2018年末から開始された新4K衛星放送(BS/CS)に加え、インターネットの動画配信サイトなどでの4K映像コンテンツもそろってきた今、「4Kテレビ」へと買い換える人が増えています。テレビ自体の価格もかなり低価格化が進み、液晶テレビの場合、売れ筋の55V型クラスでも、安いものでは5〜6万円で買えるようなものが登場し、国内メーカー製の最新モデルでも10万円前後でかなりいい性能のものが買えるようになっています。また、より高画質な「有機ELテレビ」も、今や55V型の新モデルが20万円台前半程度から購入可能で、なかには20万円を切るものも増えてきているなど、こちらも本格普及の時を迎えています。
そんな「4K薄型テレビ」の中から、価格.comマガジン編集部が2020年の最新モデルを厳選! 今買うなら間違いないと思える4Kチューナー搭載製品のみを、有機EL、プレミアム液晶、高コスパ液晶の3種類に分けて、計19モデルをピックアップしました。こちらを参考に、今年こそは、ぜひ高精細・高画質の4Kテレビの購入を検討してみてください。
目次
・薄型テレビの種類と選び方のポイント
・画質にこだわるならこちら! 有機ELテレビ
・十分高画質かつ価格もお手ごろ! まだまだ主流の4Kプレミアム液晶テレビ
・50〜55Vクラスで8万円以下、65Vクラスで13万円以下で買える、高コスパ4K液晶テレビ
まずは、薄型テレビの基本的な種類と、現在のトレンドを解説します。
薄型テレビの基本的な種類ですが、今もなお主流なのは「液晶テレビ」です。最近では、より高画質な「有機ELテレビ」も増えていますが、液晶テレビに比べるとまだ価格が高めなので、主流とまではなっていません。
液晶テレビのメリットは、すでに技術が確立されているため、販売価格が安い点。デメリットとしては、バックライトを使用するという構造上、どうしても、画面全体が白っぽく見える「黒浮き」が起こりやすく、高コントラストが実現しにくいということがありますが、これらの欠点は現状かなり改善されており、あまり気にすることはないでしょう。特に「プレミアム液晶」と呼ばれる高画質モデルでは、このあたりの欠点はほぼ解消されています。
いっぽうの有機ELテレビは、バックライトを使わず、素子の1つひとつが発光するので、高コントラストが得やすく、発色がいいのが特徴です。応答速度も速いので、テレビのパネルには最適と言われていますが、液晶テレビと比べるとまだ価格が高いのがデメリット。ただ、ここ1〜2年でかなり価格が下がってきており、今や55型の最新モデルでも20万円台で購入できる製品も出ているなど、以前と比べるとかなり買いやすくなってきています。
また、解像度の面から見ると、従来からの「フルHD(フルハイビジョン、2K)テレビ」と、その4倍の解像度を持つ「4Kテレビ」の2つが存在します。少し前までは、4Kのネイティブコンテンツが少なかったため、「まだ、フルHDで十分」という人も多かったのですが、2018年末からBS/CSで4K放送が開始されたのを機に、対応4Kチューナーが搭載されたモデルが多く発売されたこともあって、今や「4Kテレビ」がほぼ主流という状況になっています。32V型以下の小型サイズの製品ではいまでも2Kテレビも売られていますが、40V型を超えるようなサイズでは、すでに4Kテレビが標準となっています。ここで紹介する製品も、すべてが4Kチューナーを搭載した4Kテレビです。
なお、4Kテレビを購入するときに気をつけたいポイントとして「HDR」という技術に注目しておきましょう。「HDR」とは「ハイ・ダイナミック・レンジ(High Dynamic Range)」の略で、これまでのフルHD映像コンテンツの色情報に加えて、輝度情報を付加した映像規格のことを指します。簡単に言うと、明るさの明暗をこれまで以上に精細に表現できる(高いコントラストの映像を表現できる)ようになるのですが、そのためには、再生するテレビ側も高コントラストの表現に対応している必要があります。上述したように、液晶テレビはその構造上、高コントラスト表現が苦手なので、この「HDR」に対応した4Kコンテンツをフルに楽しむためには、パワフルな映像エンジンで高コントラスト性能を実現しているようなモデルを選んだほうがベターです。各メーカーとも、現在発売している4Kテレビは、ほぼすべて「HDR」対応をうたってはいますが、その対応形式や表現力は製品によって異なってきますので、カタログスペックや店頭での視聴などを通して確認するようにしてください。
なお、「HDR」に関しては、こちらの記事「4Kテレビ選びの重要ワードHDR=「HDR10」「Dolby Vision」「HLG」って何?」も参考にしてください。
次世代のテレビの本命と言われているものの、価格が高くなかなか一般的に普及しなかった「有機ELテレビ」。ただ、この2年ほどでネックだった価格もかなり下がってきており、今や55V型の最新モデルでも20万円台で購入可能。なかには20万円を切るような製品も出てくるなど、十分手が届く範囲になってきています。
