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ダイハツ 新型「ムーヴキャンバス」フルモデルチェンジの価格と概要が判明!

昨今は、新車で販売されたクルマの40%近くを、軽自動車(軽乗用車)が占めている。軽自動車には複数のボディタイプがあるが、半分以上はホンダ「N-BOX」やダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」などのスーパーハイトワゴンが占めている。

スーパーハイトワゴンは、全高がおよそ1,700mmと高く、車内も広い。後席を格納すれば、自転車のような大きな荷物も積める。さらに、後席ドアはスライド式なので、開閉時にドアパネルが外側へ張り出さず、乗り降りがしやすいなどのメリットもある。

ダイハツ「ムーヴキャンバス」が、2022年6月28日に2代目へとフルモデルチェンジされる(画像は、現行型(初代)のものになります)

ダイハツ「ムーヴキャンバス」が、2022年6月28日に2代目へとフルモデルチェンジされる(画像は、現行型(初代)のものになります)

ムーヴ キャンバスの製品画像
ダイハツ
3.78
(レビュー35人・クチコミ858件)
新車価格:143〜175万円 (中古車:45〜198万円

だが、「乗り降りのしやすいスライドドアはほしいが、背の高いクルマは(扱いづらいので)必要ない」と言う意見も多い。そこで開発されたのが、ダイハツの「ムーヴキャンバス」だ。ムーヴキャンバスの後席ドアはスライド式だが、全高はタントなどよりも100mm低い、1,655mmに抑えられている。外観は、丸みのある柔和なデザインに仕上げられ、実用重視であるタントとは異なる、独特の魅力を備えている。

近ごろは、幼いころからミニバンに親しんで育ったユーザーが増えていることもあって、軽自動車もスライドドアの装着を前提に選ばれることが多い。そのような背景もあって、ムーヴキャンバスはヒット車となった。2021年の軽自動車における販売ランキングを見ると、1位はN-BOX、2位はスペーシア、3位はタントで、4位にダイハツ「ムーヴ」が入っている。ムーヴは、2022年1〜4月には1か月平均で7,128台が届け出ているのだが、そのうちの60%前後をムーヴキャンバスが占めている。2016年の発売以来、およそ6年が経過しても堅調に売れていることから、人気が定着していることがわかる。

ダイハツ「ムーヴキャンバス」は、クラス初(発売当時)となる両側スライドドアの採用や、丸みのあるおおらかなシルエットによって人気を博した

ダイハツ「ムーヴキャンバス」は、クラス初(発売当時)となる両側スライドドアの採用や、丸みのあるおおらかなシルエットによって人気を博した

そんなムーヴキャンバスが、2代目へとフルモデルチェンジされる。新型ムーヴキャンバスの正式発表は2022年6月28日だが、販売店では5月から価格を明らかにして、予約受注を行っている。価格については、以下のとおりだ。

■ダイハツ 新型「ムーヴキャンバス」の価格
-ストライプス(ストライプスカラー)-
X:1,496,000円(2WD)/1,622,500円(4WD)
G:1,672,000円(2WD)/1,798,500円(4WD)
Gターボ:1,793,000円(2WD)/1,919,500円(4WD)
-セオリー(モノトーン&メッキパーツ)-
X:1,496,000円(2WD)/1,622,500円(4WD)
G:1,672,000円(2WD)/1,798,500円(4WD)
Gターボ:1,793,000円(2WD)/1,919,500円(4WD)

新型ムーヴキャンバスの内外装の写真は、本稿を執筆している2022年6月上旬時点では、販売店の簡素な資料を使って閲覧できるだけだった。したがって、当記事ではご紹介できないのが残念なのだが、インターネットで「新型ムーヴキャンバス」と検索すると、販売店で閲覧できる資料の写しが掲載されている。
※当記事に使用しているムーヴキャンバスの画像は、すべて現行型(初代モデル)になります。

その外観は、現行型によく似ているのだが、新旧モデルを比べて明らかに異なるのがフロントマスクのエンブレムだ。現行型は円形だが、新型は「CANBUS」の文字に変わる。それでも、写真を見るかぎりはプラットフォームが刷新されているフルモデルチェンジなのに、外観はマイナーチェンジのように現行型に似ているイメージが採用されている。ムーヴキャンバスは、現行型の丸みを帯びたデザインがヒットの大きな要因のひとつとなったことから、外観はかなりキープコンセプトを貫いているような印象を受ける。

参考として、現行型(初代)ダイハツ「ムーヴキャンバス」のインパネ

参考として、現行型(初代)ダイハツ「ムーヴキャンバス」のインパネ

また、新型ムーヴキャンバスではインパネが刷新される。現行型のメーターは、インパネ中央の高く奥まった位置に配置されているが、新型はオーソドックスな位置でステアリングホイールの奥側に備わる。さらに、インパネ全体のデザインも水平基調のシンプルな形状で、ワイドなトレイが装着される。誰にでも扱いやすい印象のインパネとなった。

エンジンは、現行型ではNAエンジンのみだったが、新型ではターボエンジンがラインアップへ加わる。トランスミッションは、現行型と同じくすべてCVTで、機能をさらに充実させて動力性能や燃費が向上する。駆動方式は、全車に前輪駆動の2WDと4WDが用意されている。

