選び方・特集

《2023年》トラベル三脚おすすめ10選! コンパクトで持ち運びやすく「初めての三脚」にも最適

「高性能な最新の一眼カメラがあれば三脚は必要ない」と考えている方もいるかもしれませんが、どんなにカメラが進化しても三脚が撮影に必須のアクセサリーであることに変わりはありません。三脚があれば夜景や星空など手持ちでは対応できない暗いシーンも高画質に撮影できます。本特集では、「三脚は重くて持ち運びたくない」という人に注目してほしい、軽量コンパクトな「トラベル三脚」をご紹介。「初めての三脚」としてもおすすめできる10モデルを厳選しました。

カメラアクセサリーメーカーから数多くの製品がラインアップしているトラベル三脚

カメラアクセサリーメーカーから数多くの製品がラインアップしているトラベル三脚

※本記事中の価格表記は2023年3月30日時点での価格.com最安価格(税込)を参考にしています。

トラベル三脚の選び方のポイント

三脚はいろいろなシーンで撮影をサポートしてくれる便利なカメラアクセサリーです。カメラを固定してシャッターが切れるので「水平・垂直を取って構図を追い込んで撮れる」「手ブレを防げる」といった効果に加えて、川や滝の流れをスローシャッターで表現したり、暗い星空を撮ったりするのにも欠かせません。特に風景の撮影で三脚の使用は基本であり、撮影の幅を広げるのにも役立ちます。

ただ、一眼カメラとレンズにプラスして持ち歩くことを考えると「大きくて重い三脚は避けたい」というのが本音でしょう。飛行機や電車で移動する旅行や登山・ハイキングなど、長距離の移動をともなう撮影では機材は小さくて軽いに越したことはありません。

携帯性を重視するなら片手サイズのミニ三脚をいいですが、カメラ固定時の安定性には不安があります。そこで注目したいのが、携帯性と安定性のバランスにすぐれた「トラベル三脚」です。使用時は一般的な三脚と同じサイズですが、脚の部分を180°反転して折りたたむ構造になっており、収納時に雲台部分が出っ張らないのが特徴(※センターポールを折りたたむ構造や、独自形状を採用するものもあります)。一般的な構造の三脚と比べると収納時の長さが短く、コンパクトに収まります。さすがにプロ仕様の大型三脚のような安定性はありませんが、小型・軽量なミラーレスとの組み合わせなら十分に安定した撮影が可能です。

左がトラベル三脚の脚を180°反転させる前の状態で、右が反転させた状態。一般的な三脚と比べると雲台部分が脚の間に収まるため、その分コンパクトになります

左がトラベル三脚の脚を180°反転させる前の状態で、右が反転させた状態。一般的な三脚と比べると雲台部分が脚の間に収まるため、その分コンパクトになります

以下に、トラベル三脚を選ぶ際に注目したいポイントをまとめました。一般的な三脚選びとは少し見方が異なるところもありますので、ぜひご一読ください。

・縮長(収納時の全長) 45cm未満を目安にしよう

トラベル三脚を選ぶうえでまず押さえておきたいのは縮長(脚を収納した際の全長)です。せっかくコンパクトにまとまっているトラベル三脚なので、三脚用のケースに入れて持ち運ぶのではなく、カメラバッグに収納できるサイズ感のものを選びたいところ。縮長が45cm未満であれば、バックパックタイプのサイドポケットなどにも楽々収納することができるでしょう。大容量のバッグであれば中に入れて持ち運ぶことも可能です。

縮長が短いトラベル三脚はカメラバッグにすっきりと収納可能。雲台部分が出っ張らないので、移動時にも三脚がじゃまになりにくいです(画像はいずれもバンガードのカメラバッグとトラベル三脚の組み合わせになります)

縮長が短いトラベル三脚はカメラバッグにすっきりと収納可能。雲台部分が出っ張らないので、移動時にも三脚がじゃまになりにくいです(画像はいずれもバンガードのカメラバッグとトラベル三脚の組み合わせになります)

・段数 安定性重視なら4段、携帯性重視なら5段

縮長とあわせて三脚の段数も必ずチェックしておきましょう。段数が少ないと縮長は長くなりますが、安定性が確保されます。段数が多いと縮長は短くなりますが、安定性が失われます。トラベル三脚は段数が4段もしくは5段のものが一般的で、安定性重視なら4段、携帯性重視なら5段に注目してください。使用するカメラバッグにもよりますが、バックパックタイプのカメラバッグの中に三脚を収めたいのであれば5段のほうが選べる製品が多くなると思います。

