レビュー

シグマ「20mm F2 DG DN」は“超広角”の楽しさが詰まった高品位レンズ

今回は、シグマの超広角・単焦点レンズ「20mm F2 DG DN | Contemporary」(以下、「20mm F2 DG DN」)をレビューする。小型・軽量かつ高品位な「Iシリーズ」に属する人気の1本だ。東京・吉祥寺の街を撮り歩いたスナップ写真を交えながら、使い勝手と描写力を掘り下げていこう。

パナソニックのフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S5II」に「20mm F2 DG DN」を装着したイメージ。本レンズはソニーEマウント用とライカLマウント用が用意されている

パナソニックのフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S5II」に「20mm F2 DG DN」を装着したイメージ。本レンズはソニーEマウント用とライカLマウント用が用意されている

持ち歩きたくなる美しいデザイン

本レンズの魅力は、まずデザインの美しさがあげられる。「Iシリーズ」共通の、金属削り出しの黒い鏡筒と白に統一された表示は非常に高級感がある。Contemporaryを表す「C」のバッジがきらりと輝くのもいい。フードや操作リングにはローレット加工を施し、見た目の美しさだけでなく、指が滑りにくく操作がしやすい実用性を兼ね備えているのもポイントだ。

実際に撮影してみると、金属のひんやりとした質感と、筐体の心地よい重みを感じることができる。そして、適度なトルクやクリック感がある絞りリングの操作感が非常によい。リングのクリック音にもこだわっていることもうかがえる。

黒の鏡筒に白の表示がモノトーンで美しい。シグマの「Iシリーズ」は共通でこのデザインを採用している。本レンズを使っていると、ほかの「Iシリーズ」のレンズも揃えたくなるほど所有欲がかき立てられる

黒の鏡筒に白の表示がモノトーンで美しい。シグマの「Iシリーズ」は共通でこのデザインを採用している。本レンズを使っていると、ほかの「Iシリーズ」のレンズも揃えたくなるほど所有欲がかき立てられる

フードにまでローレット加工を施しており、高級感がある

フードにまでローレット加工を施しており、高級感がある

キャップは2種類同梱。左がマグネット式メタルキャップ、右が通常のプラスチック製のキャップ。キャップにまでも美しさを追求するこだわりだ

キャップは2種類同梱。左がマグネット式メタルキャップ、右が通常のプラスチック製のキャップ。キャップにまでも美しさを追求するこだわりだ

金属外装で高級感のあるデザインだが、重量は370gと軽い。今回の撮影で使用したパナソニックのフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S5II」のようにグリップがしっかりとしたカメラと組み合わせるとレンズの重さをまったく感じない。金属外装というと重くなるイメージがあるが、本レンズは違う。機動力を生かして撮影を楽しめるため、スナップ撮影や旅行などとの相性も抜群だ。

さらに、軽いだけでなく、フルサイズ用の広角・単焦点レンズとは思えないほどコンパクトなのも特徴。レンズの最大径は70mmで、高さはソニーEマウント用が74.4mm、ライカLマウントが72.4mmに抑えられている。

絞り開放×最短撮影距離付近の描写が絶妙

続いて、「LUMIX S5II」と組み合わせて撮影した写真を掲載しながら、本レンズの特徴に迫っていこう。

井の頭公園を一望できる場所から撮影。焦点距離20mmの超広角なので景色の広がりを生かして撮ることができるLUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/4000秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、11.1MB)

井の頭公園を一望できる場所から撮影。焦点距離20mmの超広角なので景色の広がりを生かして撮ることができる
LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/4000秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、11.1MB)

本レンズの20mmという焦点距離は、風景や星空の撮影などで広がりを表現したいときに便利だ。しかし、いざ街スナップで使用すると想像以上に広い範囲が写るため、難しいと感じる人も多いだろう。

スナップ撮影での超広角レンズの使いこなしは、何か被写体を手前に入れることが重要だ。そうすることで遠近感が生まれ、手前に配置した被写体を際立たせながら、迫力のある写真に仕上げられる。

