選び方・特集

注目は高コスパmini LED! TCLのおすすめ液晶テレビ4選【2025年10月】

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TCLのテレビは、日本での知名度を徐々に上げている注目株と言えます。元々、グローバル市場で見れば、世界トップクラスの台数シェアを誇っていますが、日本市場でも本格的に展開を始め、大量生産のスケールメリットを生かした価格戦略で日本でのシェアも高めています。

ここでは、TCLが力を入れるmini LEDバックライト搭載液晶テレビを中心に、TCL製テレビの選び方とおすすめモデルを紹介します。実際に見て、聴いて「これは買い!」という製品を選出したので、ぜひ購入の参考にしてみてください。

〈レビュー・監修〉ホームシアターコンシェルジュ 遠藤義人
ホームシアターのある暮らしをコンサルティングするfy7d(エフワイセブンディー)代表。ホームシアター専門誌「ホームシアター/Foyer(ホワイエ)」の編集長を経て独立、住宅・インテリアとの調和も考えたオーディオビジュアル記事の編集・執筆のほか、システムプランニングも行う。「LINN the learning journey to make better sound.」(編集、ステレオサウンド)、「聞いて聞いて!音と耳のはなし」(共著、福音館書店。読書感想文全国コンクール課題図書、福祉文化財推薦作品)など。

TCL テレビの主なラインアップと特徴

TCLの2025年テレビには、98V型のmini LEDモデル「98X11K」から32V型のフルHD(2K)モデル「32S5K」まで揃えられています。共通しているのは、関連子会社が開発した液晶パネル製造に磨きをかけ、採用していること

上位モデルから「量子ドット」「HVAパネル」「AiPQ Pro」「Bang&Olufsenサウンド」といった技術をグレードに応じて段階的に投入して、ピラミッド状のラインアップを形成しています。

実際に各製品を見ると、クリアーに見せかけるために映像補間を強くかけたり、派手な絵作りをしたりする姿勢が見られません。液晶テレビ特有の問題であるハロ(光漏れ)を抑えるための努力がうかがえるうえ、上位モデルになるほどきめ細かいバックライトの分割制御(ローカルディミング)と相まって、不自然にならない工夫が施されているのが確認できました。

いずれのシリーズも、それぞれの価格帯でなし得る最良の製品づくりをした結果であり、ベースが同等なのに余計な便利機能を付けて価格差を作っているのとは真逆の製品企画と言えます。

なお、各シリーズで異なる技術チームが開発を担当する場合もあり、互いに切磋琢磨しているとのこと。そのためかシリーズごとに“ツボ”(得意)もあり、個性が明確。55V型前後のモデルを下位シリーズから順次見ていくと、技術が磨かれていくさまを目の当たりにする思いでした。

基本的なテレビの選び方

まずはTCLに限らない基本的なテレビの選び方を確認してみましょう。これから選ぶならば、4Kテレビを検討すべきです。

部屋の広さや用途に合ったサイズを選ぶのが基本ですが、サイズによって選べる製品が異なることに注意しましょう。

最新製品の基本は4Kテレビ

※データは2025年6月時点のもの

※データは2025年6月時点のもの

4Kテレビとは、水平(横)方向の解像度が4,000画素(実際には3,840)のテレビのこと。従来の一般製品で採用されていたフルHD(1,920×1,080)よりも約4倍細かく、高精細な映像を映し出せます。地デジ放送の解像度はHD(1,440×1,080)なので、4Kは必要ないと思われるかもしれません。それでもこれからテレビを購入するならば、4Kテレビがおすすめです。

その大きな理由は、42V型以上の最新テレビは、基本的にすべて4K解像度だから。あえて旧モデルなどの低解像度のテレビを選ぶ必要はありませんし、低解像度の大型テレビが安いということもありません。また、4K放送を見ないのであれば、専用アンテナの設置は不要です。

今やAmazonプライム・ビデオやNetflix、YouTubeなどでは4K解像度のコンテンツは珍しくありません。それらを100%楽しめるのが4Kテレビなのです。さらに、地デジ放送などHD以下の解像度コンテンツであっても、4Kテレビは映像の解像度を4Kに変換(アップコンバート/アップスケーリング)して高精細化します。