プラットフォームは、タントや「タフト」などと同じく、DNGAの考え方に基づくタイプへと刷新される。ホイールベースも、タントやタフトと同じ2,460mmだが、現行型と比べて5mmしか違わない。居住空間の広さを現行型と比較しても、大きな違いはないだろう。大きく進化するのは、安全装備と運転支援機能だ。衝突被害軽減ブレーキは、夜間も含めて車両と歩行者に対応。 運転支援機能は、現行型は採用されていないたが、新型には「スマートクルーズパック」が用意されている。車間距離を自動制御できるクルーズコントロール、車線の中央を走行できるようにパワーステアリングを制御するレーンキープコントロールが組み合わせられる。さらに、Gターボにはスマートクルーズパックが標準装備されている。

■ダイハツ 新型「ムーヴキャンバス」の主な装備
-ストライプス(ストライプスカラー)-
X:ハロゲンヘッドランプ/14インチタイヤ&ホイールキャップ/両側スライドドアの電動開閉機能
G:(Xの装備に加えて)フルLEDヘッドランプ/フォグランプ/アダプティブハイビーム/パノラマモニター対応アップグレードパック
Gターボ:(Gの装備に加えて)スマートクルーズパック(車間距離を自動制御できるクルーズコントロールなど)/8種類のボディカラー
-セオリー(モノトーン)-
X:ハロゲンヘッドランプ/14インチタイヤ&ホイールキャップ/両側スライドドアの電動開閉機能
G:(Xの装備に加えて)フルLEDヘッドランプ/フォグランプ/アダプティブハイビーム/パノラマモニター対応アップグレードパック
Gターボ:(Gの装備に加えて)スマートクルーズパック(車間距離を自動制御できるクルーズコントロールなど)/本革巻きステアリングホイール/7種類のボディカラー

グレード構成は、ボディがストライプ状に塗装された「ストライプス」と、モノトーンの「セオリー」の2種類に分けられ、それぞれにベーシックな「X」、上級の「G」、ターボエンジンが搭載された「Gターボ」の3種類が設定されている。各グレードの装備内容を見ると、実用的にはXでも十分だろう。「衝突被害軽減ブレーキ」や「両側スライドドア」の電動機能など、基本的な装備は標準で搭載される。そして、Gになると「LEDヘッドランプ」や、ハイビーム状態を保ちながら対向車などの眩惑を抑える「アダプティブハイビーム」などが標準装備される。そして、Gターボは動力性能が向上して、運転支援機能をセットにした「スマートクルーズパック」が加わる。

■ダイハツ 新型「ムーヴキャンバス」の価格
-ストライプス(ストライプスカラー)-
X:1,496,000円(2WD)/1,622,500円(4WD)
G:1,672,000円(2WD)/1,798,500円(4WD)
Gターボ:1,793,000円(2WD)/1,919,500円(4WD)
-セオリー(モノトーン&メッキパーツ)-
X:1,496,000円(2WD)/1,622,500円(4WD)
G:1,672,000円(2WD)/1,798,500円(4WD)
Gターボ:1,793,000円(2WD)/1,919,500円(4WD)

新型ムーヴキャンバス X(2WD)の価格は、ストライプス、セオリーともに1,496,000円だ。現行型のXは1,430,000円なので、66,000円の値上げだが、安全装備なども相応に進化している。X(2WD)の価格を、ライバル車のスズキ「ワゴンRスマイル」に当てはめると、ハイブリッドSの1,472,900円に近い。ダイハツ車では、タント Xの1,490,500円とほぼ同額だ。

また、新型ムーヴキャンバス G(2WD)の価格は、ストライプス、セオリーともに1,672,000円になる。X(2WD)に比べると、176,000円高い。現行型で最上級のG メイクアップ VS・SAIIIが1,628,000円なので、新型のGは現行型に比べて44,000円上まわる。ワゴンRスマイルと比べると、最上級のハイブリッドXが1,592,800円なので、新型ムーヴキャンバス G(2WD)は79,200円の上乗せになる。タントであれば、1,721,500円のカスタムXに近い価格だ。

新型ムーヴキャンバス Gターボ(2WD)の価格は、1,793,000円。G(2WD)に比べて、121,000円高い。この価格差は、ダイハツ「タフト」のGとGターボの価格差に等しい。新型ムーヴキャンバスのGターボには、タフトと同じく運転支援機能が加わるので、ターボの正味価格は約70,000円に収まるだろう。動力性能の向上を考えれば、割安だ。タントカスタムにターボを搭載するRS(2WD)は1,875,500円なので、新型ムーヴキャンバスGターボ(2WD)は、8万円少々安い。

なお、新型ムーヴキャンバスはこれまで述べたとおり、ストライプスとモノトーンのセオリーを同じ価格で設定している。そうなると、ストライプスが割安に感じられるが、セオリーにはボディ側面の装飾などが加わることで、割安感のバランスが取られている。また、セオリーのGターボには、本革巻きのステアリングホイールが装着されるが、ストライプスは、Gターボを含めた全グレードがウレタンだ。装備の細かな違いにも注意したい。

新型ムーヴキャンバスの推奨グレードはGで、長距離を移動する機会のあるユーザーはGターボを検討したい。価格は、昨今の情勢を反映させて、全般的に少し値上げされているので、タントやワゴンRスマイルとも比べて選びたい。

最後に、新型ムーヴキャンバスの納期を販売店に尋ねると、「2022年6月上旬に注文して9月頃」とのことだが、正式に発表されると受注が増えて、さらに延びる可能性もある。購入を検討している場合は、商談はできるだけ早めに開始したほうがよいだろう。

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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ムーヴ キャンバスの製品画像
ダイハツ
3.78
(レビュー35人・クチコミ858件)
新車価格:143〜175万円 (中古車:45〜198万円
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