視力が悪い人にしかわからない話で恐縮なのですが、視力が悪い人にとってのお風呂というものは、常に視界がぼんやりしているものです(湯気が原因とは別に…)。 ちなみに筆者もかなりの近眼なので、お風呂での視界はクリアになったことはありません。自身のだらけきったボディラインがはっきり見えないという利点(?)はあるものの、視界が悪いという事実はなかなか不便なもの。洗う部分がよく見えないのも不便ですし、周りがよく見えないというのも転倒などの事故にもつながりかねません。
筆者は雑誌や本をお風呂で読む習慣があり、その場合は仕方ないので、メガネを持ち込んでいました。ところが、普通のメガネだとレンズは曇るし、フレームやネジの部分が湯気でサビてダメになる場合もあるので、本来ならやってはいけない行為。でもお風呂を楽しみたい…そんな迷えるあなたに朗報です。お風呂専用メガネを発見しました。
素材はすべて、フレームからンレンズまで「ポリカーボネート」という名の、熱に強いものを採用。なんと、耐熱温度120〜130度までと高温でも大丈夫、サウナでも使えます。そのうえとっても丈夫な素材で、落としてしまったり、踏んでしまったりしても壊れないという優れものなのです。
![]() |
普通のメガネだと金属でできている、ネジ部分も同じポリカーボネート素材なので、サビの心配もありません。筆者は、お風呂で何回も使ったメガネのネジ部分に、うっすらサビを発見してがっかりした経験があるので、なんともうれしい限りです。
それだけじゃありません。レンズの表面に特殊な曇り止め加工を施しているので、浴槽の中でもレンズが曇りにくいんです! お風呂でも快適に読書ができましたよ。
![]() |
普通のメガネ(左)だと曇ってしまう熱湯の上でも、お風呂用メガネ(右)はまったく曇りません。ラーメンを食べる時にもいいかも? とちょっと思いました |
もちろんお湯に落としても大丈夫。メガネをかけたままシャンプーしたってまったく問題ありません。
![]() |
お湯に完全に沈めてしまってもまったく問題ナシ |
最近では、お風呂上りに髪の毛を完全に乾かすまでこのメガネを愛用中。度数の種類は、近視が-3.00〜-6.00の4種類、遠視が+2.50の1種類なので、幅広く対応できます。価格も2,000円未満とリーズナブル。
旅先など初めてのお風呂は、どんな構造になっているのかわからないので危険がいっぱい。特に大浴場などの大きいお風呂だと遠くまでよく見えないので、本当に怖い思いをします。眺めが自慢の露天風呂も、あまり満喫できないのが実情です。筆者は初めてのお風呂で段差に気づかずに転んだ経験があるので、それ以来コンタクト装着で入り、時には目を充血させてお風呂から出るというのが通常となっていました(やってはいけない行為です)。そんな不便さとは無縁になりそう。メガネの人にしかわからない悩みですが、メガネの人は一度試してみてください。快適なお風呂ライフを過ごせること間違いなしです。