主な装着可能ボディ:EOS 5Dシリーズ、EOS 6Dなどのフルサイズ一眼レフ。EOS 7Dシリーズ、EOS 70D、EOS 8000D、EOS Kiss XシリーズなどのAPS-C一眼レフ
キヤノンは、安価な純正の単焦点レンズを積極的にラインアップしているメーカーだ。1万円台で購入できるフルサイズ対応のEFレンズは、「EF50mm F1.8 STM」と「EF40mm F2.8 STM」の2本。EF50mm F1.8 STMは低価格レンズの代表格で、“撒き餌レンズ”として人気を集めた「EF50mm F1.8 II」のリニューアルモデル。開放F1.8、重量約160gの大口径・標準レンズだ。
もう1本の「EF40mm F2.8 STM」は、開放F値はF2.8になるものの、厚さ22.8mmのスリムボディを実現したパンケーキレンズ。焦点距離は40mmと少しワイドな画角となる。いずれも、STM(ステッピングモーター)を採用し、静かでスムーズなレンズ駆動を実現している。
両レンズとも、フルサイズ一眼レフだけでなく、EOS 70DやEOS Kiss XシリーズなどのAPS-C一眼レフでも利用が可能。その場合の撮影画角はレンズ焦点距離の1.6倍となり、EF50mm F1.8 STMは80mm相当、EF40mm F2.8 STMは64mm相当となる。
EF50mm F1.8 STM。カメラはEOS 6D
EF40mm F2.8 STM。カメラはEOS 6D
主な装着可能ボディ: EOS 70D、EOS 8000D、EOS Kiss XシリーズなどのAPS-C一眼レフ
EOS 70D、EOS 8000D、EOS Kiss XシリーズといったAPS-C一眼レフ用のEF-Sレンズでは、「EF-S24mm F2.8 STM」の1本を1万円台で手に入れることができる。厚さ22.8mmの薄型パンケーキレンズで、35mm判換算で38mm相当のワイドな画角が得られる。コンパクトなEOS Kiss Xシリーズなどと相性のよいレンズだ。最短撮影距離も16cm(レンズ面からは約9cm)と短く、クローズアップにも強い。スナップやテーブルフォトに適したレンズと言えよう。
なお、EF-SレンズはAPS-C一眼レフ用として設計されており、EOS 6Dなどのフルサイズ一眼レフに装着して利用することはできない。
EF-S24mm F2.8 STM。カメラはEOS Kiss X7