EV走行60km以上、ソーラーパネル、大画面ディスプレイなど、見どころ満載

国内初披露! プラグインハイブリッドカー、トヨタ「プリウスPHV」

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トヨタ自動車は、2016年6月15日~17日の期間で開催中の、次世代エネルギー見本市「スマートコミュニティJapan 2016」で、今秋発表予定のプラグインハイブリッドカー「プリウスPHV」の国内初披露を行った。その様子をお伝えしよう。

3月下旬にアメリカで世界デビューを果たした「プリウスPHV」が、ついに国内でも披露された

3月下旬にアメリカで世界デビューを果たした「プリウスPHV」が、ついに国内でも披露された

EVとしての性能が大きく向上した、次世代の「プリウスPHV」

今秋に予定されている正式発表に先駆けて、6月15日に、プラグインハイブリッドカー「プリウスPHV」が国内で一般に初披露された。

今回発表された「プリウスPHV」に搭載されるパワートレインは、1.8リッターのガソリンエンジン「2ZR-FXE」にモーターを組み合わせたもので、燃費は37.0km/l(目標値)。また、大容量のリチウムイオンバッテリーなどを搭載することで、EV時の走行距離も従来の26.4kmから60km以上になる。燃費性能だけではなくEV走行時の最高速度についても、従来の100km/hから135km/hに向上。最大加速時に、モーターに加えて発電機を動力として使用する「デュアルモータードライブ」を備えており、鋭い加速も実現している。

こうした動力性能や燃費性能は魅力的で、言わば「高性能版プリウス」といったおもむきだが、デザインや内装などの変更点も多く、数々の新機軸を取り入れたクルマという側面も備えている。

プラグインハイブリッドのロゴマーク。燃費だけでなく、動力性能も高められ、「高性能版プリウス」とも言える「プリウスPHV」

精悍なデザイン、太陽電池、11.6インチの大画面ディスプレイなど従来型プリウスとは異なる点が目立つ

「プリウスPHV」のならではの特徴を3点紹介しよう。ひとつ目はボディデザインだ。車台など根本部分は従来のプリウスと共通で、シルエットもほぼそのままだが、前後のデザインが大きく変更されており、ひと目で「プリウスPHVだ!」とわかるようになっている。フロントは左右それぞれに4連ランプが取り付けられ精悍な印象。いっぽうリアは、これまでのプリウスとはまた違ったデザインとなっており、巨大なテールランプが印象的だ。

精悍な印象を与えるフロントデザイン。従来の「プリウス」とシルエットは共通だが、受ける印象はまるで異なる

深くつりあがっているフロントライト。空力特性を考えられた先端部はダイナミックな造形だ

深くつりあがっているフロントライト。空力特性を考えられた先端部はダイナミックな造形だ

4連式のフロントランプ。なかなかカッコいい

4連式のフロントランプ。なかなかカッコいい

テールランプは、リアウィンドウと一体化されており、かなり大きく見える。こちらも従来の「プリウス」とはまったくデザインが異なる

リアガラスには、わずかだがくぼみがついている

リアガラスには、わずかだがくぼみがついている

2つ目の特徴は、天井に装着されたソーラーパネルの存在だ。このソーラーパネルは、走行用バッテリーおよび12Vの鉛蓄電池の両方を充電できるもの。太陽光さえあれば充電が可能になるので、充電設備のないところや災害など緊急時の補助電源として期待できるし、通常時でも電力供給をアシストすることで、さらなる低燃費に貢献できるだろう。

天井に搭載されるソーラーパネル。量産車に搭載されるものとしては最高レベルの180Wの出力を実現している

天井に搭載されるソーラーパネル。量産車に搭載されるものとしては最高レベルの180Wの出力を実現している

充電口はボディ右後方に備わる。従来からの充電口に加えて、約20分で80%まで充電可能な急速充電用ポートも搭載されている

3つ目の特徴は、ダッシュボードに搭載された11.6インチの大型液晶ディスプレイの存在だ。1080×1920のフルHDという解像度で、ダッシュボード中央に陣取るその姿は圧巻だ。車載ナビなどで一般的な7インチディスプレイのおよそ2.5倍という画面サイズを生かし、画面の上部をカーナビに、下半分をオーディオやエアコンなどのコントロールに割り当てることができる。なお、操作系をこのディスプレイに集約させたこともあり、インパネ周りの印象は非常にすっきりとしたものとなっている。

操作も軽快で、地図のスクロールなどでももたつきが見られず、最新のタブレットのようなスムーズさを実感できた。

ダッシュボードに備わる11.6インチの大画面ディスプレイ。ナビやオーディに限らず、エアコンや燃費情報などをまとめて表示でき、マルチインフォメーションディスプレイとしての役割を備える

大型のディスプレイを中心にインパネ周りはすっきりとした印象

大型のディスプレイを中心にインパネ周りはすっきりとした印象

縦型の大画面で表示されるマップはかなりの迫力。フルHD解像度で視認性も十分高い

縦型の大画面で表示されるマップはかなりの迫力。フルHD解像度で視認性も十分高い

通信モジュールを内蔵しており、アプリをダウンロードして追加することもできる

通信モジュールを内蔵しており、アプリをダウンロードして追加することもできる

左右のボタン類も、エアコンの温度調節と、オーディオの音量調節、ハザードボタン以外は感圧式タッチセンサーが使われており、軽く触れるだけで操作できる

今秋公開が待ち遠しい、期待の1台

今秋に発表される予定の「プリウスPHV」だが、エクステリア・インテリアともに従来の「プリウス」と異なる別の車という印象を受けた。価格や発売日など、まだ発表されていない情報も多いが、今年後半の最注目モデルになることは間違いないだろう。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

製品 価格.com最安価格 備考
プリウス 2015年モデル 0 トヨタのハイブリッドカー。派生モデルの「プリウスPHV」が今秋に発表される予定
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2017.3.22 更新
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