すぐれた映像処理能力を持っていることも4Kテレビのよいところ。4Kテレビに買い替えれば、何気なく見ていたいつものコンテンツをより楽しめるかもしれません。

ホームシアターコンシェルジュ 遠藤義人
ホームシアターコンシェルジュ 遠藤義人

今や42V型(インチ)以上のテレビは基本的に4K。どうしても小型がよいとき以外は、4Kテレビを前提として考えましょう。

サイズ選びは部屋の広さ次第

テレビを選ぶときに真っ先に考えるのは、サイズのことではないでしょうか。

最新のテレビは画面周辺の額(ベゼル)が細くなっており、とても省スペース。もし10年ほど前のテレビからの買い替えならば、思っていたよりも大きなサイズが候補になるはずです。

具体的には、
・6畳ほどの部屋であれば43V型まで
・8〜10畳ほどの部屋であれば43〜60V型
・12畳以上の広い部屋出あれば60V型以上

がひとつの目安になるでしょう。

なお、サイズ選びには「適正視距離」から逆算するという考え方もあります。「適正視距離」とは、画面に近づいた場合にテレビのメッシュ状の画素が見えない(最短)距離のこと。たとえば、4Kテレビを視聴する位置が画面から1m程度の場合、55V型以上が「適正」となります。最も大きな没入感を得られる距離、ならびにサイズ選びの仕方とは言えるのですが、普段使いの距離としてはあまりに近くなります。推奨サイズも過度に大きくなりがちなため、実生活や部屋に合ったサイズから考えたが現実的でしょう。

ホームシアターコンシェルジュ 遠藤義人
ホームシアターコンシェルジュ 遠藤義人

「適正視距離」という考え方もありますが、この方法では想定視距離があまりに近く、推奨のテレビサイズは大きくなりがち。実生活や部屋にあった無理のないサイズを考えるほうが現実的でしょう。

高画質・高音質を狙うなら55V型以上

※データは2025年6月時点のもの

※データは2025年6月時点のもの

高画質・高音質のテレビを求めるならば、メーカーの主力と言える55V型以上のモデルがおすすめ

テレビは年々大型化していて、現在メーカーの主力サイズは55V型と65V型。高画質モデルはそもそも55V型もしくは65V型以上のモデルしか展開されていないこともよくあります。50V型以下のサイズを検討すると選択肢が減ってしまうため、コストパフォーマンスと高画質を考えるなら、いちばん有力になるのが55V型以上のサイズです。

TCLのラインアップで言えば、後述するmini LEDバックライトを搭載したモデルは55V型から。「プレミアム 量子ドット Mini LED TV」と位置づけられる高級テレビ「C8K」シリーズは65V型以上の展開です。こうした上位シリーズはスピーカーの品質も高く、音質的にも有利です。

ホームシアターコンシェルジュ 遠藤義人
ホームシアターコンシェルジュ 遠藤義人

メーカーが力を入れているのは55V型と65V型。最高画質・音質のテレビを求めるならば55V型以上のサイズを選ぶ必要があります

予算を抑えたい人、一人暮らし向けには43V型か32V型

55V型が大きすぎると考える人にちょうどよいのが43V型の4Kテレビ。4K液晶テレビとしては最小サイズであり、選択肢が多く、価格もリーズナブルです。

40V型よりも小さなサイズのテレビは、解像度がフルHD(1,920×1,080)以下になることには注意が必要です。それでも小さなテレビが欲しいという人には32V型フルHD解像度のテレビがおすすめ。小型テレビのなかでは高画質を期待できるため、一人暮らし向けやサブテレビとして人気があります。

また、テレビのサイズが小さくても、録画やネット動画の再生機能など、できることには大きな差がないことがほとんど。価格を抑えたいという場合にも、4Kならば43V型、フルHDならば32V型がそれぞれ狙い目のサイズと言えます。

ホームシアターコンシェルジュ 遠藤義人
ホームシアターコンシェルジュ 遠藤義人

たとえば40V型テレビの場合、最高解像度は2K(フルHD)。少し大きめの43V型4Kテレビを選んだほうが、解像度が高く画質的に有利と言えます。

価格と画質のバランスで選ぶならばmini LED

高画質テレビの最新技術として注目されているのがmini LEDバックライトを搭載した液晶テレビです。

有機ELテレビには「焼き付き」と呼ばれる現象(※)や寿命の面で心配する声もあります。そこで、価格的に有利な液晶テレビのなかで高画質を実現するための技術が注目されているのです。実際に、mini LEDバックライトを搭載した液晶テレビは、有機ELテレビよりも安い(一般の液晶テレビよりは高い)ことがほとんど。画質とコストのバランスが取れた選択肢だと言えます
※同じ画像を長時間表示し続けた場合、その部分に残像が生じたり、劣化が進行したりする症状のこと。最新製品での実使用上はそれほど気にする必要はありません。