2019年夏以降のモデルでは、ほとんどの製品が4Kチューナーを標準搭載するようになり、新4K衛星放送にもばっちり対応。液晶テレビよりも高コントラストな映像表現が得意な有機ELテレビは「4K HDR」コンテンツの再生にも最適で、画質にこだわる人であれば、まず第一候補にあげたい製品といえます。
「BRAVIA KJ-55A8H」
2007年に世界で初めて有機ELテレビ「XEL-1」を製品化したメーカーであるソニー。その10年後の2017年、「BRAVIA A1」シリーズで、有機ELテレビ市場に再参入すると、その映像美や高音質サウンド、デザイン性などから、国内の有機ELテレビ市場を牽引する存在となりました。
そんなソニーの有機ELテレビは、毎年1回のモデルチェンジを繰り返すたびに、さまざまなブラッシュアップが施されて改良されてきています。画質面では、ソニーらしい高コントラストのクッキリした映像が特徴。フラッグシップモデルにあたる「A8H」「A9S」シリーズは、最新の映像プロセッサー「X1 Ultimate(エックスワン アルティメット)」を搭載。HDR映像などを美しく再現するほか、フルHDなどの2K映像や、ネット配信映像など、あらゆる映像を4Kネイティブレベルの美しさで表現すると言います。
また、画面全体がスピーカーの役目を果たす「アコースティック サーフェス オーディオ」を採用するのも特徴。本体背面左右にあるアクチュエーターと背面のスタンドにあるサブウーハーが映像に合わせて画面を振動させ、目の前から迫ってくるような臨場感あふれるサウンドを楽しめます。立体音響の「ドルビーアトモス」にも対応しています。
このほか、OSに「Android TV」をいち早く採用し、ネットとの親和性が高いのも特徴。「Netflix」など各種の映像配信サービスに対応しているほか、音声でテレビをコントロールしたり、ネット検索が行えるAI機能「Google アシスタント built-in」にも対応するなど、機能性も豊富。スマートフォンやタブレットの映像をワイヤレスで映し出す「Chromecast built-in」や「AirPlay 2」にも対応しています。
なお、2020年モデルから新たに登場したMASTER Seriesの「A9S」は、ソニーの有機ELテレビとして初となる「48V型」をラインアップ。これまで50V型以上の大型モデルばかりだった有機ELテレビとしては導入しやすいサイズで、ソニーらしい高画質&高音質を楽しめます。
・基本スペック(BRAVIA KJ-55A8H)
種類:有機ELテレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、倍速:2倍速、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×2、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10/HLG/ドルビービジョン、スピーカー数(出力):4(10W×2/5W×2)
・基本スペック(BRAVIA KJ-48A9S)
種類:有機ELテレビ、画面サイズ:48インチ、解像度:3840×2160、倍速:2倍速、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×2、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10、HLG、ドルビービジョン、スピーカー数(出力):3(10W×2/5W)
「REGZA 55X9400」
東芝の「4K REGZA」シリーズは、独自の超解像技術と「タイムシフトマシン」に代表される録画機能に定評のある人気シリーズ。その最新のフラッグシップモデルとなるのが、「X9400」シリーズです。なお「X8400」シリーズは、「X9400」シリーズから、「タイムシフトマシン」と「重低音バズーカユニット」を省いた高コスパモデルとなります。
どちらのモデルも、新開発の専用高コントラスト有機ELパネルを採用するとともに、クラウドと連携する高画質映像処理エンジン「ダブルレグザエンジンCloud PRO」を搭載するのが特徴。東芝が得意とする超解像技術に加えて、クラウド上で管理されるコンテンツの詳細ジャンルごとの画質特性を加味して処理することで、さらなる高画質を実現しているといいます。
また「X9400」シリーズでは、地デジを6番組同時録画可能な「タイムシフトマシン」が搭載されているので、外付けUSB HDDを接続すれば、過去番組を録画しておき、後から選んで視聴するという試聴スタイルが可能になります。
サウンド面でも、「X9400」シリーズでは、自然な音場感を実現する「ダイレクト6スピーカー」と背面の壁の反射を利用する「トップツイーター」、さらに迫力の重低音を再現する「重低音バズーカユニット」による音響設計。合計142Wという大出力で計10個のスピーカーをドライブさせ、迫力のサウンドを実現します。
