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飛行時間が約2倍に! 最強小型ドローン「DJI Mini 3 Pro」が登場

DJIは、2022年5月10日に、折りたたみ機構を採用した新型ドローン「DJI Mini 3 Pro」を発表しました。249g未満の軽量ボディに、4K/60fps動画撮影、アクティブトラック、3方向障害物検知など、撮影機能や飛行性能が従来機「DJI Mavic Mini 2」から大きく進化を遂げています。

DJIの軽量ドローンシリーズの最新モデル「DJI Mini 3 Pro」(Shot by Muratmcmxc)

DJIの軽量ドローンシリーズの最新モデル「DJI Mini 3 Pro」(Shot by Muratmcmxc)

199g未満ではなくなったけど、飛行性能やカメラシステム、バッテリー駆動時間などが大幅進化

DJIのドローン「DJI Mini」シリーズは、日本の航空法で無人航空機と認定される200g以上に該当しない重量199g未満というのが最大の特徴でしたが、2022年6月20日より航空法の対象を200g以上から100g以上へと変更する法改正が行われることになることにともない、この重量制限をやめ、新型の「DJI Mini 3 Pro」は249gとなりました。なお、100g以上のドローンを飛行させるには、国土交通省の許可が必要になり、事前に機体登録が必要になります。これは、従来機の「DJI Mini」や「DJI Mini 2」も対象となりますので、ご注意ください。

6月に法改正される航空法の対象となる「DJI Mini 3 Pro」。それでも249g未満という軽量ボディを実現し、かつ、従来機から全方位で性能がアップしています

6月に法改正される航空法の対象となる「DJI Mini 3 Pro」。それでも249g未満という軽量ボディを実現し、かつ、従来機から全方位で性能がアップしています

シリーズの特徴でもある折りたたみ機構を引き続き採用し、高い携帯性を備えます

シリーズの特徴でもある折りたたみ機構を引き続き採用し、高い携帯性を備えます

もはや199g未満に軽量化する意味がなくなったため、最新モデルの「DJI Mini 3 Pro」は従来機から重量がアップしたわけですが、重量制限を気にする必要がなくなったことにより、「DJI Mini 3 Pro」は飛行性能やカメラシステム、バッテリー駆動時間などが大幅に進化しています。

搭載されるカメラは、1/1.3インチCMOSカメラセンサーを採用し、ノイズを抑えて階調表現を豊かにする「デュアルネイティブISO」に対応。最大4K/60fpsの動画撮影や、最大4800万画素の静止画撮影が可能です。加えて、ジンバル部分が90°回転する機構を採用しており、新たに縦向き撮影に対応しました。従来であれば、横向きで撮影した静止画や動画をズームやクロップするしか縦長の映像を保存する方法はありませんでしたが、「DJI Mini 3 Pro」は編集不要、画質の劣化なしで縦向きコンテンツが主流のSNSへの投稿が可能になります。

従来機の1/2.3インチから大型化したイメージセンサーを搭載する「DJI Mini 3 Pro」のカメラ。これは上位シリーズの「Mavic Air2」(1/2インチ)よりも大きい

従来機の1/2.3インチから大型化したイメージセンサーを搭載する「DJI Mini 3 Pro」のカメラ。これは上位シリーズの「Mavic Air2」(1/2インチ)よりも大きい

また、最大30fpsでのHDR動画撮影にも対応。専用アプリで簡易的な編集が可能な「ノーマル」と、より高度なポストプロダクションが行える「D-Cinelike」という2つのカラープロファイリングが用意されており、アプリでサクッと編集したい人から、動画編集ソフトウェアでガッツリ編集したい人まで、幅広いニーズに応えられるとのことです。

新機能で注目なのは、「DJI Mini」シリーズとして初めて、前方/後方/下方ビジョンセンサーを使用した3方向障害物検知に対応したことでしょう。これらのセンサーには高度操縦支援システム (APAS) 4.0が搭載されているため、障害物を検知して回避する飛行経路を自動で見つけることが可能です。加えて、被写体を追尾する「ActiveTrack 4.0」や、被写体を常に画角の中心に置いたまま機体を操作できる「Spotlight 2.0」、被写体を常に画角の中心に固定し旋回撮影を行える「Point of Interest 3.0」など、フォーカストラック機能の利用時でも安全な飛行ルートでの飛行が可能になります。