左は段数が4段のトラベル三脚、右は5段のトラベル三脚。4段は5段よりも安定性が高く、高さも出やすくなっています。5段はよりコンパクトに収納できるのが特徴です

左は段数が4段のトラベル三脚、右は5段のトラベル三脚。4段は5段よりも安定性が高く、高さも出やすくなっています。5段はよりコンパクトに収納できるのが特徴です

・高さ アイレベルまで伸ばせるのが理想だが、ある程度割り切って選ぼう

使用時の三脚の高さを示すスペックは「全伸高」「伸高」「最低高」の3つがあります。

全伸高はセンターポールを最も伸ばしたときの高さ、伸高はセンターポールを伸ばしていない状態での高さ、最低高は三脚を最も低い位置にセットしたときの高さを意味します。これらはメーカーによって表記が異なっているので製品選びでスペック表を見ると混乱するかもしれませんが、要は「三脚をフルで伸ばしたときの高さ」「標準の使用状態での高さ」「最も低い位置での高さ」になります。

三脚としての使用範囲が広がるのは、より高い位置、かつより低い位置にセットできるものになります。高い位置については、センターポールを使って三脚をアイレベル(目線の高さ)まで伸ばせるのが理想で、身長から15〜20cm程度引いたくらいの高さを確保できるかどうかを目安にしてください。最近のデジタルカメラは可動式モニターを搭載しているので必ずしもアイレベルまで届かなくても撮影はできますが、それでもアイレベルくらいまでは伸ばせたほうが、無理な体勢にならずに三脚を扱えるので撮影が楽になります。ただ、コンパクトさを重視したトラベル三脚の場合、一般的な三脚と比べると高さ調整の幅が狭いので、ある程度割り切って選ぶ必要があります。

一般的な三脚と同様、センターポールを上げることで雲台の位置を高くすることができます。ローポジションにするにはセンターポールの一部を取り外すのが一般的ですが、なかにはセンターポールを逆に取り付けたり、短いセンターポールに交換する必要があるものもあります

一般的な三脚と同様、センターポールを上げることで雲台の位置を高くすることができます。ローポジションにするにはセンターポールの一部を取り外すのが一般的ですが、なかにはセンターポールを逆に取り付けたり、短いセンターポールに交換する必要があるものもあります

・重量 バランスがいいのは1.0〜1.5kg程度

三脚選びの難しいところは三脚の自重が重いほど安定性が増すということです。機動力重視のトラベル三脚では、携帯性と安定性のバランスを考慮すると、雲台を含めて1.0kg〜1.5kg程度のものが使いやすいと思います。2.0kg以上でもかまわないというのであれば、トラベル三脚にはこだわらず、一般的な三脚も視野に入れて選んでみてはどうでしょうか。

・耐荷重 機材重量の3倍程度を目安に

耐荷重は三脚が支えられる重量(雲台+カメラ+レンズ)の最大値を示すスペックです。あくまでも支えられる基準であって「この重さまでなら確実にブレを抑えて撮れる」というわけではないので注意してください。さらに、メーカーによって基準が異なっているため、耐荷重をメーカー横断で比較することはあまり意味がないことも知っておきましょう(もちろん同一メーカーならこの値が高いほうがよいです)。使用する機材の重さの3倍程度を目安に、より耐荷重に余裕のあるものを選ぶくらいの見方でいいと思います。

使用できる機材の重さを示す最大搭載重量・推奨積載重量や、対応可能なカメラやレンズのスペックが書かれているなら、耐荷重よりもそちらを参考にしたほうがよいと思います。トラベル三脚の場合、使い方にもよるのですが、安定して使えるのは「フルサイズミラーレス+望遠端が200mm程度の望遠ズームレンズ」の組み合わせくらいまでになると思います。

・脚径(パイプ径) 脚が太いほうが安定性は高い

三脚の安定性を推測するうえで脚径(パイプ径)はひとつの目安になります。脚が太いほうが、より安定した撮影が可能です。多くのメーカーが脚径を公表しているので参考にしてほしいのですが、メーカーによっては最上段の最も太い脚の口径だけを公開している場合があります。特に重要なのは最下段の最も細い脚の口径ですので、メーカー横断で比較する場合は注意してください。

