選び方・特集

《2025年》電子辞書の選び方とおすすめ10選を紹介! 人気の最新モデルをピックアップ

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毎日の予習・復習や試験対策としてはもちろん、ビジネスツールとしても活躍する電子辞書。スマートフォンやタブレットを持ち歩くのが当たり前となった現代においても、利便性や収録コンテンツの質の高さなどから、学生から社会人まで幅広い世代に愛用されています。ここでは、電子辞書の選び方をやさしく解説するとともに、コストパフォーマンスにすぐれたおすすめのモデルを厳選して紹介します。

電子辞書のトレンド

最新モデルには、効率的に学習を行うための機能が盛りだくさん。ここでは、注目機能の一部を紹介します。

▼進化した検索機能
複数の辞書を同時に引き比べできる「一括検索」や、読み方がわからなくても見たままを書いて調べられる「手書き検索」など、電子辞書ならではの高精度な検索機能が魅力。2022年4月からは「探究学習」が小中学校に続いて高校でも必須科目となりましたが、豊富な情報の中から調べる過程においては、例文検索、成句検索、見出し語、関連情報などを包括的に検索できる「探究検索」が役立ちます。

▼ペン入力・手書き入力
ほとんどのモデルにタッチペンが付属していて、タブレット感覚で調べ物をしたり、実際に手で書きながら暗記学習を行ったりと、あらゆるシーンで活躍します。

▼音声再生・録音機能
英単語や例文をネイティブの発音でリスニングできるだけでなく、自分の音声を録音して発音をチェックできるなど、耳を使って楽しく学べる機能が充実しています。

▼追加コンテンツの購入・ダウンロード
Wi-Fiに接続して追加コンテンツを購入・ダウンロードできるモデルもあり、ライフスタイルの変化に合わせて手軽にカスタマイズできます。

電子辞書の選び方

1.主なシリーズ:カシオ「EX-word」とシャープ「Brain」の比較

現在、電子辞書を製造するメーカーは主に2社のみで、カシオの「EX-word(エクスワード)」とシャープの「Brain(ブレーン)」が主なシリーズです。どちらも、古くから電子機器を販売し、市場を牽引してきたメーカーですが、それぞれ強みとする機能や特徴が異なります。以降、2シリーズの違いをわかりやすく解説していきます。

▼カシオ「EX-word(エクスワード)」の特徴・強み

小学生向けから専門知識モデルまで幅広いラインアップを展開する「EX-word(エクスワード)」シリーズは本体に「Wi-Fi機能」を搭載しており、パソコンに接続しなくても追加コンテンツのダウンロードが可能。また、カスタマイズ性にもすぐれており、よく使うコンテンツをホーム画面にお気に入り登録できるほか、並び替えも自由自在に行えるため、使えば使うほど作業効率のアップが見込めます。最新モデルは2025年1月に登場。高校生向けの「XD-SA4900」には大学入学共通テストの新たな出題科目となる「情報I」のコンテンツを収録しました。

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▼シャープ「Brain(ブレーン)」の特徴・強み

縦型と横型の両方で使える「360度オープンスタイル」が特徴の「Brain(ブレーン)」シリーズ。近年は特に英語学習コンテンツに力を入れており、大学受験で重要となる「聞く、話す、読む、書く」の4技能が強化されています。そのほか、3色のカラーシートを使った「暗記学習」や過去に調べた単語をクイズ形式で出題する「ランダム復習」など、通学中のすき間時間で効率的に学べる機能も豊富。micro USBケーブルを使った充電式で、市販のモバイルバッテリーが使える点も魅力です。

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2.収録コンテンツ(対象世代)の違いで選ぶ

電子辞書はおおまかに「学習」「ビジネス・専門知識」「生活・教養」の3モデルに大別されます。

▼学習モデル(学生向け)
学校の授業で役立つ参考書・問題集が収録されたモデル。学習段階に合わせて最適な製品を選びましょう。小・中学生なら主要5教科をカバー&学校推薦の辞書が多く収録されたモデル、高校生なら予習・復習に使えるのはもちろん、大学入学共通テスト対策やTOEICなどの資格対策も行えるモデル、大学生なら専攻分野に強みを持つモデルや就職活動にも役立つモデルがおすすめです。

▼ビジネス・専門知識モデル(専門学生、社会人向け)
専門学生やビジネスマン向けに、マナーや金融、医学用語など幅広いコンテンツに対応したモデル。活躍するフィールドに応じて最適なモデルを選びましょう。たとえば、ビジネス会議で使うなら実用的な単熟語や専門用語を収録したモデル、海外旅行で使うなら会話例文が豊富なモデルなどが向いています。

