZ1800」シリーズ

スタンド部にスピーカーを配置した「GZ1800」シリーズ

有機ELビエラのスタンダードモデル「GZ1800」シリーズ

有機ELビエラのスタンダードモデル「GZ1800」シリーズ

映像エンジンについては全モデル共通で、有機ELパネル向けに最適化された「ヘキサクロマドライブ プラス」を採用。地上デジタル放送やネット動画などの映像を部分ごとに解析して高画質化する「素材解像度検出 4Kファインリマスターエンジン」、地上デジタル放送などの通常のSDRコンテンツをAI(人工知能)活用してHDRのような高コントラスト映像に変換する「AI HDRリマスター」、物体(オブジェクト)が動く量を検出し、背景とオブジェクトを分離して倍速処理を実施する「オブジェクト検出 倍速表示」など、4K液晶テレビ「GX850」シリーズや「GX750」シリーズに先行実装された機能も盛り込まれた。

【音質】全機種Dolby Atmos対応。最上位モデルはイネーブルドスピーカーも搭載

今年1月に発売された4K液晶テレビ「GX850」シリーズも、テレビ内蔵のスピーカーシステムのみで「Dolby Atmos」に対応するなど、音についてはかなりこだわっていたが、今回発表された有機ELテレビの新製品もかなりこだわった作りとなっている。

まず「Dolby Atmos」への対応だが、有機ELテレビ新製品では、全モデルが対応を果たしている。

加えて、最上位モデルの「GZ2000」シリーズは、テレビ一体型のスピーカーシステムとして世界で初めてイネーブルドスピーカーを搭載。天井からの音の反射を利用し、高さ方向を加えた「Dolby Atmos」の三次元音響効果をよりリアルに再現できるようになった。実用最大出力も合計140Wと、テレビ単体のスピーカーとは思えないほど高出力で、大迫力のサウンドを楽しめるのがポイントだ。

「GZ2000」シリーズのスピーカーシステム。3ウェイ3.2ch前向きスピーカー+2chイネーブルドスピーカーという構成で、実用最大出力は140Wだ

もちろん出力だけでなく、音質についても細部までこだわっており、テクニクス開発陣によるサウンドチューニングを実施した“Tuned by Technics”を採用。音声周りの基板にも、テクニクスのフルデジタルアンプ「JENO Engine」をはじめとするオーディオグレードのパーツをふんだんに採用し、理想的なテレビサウンドを実現したという。

「GZ2000」シリーズは“Tuned by Technics”

「GZ2000」シリーズは“Tuned by Technics”

ちなみに、2018年モデルはスタンド部にスピーカーを配置した「FZ1000」シリーズが“Tuned by Technics”となっていたが、2019年モデルの「GZ1800」シリーズは、“Tuned by Technics”を冠する要件が変わったため、“Tuned by Technics”が外れている。ただし、スピーカーユニット自体は、2018年モデルを踏襲しており、2018年モデルと同等のサウンドクオリティは担保されているということだ。

「GZ1800」シリーズは“Tuned by Technics”が外れたが、スピーカーユニット自体は“Tuned by Technics”を採用した2018年モデルと同等となっている

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
価格.comマガジン タイムセール
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る