・材質 できればカーボン製をチョイスしたい

トラベル三脚に用いられる脚の素材は、「カーボンファイバー」と「アルミニウム」に分けられます。カーボンは軽量ながら強度も高いですが、その分高価になります。アルミはカーボンに比べると重いですが、価格は安くなります。予算が許すのならより軽量なカーボン製を選びたいところです。

ただ、これは三脚選び全般に言えることですが、カーボン製であればアルミ製よりも必ず安定性が高いというわけではありません。カーボン製とアルミ製で同じ重さの三脚を比較した場合は、軽量なカーボンのほうが脚を太くできるので安定性が増すことになります。「カーボンなら軽くても大丈夫」というのではなく、ある程度重さのあるカーボンを選ぶのがよいと思います。

・雲台 三脚本体とマッチングが取れているセット品を選ぶのがベター

雲台はカメラの固定と向き・角度の調整を担う、三脚の必須アクセサリーです。使い勝手にこだわるのであれば三脚本体と雲台は別々に選びたいところですが、トラベル三脚の場合は、あれこれ考えずに三脚本体と自由雲台(ポール雲台)のセット品を選ぶのがよいと思います。

もちろん、雲台を取り外せるタイプなら「三脚本体のみを購入して雲台は別メーカーのものを使う」という運用は可能ですが、トラベル三脚は脚を180°反転しての収納が前提になっているため、収納時に雲台に脚が干渉してうまく閉じなかったり、微妙に浮いてしまったりと、使用する雲台によっては収納性が損なわれる可能性があります。三脚本体よりも耐荷重の低い雲台を選んでしまうと全体の耐荷重が低くなってしまうというリスクもあるので、特にはじめての三脚として購入するならセット品が無難な選択です。

自由雲台の機能については、汎用的なアルカスイス互換のクイックシューに対応しているかをチェックしておきましょう。フリクションコントロール(ダイヤルのトルクを調整できる機能)に対応していれば、細かい位置調整がやりやすくなります。

トラベル三脚は多くのモデルで自由雲台が付属するセット品が用意されています

トラベル三脚は多くのモデルで自由雲台が付属するセット品が用意されています

携帯性と安定性のバランスにすぐれたトラベル三脚をピックアップ

続いて、携帯性と安定性のバランスにすぐれた、トラベル三脚の人気モデルをいくつか紹介しましょう。1万円台の低価格なものから12万円程度の高級品まで計8モデルをピックアップしました。

1.スリック「エアリーL100」
コンパクトに持ち運べる4段アルミ三脚

スリックの4段タイプのトラベル三脚「エアリーL100」

スリックの4段タイプのトラベル三脚「エアリーL100」

日本の三脚メーカーの雄として、70年以上にわたって多彩な製品を開発してきたスリック(SLIK)。トラベル三脚として「エアリー」シリーズを展開しています。「エアリーL100」はアルミ製の4段タイプで、縮長は41.7cm。全伸高154.3cm、伸高130.9cmの高さが出せる三脚としては比較的コンパクトに持ち運べるのが特徴です。脚の間に雲台が収まるようになっており、収納時の細さは500mlペットボトルとほぼ同じ。ボタンから手を離しても軽い力で開脚操作が行える構造や、握りやすい立体成型のラバーグリップなども特徴となっています。

縮長は41.7cmで、脚径は20mm

縮長は41.7cmで、脚径は20mm

・縮長:41.7cm
・段数:4段
・高さ:全伸高154.3cm、伸高130.9cm、最低高17cm
・重量:980g
・耐荷重:−(最大搭載重量1.5kg)
・脚径:20mm
・材質:アルミ
・脚のロック方式:レバー
・雲台:SBH-100 DQA(取り外し可能)

2.JOBY「RangePod Smart」
バランスのよいスペックを実現した4段アルミ三脚

ブラックとレッドのカラーを選べる、JOBYの「RangePod Smart」

ブラックとレッドのカラーを選べる、JOBYの「RangePod Smart」

フレキシブルに脚を曲げられる小型三脚「ゴリラポッド」で有名なブランド「JOBY」。「RangePod Smart」は「JOBY」ブランド初の中型トラベル三脚です。最大搭載重量8kgのアルミ製4段タイプで、縮長42.5cm、全伸高160cmとバランスのよいスペックを実現しています。脚ロックにはツイスト式Mロックシステムを採用。ブラックとレッドのカラーバリエーションが用意されているのも特徴です。スマートフォン用アダプターも付属します。

