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中上級者向けミラーレス&一眼レフ6モデル徹底比較

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オートフォーカス速度(ライブビュー)

ライブビュー撮影時のオートフォーカス速度について検証。標準ズームレンズの望遠側での合焦スピードをチェックしてみた。

※以下に掲載する動画は、低価格な標準ズームレンズ(「X-T1」のみキットレンズの「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」を選択)を使用し、望遠側でのオートフォーカスの動作を撮影したものになります。距離の異なる2つの被写体に対して、カメラを振って中央1点でオートフォーカスを働かせています。なお、「OM-D E-M1」のみ、レンズの焦点距離を40mm相当に設定しています。その他5モデルは、いずれも望遠端となっています。

使用したレンズ

オリンパス「OM-D E-M1」

富士フイルム「X-T1」

ソニー「α7」

キヤノン「EOS 70D」

ニコン「D7100」

リコーイメージング「PENTAX K-3」

まとめ

ライブビュー撮影時のオートフォーカス速度は、ミラーレス一眼の「OM-D E-M1」「X-T1」「α7」の3モデルについては、ほぼ互角という印象を受けた。「OM-D E-M1」は、マイクロフォーサーズ規格のレンズを装着した際はコントラストAF(コンティニュアスAF時のみ像面位相差AFを併用)が、フォーサーズ規格のレンズを装着した際は像面位相差AFが自動で選択されるようになっている。また、「X-T1」「α7」については、位相差AFとコントラストAFのハイブリッド仕様を採用している。こうした仕組みの違いはあるものの、3モデルのオートフォーカス速度は、体感的にはほとんど変わりがない。ただ、今回の検証の条件では、「X-T1」はわずかに合焦スピードが遅く感じられるときがあった。また、「α7」については、被写体によって、やや迷いが出るときがあった。そうした点を加味すると、「OM-D E-M1」は速度も速く、迷いも少ないように感じられた。

デジタル一眼レフの中では、「EOS 70D」が健闘している。1つの画素を2つのフォトダイオードで構成する「デュアルピクセルCMOS AF」を採用し、ライブビュー撮影時に位相差AFによるオートフォーカスを実現。速度的には、「OM-D E-M1」「X-T1」「α7」と同等レベルとなっている。「K-3」も、デジタル一眼レフのコントラストAFとしては合焦速度はかなり速い。

ただし、デジタル一眼レフについては、光学ファインダーでの位相差AFで高速なオートフォーカス撮影ができる点は付け加えておきたい。ライブビュー撮影のように、画面のあらゆるところを使ってオートフォーカス撮影ができるわけではないが、合焦時間は非常に短い。また、動体撮影時のオートフォーカスの追従性については、ミラーレス一眼のライブビュー撮影よりも、デジタル一眼レフの光学ファインダー撮影のほうに分があると感じた。特に、「EOS 70D」と「D7100」の2モデルはその性能が高い。

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