レビュー
「withコロナ」時代の結婚披露宴を楽しむ

結婚披露宴の高砂に「GoPro」を置いたらおもしろかった! 最近はやりの家族婚・少人数婚にイイ

結婚式と言えば、「ハッピーなイベント」の最上級みたいなものですよね。しかし、2020年からそのスタイルは激変しました。コロナ禍で大人数の会合が開催しにくいこともあり、最近は家族婚・少人数婚を選択する新郎新婦が激増。「withコロナ」の時代に突入しても、そのトレンドはしばらく続くと言われています。

実は筆者も、ちょうどコロナ禍の結婚式問題に直面してしまったひとりで、都内近辺に住む親族中心の少人数婚で、こじんまりと実施したんです。そこで、結婚式披露宴の場にアクションカム「GoPro」を持ち込んだらおもしろかったので、今回はその使い勝手をレポートしたいと思います!「withコロナ」時代のカジュアルな家族婚・少人数婚の楽しみ方として、ぜひご参考ください。

※本記事は、新型コロナウイルス感染拡大時の会食やイベントの実施を推進するものではありません。なお記事内にある結婚式は、国・自治体・ウェディング業界が策定した各コロナ感染対策の基準を遵守したうえで、緊急事態宣言が発出されていない時期に行われ、開催から2週間経過後も、参加者や参加者の周囲に感染者の発生は確認されませんでした。コロナ禍のイベント開催には、国や業界の基準を遵守した感染対策の実施が推奨されます。

(※正式には「GoPro」はアクションカムのブランド名称で、製品名称は「HERO」シリーズですが、本記事では便宜的にブランドも製品も一般によく呼称される「GoPro」で記載しています)

カジュアルな家族婚・少人数婚だからこそ、いろいろ遊んでみよう

まず、筆者が結婚式の開催にたどり着いた流れを簡単に説明させてください。元々、結婚式場に申し込みをしたのは、まだコロナ禍に入る前の2020年1月のことでした。……で、その直後から日本でコロナの感染が拡大してしまったのです。

筆者の結婚式は2回の延期を余儀なくされ、最終的に、親族中心の少人数婚スタイルで実施することに。それも、2回目の延期日が、たまたまコロナ感染者数が減少傾向の時期と重なり、緊急事態宣言が発出されないタイミングとなったおかげで、何とか開催できたという状態。いやー、大変でした。

結果的に、少人数専用の貸し切りゲストハウスで行うアットホームな結婚披露宴となったので、「これだけカジュアルなら、ちょっとした遊びもイケるだろ」と思い、式場に相談して「GoPro」を持ち込み、披露宴会場の高砂に設置させてもらったんです。……そしたら、これが思いのほか楽しめちゃったので、改めて紹介したい! というわけです。

GoProは本体サイズが小さいので、披露宴の場に置いても全然じゃまにならないのがすごくいい。もちろんスマホでも同じことができるのですが、GoProと比べると大きいですし、バッテリーの問題もあります。使用中に着信が来るおそれなどもあり、長時間の動画撮影はしにくい場合も

「GoPro」は本体サイズが小さいので、披露宴の場に置いても全然じゃまにならないのがすごくいい。もちろんスマホでも同じことができるのですが、「GoPro」と比べると大きいですし、バッテリーの問題もあります。使用中に着信が来るおそれなどもあり、長時間の動画撮影はしにくい場合も

ちなみに筆者がお世話になった式場は、東京・表参道にある「クラシカ表参道」さん。少人数専用のゲストハウスが貸し切りできます。withコロナ時代に結婚式を考えているカップルは要注目ですよ!