このほか、ネット配信動画にも幅広く対応しているほか、録画番組も含めた数多くのコンテンツの中から、ユーザーの好みにあったものをレコメンドしてくれる独自機能「みるコレ」にも対応しており、コンテンツを探しやすいのも特徴となっています。
・基本スペック(REGZA 55X9400)
種類:有機ELテレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、倍速:2倍速、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ×6、BS/CS×3、録画機能:タイムシフトマシン、HDR:HDR10(+)、HLG、ドルビービジョン、スピーカー数(出力):10(12W×6/15W×2/20W×2)
・基本スペック(REGZA 55X8400)
種類:有機ELテレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、倍速:2倍速、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×3、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10(+)/HLG/ドルビービジョン、スピーカー数(出力):6(12W×6)
「VIERA TH-55HZ2000」
パナソニック「VIERA」シリーズの有機ELテレビは、画質面、特にHDRを使った映画コンテンツなどの表示に強みがあります。元々、プラズマテレビの製造を行っていたメーカーだけに、有機ELのような高コントラスト映像の表現は得意としており、上位モデルの「HZ2000」シリーズでは、独自設計・組み立ての「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」を採用しているのが特徴。この独自設計パネルに最適化された高画質機能「Dot ContrastパネルコントローラーPro」や「ヘキサクロマドライブ プラス」を採用することなどで、従来よりもさらに高いコントラストを実現しています。HDRにもフル対応するほか、ハリウッド業界や関連メーカーが中心となり、次世代映像技術を支援することを目的に策定された国際認証「ULTRA HD PREMIUM」を取得するなど、映画コンテンツなどをよく見るという人には、魅力的なスペックと言えるでしょう。
サウンド面でも、薄型ボディの上面に天井に向けて音声を発するイネーブルドスピーカーを一体型テレビとしては初搭載。天井に音を反射させることで、立体音響「ドルビーアトモス」のサウンドをリアルに表現します。ネット配信動画にも幅広く対応し、スマートスピーカー経由での音声操作にも対応します。
なお、下位モデルの「HZ1000」シリーズは、スペックを押さえて、手ごろな価格を実現したモデル。価格.com最安価格では、55V型の「VIERA TH-55HZ1000」が18万円前後の価格で販売されており、有機ELテレビとしてはかなりの狙い目となっています。
・基本スペック(VIERA TH-55HZ2000)
種類:有機ELテレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、倍速:2倍速、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×3、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10(+)/HLG/ドルビービジョン(IQ)、スピーカー数(出力):7(20W×5/20W×2)
・基本スペック(VIERA TH-55HZ1000)
種類:有機ELテレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、倍速:2倍速、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×3、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10(+)/HLG/ドルビービジョン(IQ)、スピーカー数(出力):2(15W×2)
「AQUOS 4T-C55CQ1」
これまで有機ELテレビを発売していなかったシャープですが、今年2020年、ついに初の有機ELテレビを発売しました。それがこちらのAQUOS「CQ1」ラインです。
シャープと言えば、液晶テレビ「AQUOS」シリーズで一世を風靡した液晶テレビ市場のリーディングカンパニーですが、現在は4Kを超える8K解像度のテレビにも注力しており、液晶テレビではすでに8Kモデルが多数ラインアップされています。新発売の有機ELテレビ「CQ1」ラインでは、この8K開発で培った高解像技術が適用されており、新開発の4K画像処理エンジン「Medalist S1」が、高コントラストの有機ELパネルの表現力を最大限に生かしているといいます。HDRももちろん「HDR」「HLG」「ドルビービジョン」に対応。サウンド面でも、総合出力65Wの2.1ch 7スピーカー「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を搭載し、聞き取りやすく、かつ迫力のあるサウンド再生を可能にしています。