「DJI Mini」シリーズとして初めて前方/後方/下方ビジョンセンサーを使用した3方向障害物検知に対応

「DJI Mini」シリーズとして初めて前方/後方/下方ビジョンセンサーを使用した3方向障害物検知に対応

さらに、2022年6月22日より航空法改正により100g以上の機体の登録が義務化されることを受け、登録された機体の登録番号を遠隔地より認知するための送信機「内蔵リモートID」にも、今後のファームウェアアップデートで対応予定。わざわざ、外付けのリモートID送信機を用意する必要はありません。

バッテリー容量も、重量を199g未満に抑える必要がなくなったため、従来機「DJI Mini 2」の1065mAhから2453mAhへと倍以上に増えました。これにともない、バッテリー駆動時間も、18分から34分へと大きくアップしています。別売りの「インテリジェント フライトバッテリー Plus」を使えば、駆動時間は47分にもなり、このサイズ帯のドローンとしては長時間の飛行を実現しています。また、飛行時間に加えて、伝送距離も「O3伝送システム」に対応したことで、従来機の最大6qから最大12kmへと増加。最大10qの上位シリーズ「Mavic Air2」よりも長いです。

なお、「DJI Mini」シリーズには、さまざまな撮影モードが搭載されていましたが、そちらは引き継ぎつつ、本機はシリーズ初となる「マスターショット」と「ハイパーラプス」に対応しました。これは、DJIのほかのドローンシリーズですでに搭載されている機能です。

「マスターショット」と「ハイパーラプス」以外など多彩な撮影モードを備える「DJI Mini 3 Pro」(Shot by Muratmcmxc)

「マスターショット」と「ハイパーラプス」以外など多彩な撮影モードを備える「DJI Mini 3 Pro」(Shot by Muratmcmxc)

「マスターショット」は、被写体を画角の中心にとらえながら、異なる飛行パターンを順番に実行しながら撮影し短編動画を生成してくれる機能で、「ハイパーラプス」は設定した飛行経路に沿ってタイムラプス映像を撮影してくれる機能。上述のフォーカストラック機能しかり、ドローンをあまり飛ばしたことがない初心者をサポートする撮影モードがしっかり用意されています。

送信機については、従来機にはスマートフォンをセットしてディスプレイ代わりに使用する「DJI RC-N1」が用意されていましたが、「DJI Mini 3 Pro」の発売に合わせて、5.5インチのディスプレイを内蔵する新型送信機「DJI RC」が登場します。こちらにはアプリ「DJI Fly」がインストールされており、スマートフォンのバッテリーなどを気にする必要がなくなります。

ディスプレイを内蔵する新型送信機「DJI RC」(Shot by Muratmcmxc)

ディスプレイを内蔵する新型送信機「DJI RC」(Shot by Muratmcmxc)

なお、本機には機体単体に加えて、送信機が付属するパッケージが用意されており、公式サイトでの販売価格は「DJI Mini 3 Pro(機体単体)」が92,400円、従来型の送信機「DJI RC-N1」が同梱される「DJI Mini 3 Pro」は106,700円、新型の送信機「DJI RC」が同梱される「DJI Mini 3 Pro(DJI RC付属)」は119,900円(いずれも税込)となっています。

「DJI Mini 2」の発売時の価格が59,400円(税込)であったことを考慮すると、大幅に値上げされていますが、本機は製品名に「Pro」と入っている通り、従来機とは比べものにならないほど全方位で性能アップが図られており、いくつかのスペックでは上位シリーズの「Mavic Air 2」を上回るほどです。旅行などに気軽に持っていける軽量なドローンが欲しいが、スペック面で妥協したくないという人には、期待の新製品と言えそうです。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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