レビュー
おうち時間が増えている今、iPhoneユーザーのSTBはApple TVで決まり!

「Apple TV 4K」を使って、Apple TVで何ができるのかを改めてチェック

アップルから第2世代の「Apple TV 4K」が登場しました。「A12 Bionicチップ」というパワフルなチップを搭載することで、4K HDR・60fpsのコンテンツの再生ができるようになりました。黒い箱型の本体は2017年に発売された従来モデルから変わっていませんが、リモコンはクリックパッドを搭載した新しいものに刷新されています。

アップルが2021年5月21日に発売したApple TV 4K。アップルストアでの価格は32GBモデルが21,800円(税込)、64GBモデルが23,800円(税込)

アップルが2021年5月21日に発売したApple TV 4K。アップルストアでの価格は32GBモデルが21,800円(税込)、64GBモデルが23,800円(税込)

新型コロナウイルスの影響で、家で過ごす時間が増えている昨今。Apple TV 4Kは、おうち時間を楽しくしてくれる便利なアイテムです。今回は発売されたばかりのApple TV 4Kを使って、Apple TVで何ができるのかを改めて掘り下げていきたいと思います。

「Apple TV」ってそもそも何ができるの?

Apple TVとは、テレビに接続して利用するセットトップボックス(STB)です。テレビとHDMIケーブルで接続して、インターネット経由でさまざまなコンテンツを楽しめます。

いろいろなことができるApple TVですが、メインの使い方は動画配信サービスをテレビで楽しむことでしょう。テレビと言えば地上波のテレビ番組を見るのがメインだと思いますが、今はどうでしょう? 家族構成やライフスタイルによって違いはあると思いますが、「YouTube」や「Netflix」「Amazon Prime Video」などを視聴している時間のほうが長くなっているという人も少なくないでしょう。筆者宅も子どもがYouTubeを視聴している時間が一番長いと思います。

最新のテレビや他社のSTBでも動画配信サービスを楽しめますが、Apple TV 4Kのいいところは、iPhoneやiPadのようにサクサクと動画を楽しめることです。「Siri Remote」を使った操作は軽快で直感的。4Kに対応したUIもキレイです。番組の検索は声でできるし、「子ども向け映画」「俳優の○○が出演している映画」などざっくりしたものでもOK。視聴中も「聞き逃した」とSiri Remoteに言えば、15秒戻って字幕が出るなど、細かい部分まで作り込まれています。

Apple TV 4Kのホーム画面(一段下げた状態)。iPhoneのホーム画面のように、アプリのアイコンが並んでいます

Apple TV 4Kのホーム画面(一段下げた状態)。iPhoneのホーム画面のように、アプリのアイコンが並んでいます

「TV」アプリでは「Apple TV+」や「iTunes Store」の映画などを楽しめる

「TV」アプリでは「Apple TV+」や「iTunes Store」の映画などを楽しめる

「子ども向けの映画」とSiri Remoteに言うと、「ジャンルがファミリーの映画がいくつか見つかりました」と表示された。ものによっては、Apple TV+やiTunes Storeのものだけでなく、ほかの配信サービスの映画も表示される

「子ども向けの映画」とSiri Remoteに言うと、「ジャンルがファミリーの映画がいくつか見つかりました」と表示された。ものによっては、Apple TV+やiTunes Storeのものだけでなく、ほかの配信サービスの映画も表示される

最新のApple TV 4KのSiri Remoteは、タッチ対応のクリックパッドが搭載されたものに刷新されています。アルミ削り出しのボディに黒いボタンが並び、上部のクリックパッドの外周をなぞるジェスチャーで早送りや巻き戻しができます。従来モデルのSiri Remoteにはなかった電源ボタンとミュートボタンが新設されており、使い勝手もアップしました。

表面がタッチパッドとして動作するクリックパッドを搭載したSiri Remote

表面がタッチパッドとして動作するクリックパッドを搭載したSiri Remote

Siriを呼び出すサイドボタン

Siriを呼び出すサイドボタン

Apple TV+のコンテンツ再生中にクリックパッドの外周をなぞるジェスチャーで早送りや巻き戻しができます

Apple TV+のコンテンツ再生中にクリックパッドの外周をなぞるジェスチャーで早送りや巻き戻しができます

肝心の画質に関しても4K HDR・60fpsで、STBとしては現時点で最高クラスのスペック。ただ、4K HDRのコンテンツは増えてきているとはいえ、日本では4K HDR・60fps対応コンテンツはほとんどありません。ハイフレームレートはスポーツなど動きの激しいコンテンツで有効なので、今後対応のスポーツコンテンツが増えるのに期待したいところです。

音楽やゲームを楽しむ。家族で楽しむ

Apple TV 4Kで楽しめるのは動画だけではありません。「Apple Music」で音楽を楽しむこともできます。再生中に歌詞が表示されるので、カラオケのように楽しむのもいいでしょう。Apple Musicにはミュージックビデオも豊富に用意されているので、Apple TV 4Kとも相性がいいのです。なお、Apple Musicは今年6月に空間オーディオやロスレスに対応することになっており、Apple TV 4Kで音楽を聴くのがもっと楽しくなりそうです。