ちなみに筆者がお世話になった式場は、東京・表参道にある「クラシカ表参道」さん。少人数専用のゲストハウスが貸し切りできます。定期的に室内の空気を入れ替える空調完備で、屋外に続くドアもあり、換気対策も〇。スタッフさんのホスピタビリティも最高な、ステキな式場でした

▼家族婚・少人数婚でビデオ撮影を頼まない場合の、手軽な記録に

従来型の盛大な結婚式ならいざ知らず、家族婚や少人数婚だと、わざわざ式場にビデオ撮影を頼まない新郎新婦も多いかと思います。または、挙式だけ撮影して、披露宴は記録しないという場合もあるかもしれません。

しかし、家族婚・少人数婚だからこそ、勝手知ったる兄弟や友人が少しくだけたスピーチをして盛り上がったり、かわいい子どもゲストが活躍するシーンが多くあったりします。また、完全な家族婚の場合、披露宴で親族あいさつの場を設けるなんてこともあるようです。

そんな風に、アットホームな名場面が生まれやすいのが家族婚・少人数婚。「GoPro」を用意しておくと、ちょっとしたシーンが手軽に記録できて、ちょうどいいのです。

▼BGMも含めて、披露宴当日のリアルな雰囲気を記録できる

また、式場に披露宴のビデオ撮影を注文していたとしても、別途「GoPro」で同時に記録しておくと便利なんです。式場公式のビデオは編集を業者さんにおまかせする場合がほとんどなので、最終的に納品されるBD/DVDに、披露宴のどのシーンが採用されるかわかりません。

さらに、納品されるBD/DVDでは、新郎新婦が持ち込んだCDのBGMなんかは、著作権の関係で差し替えられてしまいます。その点、「GoPro」を披露宴の席に設置しておけば、実際に流れたBGMなんかも含めて、披露宴当日のリアルな流れを、自分たちなりに記録することができます。いわば、当日の進行がちゃんとできていたかの確認用といった感じにもなるのです。これは従来型の大規模婚でも応用できます。

ちなみに、親族や友人などゲストの席に「GoPro」を置いて撮影してもらう使い方ももちろんアリ。……なのですが今回は、個人的に実感した「高砂に設置するからこそのメリット」を推したいと思います! 詳しくは後述します。

結婚披露宴で使う「GoPro」を選ぶ。画質設定は? バッテリーの持ちは?

続いては、披露宴で「GoPro」を使う場合の設定等について考えていきましょう。「GoPro」製品にはいくつか種類がありますが、最新モデルは「HERO10 BLACK」で、最大5.3K/60fps、4K/120fpsの撮影に対応しています。また、手ブレ補正「Hypersmooth」が4.0へ進化し、より安定した映像を撮影することができるようになりました(詳しくはこちら→GoPro「HERO10 BLACK」登場! チップ一新で劇的進化を遂げる)。

最新モデルの「HERO10 BLACK」(左)と、前世代モデルの「HERO9 BLACK」

最新モデルの「HERO10 BLACK」(左)と、前世代モデルの「HERO9 BLACK」(右)

事前に気をつけなくてはならないのは、バッテリーの持続時間です。参考までに、最新モデルのHERO10 BLACKと、ひとつ前のモデルのHERO9 BLACKのバッテリー持続時間を掲載します。

一般的に披露宴は、2時間半程度を目安に開催されることが多いようです。予備バッテリーを用意して、途中で交換できればそれに越したことはないですが、披露宴の最中は何かとあわただしいので、「GoPro」の録画ボタンは押せてもバッテリー交換まではしづらい場合が多いのではないでしょうか。筆者は「試しにGoPro置いてみよう」くらいの気持ちだったので、その辺は最初から割り切ることに。1個のバッテリーでできるだけ長く撮影するため、バッテリー持続時間とのバランスを見て画質を選択しました。

1個のバッテリーでより長時間撮影したい場合の方法としては、モバイルバッテリーを接続して「GoPro」本体を充電しながら使うのも手です。ただ、持ち込む機材が多いと高砂の上がゴチャついて、写真映えに影響する恐れもあるので、この辺は自分のスタイルで判断しましょう。

ちなみに、筆者が結婚披露宴をしたタイミングではまだHERO10 BLACKは出ていなかったので、使ったのはひとつ前のHERO9 BLACKでした。約110分バッテリーが持続することを優先し、画質は4K/30fpsを選択しました。披露宴ラストの30分ほどはバッテリー切れになってしまいましたが、それでも、個人的にはいちばん記録したかった場面がしっかり撮れていたので満足でしたよ。