▼生活・教養モデル
家庭の医学や百科事典、冠婚葬祭マナーなど多彩なジャンルの本を収録したモデル。旅先でスケッチしたり、観光名所を調べたりと、ちょっとしたハンドブック代わりにも使えます。

3.バッテリー方式の違いで選ぶ

電子辞書の電源は、主に「内蔵バッテリー式」と「乾電池式」の2種類。シャープの「Brain」が採用している「リチウムイオン充電式」は、micro USBポートを経由して繰り返し充電できてランニングコストが安く済むメリットがありますし、カシオの「Ex-word」が採用している「乾電池式」は、外出中に電池が切れてもすぐに新しい乾電池に交換して使えるメリットがあります。

コスパ最強のおすすめ電子辞書12選

ここでは、機能性とコストパフォーマンスにすぐれたおすすめの電子辞書を紹介します。価格.comで人気のモデルも揃っていますので、ぜひチェックしてみてください。

【小学生・中学生におすすめの電子辞書】

1.カシオ「エクスワード XD-SA2900」
小学校の基礎学習はもちろん、中学進学後も使えるコンテンツが魅力

読み仮名つきで読みやすい辞書や、イラストやアニメで楽しみながら学べるコンテンツを収録した小学生向けモデル。ひらがなや手書きで調べられるので、ローマ字に不慣れなうちでも、使いやすいでしょう。「キクタンキッズ」「NHKリトル・チャロNY編/2」「オックスフォード リーディングツリー」など英語コンテンツも充実。中学進学後は辞書や参考書などを追加、入れ替えして使い続けられるのも見逃せません。

◆収録コンテンツ数:100
◆駆動時間:約130時間
◆電源:単3形乾電池2本
◆重量:295g
◆カラー:ホワイト

2.カシオ「エクスワード XD-SA3900」
毎日の予習・復習から高校受験まで幅広い用途に使えるモデル

主要5教科に対応した中学学習コンテンツを収録。特に英語コンテンツが充実しており、動画や音声で学べるものや「エースクラウン英和辞典 第3版」「ニューホライズン英和辞典 第7版」「ジーニアス英和辞典 第6版」など、英語入門から受験対策まで幅広くカバーできるでしょう。

◆収録コンテンツ数:180
◆駆動時間:約130時間
◆電源:単3形乾電池2本
◆重量:295g
◆カラー:ホワイト、ブラック、ピンク

3.シャープ「Brain PW-J2」
基礎5教科から英語4技能の学習までサポートする中学生向けモデル

画面を360度回転して縦横2つのスタイルで使える中学生向けの電子辞書。基礎5教科から英語4技能「聞く・話す・読む・書く」を鍛えるコンテンツをはじめ、新学習指導要領で必修単位となった「総合的な探求の時間」に役立つ「探求学習メニュー」を搭載します。見出し語だけではなく、辞書の説明文中の情報も検索できるため、知識の深掘りが可能になりました。そのほか、「ベーシックジーニアス英和辞典」「大辞林」「化学・物理・生物辞典」「高校入試 中学1・2年の総復習」などを収録。

◆収録コンテンツ数:150
◆駆動時間:約140時間
◆電源:リチウムイオン充電池
◆重量:260g
◆カラー:ホワイト、バイオレット

【高校生におすすめの電子辞書】

4.カシオ「エクスワード XD-SA4200」
内申対策から入試対策までトータルカバーする高校生向けモデル

「情報」を含めた7教科に対応するコンテンツを収録する高校生向けのスタンダードモデル。山川一問一答・用語集など豊富な参考書により、内申対策から受験対策までトータルでカバーします。

◆収録コンテンツ数:155
◆駆動時間:約130時間
◆電源:単3形乾電池2本
◆重量:295g
◆カラー:ホワイト、ブラック

5.カシオ「エクスワード XD-SA4900」
難関大学受験に役立つ英語・国語強化モデル

高校生向けの上位モデルで、ハイレベルな英語や超難関大学合格に向けた必須科目をサポート。基本性能は「XD-SX4820」と同様ですが、「全訳読解古語辞典」「リーダーズ」「リーダーズ・プラス」「COCET 2600」など国語・英語辞典を中心に30コンテンツ分多く収録されています。また、「小論文ガイド」や「日本国憲法」などの専門コンテンツも充実しています。