Apple Musicに加入しているなら、iPhoneなどで楽しんでいる音楽がApple TV 4Kでも気軽に楽しめる

Apple Musicに加入しているなら、iPhoneなどで楽しんでいる音楽がApple TV 4Kでも気軽に楽しめる

音楽再生中の画面。歌詞が大きく表示されるので、カラオケのように楽しめる

音楽再生中の画面。歌詞が大きく表示されるので、カラオケのように楽しめる

Apple TV 4Kではゲームも楽しめます。特に定額制のゲームサービス「Apple Arcade」のタイトルは、ゲームコントローラーで遊ぶ本格的なものがいくつもあり、据え置き型のゲーム機感覚で遊べます。Apple TV 4KではPS5向けの「DualSenseワイヤレスコントローラー」やPC/Xbox向けの「Xbox Oneワイヤレスコントローラー」も使えるようになりました。これらのコントローラーをすでに持っていれば、気軽にゲームを楽しめるでしょう。

Apple Arcadeの最新タイトルは4Kに対応しているものが多いので、高画質でゲームを楽しめます

Apple Arcadeの最新タイトルは4Kに対応しているものが多いので、高画質でゲームを楽しめます

PS5の「DualSenseワイヤレスコントローラー」を接続して、Apple Arcadeのゲームを遊んでみましたが、問題なくプレイできました

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リビングのテレビで使う場合、家族が見たい番組や映画は違うと思います。Apple TV 4Kにはマルチユーザー機能があるので、ユーザーに合わせたおすすめの「次に観る」やコレクションが表示されます。家族がiPhoneユーザーなら、接続は最初の設定と同じく、iPhoneを近づけるだけです。

家族の写真をiPhoneでたくさん撮影している人なら、「写真」も便利。「iCloud写真」を使っている人なら、今まで撮ったベストショットから自動的にコレクションを作る「メモリー」は必見です。「iCloud写真」を使っていなくても、「AirPlay 2」を使えば簡単にテレビに写真を映し出せますし、iPhoneで撮影した4K/60fpsの動画も再生できます。

「iCloud写真」を使っているなら、「メモリー」を選択してもらいたい。ベストショットを自動でチョイスして、音楽とともに表示してくれる

「iCloud写真」を使っているなら、「メモリー」を選択してもらいたい。ベストショットを自動でチョイスして、音楽とともに表示してくれる

セットアップが超簡単。難しい設定はしたくないけど画質にこだわりたい人にも親切

Apple TV 4Kはセットアップが簡単なことも大きな魅力です。iPhoneやiPadでもそうですが、アップルの製品はとにかく使い始めるまでがシンプルでわかりやすいのです。具体的にはApple TV 4Kに電源をつなぎ、テレビに接続します。言語設定など済ませると、「iPhoneで設定」と「手動で設定」という選択肢が表示されるので、iPhoneユーザーなら「iPhoneで設定」を選びましょう。

続いて、Apple TV 4KにiPhoneを近づけると、iPhoneの画面に「新しいApple TVを設定」という画面が表示されるので、「設定」をタップします。そうすると、Apple IDやWi-Fiなど必要な情報がApple TV 4Kに転送されます。文字や数字を入力することは一切ありません。これですぐに使い始められます。

iPhoneを使ってApple IDやWi-Fiなどの情報をApple TV 4Kに転送できます

iPhoneを使ってApple IDやWi-Fiなどの情報をApple TV 4Kに転送できます

「AirPods」や「AirTag」と同じように、Apple TV 4KにiPhoneを近づけるだけで各種設定が完了します

「AirPods」や「AirTag」と同じように、Apple TV 4KにiPhoneを近づけるだけで各種設定が完了します

また、画質について難しいことはわからないけれど、できるだけいい画質で楽しみたいというユーザーでも安心して使えるような工夫も盛り込まれている。自分のテレビがHDRに対応しているかを自動でテストしてくれるほか、iPhoneを使ってテレビのカラーバランスを調整する機能も搭載している。

自分のテレビがHDRに対応しているかどうかわからないという場合もあるだろう。Apple TV 4KにはHDRに対応しているかどうかを調べる機能があるので、カタログなどを調べる必要はない

自分のテレビがHDRに対応しているかどうかわからないという場合もあるだろう。Apple TV 4KにはHDRに対応しているかどうかを調べる機能があるので、カタログなどを調べる必要はない

iPhoneのFace IDを使ったカラーバランス調整機能。部屋が明るいとうまくいかないことがあってので、その場合は部屋を暗くしてみるといいかもしれない

iPhoneのFace IDを使ったカラーバランス調整機能。部屋が明るいとうまくいかないことがあってので、その場合は部屋を暗くしてみるといいかもしれない

「Apple TV 4K」はiPhoneユーザーが一番便利に使えるSTB

アップル好きでiPhoneやiPadは使っていても、Apple TVは使ったことがないという人は意外と多いのではないでしょうか? おうち時間が増えて、家で映画や音楽を楽しむ時間が増えているというなら、今がApple TV 4Kの買い時かもしれません。

動画配信サービスをテレビで見るだけなら、他社の安価なSTBでも問題はありませんが、使っているスマートフォンがiPhoneならば、Apple TV 4Kを選んだほうが、できることが多く、設定や連携もスムーズです。Apple TV 4KはiPhoneユーザーが一番便利かつ快適に使えるSTBと言えるでしょう。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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