「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界やインターネットで先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
Googleは、アップルが提供するアプリ「Apple TV」が「Chromecast with Google TV」に対応したと発表しました。
「Apple TV」は、同社のストリーミングサービス「Apple TV+」が視聴できるアプリで、利用料金は月額600円です。このアプリが、Googleのメディアストリーミングサービス「Chromecast with Google TV」にて2021年2月18日から利用可能になりました。Google TVの競合となる「Amazon Fire TV」は、すでに「Apple TV」に対応していたため、Chromecastのユーザーにとっては待望のアップデートになります。
「Apple TV+」を契約しているユーザーは、「Chromecast with Google TV」で同サービスのコンテンツが視聴できるほか、検索結果に同サービスのコンテンツが表示されるとのことです。
「Chromecast with Google TV」は、Netflix、Hulu、Amazonプライム・ビデオなど主要なストリーミングサービスに対応していましたが、唯一残っていたのがApple TVでした。しかし、今回の対応で主要ストリーミングサービスにはほぼすべて対応したと言えるでしょう。
また、Googleは、ソニーやTCLなどの「Google TV」搭載テレビでも、順次Apple TVに対応するとしており、今後は利用可能な端末が増えていくことになります。
ソース:Google
「World of Warcraft」や「オーバーウォッチ」といったゲームで知られるBlizzard Entertainmentが、毎年恒例のイベント「BlizzCon」のオンラインバージョン、「BlizzConline」を2021年2月20日に開催。その中で、アクションRPGの名作「ディアブロ II」のリマスター版が発表されました。
「ディアブロ II」は、2000年に発売されたPC向けのハック&スラッシュ系オンラインアクションRPGです。PC用ゲームということもあり、日本では知る人ぞ知るタイトルだったのですが、海外市場では後のゲームに影響を与えた名作として語られているタイトルです。
今回発表されたリマスター版「DiabloII: Resurrected(ディアブロ II リザレクテッド)」には、本編に加えて2001年にリリースされた拡張版「Lord of Destruction」が含まれます。
グラフィックが一新され、PC/PS5/Xbox Series X版は4K/60fpsで動作。PS4/Xbox One/Nintendo Switchに関しては、次世代機よりも低い解像度になるとのことです。オリジナル版の解像度に切り替えることも可能で、当時のファンにはたまらない仕様になっています。また、日本語字幕、そしてボイスも実装される予定です。
なお、発売時期は2021年中となっています。
マイクロソフトは、「Word」や「Excel」などのOfficeソフトを搭載する「Office 2021」を2021年後半に発売すると発表しました。
同社は、Officeソフトウェアスイートをサブスクリプションで利用できるクラウドサービス「Office 365」を提供していますが、これとは別に買い切り版の「Office 2021」が登場します。
「Office 2021」は、2018年に提供が開始された「Office 2019」の後継に当たるバージョン。価格は「Office 2019」から変更なしとのことです。機能など詳細については後日公開される予定ですが、サポート期間は5年間とされています。
マイクロソフトによると、クラウドへの移行を進めているものの、インターネットに接続できないユーザーが多々いるのも事実であり、そういったユーザーに向けて「Office 2021」の活用を見込んでいるとしています。
ソース:マイクロソフト