◆収録コンテンツ数:260
◆駆動時間:約130時間
◆電源:単3形乾電池2本
◆重量:295g
◆カラー:ホワイト、ブラック、ブルー、ピンク

6.シャープ「Brain PW-H2」
主要6教科を網羅し、日常学習から大学受験まで幅広く使える1台

「英語、国語、数学、理科、地歴、公民」の6教科をカバーし、目的に応じた学習メニューが選べる高校生向けモデル。2022年モデルから収録された「コンパスローズ英和辞典」は、単語の意味を言語と関連付けて理解したり、ネイティブの感覚をイメージ図で把握したりするのに役立ちます。そのほか、「ベーシックジーニアス英和辞典」や英検過去問題集なども収録。

◆収録コンテンツ数:230
◆駆動時間:約140時間
◆電源:リチウムイオン充電池
◆重量:260g
◆カラー:ホワイト、ブラック、ネイビー、レッド、バイオレット

7.シャープ「Brain PW-S3」
英語の暗記対策などの学習機能を強化したモデル

単語学習に効果的な「暗記ツール」や「自動単語帳」などの学習機能を一覧で表示する「学習メニュー」をホーム画面に採用したモデル。学習機能に対応する171のコンテンツに素早くアクセスできます。また、英単語の意味を4択から答える「4択学習」機能も新たに搭載。1回10問のセット形式で通学時や休憩時間などの合間にゲーム感覚で学べるほか、間違った問題は後から再トライできるので反復学習にも役立ちます。「ジーニアス英和辞典 第6版」をはじめ、本格的に英語を学ぶために役立つ辞書など全277コンテンツを収録。

◆収録コンテンツ数:277
◆駆動時間:約140時間(連続表示時)、約70時間(連続使用時)
◆電源:リチウムイオン充電池
◆重量:260g
◆カラー:ネイビー

【大学生・社会人(ビジネス・教養)におすすめの電子辞書】

8.カシオ「エクスワード XD-SA20000」
英語や国語の大辞典からビジネス専門書・百科事典まで豊富な情報量が魅力

日本・英語の大辞典や専門書を数多く収録するプロフェッショナル向けモデル。辞書や参考書200コンテンツに加えて、文学3,000作品、クラシック名曲1,000フレーズを収録します。英語は、英和大辞典や英和・英英辞典、ビジネス英語を中心にカバーしており、翻訳家や教職員など幅広い知識を求める人も満足できる内容。そのほかにも、経済、金融、不動産など多岐にわたるビジネス書を収録し、読み物感覚でスキルアップできるのがうれしいポイント。

◆収録コンテンツ数:200
◆駆動時間:約130時間
◆電源:単三乾電池2本
◆重量:290g
◆カラー:ブラック&ブラウン

9.シャープ「Brain PW-B2」
実践的な英語力が身につく! 資格取得に強い大学生・ビジネス向けモデル

実践的な英語力を習得できる、大学生やビジネスマン向け電子辞書。一般用語から専門用語まで、幅広い分野の大辞典を収録します。「NHKラジオ講座」でビジネス英会話の学習ができるほか、エントリーシート・面接試験の合格実例集など就職活動に役立つガイドブック、ビジネスマンに人気のMBA(経営学修士)やTOEIC・TOEFL試験の参考書も充実しており、資格取得に役立ちます。

◆収録コンテンツ数:150
◆駆動時間:約140時間
◆電源:リチウムイオン充電池
◆重量:260g
◆カラー:ネイビー

10.シャープ「Brain PW-A2」
外出が楽しくなる! 自然や歴史、俳句を楽しく学べる生活教養モデル

テレビ番組の俳句コーナーで人気の夏井いつき先生の著書「世界一わかりやすい俳句の授業」を収録した生活教養モデル。また、旅先で気になることを調べたり、感じたことをメモしたりできる「旅ノート」を採用。俳句、観察メモ、地図、模写、持ち物リストなどさまざまな用途で使えます。そのほか、ネイチャーウォッチングに最適な図鑑も多数収録。旅先でハンドブック代わりに使えて便利です。

◆収録コンテンツ数:150
◆駆動時間:約140時間
◆電源:リチウムイオン充電池
◆重量:260g
◆カラー:ホワイト、レッド

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三浦善弘(編集部)
Writer / Editor
三浦善弘(編集部)
出版社で月刊誌やWebメディアの編集・記者を経験し、2013年にカカクコム入社。「価格.comマガジン」にて、PCやスマートフォン分野を担当。取材歴は20年以上。現在は「価格.comマガジン」全体を統括する。
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