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【動画】人気のAPS-Cミラーレスカメラ3機種徹底比較!

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APS-Cミラーレスカメラの特徴は、小型・軽量で持ち運びやすく、それでいて高性能・高画質なことです。写真好きなら1台は持っておきたい「持ち出す機会が増えるカメラ」と言えるでしょう。

今回の動画では、キヤノン「EOS R7」、ソニー「α6700」、富士フイルム「X-T5」という価格.comで人気の高いAPS-Cミラーレス3機種をピックアップして、各機種のAFと操作性を徹底的にチェックしてみました。

今回ピックアップしたAPS-Cミラーレス3機種

キヤノン「EOS R7」

ソニー「α6700」

富士フイルム「X-T5」

APS-Cミラーレスの人気モデル3機種の操作性とAFを詳しく比較しました

APS-Cミラーレスの人気モデル3機種の操作性とAFを詳しく比較しました

以下に、動画の内容をダイジェストでご紹介します。

1.APS-Cミラーレスの魅力

APS-Cミラーレスは、35mmフルサイズよりもひと回り小さいAPS-Cサイズの撮像素子を採用しています。その魅力としては、大きく「小型・軽量」「望遠に強い」「高性能」の3つがあげられます。

「小型・軽量」「望遠に強い」「高性能」なのがAPS-Cミラーレスの魅力

「小型・軽量」「望遠に強い」「高性能」なのがAPS-Cミラーレスの魅力

小型・軽量

高性能モデルで比較すると、APS-Cミラーレスは一般的に、フルサイズ機よりも100〜200g以上軽く、気軽に持ち出せます。結果として写真を撮る枚数が増えると思います。

フルサイズ機とAPS-C機を比べるとAPS-C機のほうが100〜200g以上軽いことが多いです

フルサイズ機とAPS-C機を比べるとAPS-C機のほうが100〜200g以上軽いことが多いです

望遠に強い

APS-Cミラーレスは望遠撮影に強いのも魅力です。レンズ焦点距離の1.5〜1.6倍の画角(35mm判換算)が得られるので、遠くの被写体をより大きく写すことができます。

APS-C機の場合、レンズ焦点距離の1.5〜1.6倍の画角(35mm判換算)が得られます

APS-C機の場合、レンズ焦点距離の1.5〜1.6倍の画角(35mm判換算)が得られます

高性能

最新のAPS-Cミラーレスは性能が飛躍的に向上しているのも見逃せません。特にAFは、フルサイズの上位機と同じ仕組みのシステムを採用しており、かなり使いやすく進化しています。

最近はAPS-C機はAF性能が大きく向上しています

最近はAPS-C機はAF性能が大きく向上しています

厳密な画質やボケの大きさはフルサイズ機が上回りますが、それらがさほど気にならないのであれば、性能はAPS-Cミラーレスで十分。フルサイズ機と比べて価格が安いのも魅力のひとつです。

2.各機種の特徴と操作性

続いて、3機種の特徴と操作性を見ていきましょう。

キヤノン「EOS R7」

「EOS R7」は、キヤノンのAPS-Cミラーレスの最上位に位置するモデル。しっかりとした形状のグリップを採用しており、望遠レンズを装着しても安定した構えでシャッターが切れます。

マルチコントローラーと一体化したサブ電子ダイヤルを採用しているのがポイントで、右手親指で「AFポイントの移動」と「露出補正」の2つの操作をスムーズに行えます。ファインダーを覗きながらの操作性にすぐれています。

「EOS R7」は、大きな形状のグリップを採用しているので、望遠レンズを付けた場合でもしっかりと握れます

「EOS R7」は、大きな形状のグリップを採用しているので、望遠レンズを付けた場合でもしっかりと握れます

ソニー「α6700」

「α6700」は、小型・軽量ボディにソニーの最先端技術が凝縮されています。重量は約493g(バッテリー、メモリーカードを含む)で今回の3機種の中で最も軽量です。

コンパクトなボディですが、多くのファンクションボタンを搭載し、自分好みに操作性をカスタマイズできます。静止画と動画を切り替えるモードダイヤルや、シャッターボタン近くのカスタマイズボタンなど、細かい操作性にすぐれるのもポイントです。

「α6700」は、重量約493g(バッテリー、メモリーカードを含む)の小型・軽量ボディにソニーの最先端技術を搭載しています

「α6700」は、重量約493g(バッテリー、メモリーカードを含む)の小型・軽量ボディにソニーの最先端技術を搭載しています

富士フイルム「X-T5」

「X-T5」は、フラッグシップモデル「X-H2」と同じ有効約4020万画素の高画素センサーを搭載しています。2024年1月31日時点では、APS-Cミラーレスとして最高画素数を誇ります。

操作性では、ボディ上面に感度、シャッタースピード、露出補正の3つのダイヤルを搭載し、マニュアルの操作性を楽しめるのが魅力。写真撮影において「使っていて楽しいカメラ」と言えます。

