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スタイリッシュな新グレード「コーディネートスタイル」にも注目

ホンダ「N-BOX」がマイナーチェンジ! 新型モデルの魅力を徹底解説

普通車と軽自動車を合わせた日本国内の月間販売台数において、2017年以降、常に1位を獲得している人気車種が、ホンダ「N-BOX」だ。

2020年12月24日にマイナーチェンジモデルが発表された、ホンダ「N-BOX」。新型モデルは、フロントフェイスを中心にメッキ加飾が施されたほか、「コーディネートスタイル」と呼ばれるスタイリッシュな内外装のグレードを新たに設定。さらに、CVTにも改良が施され、アクセル操作に対して速度がリニアに増していくような、軽快な走りが可能となった

2020年12月24日にマイナーチェンジモデルが発表された、ホンダ「N-BOX」。新型モデルは、フロントフェイスを中心にメッキ加飾が施されたほか、「コーディネートスタイル」と呼ばれるスタイリッシュな内外装のグレードを新たに設定。さらに、CVTにも改良が施され、アクセル操作に対して速度がリニアに増していくような、軽快な走りが可能となった

2020年9月からは、トヨタ「ヤリス」が1位に入れ替わったが、ヤリスの販売台数にはSUVの「ヤリスクロス」が含まれている。車名に共通性があっても、ヤリスとヤリスクロスは異なる車種だろう。そして、ヤリスクロスの登録台数(1か月当たり6,000〜1万台)を差し引いてコンパクトカーのヤリスのみで算出すると、いまだにN-BOXが日本国内の販売台数では1位になる。各自動車メーカーから、毎月のように新型車が投入される中、3年にもわたり販売台数のトップを走り続けていることは驚異的と言えるだろう。

N-BOXは、1,790mmに達する背の高いボディを持ち、ホイールベースは軽自動車で最長の2,520mmになる。そのため、FFの軽自動車として最大級の室内空間を備えていることが、大きな魅力のひとつだ。後席は広く、大人4名が快適に移動することができる。さらに、後席は床面へ落とし込むように小さくたたむことができ、大容量の荷室として使うことができる。また、ホンダ独自の技術である「センタータンクレイアウト」によって、荷室の床は軽自動車の中でも特に低く、大きな荷物も積み込みやすい。このような、N-BOXのすぐれた居住性や積載性の高さは先代(初代)からの特徴であったが、2017年に発売された現行モデル(2代目)では、乗り心地や内外装の質感、安全装備に至るまでさらに向上させたことで売れ行きをさらに伸ばし、国内販売のトップに立ったのだ。そんなN-BOXが、2020年12月24日にマイナーチェンジを実施した。発売日は、翌日の25日になる。今回は、前モデルとの変更点など詳細について解説したい。

■ホンダ「N-BOX」のグレードラインアップと価格
-N-BOX-
G:1,428,900円[FF]/1,562,000円[4WD]
L:1,559,800円[FF]/1,692,900円[4WD]
L ターボ:1,758,900円[FF]/1,892,000円[4WD]
EX:1,658,800円[FF]/1,791,900円[4WD]
EX ターボ:1,809,500円[FF]/1,942,600円[4WD]
L コーディネートスタイル:1,779,800円[FF]/1,912,900円[4WD]
L ターボ コーディネートスタイル:1,889,800円[FF]/2,022,900円[4WD]
-N-BOX Custom-
L:1,769,900円[FF]/1,903,000円[4WD]
L ターボ:1,969,000円[FF]/2,102,100円[4WD]
EX:1,879,900円[FF]/2,013,000円[4WD]
EX ターボ:2,019,600円[FF]/2,152,700円[4WD]
L コーディネートスタイル:1,978,900円[FF]/2,112,000円[4WD]
L ターボ コーディネートスタイル:2,099,900円[FF]/2,233,000円[4WD]
※価格はすべて税込み

「N-BOX」のフロントエクステリアとリアエクステリア

「N-BOX」のフロントエクステリアとリアエクステリア

「N-BOX」のインパネとシート

「N-BOX」のインパネとシート

まず、標準モデルの変更点は、外観ではフロントグリルやロアバンパーにメッキ加飾が追加され、先代のシンプルなデザインに比べて少し華やかな印象になった。内装は、基本デザインはこれまでと同じだが、内装色がダークブラウンに刷新されている。

