人気のエントリーモデル「EOS Kiss X7」の後継機

バリアングル一眼レフの小型・軽量モデル「EOS Kiss X9」が新登場!

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キヤノンのエントリー向け一眼レフ「EOS Kiss」シリーズの中でも高い人気を誇るロングセラーモデル「EOS Kiss X7」の後継モデル「EOS Kiss X9」が2017年7月下旬に登場する。上位モデル「EOS Kiss X9i」と同じ画質性能やバリアングル液晶モニターを採用しつつ、より小型・軽量なモデルに仕上がっている。

キヤノンオンラインショップの価格は、ボディ単体が65,500円、新しい標準ズームレンズ「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」が付属するEF-S18-55 IS STMレンズキットが74,500円、ダブルズームキットが102,500円(いずれも税別)。

7月下旬に発売となるEOS Kiss X9。バリアングル液晶モニターを採用する

7月下旬に発売となるEOS Kiss X9。バリアングル液晶モニターを採用する

EF-S18-55 IS STMレンズキットには、ブラックのほかホワイト(画像左)とシルバー(右)のカラーバリエーションを用意。ホワイトモデル、シルバーモデルともに同梱レンズのカラーはシルバー

可動式液晶モニター搭載のAPS-C一眼レフとして世界最軽量を実現

EOS Kiss X9の最大の特徴は、上位モデルのEOS Kiss X9iの同じスタイルとなる、タッチパネル対応のバリアングル液晶モニター(約104万ドットの3.0型)を搭載しながらも、より小型・軽量なボディを実現していること。

ボディサイズは約122.4(幅)×92.6(高さ)×69.8(奥行)mmで重量は約453g(バッテリー、カード含む。※シルバーは約454g、ホワイトは約456g)。EOS Kiss X9iよりもひと回り小さくて79g軽いボディだ。さすがに、固定式モニターの従来モデルEOS Kiss X7ほどのコンパクトボディではないが、2017年6月28日現在、可動式液晶モニターを搭載するAPS-C一眼レフにおいて世界最軽量モデルとなっている。

ボディサイズ/重量
・EOS Kiss X9 約122.4(幅)×92.6(高さ)×69.8(奥行)mm/約453g
・EOS Kiss X9i 約131.0(幅)×99.9(高さ)×76.2(奥行)mm/約532g
・EOS Kiss X7 約116.8(幅)×90.7(高さ)×69.4(奥行)mm/約407g
※いずれもバッテリー、カードを含む重量

約104万ドットの3.0型バリアングル液晶モニターを採用。画面をタッチしての設定変更やタッチAF/タッチシャッターといった操作が可能だ

バリアングル液晶モニターを搭載しながらも小型・軽量ボディを実現

バリアングル液晶モニターを搭載しながらも小型・軽量ボディを実現

レンズキットに付属する新しい標準ズームレンズEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMは、従来モデルと比べて全長が13.4mm短くなっている

ローレット形状の電子ダイヤルを採用し、高級感を演出。シャッターボタンも従来モデルより高級感のある塗装・材質になっている

撮影モードダイヤルは埋め込み式となり、上面は凹凸のないフォルムとなった。電源スイッチも新しい形状になっている

しっかりとホールドできる深いグリップを採用

しっかりとホールドできる深いグリップを採用

上面左側にWi-Fiボタンを新たに搭載

上面左側にWi-Fiボタンを新たに搭載

上位モデルの画質性能やライブビューAFを継承

EOS Kiss X9は、上位モデルのEOS Kiss X9iから画質性能やライブビュー撮影時のAF性能などを継承しており、エントリー向け一眼レフの下位モデルとしては基本性能にすぐれたモデルとなっている。

EOS Kiss X9iと同様に、撮像素子は有効約2420万画素のCMOSセンサー(APS-Cサイズ)で、映像エンジンは最新の「DIGIC 7」。静止画撮影時の感度は常用でISO100〜25600に対応する。拡張設定でH(ISO51200相当)の利用も可能だ。

感度は常用でISO100〜25600に対応。拡張設定でH(ISO51200相当)も用意

感度は常用でISO100〜25600に対応。拡張設定でH(ISO51200相当)も用意

さらに、画面の横約80%×縦約80%の広い領域で像面位相差AFに対応する高速なピント合わせが可能な「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載。エントリー向け一眼レフの最上位モデル「EOS 9000D」やEOS Kiss X9iと同様、0.03秒の世界最速AFを実現している(※APS-Cサイズ相当の撮像素子を搭載したレンズ交換式デジタルカメラの撮像面位相差AFにおいて)。ライブビュー撮影時のサーボAFも利用できる。

動画撮影は1920×1080/60pのフルハイビジョン記録に対応。デュアルピクセルCMOS AFによる滑らかな動画サーボAFが可能だ。

光学ファインダーならびに光学ファインダー撮影時のAFは、従来モデルEOS Kiss X7のスペックを踏襲。光学ファインダーは視野率約95%・倍率約0.87倍のペンタダハミラーで、AFには9点システム(中央1点はクロス測距、F2.8対応時に縦線検出)を採用する。連写性能は最高約5コマ/秒。オールクロス仕様の45点AFで最高6コマ/秒の連写に対応するEOS Kiss X9iと比べると、光学ファインダー時のAFと連写性能についてはスペックが落ちるものの、エントリー向け一眼レフの下位モデルとしては十分な性能だ。

シャッタースピードは最速1/4000秒に対応。対応バッテリーはEOS Kiss X9iなどと同じ「LP-E17」で、撮影可能枚数はファインダー撮影時で約650枚、ライブビュー撮影時で約260枚。記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)。

スマートフォンなどとのワイヤレスでの連携機能では、Wi-Fiに加えてBluetoothに対応。Bluetoothの常時接続が可能で、カメラの電源スイッチがオフの状態のままでも、ペアリング済みのスマートフォンからの操作でカメラ内の画像の閲覧や転送が可能となっている(※画像閲覧・転送はWi-Fi接続に切り替えて行う)。

EOS Kiss X9iなどと同様に、グラフィカルなユーザーインターフェイスを採用する初心者向けの「ビジュアルガイド」を採用。撮影モードを選択したときの撮影画面表示では、絞りやシャッタースピードなど撮影設定の効果を説明・表示してくれる

まとめ 小型・軽量ボディと高速なライブビューAFが魅力の1台

この春にEOS Kiss X9iとEOS 9000Dをリリースしたキヤノンだが、今回、それらの下位モデルとしてEOS Kiss X9を加えることで、エントリー一眼レフのラインアップをさらに強化してきた。エントリーモデルの中でも上位モデルとなるのがEOS 9000DとEOS Kiss X9iで、低価格モデルとしてEOS Kiss X8i(併売の旧モデル)、EOS Kiss X9、EOS Kiss X80を選べるラインアップとなっている。

EOS Kiss X9の魅力は、バリアングル液晶モニターを搭載しながらも小型・軽量ボディを実現していること。光学ファインダー撮影時のAF性能はEOS Kiss X9iに劣るものの、上位モデルと同じように高速なライブビューAFで撮影ができるのはポイントが高い。小型・軽量で持ち運びやすく、光学ファインダーよりもモニターでのライブビュー撮影を重視する方にとっては非常に魅力的なエントリー一眼レフではないだろうか。

真柄利行

真柄利行

カメラとAV家電が大好物のライター/レビュアー。雑誌編集や価格.comマガジン編集部デスクを経てフリーランスに。価格.comではこれまでに1000製品以上をレビュー。現在、自宅リビングに移動式の撮影スタジオを構築中です。

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2017.9.23 更新
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