交換レンズ図鑑

ニコン「D500」ユーザー必携の1本! 人気の超望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」を試した

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「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」は、2015年9月の発売から約1年にわたって高い人気をキープしている、ニコン純正の超望遠ズームレンズだ。2016年9月2日時点の価格.com「レンズ」カテゴリーでは、売れ筋ランキングは4位、注目ランキングは3位に位置している。価格.com最安価格は137,000円前後(2016年9月1日時点)。今回の連載「交換レンズ図鑑」では、数あるNIKKORレンズの中でも特に人気の高いこのレンズを、こちらも人気の高性能デジタル一眼レフ「D500」と組み合わせて試用してみた。

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR(ボディはD500)

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR(ボディはD500)

焦点距離500mmの超望遠撮影に対応。最大4.5段分の補正効果を持つVR機構も搭載

・200〜500mmの焦点距離をカバーする超望遠ズームレンズ
・絞り開放はズーム全域でF5.6
・EDレンズを3枚採用し、高い描写力を実現
・最大4.5段分の手ブレ補正効果を持つVR機構
・NORMALモードとSPORTモードを搭載

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRは、200〜500mmの焦点距離をカバーする、FXフォーマット(フルサイズ)対応の超望遠ズームレンズ。DXフォーマット(APS-Cサイズ)では35mm判換算で300〜750mm相当の画角に対応する。

最大の特徴は、ニコン純正のズームレンズとしてはもっとも望遠端の焦点距離が長く、500mm(DXフォーマットでは750mm相当)での超望遠撮影が可能なこと。絞り開放はズーム全域でF5.6。1.4倍のテレコンバーター「AF-S TELECONVERTER TC-14 III」を使った場合でも、光束F8対応のボディであればオートフォーカスを利用することができる。

さらに、NIKKORレンズらしい高い光学性能と、手ブレ補正VR機構を搭載するのも魅力だ。レンズ構成は12群19枚で、色収差を抑えるEDレンズを3枚採用。ズーム全域ですぐれた描写力を発揮し、焦点距離500mmの絞り開放から、画面の周辺までコントラストの高い鮮鋭な描写が得られるとしている。

フィルター径95mmの大型レンズ。開放F値はズーム全域でF5.6。500mmでF5.6の明るさが得られるのがポイントだ

フィルター径95mmの大型レンズ。開放F値はズーム全域でF5.6。500mmでF5.6の明るさが得られるのがポイントだ

上が200mm時で、下が500mm時。望遠端ではそれなりにレンズが繰り出す

上が200mm時で、下が500mm時。望遠端ではそれなりにレンズが繰り出す

VR機構は、NORMALモード時で最大4.5段分の補正効果を実現。カメラの電源をオンにした直後の補正性能が向上したことで、電源を入れてすぐにファインダー像が安定するのも特徴だ。加えて、動体撮影に適したSPORTモードも搭載。SPORTモードは、NORMALモードに比べて補正効果は落ちるものの、露光直前にVRレンズを中央に戻す露光前センタリングを行わないため、高速連写時でも安定したファインダー像を得られるのがポイントだ。カメラを止めたときと振ったときのファインダー像の連続性を重視した制御になっているので、流し撮り時にも被写体を追いかけやすい。

ボディサイズは約108(最大径)×267.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)で、重量は約2300g(三脚座を含む)/約2090g(三脚座なし)。1本のレンズとしてみると大きくて重い筐体だが、200〜500mmの望遠域に対応する開放F5.6通しの超望遠ズームレンズとしては大きすぎるということはない。最短撮影距離はズーム全域で2.2m。絞り羽根は9枚円形絞り。絞り機構には、電気信号によって絞り制御を行う電磁絞りを採用する。フィルター径は95mm。着脱可能な回転式の三脚座が付属する。

側面に、フォーカスモードの切り換えスイッチ、フォーカス制限の切り換えスイッチ、VRのON/OFF、NORMAL/SPORTモードの切り換えスイッチが並ぶ。広角端でズームを固定できるズームロックスイッチも備わっている

着脱可能な回転式の三脚座が付属。雲台を傾けることなく、カメラを回転させて横位置・縦位置を変更できる

着脱可能な回転式の三脚座が付属。雲台を傾けることなく、カメラを回転させて横位置・縦位置を変更できる

バヨネットフード「HB-71」が付属する

バヨネットフード「HB-71」が付属する

実写作例

※以下に掲載する作例は、D500とAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR を組み合わせてJPEG形式の最高画質(FINE★)で撮影したもの(JPEG撮って出し)、もしくは、RAW形式のデータをJPEG形式に変換したもの(Capture NX-D Ver.1.4.2を利用)になります。いずれの作例も、長秒時ノイズ低減:しない、高感度ノイズ低減:標準、ヴィネットコントロール:標準、自動ゆがみ補正:しないの設定で撮っています。

※サムネイル画像をクリックすると、撮影写真を長辺900ピクセルに縮小した画像が開きます。リサイズを行なっていない撮影写真は、サムネイル画像下のテキストリンクをクリックすると開きます。なお、撮影写真は開くのに時間がかかる場合があります。

迫ってくる航空機を500mmの望遠端で追従撮影した1枚。あまり空気が澄んでおらず、条件はよくなかったが、JPEG撮って出しでもコントラストが高く抜けのいい感じになった
500mm、ISO100、F5.6、1/800秒、ホワイトバランス:晴天、ピクチャーコントロール:ビビッド、アクティブD-ライティング:オート、JPEG
撮影写真(5568×3712、10.1MB)

こちらも迫ってくる航空機を500mmで追従撮影した1枚。上の作例よりも被写体が近づいた状態で撮っている
500mm、ISO320、F5.6、1/2000秒、ホワイトバランス:晴天、ピクチャーコントロール:ビビッド、アクティブD-ライティング:オート、JPEG
撮影写真(5568×3712、10.9MB)

上の作例を撮影した直後に撮った1枚。航空機が上空を通過した後に焦点距離を200mmに変更して撮影した
200mm、ISO280、F5.6、1/2000秒、ホワイトバランス:晴天、ピクチャーコントロール:ビビッド、アクティブD-ライティング:オート、JPEG
撮影写真(5568×3712、11.0MB)

遠くを飛行する航空機を望遠端で撮影。夏場の炎天下で被写体との距離が遠いため、空気の揺らぎの影響を受けている
500mm、ISO400、F5.6、1/2000秒、ホワイトバランス:晴天、ピクチャーコントロール:ビビッド、アクティブD-ライティング:オート、RAW(撮影時の設定のままJPEGに変換)
撮影写真(5568×3712、6.98MB)

日の入り間近のやや薄暗い状況で離陸する飛行機を追従撮影した
270mm、ISO1400、F5.6、1/800秒、ホワイトバランス:オート(AUTO 0 白を優先する)、ピクチャーコントロール:ビビッド、アクティブD-ライティング:オート、RAW(露出補正+0.33EV、その他の設定は撮影時のままJPEGに変換)
撮影写真(5568×3712、10.2MB)

着陸した航空機をSPORTモードで流し撮りした1枚。シャッタースピードは1/20秒に設定した
400mm、ISO100、F10、1/20秒、ホワイトバランス:オート(AUTO 0 白を優先する)、ピクチャーコントロール:ビビッド、アクティブD-ライティング:オート、RAW(ピクチャーコントロールをビビッドに変更、その他の設定は撮影時のままJPEGに変換)
撮影写真(5568×3712、6.83MB)

製品 価格.com最安価格 備考
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR 132,178 全域F5.6望遠域から超望遠域までをカバーする超望遠ズームレンズ
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2017.3.24 更新
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