液晶テレビは画面の裏に設置されたバックライト(光源)で映像の明暗を再現します。このバックライトを細かく区切り、エリアごとに別々に動かす(ローカルディミングする)ことで、コントラストの高い(明暗差がはっきりした)映像を表示できるのです。

TCLは有機ELテレビを販売していないため、映画をじっくりと高画質テレビで楽しみたい、という人はmini LEDバックライトを搭載したテレビ「C6K」「C7K」「C8K」シリーズを選ぶとよいでしょう。

ホームシアターコンシェルジュ 遠藤義人
ホームシアターコンシェルジュ 遠藤義人

mini LEDバックライトの分割エリア数は数百から数千。画素単位(4Kならば約800万画素)で光をコントロールする有機ELテレビには及びませんが、映像の明暗のより正確な再現性を期待できます

よく使うネット動画に対応しているかをチェック

最新のテレビは、基本的にほとんどがネット動画の視聴に対応しています。つまりDVDプレーヤーやFire TV Stick、Chromecastなどのストリーミング端末がなくても、NetflixやAmazonプライム・ビデオ、YouTubeなどの動画を楽しめるということ。

上記3つはほぼすべての製品が対応していると思って間違いありませんが、TVerやDAZNなどに対応しているかどうかは製品次第。リモコンにショートカットボタンを搭載していることもあるので、自分が利用するサービスに対応しているかどうか、リモコンにボタンがあるかどうか、確認するとよいでしょう。

また、テレビ番組の録画ができるかどうか、気になる人がいるかもしれません。最新テレビであれば外付け(別売)HDDをつなぐだけで録画が可能な製品がほとんどなので、この点も安心してよいでしょう。TCLの製品を見ると、2番組録画と同時に1番組視聴を行える3チューナーモデルはありませんが、やはり録画対応はしています。

価格.comマガジンがおすすめするTCLのテレビ4選【2025年10月版】

ここからは、ホームシアターコンシェルジュ遠藤義人さんが実際に見て聴いて、“これは買い!”とおすすめする製品を紹介します。

価格.comマガジンのおすすめ基準

〈基準1〉放送番組やYouTubeの画質がすぐれているか
映像表示の「モード」を自動調整や「標準」「スタンダード」などにして、放送番組やYouTubeを視聴。自然な補正や色再現ができているかをチェックしました。

〈基準2〉映画の画質がすぐれているか
映像表示の「モード」を映画再生向きの「映画」や「シネマ」などにして、Ultra HDブルーレイを中心に再生。4K解像度のコンテンツを自然な解像感、色再現で見せられるかをチェックしました。

〈基準3〉視野角がすぐれているか
画面を斜めから見たときにも色が大きく変わらないかをチェックしました。視野角が広い(斜めから見ても色が変わりにくい)と、リビングルームなど広めの部屋でも使いやすいと言えます。

〈基準4〉音質がすぐれているか
ニュースやドラマでの人の声が聴き取りやすいか、スポーツ中継や音楽ライブに臨場感があるか、映画での低音に迫力があるかをチェックしました。

〈基準5〉操作性がすぐれているか
操作時の動作が機敏か、リモコンの利便性がよいか、インターフェイスは使いやすいかをチェックしました。

以下の表で紹介するテレビは、各シリーズの代表機種です。個別の製品紹介項目にそのシリーズにどのサイズが展開されているか、併記しています。シリーズによってサイズ展開が異なることに注意しましょう。

製品
価格.com最安価格
画像ショップリンク画面サイズ解像度種類地デジチューナー数
TCL55C7K
TCL「55C7K」55V型(インチ)4K液晶(mini LED)2
TCL65C8K
TCL「65C8K」65V型(インチ)4K液晶(mini LED)2
TCL55P8K
TCL「55P8K」55V型(インチ)4K液晶2
TCL32S5K
TCL「32S5K」32V型(インチ)フルHD液晶2

TCLテレビのおすすめ4選

1.「C7K」シリーズ【55〜98V型】
ブランド中コスパナンバーワンテレビ!

