交換レンズ図鑑
交換レンズ図鑑 第9回

キヤノン「EF35mm F1.4L II USM」の“圧倒的な描写力”をレビュー! 新開発の「BRレンズ」を採用した話題の単焦点レンズ

一眼レフ用の単焦点レンズの中で今もっとも注目を集めているのが、キヤノンの新モデル「EF35mm F1.4L II USM」だ。開放F1.4の大口径レンズのニューモデルで、BR光学素子を使った新開発の「BRレンズ」を採用し、色収差の徹底的な補正を実現した、キヤノンの自信作である。ここでは、「EOS 5Ds R」で撮影した実写作例を掲載して、その描写力をレビューしたい。

※製品特徴は、新製品レポート『「BRレンズ」に大注目! キヤノン「EF35mm F1.4L II USM」誕生!』をご確認ください。

EOS 5Ds RにEF35mm F1.4L II USMを装着したイメージ

EOS 5Ds RにEF35mm F1.4L II USMを装着したイメージ

Lレンズらしく日本製

Lレンズらしく日本製

反射防止効果の高い植毛処理が施された花弁型のレンズフード「EW-77B」が付属

反射防止効果の高い植毛処理が施された花弁型のレンズフード「EW-77B」が付属

自由作例

※以下に掲載する作例は、EOS 5Ds RとEF35mm F1.4L II USMを組み合わせて撮影したRAW形式のデータをJPEG形式に変換したもの(Digital Photo Professional 4.3.11でRAW現像)になります。撮影設定のままストレート現像しています。

※リサイズを行なっていない撮影写真は、サムネイル画像下のテキストリンクをクリックすると開きます。なお、撮影写真は開くのに時間がかかる場合があります。

EOS 5Ds R、ISO100、F2.8、1/125秒、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ピクチャースタイル:ディテール重視、高感度撮影時のノイズ低減:標準、オートライティングオプティマイザ:しない、高輝度側・階調優先:しない、レンズ光学補正(周辺光量補正:する、色収差補正:する、歪曲収差補正:しない)、RAW
撮影写真(5792×8688、45.4MB)

EOS 5Ds R、ISO100、F4、1/200秒、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ピクチャースタイル:スタンダード、高感度撮影時のノイズ低減:標準、オートライティングオプティマイザ:しない、高輝度側・階調優先:しない、レンズ光学補正(周辺光量補正:する、色収差補正:する、歪曲収差補正:しない)、RAW
撮影写真(8688×5792、22.3MB)

EOS 5D Mark III、ISO200、F1.4、1/125秒、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル:スタンダード、高感度撮影時のノイズ低減:標準、オートライティングオプティマイザ:しない、高輝度側・階調優先:しない、レンズ光学補正(周辺光量補正:しない、色収差補正:しない)、RAW
撮影写真(5760×3840、13.4MB)

EOS 5Ds R、ISO100、F13、1/800秒、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ピクチャースタイル:ディテール重視、高感度撮影時のノイズ低減:標準、オートライティングオプティマイザ:しない、高輝度側・階調優先:しない、レンズ光学補正(周辺光量補正:する、色収差補正:する、歪曲収差補正:しない)、RAW
撮影写真(8688×5792、20.2MB)

EOS 5Ds R、ISO100、F1.4、1/400秒、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ピクチャースタイル:風景、高感度撮影時のノイズ低減:標準、オートライティングオプティマイザ:しない、高輝度側・階調優先:しない、レンズ光学補正(周辺光量補正:する、色収差補正:する、歪曲収差補正:しない)、RAW
撮影写真(8688×5792、22.1MB)

EOS 5Ds R、ISO100、F2.8、1/160秒、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:ディテール重視、高感度撮影時のノイズ低減:標準、オートライティングオプティマイザ:しない、高輝度側・階調優先:しない、レンズ光学補正(周辺光量補正:する、色収差補正:する、歪曲収差補正:しない)、RAW
撮影写真(8688×5792、20.7MB)

EOS 5Ds R、ISO200、F2、1/50秒、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ピクチャースタイル:ディテール重視、高感度撮影時のノイズ低減:標準、オートライティングオプティマイザ:しない、高輝度側・階調優先:しない、レンズ光学補正(周辺光量補正:する、色収差補正:する、歪曲収差補正:しない)、RAW
撮影写真(5792×8688、21.5MB)

EOS 5Ds R、ISO200、F1.4、1/40秒、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ピクチャースタイル:ディテール重視、高感度撮影時のノイズ低減:標準、オートライティングオプティマイザ:しない、高輝度側・階調優先:しない、レンズ光学補正(周辺光量補正:する、色収差補正:する、歪曲収差補正:しない)、RAW
撮影写真(8688×5792、28.6MB)

EOS 5Ds R、ISO200、F8、1/50秒、ホワイトバランス:太陽光、ピクチャースタイル:ディテール重視、高感度撮影時のノイズ低減:標準、オートライティングオプティマイザ:しない、高輝度側・階調優先:しない、レンズ光学補正(周辺光量補正:する、色収差補正:する、歪曲収差補正:しない)、RAW
撮影写真(8688×5792、27.9MB)

EOS 5Ds R、ISO100、F8、1/2000秒、ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ピクチャースタイル:スタンダード、高感度撮影時のノイズ低減:標準、オートライティングオプティマイザ:しない、高輝度側・階調優先:しない、レンズ光学補正(周辺光量補正:する、色収差補正:する、歪曲収差補正:しない)、RAW
撮影写真(8688×5792、20.5MB)

作例から描写力をレビュー

今回は、主に、有効約5060万画素センサーを搭載する高解像度な一眼レフEOS 5Ds Rと組み合わせて撮影してみたが、このレンズの描写力は非常に高く、絞り開放から画面全域でシャープな描写を発揮すると感じた。極端にエッジが立つ感じでないのがいいところで、自然なシャープさでディテールを緻密に描写してくれる。コントラストも十分で抜けもよく、EOS 5Ds Rの解像力を十分に引き出せる性能を持っていると感じた。

描写面では、特に、色収差が徹底的に抑えられているのがすごい。色収差の補正能力はトップクラスと言っても過言ではなく、数ある35mm単焦点レンズの中でも圧倒的な性能を持っていると思う。絞り開放でも気になるような色収差はほとんど見られず、エッジ部の色にじみも非常に少ない。このあたりは、新開発のBRレンズが威力を発揮しているのだろう。さらに、周辺でもにじみや流れが少ないのも、このレンズの魅力。次ページに掲載する「従来モデルとの比較」を見ていただきたいのだが、絞り開放でも、周辺での色にじみが少なく、点光源で発生するサジタルハロも徹底的に抑えられている。絞り開放を利用することが多くなる星の撮影でも威力を発揮するレンズだろう。

また、ボケ味もやわらかく、自然なボケが得られるのもポイント。最短撮影距離は0.28mと短く、被写体に近寄って大きなボケを得ることも可能だ。周辺光量については、絞り開放時に少し光量落ちが出るものの、カメラボディのレンズ光学補正機能を利用すればほとんど気にならないレベルになる。

さらに、逆光耐性が非常に強いことも印象に残った。太陽を画面に入れても気になるようなフレア・ゴーストはほとんど発生しなかった。逆光時でもエッジ部で色収差が見られないのも、このレンズならではの特徴だろう。

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