富士重工業が、歴代のスバル車を展示する「六連星の名車展」を、2015年9月17日(木)〜10月20日(火)の期間、東京・恵比寿の本社ショールームで開催中だ。その様子をお届けしよう。
1958年に登場した富士重工業初の量産車であると同時に、日本の初期モータリゼーションを支えたクルマ。展示車は1966年製造のモデルだ
コンパクトなボディながら、大人が4人座れるスペースを確保していることは当時としては画期的だった
RRレイアウトによく見られるなだらかな傾斜を描くリアのデザインは、今見ても魅力的だ
スバル360をベースにした商用バン。フロントのデザインはスバル360と素人目には区別がつかない
リアシートを折りたたみ式にして積載量を増やしている
リアのデザインはバンらしい。サイドの吸気口が新鮮
スバル1000をボアアップした、シリーズの最終モデル。展示車は1971年製造のモデルだ
尻下がりのボディはスバル1000以来の特徴。ラゲッジ容量は想像以上に広かった
4段のシンクロ付きMT。今のクルマと比べるととてもシンプルだ
EA62水平対向4気筒水冷エンジンは最高出力93馬力を発生する
初代レオーネから8年ぶりにモデルチェンジされ1979年に登場。写真は1981年登場のモデル
まだ商用バンとの住み分けがあいまいだったため、天井部分に段をつけた「2段ルーフ」にすることで差別化を計っていた
無段階変速機ECVTを世界で始めて搭載。また4WDとFF走行をボタンひとつで切り替えられるなど、当時としては画期的な小型車だった。展示車は1987年製造のモデル
直線主体のボディデザインに80年代の雰囲気を強く感じる
1985年に登場したリトラクタブルヘッドライトを備えたスポーツクーペ。空力特性を徹底追求したボディを採用している
アルシオーネとはプレアデス星団でもっとも明るいアルキオネから取られており。スバルのイメージリーダーという意味が込められている
ワゴンといえばレガシィというイメージだが、1993年に登場した2代目モデルはそのイメージがいっそう鮮烈
イエローのボディにグレーのホイールという組み合わせは今見ても魅力的だ
2014年のジュネーブモーターショーで展示された「SUBARU VIZIV 2 CONCEPT」。次世代のクロスオーバーモデルをイメージしている
2011年の東京モーターショーで展示された「スバル アドバンスト ツアラー コンセプト」。斬新なデザインとスバルが保有するワゴンの利便性を両立させることを目的にしたコンセプトカー
現行モデルとして左から「レヴォーグ」「WRX S4」「インプレッサスポーツハイブリッド」が展示されていた
1950年代からの富士重工業の年表。当時世界有数の飛行機メーカーだった中島飛行機の創業である1917年が富士重工業のはじまりだ
1980年代と1990年代。レガシィやインプレッサなど現在の中核車種はこの頃に初代モデルが登場している
21世紀以降の現在につながる
「六連星の名車展」の概要
期間:2015年9月17日(木)〜10月20日(火)
会場:富士重工業 本社ショールーム
“SUBARU STAR SQUARE”東京都渋谷区恵比寿1-20-8エビススバルビル