記録メディアは、64GBのmicro SDXCカード1枚で余裕を持って撮影できました

記録メディアは、64GBのmicro SDXCカード1枚で余裕を持って撮影できました

なお、親族だけの会食といったシンプルな披露宴を行う場合は、新郎新婦が食事をしながら自由に「GoPro」を触ることができる状況もあると思います。そういう場合は、バッテリー交換しやすいと思うので、予備のバッテリーを用意しておいて、最高画質で撮影するのもいいでしょう。当日に「GoPro」をどのタイミングで運用するか、事前にイメージしておいたり、式場のスタッフさんに相談しておくと、よりよいと思います。

実際の披露宴で使ってみたレポート! 小さいので高砂に自然に置ける

それでは、実際に「GoPro」を披露宴会場の高砂に置いてみた所感をレポートしましょう。まず、とにかく小さいので全然じゃまにならないのが便利でした。それに、アクションカムは堅牢だし防水性能もあるので、万が一、手がすべって落としてしまったり、飲み物がかかってしまうようなことがあっても、ある程度は大丈夫だろうという安心感もありました。

当日はまず、新郎新婦のお支度中〜挙式の間に控え室で「GoPro」を充電させてもらい、披露宴が始まるタイミングで、スタッフさんに渡して高砂に運んでおいてもらいました。このあたりの運用は、式場に相談してみるとよいです。すごくカジュアルな披露宴の場合は、新郎新婦みずから「GoPro」を持って入場、なんていうのもアリかもしれません!

ちなみに「どのタイミングでGoProを起動するか問題」ですが、筆者は、新郎新婦入場〜ウェルカムスピーチが終わり、司会者さんが自分たちのプロフィールを読み上げてくださっているタイミングで、「GoPro」を立ち上げて録画ボタンを押しました

ちなみに「どのタイミングでGoProを起動するか問題」ですが、筆者は、新郎新婦入場〜ウェルカムスピーチが終わり、司会者さんが自分たちのプロフィールを読み上げてくださっているタイミングで、「GoPro」を立ち上げて録画ボタンを押しました

筆者の座る新婦席に、専用のマウント「3-Way 2.0」を三脚スタイルで使って設置しました。テーブルの端に置いても安定感があります

筆者の座る新婦席に、専用のマウント「3-Way 2.0」を三脚スタイルで使って設置。テーブルの端に置いても安定感があります

引きの画で見るとこんな感じです。パッと見、「あれ、GoProどこ?」ってなるくらいの小ささ。特にカジュアルな披露宴だと場になじみます。記念写真のときもじゃまになりません

引きの画で見るとこんな感じです。パッと見、「あれ、GoProどこ?」ってなるくらいの小ささ。特にカジュアルな披露宴だと場になじみます。記念写真のときもじゃまになりません

こんな風に、たまに新郎新婦みずから手元のGoProを取って撮影するのも楽しい

こんな風に、たまに新郎新婦みずから「GoPro」を手に取って撮影するのも楽しい! 従来型の大規模な結婚披露宴でも、場の空気が許せば(笑)できることだと思いますが、カジュアルな家族婚・少人数婚だからこそ、よりやりやすかったと思います

当日の映像を見返して実感! 高砂に「GoPro」を置いてよかったポイント

最後に、当日撮影した映像を見返して実感した、披露宴会場の高砂にGoProを置くメリットを3つのポイントで紹介しましょう。

▼高砂から新郎新婦が見た景色を残せる

筆者が最もよかったと思ったのは、コレです。結婚式や披露宴の最中って、ゲストもスマホでたくさん写真を撮ってくれて、あとから送ってくれますよね。でも、被写体になるのは自分たち=新郎新婦がメインです(当たり前ですが)。「GoPro」を高砂に置いておくことで、ゲスト席からは撮影できない、「当日の自分たちが高砂から見ていた景色」を残せるんです。

もちろん画角には限界があるので、会場のすべてが記録できるわけではないですが、少人数婚だからこそゲスト席の8〜9割は映すことができました。上述の通り、HERO9の4K/30fps設定で撮影しましたが、家庭で楽しむ分には十分にキレイな画質で記録できて満足です。