なお、OSには「Andoid TV」を採用しており、各種ネット配信サービスなどとの親和性が高いほか、「Google アシスタント」による音声検索にも対応しています。
・基本スペック
種類:有機ELテレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、倍速:2倍速、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×3、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10/HLG/ドルビービジョン、スピーカー数(出力):7(10W×2/15W×2(x2)/15W×1)
「OLED55BXPJA」
LGエレクトロニクスは、有機ELテレビならびに、テレビ向け有機ELパネルの生産では世界一のメーカー。つまり、そのテレビに採用される有機ELパネルも、常に最新世代のものを採用できるのが強みです。しかも、日本の国内メーカー製品と比べると、価格的にリーズナブルなのも特徴。特にここで紹介している下位モデル「OLED55BXPJA」は、55V型モデルながら13万円台(2020年12月時点。価格.com最安価格)で購入可能という高コスパモデルとなっています。
有機ELパネルから生産しているメーカーらしく、最新型のパネルのよさを最大限に引き出せる映像エンジンのチューニングが見事。もちろんHDRも「CINEMA HDR」と呼ばれる独自の技術で美しく表現可能。サウンド面でも、立体音響「ドルビーアトモス」に対応し、臨場感あふれるサウンドを体験できます。このほか、1msの高速応答速度や、HDRゲームに対応する「HGiGゲームモード」を備えるなど、ゲーミングディスプレイとしてもすぐれた性能を持っています。
なお、本製品はBS/CS 4Kチューナーを搭載していますが、国内メーカーの製品が2基以上搭載しているのが標準なのに対し、本製品は1基のみとなるため、4Kを見ている際に4Kの裏番組録画ができない点は注意しておいたほうがよさそうです。
ネットワーク機能では、各種のネット配信動画にも幅広く対応するほか、音声認識では、独自の「ThinQ AI」に加えて、「Google アシスタント」「Amazon Alexa」にも対応するなど(操作には「マジックリモコン」が必要)、使い勝手にも配慮されています。
・基本スペック
種類:有機ELテレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、倍速:2倍速、チューナー:BS/CS 4K×1、地デジ/BS/CS×2、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10/Advanced HDR/HLG/ドルビービジョン、スピーカー数(出力):4(10W×2/10W×2)
有機ELテレビは高画質ですがまだ高いのがネック。それなら、高画質のプレミアム液晶テレビはいかがでしょう? 55V型の4K対応モデルなら13〜17万円程度と、有機ELテレビと比べるとだいぶお手ごろな価格で購入できます。画質もひと昔前の液晶テレビとは比べものにならないほど向上しており、ピーク輝度を上げるなどの技術進化によって、高コントラストの「HDR」にもしっかり対応。もちろん、ネット配信のコンテンツなども美しく表示できます。これより低価格な4K液晶テレビ製品もありますが、長く使いたいのであれば、ユーザー満足度も高い、このクラスの製品を選びたいところです。
「BRAVIA KJ-55X9500H」
ソニーの「液晶BRAVIA」シリーズのラインアップは、全体的に高価格・高機能なプレミアム製品に寄った内容となっていますが、それだけに画質面などでの評価が高く、価格.comでも、売れ筋ランキング上位の常連製品となっています。
上位モデルの「X9500H」シリーズは、BS/CS 4Kチューナーを2基、地上/BS/CS110°チューナーを2基搭載するほか、基本性能が高いのが特徴、最新の映像プロセッサー「X1 Ultimate(エックスワン アルティメット)」を搭載。部分駆動が可能な直下型LED液晶と、高コントラストを実現する「X-tended Dynamic Range PRO」により、コントラストを6倍に高めることが可能です。速い動きの映像に強い「X-Motion Clarity」なども搭載し、液晶テレビの弱点と言われる残像ボケにもしっかり対応。HDRにもフル対応しています。