富士フイルム「X-T5」は、有効約4020万画素の高画素センサーを搭載するのが特徴。マニュアルの操作性を楽しめるのも魅力です

富士フイルム「X-T5」は、有効約4020万画素の高画素センサーを搭載するのが特徴。マニュアルの操作性を楽しめるのも魅力です

3.各機種のAFを比較

素早く動くダンサーを被写体にして、キヤノン「EOS R7」、ソニー「α6700」、富士フイルム「X-T5」のAF(被写体検出機能)の精度と追従性をチェックしてみました。

キヤノン「EOS R7」は、頭や身体を認識し、粘り強くダンサーを追尾してくれました。ソニー「α6700」は、瞳の検出率が高く、全体的に精度が高かったです。富士フイルム「X-T5」は、瞳の追従性にすぐれ、富士フイルムのカメラとしてはかなり進化していることがわかりました。

キヤノン「EOS R7」は、粘り強くダンサーを追尾しました

キヤノン「EOS R7」は、粘り強くダンサーを追尾しました

ソニー「α6700」は、瞳の検出率が高く、全体的に高精度

ソニー「α6700」は、瞳の検出率が高く、全体的に高精度

富士フイルム「X-T5」は、瞳の追従性にすぐれていました

富士フイルム「X-T5」は、瞳の追従性にすぐれていました

続いて、前後に素早く移動するダンサーを被写体に、実際に連写撮影をしてみて(シャッターボタンを押してみて)、どのくらいピントの合った写真が撮れるのかをチェックしてみました。

キヤノン「EOS R7」

「EOS R7」は、AFのフレーム枠が画面の端までしっかりと瞳を追尾。撮影した写真をチェックしても、すべてのカットでピントが合っていました。AFが追尾したとおりに瞳にピントが合い続けてくれました。

キヤノン「EOS R7」は、AFのフレーム枠どおりに瞳を追尾してくれました

キヤノン「EOS R7」は、AFのフレーム枠どおりに瞳を追尾してくれました

ソニー「α6700」

「α6700」は、ダンサーの前後の動きに対してAFのフレーム枠が瞳をとらえきれていない印象。ただ、実際に撮影した写真を見ると、画面の端でも瞳にピントが合った写真が撮れていました。

ソニー「α6700」は、AFのフレーム枠の動きを見ると瞳をとらえきれていませんでしたが、撮った写真は画面の端まで瞳にピントが合っていました

ソニー「α6700」は、AFのフレーム枠の動きを見ると瞳をとらえきれていませんでしたが、撮った写真は画面の端まで瞳にピントが合っていました

富士フイルム「X-T5」

「X-T5」は、瞳の検出性が高く、画面の端までしっかりと追尾できていました。ただ、撮影した写真をチェックすると、途中でピントが背景に抜けているカットがいくつかありました。

富士フイルム「X-T5」は、AFのフレーム枠がしっかり瞳を追尾しましたが、実際は途中でピントが抜けるカットがありました

富士フイルム「X-T5」は、AFのフレーム枠がしっかり瞳を追尾しましたが、実際は途中でピントが抜けるカットがありました

今回検証した3機種は、多少結果に違いは出たものの、素早く動く被写体をしっかりと検出し、ピントを合わせてくれました。フルサイズ機と変わらないレベルのAF性能を備えていると言ってよいでしょう。

検証を通じて、フルサイズ機と変わらないレベルのAF性能を体感できました

検証を通じて、フルサイズ機と変わらないレベルのAF性能を体感できました

まとめ

APS-Cミラーレスは「小型・軽量で高性能」なのが何よりの魅力です。フルサイズの上位機ほどの性能が必要ないのであれば、今回紹介した3機種で性能は十分。小型・軽量なので持ち出す機会が増え、結果として撮る写真の枚数も増えることでしょう。

今フルサイズ機を持っている人にぜひ使ってほしいですし、スマートフォンからのステップアップにもぴったり。高性能で実用的な魅力があるAPS-Cミラーレスを、ぜひ選択肢に入れてほしいです。

APS-Cミラーレスは「小型・軽量で高性能」なのが魅力。ぜひ使ってみてください!

APS-Cミラーレスは「小型・軽量で高性能」なのが魅力。ぜひ使ってみてください!

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2023/08/31 15:00
価格.comマガジン編集部
Writer
価格.comマガジン編集部
パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!
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真柄利行(編集部)
Editor
真柄利行(編集部)
フィルム一眼レフから始まったカメラ歴は、はや約30年。価格.comのスタッフとして300製品以上のカメラ・レンズをレビューしてきたカメラ専門家で、特にデジタル一眼カメラに深い造詣とこだわりを持っています。フォトグラファーとしても活動中。パソコンに関する経験も豊富で、パソコン本体だけでなく、Wi-Fiルーターやマウス、キーボードなど周辺機器の記事も手掛けています。
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