「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界で先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
アメリカのサンフランシスコで開催されたゲームの開発者向けイベント「GDC 2019」で、「ゼルダの伝説」の新作(?)「ケイデンス・オブ・ハイラル:クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説」が発表されました。
「ケイデンス・オブ・ハイラル:クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説」は、任天堂がインディーゲームを紹介する「Nindies Showcase Spring 2019」にて突如発表されました。
本ゲームは、2015年4月にSteamで発売され、その後新要素を追加したバージョンがPS4やNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)、iOSなどで配信された「クリプト・オブ・ネクロダンサー」と、「ゼルダの伝説」のクロスオーバー作品です。
「クリプト・オブ・ネクロダンサー」は、2D見下ろし型のアクションRPGとリズムゲーム(音ゲー)を融合させた“音ゲーアクション”で、これまでにも「風来のシレン」(キャラクター提供)や「ダンガンロンパ」(キャラクター&楽曲提供)などとコラボしたことがあります。
「ケイデンス・オブ・ハイラル:クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説」には、リンクに加えてゼルダ姫が参戦するほか、あのハイラル地方が舞台となっており、「ゼルダの伝説」の楽曲を楽しめます。
詳細に関して多くは明かされていませんが、「ゼルダの伝説」ファンにはたまらない作品になるのは間違いなさそうですね。なお、日本での発売(2019年春予定)も決定しており、販売はスパイク・チュンソフトが手がけます。
ソース:ケイデンス・オブ・ハイラル:クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説公式サイト / スパイク・チュンソフトTwitter
2018年に5000万人分のユーザー情報を流出させ、そのセキュリティ管理が批判されていたFacebookが、数億人分のパスワードを平文(プレーンテキスト)で保存していたことを公式ブログにて明らかにしました。
「Keeping Password Secure」(パスワードを安全に保存)というタイトルのエントリーで、パスワードを危険な状態で保存していたことを明らかにしたFacebook。タイトルと内容が矛盾しているのではと感じざるを得ません
Facebookのような大きなサービスの場合、ユーザーのパスワードはハッシュ化(暗号化)して保存することで、サイバー攻撃や個人情報漏洩を予防するのが常であり、当たり前のこととなっています。
しかし、Facebookによれば、同社ではパスワードをマスクする(隠す)ようにログインシステムを設計していたものの、実際にはマスクされずにプレーンテキスト、つまり、パスワードはそのままデータベースに保存されていたとのことです。これにより、Facebookの社員はパスワードを閲覧できる状態にありました。
Facebookは、何人分のデータがプレーンテキストで保存されていたかは明らかにしていませんが、エントリーにおいて「数億人のFacebook Liteユーザー、数千万人のFacebookユーザー、数万人のインスタグラムユーザーに、この問題の通知を送ることになると見積もっています」と記載しています(Facebook Liteは、高速のインターネット環境が整備されていない地域向けに配信されているサービス)。
同社は、なぜパスワードがプレーンテキストで保存されていたのかについては言及していません。これまでに進めてきた調査ではパスワードが悪用された事例は見つかっていない、とされていますが、これでユーザーの不安を払拭できるかどうかは疑問が残ります。
ソース:Facebook