サウンド面では、画面下部のフルレンジスピーカーに加え、背面上部にサウンドポジショニング トゥイーターを搭載し、音の定位感を大幅に向上した「アコースティック マルチ オーディオ」に対応。立体音響の「ドルビーアトモス」にも対応するなど、液晶テレビとしては最高級の画質・音質を誇ります。この内容で55V型の「KJ-55X9500H」が15万円台前半で購入可能(2020年12月時点)なため、価格.com上でも常に上位の人気を誇っています。
なお、ワンランク下の「X8550H」シリーズのほうは、LEDバックライトが直下型でなく、「X-Motion Clarity」に非対応などの違いはありますが、その分価格が安いのがメリット。55V型の「KJ-55X8550H」が13万円台で購入可能と(2020年12月時点)、比較的リーズナブルな製品となっています。
・基本スペック(BRAVIA KJ-55X9500H)
種類:液晶テレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、バックライト:直下型、倍速:2倍速、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×2、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10/HLG/ドルビービジョン、スピーカー数(出力):4(10W×2(x2))
・基本スペック(BRAVIA KJ-55X8550H)
種類:液晶テレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、バックライト:エッジ型、倍速:2倍速、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×2、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10/HLG/ドルビービジョン、スピーカー数(出力):4(10W×2(x2))
「REGZA 55Z740X」
東芝「4K液晶REGZA」シリーズでは最上位モデルとなる製品。映像エンジンに最新の「レグザエンジン Cloud PRO」を搭載。全面直下型のLEDバックライトを搭載した液晶パネルとの組み合わせで、高コントラストな映像を実現し、HDRコンテンツでも美しく映し出します。
録画機能では、地デジを6番組同時録画可能な「タイムシフトマシン」を搭載(外付けUSB HDDが別途必要)。録画済みの番組表から、見たいものを選んで見るという視聴スタイルを可能にします。「みるコレ」機能によって、自分の好みの番組を素早く見つけ出せるのも特徴です。
サウンド面では、好評の「レグザ重低音バズーカオーディオシステム PRO」を搭載。大型バスレフ2wayスピーカーと重低音バズーカウーハーの組み合わせによるスピーカーシステムを総合出力80Wという大出力で駆動させることで、迫力のサウンドを響かせます。
もちろん、各種のネット配信動画にも幅広く対応。スマートスピーカーとの連携による音声操作にも対応しています。
・基本スペック
種類:液晶テレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、倍速:2倍速、バックライト:直下型、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ×6、BS/CS×3、録画機能:タイムシフトマシン、HDR:HDR10(+)/HLG、スピーカー数(出力):6(15W×2/10W×2/15W×2)
「VIERA TH-55HX950」
パナソニック「液晶ビエラ」シリーズの最上位機種となるモデル。BS/CS 4Kチューナーを2基、地上/BS/CS110°チューナーを3基搭載するなど、クラストップレベルの機能性をもっています。
本製品の特徴は、パナソニック独自構造の高輝度ディスプレイを採用する点。バックライトを強化すると同時に、ディスプレイ内部の部材構成を最適化することにより、液晶ビエラ史上最高クラスの高輝度を実現。これに、バックライトの部分制御と、映像処理のエリアコントラスト制御を組み合わせた「Wエリア制御」を組み合わせることで、液晶テレビながら、HDR対応の4Kコンテンツを高いコントラストで表示できます。もちろん、HDR規格にはフル対応しています。
また、サウンド面も充実しており、下面に向かって設けられたフルレンジスピーカーに加えて、上面に向けて、天井反射型のイネーブルドスピーカーを搭載。立体音響「ドルビーアトモス」に対応する映像コンテンツのサウンドを高品位に堪能できます。
なお、このクラスでは珍しい首振り機能機構を採用。万が一の地震でも倒れにくい転倒防止スタンドで、設置の安心感も十分です。
・基本スペック