たぬきの焼き物を主役にして構図を決定。主被写体だけでなく、背景を広く写り込ませることでその場の状況がしっかりと伝わる写真に仕上がるLUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/3200秒、ISO100、WB:オート(ウォーム)、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、9.4MB)

たぬきの焼き物を主役にして構図を決定。主被写体だけでなく、背景を広く写り込ませることでその場の状況がしっかりと伝わる写真に仕上がる
LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/3200秒、ISO100、WB:オート(ウォーム)、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、9.4MB)

店先にあったマネキンにぐっと近づいて撮影。画面いっぱいにフレーミングすることで遠近感と奥行き感が強調されるLUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/4000秒、ISO100、WB:曇り、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、8.2MB)

店先にあったマネキンにぐっと近づいて撮影。画面いっぱいにフレーミングすることで遠近感と奥行き感が強調される
LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/4000秒、ISO100、WB:曇り、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、8.2MB)

本レンズは、開放F値がF2で、被写体にぐっと寄りながら撮影することで美しいボケを作ることができる。下記の写真は最短撮影距離の22cm近辺で撮影。スナップ撮影をしていて感じたのは、このレンズの魅力は最短撮影距離付近で撮影したときのボケの美しさとピント面の描写力かもしれないということ。そう思わせてくれるほど、ボケがうるさくなってしまいそうなシーンでも、滑らかで美しいぼけを作り出してくれたのだ。

そして、ピントを合わせた被写体を拡大して見てみると、細部まで解像してくれているのがわかる。美しいボケと高い解像力によって、写真に立体感を生んでいる印象だ。この描写が好みだったため、気がつけば「開放F値のF2」と「最短撮影距離付近まで寄る」の組み合わせばかりで撮影していた。

イタチの置物にぐっと寄りながら撮影を行った。背景にはいろんな商品が並んでいて、ボケがうるさくなりそうなシーンだったが、やわらかなボケと美しい丸ボケが得られた。それでいて、ピント面の質感をリアルに表現してくれているのがいいLUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/320秒、ISO100、WB:曇り、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、7.3MB)

イタチの置物にぐっと寄りながら撮影を行った。背景にはいろんな商品が並んでいて、ボケがうるさくなりそうなシーンだったが、やわらかなボケと美しい丸ボケが得られた。それでいて、ピント面の質感をリアルに表現してくれているのがいい
LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/320秒、ISO100、WB:曇り、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、7.3MB)

道端の植物にきれいに光が当たっていて美しかったので撮影した1枚。最短撮影距離付近は被写界深度が浅いため、葉の手前部分にピントを合わせると、葉の奥部分は滑らかにボケていくのがわかる。ピント位置から大きなボケまでのグラデーションも美しいLUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/2000秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、7.2MB)

道端の植物にきれいに光が当たっていて美しかったので撮影した1枚。最短撮影距離付近は被写界深度が浅いため、葉の手前部分にピントを合わせると、葉の奥部分は滑らかにボケていくのがわかる。ピント位置から大きなボケまでのグラデーションも美しい
LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/2000秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、7.2MB)

被写体に近づくと、大きなボケを得られるだけでなく、遠近感も強調される。それによって奥行きや広がりを表現できる。ピントを合わせた被写体だけでなく、背景の状況も伝わりやすいのが超広角レンズのメリットだろうLUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/160秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、7.6MB)

被写体に近づくと、大きなボケを得られるだけでなく、遠近感も強調される。それによって奥行きや広がりを表現できる。ピントを合わせた被写体だけでなく、背景の状況も伝わりやすいのが超広角レンズのメリットだろう
LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/160秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、7.6MB)

奥のレンガ作りの建物と、道に置いてあったドラム缶がいい味を出していたので撮影。そこを人が通りすぎる瞬間にシャッターを切った。標準域や中望遠域の単焦点レンズと比べて、ボケ量が少ないため背景を大きくぼかしたとしても輪郭のあるボケ感が得られる。それによって、大きくボケながらも背景の雰囲気が伝わりやすくなるLUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/3200秒、ISO100、WB:オート(ウォーム)、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、8.4MB)