気に入った点
  • クッキリ感のある鮮やかな赤と青の発色
  • 上位機と比べてもさほど劣らない視野角の広さ
気になる点
  • 中音域の音がやや甲高く、人の声が少し聴き取りにくい

確認したのは55V型の「55C7K」。クッキリした明暗を背景に、鮮やかな赤と青が映える映像が印象的でした。視野角を拡げるために「WHVA」という液晶パネルを採用した「C8K」シリーズより、高コントラストパネルの本来のよさを発揮しているようです。

もし予算の制約がなく、TCLの製品から好ましいモデルはどれ? と聞かれたらこれを選びたいと思いました。Ultra HDブルーレイで映画を見ると、暗闇の深みや、輝く閃光の色の違いがよく伝わります。速い動きによって輪郭が乱れたり動きボケが生じたりすることもなく、人物の表情も克明でした。

「C8K」シリーズはより視野角が広いのですが、「C7K」シリーズでも45度以上斜め横から見てもあからさまに黒ずんだり青く反転したりといった映像劣化は大きくありません。この点は気にするほど大きな問題ではないでしょう。

音質については、もう少し中音域が充実してほしいと感じました。ここは今回視聴した本体サイズの違いも大きく影響しているものと思います。もっとも、音量を上げてもビビりや歪みが出ないのは立派でした。

なお、Amazon専売モデルの「Q7C」シリーズは、搭載するパネル自体が異なるとのこと。つまりスペックは似ていても画質はそれなりに異なることが予想されます。画質を最優先にするなら「C7K」が間違いなくナンバーワンコスパと言えるでしょう。

55C7K [55インチ]の製品画像
  • TCL
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  • 価格.com最安価格151,199 ( 発売日:2025年5月20日 )
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画面サイズ
55V型(インチ)
種類
4K液晶テレビ
バックライト
mini LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
3端子
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x2
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種類
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98V型(インチ)
種類
4K液晶テレビ
バックライト
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2.「C8K」シリーズ【65〜98V型】
画質・音質・視野角の“全部入り”

気に入った点
  • 奇をてらわない穏当な画質で、色も動きも堅実
  • 斜めから見ても色が変わりにくい
  • 音の再現性が高く、人の声を聴き取りやすい
気になる点
  • 映像のキレや鮮やかさは「C7K」より控えめ
  • 人の声の帯域が充実したいっぽう、低音や広がりはほどほど

確認したのは75V型の「75C8K」。競合他社を意識した派手な絵作りなのではと思っていましたが、それはまったくの杞憂でした。色合いも動きも至極穏当で、TCLプレミアムラインならではの誇りを感じさせる仕上がり

部屋を暗くして見たUltra HDブルーレイの映画作品では、夜の暗闇と明るい光のコントラストを明晰に表現し、パネル性能の高さをうかがわせます。速い動きに対しても、いかにも液晶っぽい動きボケは皆無。

部屋を明るくして見たUltra HDブルーレイのビデオ映像でも、ゆっくりとズームインしたときの細かい葉や残雪の点の滲み、縦スクロールするときの格子模様、異なる建築の赤色や自然界の緑の微妙な違い、青空のヌケなどを正確に再現していました。

さらに印象的なのは音質です。高さの異なる男性の声をきちんと区別して再現してみせ、聴き取りやすい。このすぐれた音質も下位モデルにはない魅力です。

視野角が広いところもよいのですが、映像のキレや鮮やかさは「C7K」のほうが有利な印象。ここでは音質のよさと視野角の広さを合わせて考え、使いやすい“全部入り”テレビとしておすすめします。

65C8K [65インチ]の製品画像
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種類
4K液晶テレビ
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種類
4K液晶テレビ
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3端子
BS/110度CS4K
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3. 「P8K」シリーズ【55〜85V型】
隠れたスタンダード高コスパテレビ

気に入った点
  • 人肌の自然な再現性
  • 動きの乱れがほとんどなく、クリアー
  • 75V型など大画面モデルのコスパがずば抜けている
気になる点
  • 暗い映像では全体的にグレーがかってしまう

確認したのは55V型の「55P8K」。「P8K」シリーズはあくまでスタンダードな液晶テレビで、mini LEDバックライトを搭載しませんし、LEDバックライトをエリアに分けて個別に制御する「ローカルディミング」にも対応していません。そのため、暗い映像を再生すると本来は黒の部分がグレーっぽく“浮いて”しまいます。