種類:液晶テレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、バックライト:直下型、倍速:2倍速、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×3、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10/HLG/ドルビービジョン、スピーカー数(出力):4(15W×4)
「AQUOS 4T-C55CN1」
シャープの4K液晶テレビ「AQUOS」の2020年モデルの中で、プレミアムシリーズに位置づけられるのが、こちらの「CN1」ラインです。同社の8Kテレビ開発で培われた最新の4K画像処理エンジン「Medalist S1」を搭載し、同社の自社開発による低反射「N-Blackパネル」との組み合わせにより、液晶テレビながら、沈み込むような黒を実現したのが特徴。倍速の液晶パネルと、LEDバックライトの点滅を組み合わせることで、4倍速相当のなめらかの動きを実現する「480スピード」も搭載しています。もちろんHDRにもフル対応。サウンド面でも、ツィーター×2、ミッドレンジ×2、サブウーハー×1の4スピーカーで校正される「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を搭載し、聞き取りやすく、かつ迫力のあるサウンド再生を可能にしています。
なお、OSには「Andoid TV」を採用しており、各種ネット配信サービスなどとの親和性が高いほか、「Google アシスタント」による音声検索にも対応しています。
・基本スペック
種類:液晶テレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、倍速:2倍速、バックライト:非公表、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×3、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10/HLG/ドルビービジョン、スピーカー数(出力):5(10W×2(x2)/10W×2(x2)/15W×1)
「REAL LCD-A58RA2000」
三菱電機のREAL「RA2000」シリーズは、録画用のHDD、およびUltra HD ブルーレイドライブを搭載する1台3役の録画液晶テレビです。これ1台だけで、HDDやレコーダーなどが不要になるので、テレビ台の上などにすっきり設置でき、使い勝手がいいのが特徴です。価格はやや高めですが、1台3役と考えると、十分に割安と言えます。
もちろん画質面でも、三菱電機が長年のテレビ開発で培ってきたさまざまな技術が使われており、4Kの画質を最大に引き出す高画質エンジン「DIAMOND ENGINE 4K」を搭載するほか、自然で鮮やかな色表現を可能にする「ウルトラカラーマトリックスPRO」などの高画質技術を搭載。HDRにももちろん対応します。また、サウンド面でも、同社のオーディオブランド「DIATONE」の技術を用いた「DIATONE NCV スピーカー」を搭載。クリアで迫力あるサウンドを実現しています。
そして何と言っても、本機の最大の特徴である録画機能では、内蔵する2TBのHDDに新4K放送で最大約126時間の録画が可能。録画した番組はそのまま内蔵されるUltra HD ブルーレイドライブでBDメディアに保存することもできます。もちろん、市販の4K対応のUltra HD ブルーレイのタイトルを再生することも可能。4K画質をフルに楽しめます。なお、内蔵HDDの容量が足りなくなっても、最大4台までUSB外付けHDDを接続して拡張できますので、心配はいらないでしょう。
・基本スペック
種類:液晶テレビ、画面サイズ:58インチ、解像度:3840×2160、倍速:等速、バックライト:非公表、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×3、録画機能:内蔵2TB HDD、内蔵Ultra HD ブルーレイドライブ、外付けHDD、HDR:HDR10/HLG、スピーカー数(出力):4(10W×2(x2))
4Kテレビに買い換えたいが、予算はなるべく抑えたい。そんな方にぴったりの、お買い得・高コスパの4K液晶テレビを集めてみました。
「REGZA 65M540X」
東芝の「4K液晶REGZA」シリーズの中ではミドルクラスに当たるのがこちらの「M540X」です。「REGZA」シリーズの中では低価格のため、価格.com上でも人気ですが、今年のモデルもコスパは高く、65V型の「REGZA 65M540X」は12万円台から購入可能と、最新モデルとは思えない低価格が目を引きます(価格.com最安価格。2020年12月時点)。
しかも、性能面でも、上位モデルゆずりの機能を備えており、最新の映像エンジン「レグザエンジン Cloud」を採用するなど、画質面でもぬかりなし。サウンド面でも、バスレフ型フルレンジスピーカーを搭載するなど、押さえるべきポイントは押さえられています。新4K衛星放送チューナーを2基搭載するほか、地デジ/BS/CSのチューナーは3基搭載されており、別途外付けHDDを用意すれば、4K放送の裏番組録画と、地デジなどのW録に対応できるのもポイントです。