縮長は42.5cm。スマートフォンを装着できるアダプターが付属します

縮長は42.5cm。スマートフォンを装着できるアダプターが付属します

・縮長:42.5cm
・段数:4段
・高さ:全伸高160cm、伸高132cm、最低高43cm
・重量:1.69g
・耐荷重:−(最大搭載重量8kg)
・脚径:−
・材質:アルミ
・脚のロック方式:ナット(ツイスト)ロック
・雲台:自由雲台

3.シルイ「Traveler 7C」
全伸高166.5cmの高さが特徴の4段カーボン三脚

トラベル三脚としては高さを出せる、シルイの「Traveler 7C」

トラベル三脚としては高さを出せる、シルイの「Traveler 7C」

シルイ(SIRUI)は、2001年に創業した中国のカメラアクセサリーメーカーで、三脚、一脚、雲台などを手がけています。ここでは、コンパクトタイプのトラベル三脚「Traveler」シリーズから、カーボン製の4段タイプ「Traveler 7C」をピックアップしました。縮長48cmとトラベル三脚としてはやや長めですが、全伸高166.5cmの高さを出せるのが特徴。脚を取り外して一脚としても使用でき、センターボールを延長棒として追加することもできます。センターポールを逆さに付け替えることでローポジション撮影にも対応可能です。なお、同じ「Traveler」シリーズのカーボン製としては、5段タイプの「TRAVELER 5C」も用意されています。

縮長は48cmとやや長め。脚径は最大25.8mm、最小15mm

縮長は48cmとやや長め。脚径は最大25.8mm、最小15mm

・縮長:48cm
・段数:4段
・高さ:全伸高166.5cm、伸高138cm、最低高48cm
・重量:1.57kg
・耐荷重:8kg
・脚径:最大25.8mm、最小15mm
・材質:カーボン
・脚のロック方式:ナット(ツイスト)ロック
・雲台:E-10(取り外し可能、アルカスイス互換)

4.ベルボン「Carmagne N543 TT」
一脚としても使用できる良バランスの4段カーボン三脚

ベルボン「Carmagne」シリーズのドラベル三脚「N543 TT」

ベルボン「Carmagne」シリーズのドラベル三脚「N543 TT」

ベルボン(VELBON)は、長い歴史(68年)を持つ日本の三脚ブランド。「Carmagne(カルマーニュ) N543 TT」は、アルカスイス互換タイプの自由雲台を採用するトラベルカーボン三脚です。脚の内部に空回り防止機構を施した26mm径からの4段タイプで、縮長43cm、全伸高154cmとバランスのよいスペックを実現しています。端のゴム石突を付属のスパイク石突に交換することも可能。脚を取り外して一脚として使用できるのも特徴です。

縮長は43cmで、全伸高は154cm。アルカスイス互換タイプの自由雲台が付属します

縮長は43cmで、全伸高は154cm。アルカスイス互換タイプの自由雲台が付属します

・縮長:43cm
・段数:4段
・高さ:全伸高154cm、伸高129.4cm、最低高42cm
・重量:1.46kg
・耐荷重:13kg(推奨積載重量3kg)
・脚径:26/23/20/17mm
・材質:カーボン
・脚のロック方式:ナット(ツイスト)ロック
・雲台:自由雲台(取り外し可能、アルカスイス互換)

5.レオフォト「LX-254CT+XB-32」
トータルバランスにすぐれる4段カーボン三脚

レオフォトの4段タイプのトラベル三脚「LX-254CT+XB-32」

レオフォトの4段タイプのトラベル三脚「LX-254CT+XB-32」

レオフォト(LeoFoto)は中国のカメラアクセサリーメーカー。2014年設立の新興メーカーですが、低価格ながら高品位なカーボン三脚で評判を集めています。トラベル三脚としては「アーバン」シリーズをラインアップ。「LX-254CT+XB-32」は、カーボン製の4段トラベル三脚「LX-254CT」に自由雲台「XB-32」がセットになった製品で、縮長44.5cm、全伸高161cm、最低高20cm、重量1.38kgとバランスのよいスペックを実現しています。三脚本体は衝撃に強いアルミ削り出しで、脚には10層カーボンを採用するなどカーボン三脚として基本的な性能が高いのも特徴です。

縮長は4段タイプとしては標準的な44.5cm。脚径は最大25mm、最小16mm

縮長は4段タイプとしては標準的な44.5cm。脚径は最大25mm、最小16mm

・縮長:44.5cm
・段数:4段
・高さ:全伸高161cm、伸高−、最低高20cm
・重量:1.38kg
・耐荷重:8kg
・脚径:25/22/19/16mm
・材質:カーボン
・脚のロック方式:ナット(ツイスト)ロック
・雲台:XB-32(取り外し可能、アルカスイス互換、フリクションコントロール対応)