しかし、最も難しい人の肌色が自然で、動きが速い映像で見られる液晶特有の白い尾引きが少ない。極端に明暗差がある場面ばかりを厳しい目で見ない限り、明るい部屋で見るテレビとしては十分な画質でしょう。

下位モデルである「P7K」や「P6K」シリーズでは、この再現性でかなりの落差を感じました。速い動きに対応できる「倍速パネル」と、高精細な映像を生成するプロセッサー「AiPQ Pro」の採用が結果を分けたのかもしれません。下位モデルとそれなりに価格差があるのは納得できるし、それでも「P8K」シリーズはリーズナブルに感じます。

もっとも、暗いシーンが多い映画の鑑賞に力点がある方は、光漏れを抑えられるmini LEDバックライトを採用した「C6K」や「C7K」シリーズを選択肢にするとよいでしょう。Amazon専売ではありますが「Q7C」「Q6C」シリーズではさらに価格差が小さくなります。それでも、普段使いのテレビとして熟れた絵作りを求めるなら「P8K」がおすすめです。

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種類
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LEDバックライト
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4. 「S5K」シリーズ【32、40V型】
画質のよい小型テレビ

気に入った点
  • サブテレビにピッタリサイズでもフルHD解像度
  • 色も動きの再現にも安定感がある
気になる点
  • サウンドは厚みも広がりも乏しい

貴重な存在である32V型のフルHDモデル「32S5K」をチェック。不思議と落ち着いた色合いで、動きもどっしりとしてバタつかないところが好ましく感じました。Ultra HDブルーレイで風景のビデオ画像を見ると、上位の4Kモデルほどには赤や青空が眩しく映えないものの、それが逆に映像作品として落ち着きをもたらしています。

映像処理エンジン「AiPQ Lite」と映像に彩りを加える「量子ドット」シートが功を奏しているのでしょう。液晶パネルは速い動きを意識した「倍速駆動」ではないので、厳しい目で見れば液晶テレビらしい白い尾引(残像感)はわずかに残るし、斜めの輪郭や震える線が太めではあります。しかし、全体をうまくまとめているため、細かいところを気にせず安心して作品に集中できました

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32V型(インチ)
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バックライト
量子ドット
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画面サイズ
40V型(インチ)
種類
フルハイビジョン液晶テレビ
バックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
BS/110度CS4K
自動録画対応

そのほかのTCLテレビ

おすすめとしてあげたほかにも、TCLには多彩なテレビがラインアップされています。主な製品のレビューも紹介しましょう。

TCL「C6K」シリーズ【55〜85V型】
レギュラーモデル最安のmini LED

気に入った点
  • 低価格ながらmini LEDや量子ドットなどの最新技術を搭載
  • 暗いシーンでピカリと光る描写が印象的
気になる点
  • 明るい映像では下位シリーズを圧倒する画質でもない

確認したのは55V型の「55C6K」。レギュラーモデルとしてはブランド最安のmini LEDバックライト搭載モデルです。上位の「C7K」シリーズと比較すると、明るさの最大値やバックライトの分割制御が控えめ。実際に見た印象もそのとおりで、明暗のクッキリ感、色の鮮やかさともに控えめとなり、全体の印象ではむしろ下位の「P8K」シリーズに近いと感じました。

スペック上はおすすめ製品としてあげた「P8K」シリーズよりも格上ですが、特に明るい映像の再生時は「P8K」シリーズを圧倒するほどすぐれているわけではありません。先に触れたとおり、普段使いのテレビとして熟れた絵作りを求めるなら「P8K」シリーズをおすすめします。明暗差が大きい映画の表現力を重視するなら、光漏れを抑えた「C6K」シリーズを選ぶのもアリでしょう。

Amazon専売モデル「Q6C」シリーズも、「C6K」シリーズとはパネル自体が異なるもののmini LEDバックライトを搭載していることに違いはありません。価格の動きをにらみながら、合わせて天秤に掛けたいところです。

なお、音質は上位モデルの声を重視した滑らかで華やかなトーンとは異なり、迫力重視で映画向きと言えるかもしれません。このオンキヨーによる2.1chシステムのほうが耳なじみもあって好ましいと感じる人も多そう。