いっぽう、さらに安いエントリーモデルとして用意された「C340X」シリーズは、「REGZA」シリーズの特徴を受け継ぎつつも、価格を大きく抑えたモデルとなっています。新開発の「レグザエンジンG」を搭載し、新4K衛星放送も地上デジタル放送も高画質に表現。BS/CS 4Kチューナーは1基のみの搭載のため、裏番組録画はできませんが、地上/BS/CS110°チューナーは3基搭載しているので、裏番組のダブル録画に対応します。55V型の「REGZA 55C340X」は7万円台で購入可能。在庫僅少とのことなので、ご購入はお早めに。
・基本スペック(REGZA 65M540X)
種類:液晶テレビ、画面サイズ:65インチ、解像度:3840×2160、倍速:等速、バックライト:非公表、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×3、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10/HLG、スピーカー数(出力):2(10W×2)
・基本スペック(REGZA 55C340X)
種類:液晶テレビ、画面サイズ:55インチ、解像度:3840×2160、倍速:等速、バックライト:非公表、チューナー:BS/CS 4K×1、地デジ/BS/CS×3、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10/HLG、スピーカー数(出力):2(10W×2)
「AQUOS 4T-C50CH1」
シャープ「AQUOS」の豊富なラインアップの中でも抜群の高コスパを誇る「CH1ライン」。こちらの「AQUOS 4T-C50CH1」は、機能的にはシンプルですが、新4K衛星放送チューナーを2基搭載し、4K放送の裏番組録画も可能。シャープならではの高精細4K低反射液晶パネルを採用しており、高コントラストなHDR映像にもしっかり対応します。サウンド面でも、低音を増幅する「バスレフ型スピーカーボックス」を採用し、低域から高域まで豊かなサウンドを再現。この内容で、7万円台という価格(価格.com最安価格。2020年12月時点)を実現しています。
・基本スペック
種類:液晶テレビ、画面サイズ:50インチ、解像度:3840×2160、倍速:等速、バックライト:非公表、チューナー:BS/CS 4K×2、地デジ/BS/CS×2、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10/HLG、スピーカー数(出力):2(10W×2)
「50E6800」
2019年あたりから、価格.com上でも人気ランキングの上位の常連になってきた、中国のハイセンス。東芝のテレビ事業部を傘下に置くハイセンスは、東芝「REGZA」で培われた技術を同社製テレビにも採用することで、低価格でありながらも、高画質と使いやすさを実現。そのことが多くのユーザーに浸透した結果、現在ではすでに定番のブランドとなった感があります。
そんなハイセンスの製品の中でも特にコスパが高いのがこちら。「価格.comプロダクトアワード2020」の映像部門で大賞に輝いた65V型モデル「65S6E」の価格は、なんと99,800円! 50V型の「50E6800」に至っては、6万円を切る5万円台(いずれも価格.com最安価格。2020年12月時点)という高コスパです。
もちろん、性能面でも問題はなく、映像エンジンに東芝との共同開発である「NEOエンジン」を採用。バックライトは直下型で、ブーストフィルムにより明るいのが特徴。チューナーについては、新4K衛星放送チューナーは1基のみですが、地デジ/BS/CSのチューナーは3基搭載されており、別途外付けHDDを用意すれば、地デジなどのW録に対応できるのもポイントです。このほか、動きの速いゲームに向いた「低遅延ゲームモード」なども搭載しています。
・基本スペック(65S6E)
種類:液晶テレビ、画面サイズ:65インチ、解像度:3840×2160、倍速:等速、バックライト:直下型、チューナー:BS/CS 4K×1、地デジ/BS/CS×3、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10/HLG、スピーカー数(出力):2(12W×2)
・基本スペック(50E6800)
種類:液晶テレビ、画面サイズ:50インチ、解像度:3840×2160、倍速:等速、バックライト:直下型、チューナー:BS/CS 4K×1、地デジ/BS/CS×3、録画機能:外付けHDD、HDR:HDR10/HLG、スピーカー数(出力):2(10W×2)
パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!