6.バンガード「VEO 3T 235CBP」
ハンドルや可変式クイックシューが付属する5段カーボン三脚

「VEO 3T 235CBP」は、バンガードのトラベル三脚の中でもバランスのよいモデル

「VEO 3T 235CBP」は、バンガードのトラベル三脚の中でもバランスのよいモデル

バンガード(VANGUARD)は、1986年に台湾で設立されたカメラアクセサリー&光学機器メーカー。トラベル三脚としては、より高品質な「VEO 3T+」シリーズと、スタンダードモデルの「VEO 3T」シリーズを展開しています。そのなかでも、携帯性、安定性、機能性のバランスがいいものとして紹介したいのが、「VEO 3T」シリーズのミドルサイズモデル「VEO 3T 235CBP」。カーボン製の5段タイプで、最伸高155cm、最低高14cmの高さ調整に対応。付属の自由雲台「VEO BP-50T」には、取り外し可能なハンドルと、最大8.5cm幅までのスマートフォンを装着できる可変式のクイックシューが付いています。

縮長は41cmで、脚径は23mm

縮長は41cmで、脚径は23mm

・縮長:41cm
・段数:5段
・高さ:全伸高155cm、伸高−、最低高14cm
・重量:1.6kg
・耐荷重:8kg
・脚径:23mm
・材質:カーボン
・脚のロック方式:ナット(ツイスト)ロック
・雲台:VEO BP-50T(取り外し可能、アルカスイス互換)

7.マンフロット「befree GT XPRO カーボンT三脚キット」
センターポールを水平にできる高機能モデル

マンフロットのトラベル三脚「befreeシリーズ」の最上位モデル「befree GT XPRO カーボンT三脚キット」

マンフロットのトラベル三脚「befreeシリーズ」の最上位モデル「befree GT XPRO カーボンT三脚キット」

三脚や照明機材を中心にカメラアクセサリーを手がけるイタリアの老舗メーカー、マンフロット(Manfrotto)。プロからの信頼が高く、世界的にも高いシェアを誇っています。トラベル三脚として「befreeシリーズ」を用意していますが、機能性の高さで注目なのが最上位の「befree GT XPRO カーボンT三脚キット」です。カーボン製の4段タイプで重量1.76kgとやや重めですが、「befree GT」の性能はそのままに、センターポールを水平にできる「90°コラム機構」を搭載したのが特徴。この機構によって最低高9cmと非常に低いポジションに設定できるほか、マクロ撮影や俯瞰撮影にも対応しやすくなっています。なお、「90°コラム機構」が必要ないのであれば、重量1.55kgの下位モデル「befree GT カーボンT三脚キット」を選ぶのもいいでしょう。

縮長は43cm。独自機構によってセンターポールを水平にセットできます

縮長は43cm。独自機構によってセンターポールを水平にセットできます

・縮長:43cm
・段数:4段
・高さ:全伸高162cm、伸高141cm、最低高9cm
・重量:1.76kg
・耐荷重:10kg
・脚径: 25.3/21.7/18.2/14.7mm
・材質:カーボン
・脚のロック方式:ナット(ツイスト)ロック
・雲台:MH496-BH(取り外し可能、アルカスイス互換、フリクションコントロール対応)

8.3 Legged Thing「レジェンズ バッキー&エアヘッド ビュー キット」
3段のセンターポールを採用する全伸高190cmのトラベル三脚

3段のセンターポールがユニークな、3 Legged Thingの「レジェンズ バッキー&エアヘッド ビュー キット」

3段のセンターポールがユニークな、3 Legged Thingの「レジェンズ バッキー&エアヘッド ビュー キット」

「3 Legged Thing(スリーレッグドシング)」は、複数段の構造を持ち伸縮可能なセンターポールを持つユニークな三脚を手がける、イギリスのメーカー。「レジェンズ バッキー&エアヘッド ビュー キット」は、5段の脚と3段のセンターポールを備えたカーボン製のトラベル三脚と自由雲台のセット。取り外し可能な脚、ナットロックよりも幅広なパラレルロック、ストラップなどを取り付けられるトッププレートといった豊富な機能性にも注目です。ブロンズ、グレー、ダークネス(アルマイト仕上げのマットブラックカラー)のカラーバリエーションが用意されています。