価格.comユーザーのレビュー・評価

超美麗画像でとてつもないコストパフォーマンス

※2025年10月24日時点の、価格.com「55C6K」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

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画面サイズ
55V型(インチ)
種類
4K液晶テレビ
バックライト
mini LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
3端子
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画面サイズ
65V型(インチ)
種類
4K液晶テレビ
バックライト
mini LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
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種類
4K液晶テレビ
バックライト
mini LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
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4K液晶テレビ
バックライト
mini LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
3端子
BS/110度CS4K
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  • 価格.com最安価格448,199 ( 発売日:2025年5月20日 )
  • 売れ筋ランキング579
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画面サイズ
98V型(インチ)
種類
4K液晶テレビ
バックライト
mini LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
3端子
BS/110度CS4K
x2
自動録画対応

TCL「P7K」シリーズ【43、50V型】
レアな50V型を選べるスタンダード液晶

気に入った点
  • 絵作り、画調自体は堅実で自然さがある
  • 貴重な50V型をラインアップ
気になる点
  • 液晶特有の黒浮き、動きボケが目立つ
  • 映画鑑賞をするには音が軽い

確認したのは50V型の「50P7K」。上位モデル「P8K」シリーズとは異なり「倍速駆動」でないため、いかにも液晶っぽい動きボケが気になりました。また、「P8K」シリーズでは暗い映像でない限りそこまで気にならなかったバックライト全体の黒浮き(暗い場面で全体がグレーっぽくなってしまい、黒が沈みきらない現象)もより目立ちます。音質にしても、単独で映画を見るには迫力が物足りない印象でした。

43P7K [43インチ]の製品画像
  • TCL
  • 43P7K [43インチ]
  • 価格.com最安価格53,820 ( 発売日:2025年5月20日 )
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43V型(インチ)
種類
4K液晶テレビ
バックライト
LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
3端子
BS/110度CS4K
x2
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  • 50P7K [50インチ]
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画面サイズ
50V型(インチ)
種類
4K液晶テレビ
バックライト
LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
3端子
BS/110度CS4K
x2
自動録画対応

TCL「P6K」シリーズ【43〜75V型】
とにかく安い4Kテレビ

気に入った点
  • 人肌の自然な再現性
  • 動きの乱れがほとんどなく、クリアー
  • 75V型など大画面モデルのコスパがずば抜けている
気になる点
  • 暗い映像では全体的にグレーがかってしまう

確認したのは55V型の「55P6K」。上位モデル「P7K」シリーズとの最大の違いは、色を鮮やかにする「量子ドット」シートを省いていること。もっとも、明るい部屋でテレビの放送波のようなものを見る限り「P7K」シリーズとの差は少なく感じられました。視野角は懸念するほど狭くはありません。

55V型の「55P6K」と50V型の「50P7K」がほぼ同価格なので、さほど画質を落とさずに同じ予算で55V型を購入できることはメリットでしょう。

音質は「P7K」シリーズと似ていて、単独で映画を再生するには軽く、物足りなく感じました。

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  • TCL
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  • 価格.com最安価格48,000 ( 発売日:2025年5月20日 )
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画面サイズ
43V型(インチ)
種類
4K液晶テレビ
バックライト
LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
3端子
BS/110度CS4K
x2
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  • 55P6K [55インチ]
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画面サイズ
55V型(インチ)
種類
4K液晶テレビ
バックライト
LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
3端子
BS/110度CS4K
x2
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画面サイズ
65V型(インチ)
種類
4K液晶テレビ
バックライト
LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
3端子
BS/110度CS4K
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75V型(インチ)
種類
4K液晶テレビ
バックライト
LEDバックライト
量子ドット
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HDMI端子
3端子
BS/110度CS4K
x2
自動録画対応

メーカー別の特徴は?