奥のレンガ作りの建物と、道に置いてあったドラム缶がいい味を出していたので撮影。そこを人が通りすぎる瞬間にシャッターを切った。標準域や中望遠域の単焦点レンズと比べて、ボケ量が少ないため背景を大きくぼかしたとしても輪郭のあるボケ感が得られる。それによって、大きくボケながらも背景の雰囲気が伝わりやすくなる
LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/3200秒、ISO100、WB:オート(ウォーム)、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、8.4MB)

前ボケの描写にも注目

本レンズの描写では、背景ボケだけでなく、前ボケにも注目したい。前ボケを作って奥へ視線を誘導させることで主要な被写体を目立たせることができるため、スナップ撮影では前ボケも大切な要素だ。しかし、前ボケがうるさいと、素直に被写体に目がいかなくなってしまう。後ボケがきれいでも前ボケが硬いレンズというのも存在する。

下記の写真で、本レンズの前ボケの質をチェックしてほしい。

おしゃれな看板に注目してシャッターを切った1枚。看板だけを撮影すると散漫な写真になりそうだったので、手前にあった木を利用して空間を埋めるように構図を決定した。とろけるような美しい前ボケに仕上がっているLUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/125秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、9.5MB)

おしゃれな看板に注目してシャッターを切った1枚。看板だけを撮影すると散漫な写真になりそうだったので、手前にあった木を利用して空間を埋めるように構図を決定した。とろけるような美しい前ボケに仕上がっている
LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/125秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、9.5MB)

絞り開放から高い解像力

前述したように本レンズは、絞り開放からピント位置ではしっかりと解像し、かなりシャープに表現してくれる。開放から画像中央近辺の画質はかなり良好な印象だ。以下に掲載する、絞り値別の比較写真を確認すると、絞り開放のF2からF2.8に絞り込むとシャープさが増すことがわかるはずだ。大幅に改善されるというよりは、F2にでも十分に高い解像感が得られていて、それがさらによくなるという印象だ。

また、以下の写真では、周辺部の画質もぜひチェックしてほしい。各写真の画面左上の枝が密集しているところを見ると、絞り開放のF2では周辺部の画質がやや甘いように感じる。F2.8で少し改善し、F4に絞ると周辺がぼやけることなく、中央部から周辺部まで安定した画質が得られているのがわかる。そして、F5.6まで絞り込むと、より線が細くなり、非常にシャープに表現できている。

この結果から見ると、画面の中央付近に被写体を配置するような場合はF2にでも十分な解像感を得ることができると言える。遠景を撮るときなど、周辺まで被写体を配置するようなシーンはF4またはF5.6まで絞ると全体的にシャープに表現することができそうだ。

絞り値F2で撮影

LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/2000秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、12.4MB)

LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/2000秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、12.4MB)

絞り値F2.8で撮影

LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2.8、1/1000秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、11.9MB)

LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2.8、1/1000秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、11.9MB)

絞り値F4で撮影

LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F4、1/500秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、12.4MB)

LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F4、1/500秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、12.4MB)

絞り値F5.6で撮影

LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F5.6、1/250秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、12.4MB)

LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F5.6、1/250秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、12.4MB)

絞り値F8で撮影

LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F8、1/125秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、12.2MB)

LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F8、1/125秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、12.2MB)

下記の写真は絞り値F2.8で撮影しているが、レンガを見てみると画像の周辺部も中央部と変わりがないくらいしっかりと解像しているのがわかる。壁との距離は3mくらいだが、近距離ではF2.8でも十分に安定しているように感じる。

LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2.8、1/1000秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、12.5MB)

LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2.8、1/1000秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、12.5MB)

まとめ 「面白い写真が撮れそう」と思わせる良質な超広角レンズ

今回、「20mm F2 DG DN」を使用してスナップ撮影を丸1日行った。焦点距離20mmで広い範囲が写るため難しいと感じながらも、余分な空間をどう埋めるか、被写体をどう配置して立体感を持たせるか、などを考えながら街を歩いた。そうすると、普段は気にならないような被写体を撮ってみたり、いつもと違った構図で撮影してみたりと、アイディアを凝らして街と向き合おうとしていることに気づいた。そして撮影を続けるうちに「これが超広角・単焦点レンズの面白さかもしれない」と改めて感じた次第である。