「N-BOX Custom」のフロントエクステリアとリアエクステリア

「N-BOX Custom」のフロントエクステリアとリアエクステリア

「N-BOX Custom」のインパネとシート

「N-BOX Custom」のインパネとシート

いっぽう、カスタムモデルの外観は、フロントグリルがワイドなデザインのものに変更され、ロアバンパーのクロームメッキのデザイン変更もともなって、より幅広で迫力を強めたフロントフェイスが与えられている。さらに、リアはバンパーにメッキ加飾が追加されている。内装は、これまでと同様にブラックの内装色が採用されており、ステアリングホイールなど一部にマルチブラック加飾が新たに施されているものの、印象は大きくは変わらない。ちなみに、先代までのN-BOXのナンバープレートの位置は、中央からやや左にオフセットされていたが、今回のマイナーチェンジにともない、カスタムモデルは中央に設置されるようになった(標準モデルは、先代と変わらず中央やや左に設置)。

さらに、今回のマイナーチェンジによって新たに設定されたグレード「コーディネートスタイル」にも注目したい。

「N-BOX」の「コーディネートスタイル」グレードの外観と内装イメージ

「N-BOX」の「コーディネートスタイル」グレードの外観と内装イメージ

標準モデルのコーディネートスタイルは、2トーンのルーフ色が「ブラウン」になり、ホイールは専用の14インチブラウンスチールホイールにハーフホイールキャップが組み合わせられる。さらに、インテリアはダークブラウンの内装色を基調として、シートや塗装加飾もブラウン色で統一されており、上質で落ち着いた雰囲気を醸し出している。

なお、コーディネートスタイルのスチールホイールには、中高年齢層の読者諸兄には懐かしいであろう「メッキホイールリング」(24,860円/税込)をディーラーオプションで装着することができる。アルミホイールが高価な時代には、よくスチールホイールにメッキホイールリングが装着されていたものだ。

「N-BOX Custom」の「コーディネートスタイル」グレードの外観とシートイメージ

「N-BOX Custom」の「コーディネートスタイル」グレードの外観とシートイメージ

いっぽう、カスタムモデルのコーディネートスタイルは、フロントグリルやバンパー、ドアハンドルなどに施されているシルバーメッキがダーククロームメッキに変更されているほか、ブラック塗装の専用アルミホイールが装着されるなど、重厚感がともなう黒色のカラーリングで統一されている。さらに、内装はホンダの軽自動車としては初採用となる「フル合皮シート」が採用されている。

走りの面では、CVTの制御が見直されている。アクセルを踏み込んだ際に、従来よりも素早く加速を始めるようになり、エンジン回転数の上昇もこれまでよりもリニアになって、加速力そのものも長く持続するような改善が施されているという。

また、降坂路におけるエンジンブレーキの強さも最適化された。これまでは、坂道の勾配によっては速度が上昇する場面があったが、フットブレーキを踏む強さによってエンジンブレーキを強めるような制御が加わったことにより、下り坂において速度が意図せず上昇しないような改善が施されている。

また、ドライブシャフトやプロペラシャフト(4WDモデル)にも改善が施されたことで、振動や騒音が低減されている。N-BOXは、元々振動やノイズは小さいほうなのだが、今回のマイナーチェンジによって走りにおける快適性はさらに高められたと言える。

そのほか、車間距離を自動で調節してくれる「アダプティブクルーズコントロール」は、従来の設定速度の上限は110km/hであったが、一部の高速道路における最高速度の引き上げにともなって、上限が120km/hに高められた。

マイナーチェンジされたN-BOXと従来の車両価格と比べると、およそ1〜2万円上乗せされている。だが、装備の充実などを考えれば価格設定としては妥当だ。機能や装備が豊富な割に、価格はこれまでと同様に安く抑えられていると言える。エクステリアの改良や新グレードの設定などで、その魅力にさらなる磨きが掛けられたN-BOXは、今後も好調に売れ続けることだろう。

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
N-BOXの製品画像
ホンダ
4.40
(レビュー212人・クチコミ14151件)
新車価格:142〜202万円 (中古車:8〜219万円
N-BOX カスタムの製品画像
ホンダ
4.46
(レビュー236人・クチコミ16248件)
新車価格:176〜223万円 (中古車:23〜233万円
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