本記事ではTCLのテレビを紹介しましたが、国内外さまざまなメーカーがテレビを発売しています。できることがまったく違う、ということはありませんが、メーカーごとに個性があることは間違いありません。以下に主要メーカーの特徴を紹介しましょう。メーカー別やメーカーを横断したおすすめテレビについては、関連記事をご覧ください。

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【TVS REGZA】「全録」にも対応する録画機能は唯一無二

TVS REGZAは、REGZA(レグザ)ブランドでテレビやブルーレイレコーダーなどを販売するメーカーです。かつては東芝映像ソリューションという名称でしたが、現在の社名はTVS REGZA。中国ハイセンスグループの傘下にありますが、環境に合わせて画質を常に最適化する「おまかせ」機能などは「東芝」から継承されています。高級モデルに搭載されている「タイムシフトマシン」(全録)機能もREGZAならでは。指定した放送チャンネルの番組をすべて録画できるというほかにない特徴を持っています。

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【ハイセンス】質のよいmini LEDが手ごろな価格で手に入る

ハイセンスグループはTVS REGZAの親会社にあたります。両社はテレビ作りで協業しており、ハイセンスの映像処理エンジンはTVS REGZAと共同開発されています。ハードウェアのベーシックな部分は共用と思われますが、REGZAとハイセンスはあくまで別ブランド。TVS REGZAは有機ELとmini LEDバックライト搭載液晶テレビ両方を展開するいっぽう、ハイセンスはmini LED“推し”。明るさを生かした自然な映像再現性が特徴で、質のよいmini LEDテレビが手ごろな価格で手に入ります

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【パナソニック】Fire TV OSは動画サービスとの親和性が高い

総合家電メーカーパナソニックはVIERA(ビエラ)というブランド名でテレビを販売しています。プラズマテレビの時代から自発光デバイスにこだわり、高級モデルでは画質を追求してきたため、現在も最上位モデルは自発光デバイスの有機ELテレビ。暗室で映画を見るための「ディスプレイ」としても定評があります。2024年モデルからはOSにFire TVを搭載したことがトピック。Amazonプライム・ビデオなど、サブスクの動画サービスとの親和性が高いテレビをラインアップしています。

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【ソニー】価格は高めだが安定した品質が魅力

ソニーのテレビはBRAVIA(ブラビア)というブランドで展開されています。認知特性プロセッサー「XR」などの映像処理エンジンを搭載することが特徴で、再生する映像を分析しつつ、表示の最適化を図ります。安定した品質が魅力ですが、価格設定が高めではあります。また、液晶テレビ、有機ELテレビともにラインアップしていますが、日本での製品リリースは鈍化しており、他社比較で必ずしも「最新」仕様でないことには留意しましょう。

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2025/08/14 09:00

【シャープ】「QD-OLED」の高画質志向有機ELが目玉

シャープも日本でおなじみのテレビメーカーのひとつです。テレビ向けの液晶パネル生産は終了しましたが、テレビの展開はしっかり継続しています。シャープの製品で注目したいのは有機ELテレビ。最上位モデルには、発色のよさが特徴の量子ドット技術を使った有機ELパネル「QD-OLED」を採用しているのです。このパネルで毎年最新製品をリリースしているのは、日本国内ではシャープだけです。

【TCL】実はグローバル市場ではメジャーな存在

TCLは、中国を本拠とする総合家電メーカーです。日本での知名度は高くありませんが、グローバル市場を見れば日本発祥のメーカーよりも大手だと言えます。そのスケールメリットを生かした製品価格、関連会社で液晶・有機ELパネル製造も行う技術力がTCLの特徴。ハイセンス同様にmini LEDバックライトを搭載した大画面テレビを手の届きやすい価格で多数展開し、日本でも少しずつシェアを拡大しています。高コントラストの映像がほしいけれど、価格は抑えたい、という人が注目するとよいでしょう。

【LGエレクトロニクス】有機ELを強力に推進する

韓国のLGエレクトロニクスは、すでに日本でおなじみの家電メーカーになったと言ってよいでしょう。グループ会社にLGディスプレイという液晶・有機ELパネルのメーカーを持つメリットを生かし、最新仕様のパネルを製品化し続けています。特に力を入れているのは有機EL。テレビだけでなく、PCモニターでも多くの有機EL製品を展開するメーカーとして注目される存在です。チューナー部分が別体となった「トゥルーワイヤレス」テレビシリーズなど、独自の製品企画にも積極的なため、有機ELテレビを検討するならば一度ラインアップを確認してみるとよいでしょう。

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2025/09/29 09:00
柿沼良輔(編集部)
Writer / Editor
柿沼良輔(編集部)
AV専門誌「HiVi」の編集長を経て、カカクコムに入社。近年のAVで重要なのは高度な映像と音によるイマーシブ感(没入感)だと考えて、「4.1.6」スピーカーの自宅サラウンドシステムで日々音楽と映画に没頭している。フロントスピーカーだけはマルチアンプ派。
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