所有欲をかき立てる美しいデザインや、ホールドしているときの金属の質感、絞りリングを操作する楽しさ、そして焦点距離20mmならではの表現力。これらの要素が組み合わさった本レンズは、使っていると「何か面白い写真が撮れそうだな」と思わせてくれる1本だ。広角好きの人もそうでない人も、ぜひ手に入れて撮影を楽しんでほしい。

最後に本レンズで撮影した写真をいくつかご覧いただきたい。

陸橋の影と光が面白いと思って撮影しようと思ったが、空間が大きく空いてしまったため、陸橋の柱に書いてあったイラストを前ボケにして撮影を行った。そうすることで、余分が空間を埋めることができ、遠近感が生まれて迫力のある写真になった。構図を決めたところで、自転車が通りすぎるのを待ってシャッターを切ったLUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/2000秒、ISO100、WB:オート(ウォーム)、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、7.8MB)

陸橋の影と光が面白いと思って撮影しようと思ったが、空間が大きく空いてしまったため、陸橋の柱に書いてあったイラストを前ボケにして撮影を行った。そうすることで、余分が空間を埋めることができ、遠近感が生まれて迫力のある写真になった。構図を決めたところで、自転車が通りすぎるのを待ってシャッターを切った
LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/2000秒、ISO100、WB:オート(ウォーム)、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、7.8MB)

古い看板の味を表現したいと思い、露出を暗めにして撮影。目立たせたい看板を中央に配置し、背景には「のれん小路」の雰囲気を伝わるように構図を決めた。ボケを生かしながら撮影することで、何を際立たせたいのかが伝わりやすい写真に仕上がったLUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/400秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、6.5MB)

古い看板の味を表現したいと思い、露出を暗めにして撮影。目立たせたい看板を中央に配置し、背景には「のれん小路」の雰囲気を伝わるように構図を決めた。ボケを生かしながら撮影することで、何を際立たせたいのかが伝わりやすい写真に仕上がった
LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/400秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、6.5MB)

超広角レンズを使用するときは、縦位置と横位置のどちらで撮影したほうが被写体のよさを引き出せるのかを考えるようにしている。縦位置で切り取ると縦に空間が生まれるため、高さや奥行きが伝わりやすい写真になるLUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/1600秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(4000×6000、8.6MB)

超広角レンズを使用するときは、縦位置と横位置のどちらで撮影したほうが被写体のよさを引き出せるのかを考えるようにしている。縦位置で切り取ると縦に空間が生まれるため、高さや奥行きが伝わりやすい写真になる
LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/1600秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(4000×6000、8.6MB)

タイルとストライプの壁、自転車を際立たせたいと思い、撮影した写真。あえて自転車側から撮影するのではなく、ストライプの壁側から撮影することで、おしゃれな印象に仕上げることができた。広角レンズは手前に配置した被写体が大きく写るため、どう被写体に近づくかで印象が大きく変化するLUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/1600秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード撮影写真(6000×4000、9.2MB)

タイルとストライプの壁、自転車を際立たせたいと思い、撮影した写真。あえて自転車側から撮影するのではなく、ストライプの壁側から撮影することで、おしゃれな印象に仕上げることができた。広角レンズは手前に配置した被写体が大きく写るため、どう被写体に近づくかで印象が大きく変化する
LUMIX S5II、20mm F2 DG DN、F2、1/1600秒、ISO100、WB:晴天、フォトスタイル:スタンダード
撮影写真(6000×4000、9.2MB)

コムロミホ

コムロミホ

文化服装学院でファッションを学び、ファッションの道へ。撮影現場でカメラに触れるうちにフォトグラファーを志すことを決意。アシスタントを経て、現在は広告や雑誌で活躍。街スナップをライフワークに旅を続けている。カメラに関する執筆や講師も行う。
また、YouTubeチャンネル「写真家夫婦上田家」「カメラのコムロ」でカメラや写真の情報を配信中。カメラや写真が好きな人が集まるアトリエ「MONO GRAPHY Camera & Art」をオープン。

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