当日は新郎新婦も気持ちに余裕がなくて、なかなかゲストのほうばかりも見ていられません。自分たちの結婚披露宴に参加してくれたゲストが楽しんでいる様子を、後日改めて見ることができるとうれしいです。しゃべらないように気を付けながら、「GoPro」のほうを向いて笑顔で手を振ってくれているゲストも多くいました(写真撮影時以外はマスク着用で、黙食推奨でした)

当日は新郎新婦も気持ちに余裕がなくて、なかなかゲストのほうばかりも見ていられません。自分たちの結婚披露宴に参加してくれたゲストが楽しんでいる様子を、後日改めて見ることができるとうれしいです。しゃべらないように気を付けながら、「GoPro」のほうを向いて笑顔で手を振ってくれているゲストも多くいました(写真撮影時以外はマスク着用で、黙食推奨でした)

それに、普通は撮られる側の新郎新婦が、反対にゲストを撮影した映像は新鮮でおもしろいですよ。以下は、新郎の兄が乾杯のスピーチをしている様子を、新婦(筆者)が撮影した映像です。

撮影中はこんな状態でした

撮影中はこんな状態でした

▼高砂にいる自分たちの音声が記録される

事前に予想していなかったメリットとしては、高砂での会話音声が収録されていたことです。新郎新婦2人の雑談が入っていたりして、クスリと笑えました。

また、乾杯のあいさつが終わり、食事がスタートすると、ゲストが高砂に来て一緒に記念撮影をしたりしますよね? そのときに交わす会話の内容もしっかり収録されていました。感染対策のため、ゲストとは少し距離を取ってマスクをしながらの会話だったのですが、ちゃんと「GoPro」のマイクは声を拾ってくれていました。ゲストがくれたお祝いの言葉を、あとからもう一度聞けるのはうれしいものです。

▼自分たちが中座している最中の会場の雰囲気がわかる

元々、筆者が最も記録したかったのがコレです。新郎新婦がお色直しで中座している間の、会場の雰囲気(隠し撮り趣味みたいですが:笑)。ちなみに筆者の結婚披露宴では、感染対策の兼ね合いで、歌を歌う等の余興等は一切なしにしました。その代わり、新郎新婦のプロフィール映像や、新郎新婦が弾き語りをする特別映像を自作して、中座中に流したのです(笑)。

それをゲストがどんな顔で見ていたのかを、「GoPro」がちゃんと記録してくれていました。「GoPro」の記録をあとから見返して、「ゲストがここで笑ってくれてる」「ここで拍手してくれてる」といったことがわかって満足でした。以下は、新郎新婦の中座中に上映された映像を見て沸き起こっていた、暖かい拍手のシーンです。感謝。

「withコロナ」時代のカジュアルな「GoPro結婚披露宴」

筆者の体験を簡単にまとめると、結婚披露宴当日は、新郎新婦とも気持ちに余裕がなくてずいぶん記憶が飛んでいるものですが(笑)、「GoPro」を手元に置いて記録することで、そのときの空気をあとから手軽に振り返ることができるのがメリットです。特に、高砂に設置することで、新郎新婦が見ていた景色を記録できるのがポイント。これ、あとから見返すと本当にうれしいものです。

コロナ禍の結婚披露宴は、人数制限以外にも、テーブルにアクリル板を設置しなくてはならなかったり、写真撮影時以外はマスク着用が義務付けられたりと、従来にはなかった制約が出てくるもの(感染対策の内容は時期および自治体・式場によっても異なります)。それでもハッピーなイベントであることに変わりはないですから、楽しめるところは楽しんじゃいましょう!

というわけで、「withコロナ」時代を見据えた家族婚・少人数婚を楽しむひとつの方法として、カジュアルな場だからこそやりやすい「GoPro結婚披露宴」、いかがですか? もちろん、従来型の盛大な結婚披露宴でも応用できるノウハウだと思いますので、「withコロナ」時代が明けたあとの未来の新郎新婦さんにもご参考いただければ幸いです。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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