5段タイプということで縮長は41cmと短め。カラフルなカラーリングも特徴です

5段タイプということで縮長は41cmと短め。カラフルなカラーリングも特徴です

・縮長:41cm
・段数:5段(センターポール3段)
・高さ:全伸高190cm、最低高21.3cm(いずれもエアヘッドを含む)
・重量:1.87kg
・耐荷重:30kg
・脚径:最大26mm
・材質:カーボン
・脚のロック方式:パラレルロック
・雲台:自由雲台(取り外し可能、アルカスイス互換)

9.ピークデザイン「Travel Tripod」
独自構造でコンパクトサイズを実現

ピークデザインが開発した、ユニークな三脚「Travel Tripod」

ピークデザインが開発した、ユニークな三脚「Travel Tripod」

「Travel Tripod」は、高品位なカメラバッグやストラップで人気を集める、米国の新興カメラアクセサリーメーカー・ピークデザイン(Peak Design)が手がける三脚。重量1.27kgのカーボンモデル(TT-CB-5-150-CF-1)と、重量1.56kgのアルミモデル(TT-CB-5-150-AL-1)が用意されていて、重量以外の基本スペックは同じです。最大の注目点は脚の収納構造で、多角形のセンターポールと脚を組み合わせることで、7.9cm径という片手で握れるほどのスリムな収納サイズを実現。脚の部分を180°反転して折りたたむ、一般的なトラベル三脚とは異なる構造ですが、このコンパクトさは他にはない特徴です。ワンタッチですべての脚のロックを解除できる構造や、スマートフォンも設置できるフォトマウントなどもユニークなところ。なお、雲台は三脚一体型ですが、別売オプションの「ユニバーサルヘッドアダプター」を使えば他社製の雲台を取り付けることも可能です。

雲台は一体型で、クイックシューはアルカスイス互換になっています。独自構造で収納性を高めていて、同社のバックパックとも相性がよい三脚です

雲台は一体型で、クイックシューはアルカスイス互換になっています。独自構造で収納性を高めていて、同社のバックパックとも相性がよい三脚です

・縮長:39.1cm
・段数:5段
・高さ:全伸高152.4cm、伸高130.2cm、最低高14cm
・重量:1.27kg(カーボンモデル)、1.56kg(アルミモデル)
・耐荷重:9.1kg
・脚径:−
・材質:―
・脚のロック方式:レバー
・雲台:一体型(取り外し不可、アルカスイス互換)

10.ジッツオ「GK1545T-82TQD」
高い安定性を実現する最高級のトラベル三脚

高級三脚メーカーのジッツオが開発した、4段タイプのトラベル三脚「GK1545T-82TQD」

高級三脚メーカーのジッツオが開発した、4段タイプのトラベル三脚「GK1545T-82TQD」

1917年にフランスで設立し、世界を代表する高級三脚メーカーとして有名なジッツオ(Gitzo)。堅牢性・安定性の高い大型・中型の三脚を中心に製品を展開していますが、脚を180°反転して折りたためるトラベル三脚「トラベラー」を最初に開発したメーカーでもあります。4段タイプと5段タイプがいくつか用意されている「トラベラー」の中でも、携帯性と安定性のバランスにすぐれるのが4段タイプの「GT1545T」。「GK1545T-82TQD」は「GT1545T」と自由雲台「GH1382TQD」のセット品で、縮長42.5cm、全伸高163.5cm、重量1.45kgというバランスのよいスペックを実現。ローアングル時は付属のショートポールに変更する必要があるのは手間ですが、安定性を最も重視するなら手に入れたい製品です。なお、ジッツオの「トラベラー」を選ぶなら、2型で耐荷重の高い「GT2545T」と、5段でよりコンパクトな「GT1555T」もあわせてチェックしておくことをおすすめします。

縮長は42.5cm。脚径はマンフロット「befree GT XPRO」と同スペックで最大25.3mm、最小14.7mm

縮長は42.5cm。脚径はマンフロット「befree GT XPRO」と同スペックで最大25.3mm、最小14.7mm

・縮長:42.5cm
・段数:4段
・高さ:全伸高163.5cm、伸高140.5cm、最低高32.4cm
・重量:1.45kg
・耐荷重:10kg
・脚径: 25.3/21.7/18.2/14.7mm
・材質:カーボン
・脚のロック方式:ナット(ツイスト)ロック
・雲台:GH1382TQD(取り外し可能、アルカスイス互換)

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