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TCLからMini LEDバックライト搭載の98V型チューナーレステレビ「C955」が登場!

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日本でも徐々に知名度が上がっている中国の総合家電メーカー、TCL。その日本法人であるTCLジャパンエレクトロニクスは7月5日、4Kテレビの戦略発表会を都内で開催し、発表会場にて国内最大サイズとなる98V型の4K Mini LED液晶テレビ「C955」を7月20日から予約受け付けを開始すると発表した。市場想定価格は98万円。1インチあたり1万円という計算だ。

7月20日から予約受け付けを開始する98V型4K Mini LED液晶テレビ「C955」。市場想定価格は98万円だ

7月20日から予約受け付けを開始する98V型4K Mini LED液晶テレビ「C955」。市場想定価格は98万円だ

発表会にはTCLのアンバサダーに就任したサッカー日本代表・堂安律選手も駆けつけた

発表会にはTCLのアンバサダーに就任したサッカー日本代表・堂安律選手も駆けつけた

今回初披露となった「C955」は、Mini LEDバックライトを搭載した4K液晶テレビのフラッグシップモデルにあたる製品だ。横幅約2.3mという巨大な画面サイズを生かし、発表会ではステージ上のスクリーンとして利用されていた。

発表会のステージ上のスクリーンとして使われていたのが98V型の「C955」。横幅は約2.3mだ

発表会のステージ上のスクリーンとして使われていたのが98V型の「C955」。横幅は約2.3mだ

細かなスペックに関してはまだ開示されていないが、「C955」はチューナーレス仕様であると言及されたほか、発表会スライドでMini LEDバックライト搭載で“2000+”と表記のあるフルアレイローカルディミング仕様であること、HDR 2000nitsの高輝度で量子ドットを搭載していることが明らかになっている。また、オンキヨーのロゴマークがあるため、同社の既存製品同様に、オンキヨーブランドのサウンドシステムを搭載するものと思われる。

「C955」の概要が書かれた発表会のスライド

「C955」の概要が書かれた発表会のスライド

同社アンバサダーに就任した堂安律選手は、CM撮影時に初めて98V型の「C955」の実物と対面したそうで、「率直に言って……大きすぎなと……ビックリしました」とコメント。TCLブランドアンバサダー就任については「僕も世界を目指す仕事をしていて、TCLも同じ考えを持っていて僕もリンクできました。そうしたブランドとパートナーシップを結べることは、自分自身、すごくうれしく思います」と語った。

CM撮影時の様子を語る堂安律選手。普段の試合ではボールで顔が隠れても気にしないが、撮影中の演技ではボールで顔が隠れてしまわないようにと言われるなど苦労したそう

CM撮影時の様子を語る堂安律選手。普段の試合ではボールで顔が隠れても気にしないが、撮影中の演技ではボールで顔が隠れてしまわないようにと言われるなど苦労したそう

TCLブランドアンバサダー就任を記念し、98V型の「C955」を日本初体験

TCLブランドアンバサダー就任を記念し、98V型の「C955」を日本初体験

発表会が行われた会場には、2023年5月に発表された同社の4K液晶テレビ2023年モデルも展示されていた。なかでも注目なのが、プレゼンテーション時にも語られた次世代4K Mini LED液晶テレビ「C845」シリーズ。本モデルもチューナーレス仕様で、パネルは4K/144Hz駆動対応となっており、ゲーミング向け機能がかなり充実したモデルとなっている。映像エンジンにはAIを活用した最新の「Algo Engine Max II」を搭載する。僕はTCLの「C845」シリーズについて別の機会で取材しているが、本機も2000nits以上というスペックを備えている。

ゲーミング訴求の展示ブースで展示されていた「C845」シリーズ

ゲーミング訴求の展示ブースで展示されていた「C845」シリーズ

チューナーレス仕様なので、付属リモコンもシンプルだ

チューナーレス仕様なので、付属リモコンもシンプルだ

堂安律選手も発表会が始まる前に展示ブースでゲームプレイを体験したそう

堂安律選手も発表会が始まる前に展示ブースでゲームプレイを体験したそう

ほかにも、2023年モデルの「C645」シリーズと「P745」シリーズも並べて展示が行われていた。こちらはチューナー搭載モデルで、パネルは60Hz駆動。バックライトは通常のLEDが用いられている。なお、「C645」シリーズは量子ドットも搭載。映像エンジンは「Algo Engine II」で、Google TVを搭載した同社のスタンダードモデルという位置づけだ。

TCLの4K液晶テレビ2023年モデル「C645」シリーズ(写真左)と「P745」シリーズ(写真右)。いずれもチューナーを搭載したモデルとなる

TCLの4K液晶テレビ2023年モデル「C645」シリーズ(写真左)と「P745」シリーズ(写真右)。いずれもチューナーを搭載したモデルとなる

国内初披露となった98V型の4K Mini LED液晶テレビ「C955」のインパクトが大きいが、2023年モデルは、144Hz駆動でチューナーレス仕様の4K Mini LED液晶テレビ「C845」シリーズに、チューナー搭載の「C645」シリーズ&「P745」シリーズと、なかなかの充実したラインアップ。同社のお膝元である中国国内でも、テレビ放送を視聴せずにネット動画で十分という機運が高まっているそうだ。TCLの攻めた4Kテレビのラインアップに今後も注目だ。

Google TVプラットフォーム採用テレビとしては世界シェア1位になったというTCL

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シンプルなテレビからスマートTV、そして高画質なモデルへとラインアップを強化

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2023/06/02 15:00
折原一也
Writer
折原一也
オーディオ&ビジュアルライター/AV評論家。「オリチャンネル」主催。IT系出版の編集者出身で、2004年に独立後はモノ雑誌やオーディオ・ビジュアル専門誌で活動。2009年より音元出版主催のVGP審査員。画質・音質にこだわるAV評論家ではあるが、ライフスタイルになじむ製品、コスパにすぐれた製品を評価する庶民派。2022年に立ち上げたYouTubeチャンネル「オリチャンネル」では、取材メディアの人間として一次情報の発信、検証と測定データに基づくレビューなど独自の発信も行っている。最近のマイブームはAI全般。
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遠山俊介(編集部)
Editor
遠山俊介(編集部)
2008年カカクコムに入社、AV家電とガジェット系の記事を主に担当。ポータブルオーディオ沼にはまり、家にあるイヤホン・ヘッドホンコレクションは100オーバーに。最近はゲーム好きが高じて、ゲーミングヘッドセットにも手を出している。家電製品総合アドバイザー資格所有。
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