ゲーミングPCパワーアップ大作戦
スティック交換からボタン設定まで、拡張性が高すぎる!

PS4/PC対応ゲームコントローラーを試した! こんなにカスタマイズできるなんて…

Steamのコアゲーマーこと“すちーむまにあ”辻村美奈が、ゲーミング周辺機器をご紹介!

Steamのコアゲーマーこと“すちーむまにあ”辻村美奈が、ゲーミング周辺機器をご紹介!

「キーボード+マウス」と「コントローラー」、どっちがいい?

今回は、PCゲームを有利に進めるための「コントローラー」に注目します。

一般的にPCゲームでは、「FPS」(First Person Shooter)などの1人称視点のゲームでは、「キーボード+マウス」が有利と言われています。いっぽう、3人称視点の近接アクション系や2Dゲーム、パズルゲームなどは、マウスとコントローラーどちらでも、それほど変わらないと感じるユーザーが多いようです。

たとえば、人気の非対称型サバイバルホラーアクション「Dead by Daylight」では、キラー側(1人称視点)はマウスが有利ですが、サバイバー側(3人称視点)はキーボード+マウスでも、コントローラーでも、それほど操作感は変わりません。

ただし、「できるだけ楽な姿勢でゲームをプレイしたい」という場合は、コントローラーがおすすめ。キーボード+マウスでプレイすると、両手をデスクに置かなければなりませんが、コントローラーの場合、椅子の背もたれに寄りかかったり、ソファに寝転がったりしても、スムーズに操作できるからです。

また、ゲームによっては、コントローラーのほうが操作しやすいケースもあります。最近のゲームでいうと、「モンスターハンター:ワールド」は、PC版でも圧倒的にコントローラーを使うユーザーが周りに多いですね。コントローラーのほうが、デフォルトの設定でも十分操作しやすく、マウス+キーボードでは、ショートカットなどの設定を変えないと操作しづらいんです。

拡張性が高い、プロ仕様のコントローラー

PCゲーム向けのコントローラーは現在、PS4用ゲームコントローラー「DUALSHOCK 4」と、Xboxシリーズ用コントローラーの「Xboxコントローラー」が人気です。ただし、両モデルは、スティックや十字キーの配置が異なるため、「これからPCゲームを始めよう!」と考える初心者ユーザーは、どちらを選べばいいのか、迷ってしまうかもしれません。

そこで今回ご紹介するのが、「ASTRO C40 TRコントローラー」(ロジクール)です。PS4公式ライセンスのプロ仕様コントローラーですが、「DUALSHOCK 4とXboxコントローラー、どちらの配置にも対応する」とのこと。いったい、どのような仕組みなのでしょうか?

これがASTRO C40 TRコントローラー。キャリングケース内には、カスタマイズ用のドライバー、高さの異なる取替用スティック、無線接続用のUSBレシーバー、充電用のUSBコードが入っています

コントローラー上部には、充電用のUSBポート、無線/有線切り替えスイッチがありました。ワイヤレス使用時は、最大12時間以上の連続使用が可能です

DUALSHOCK 4と比べてみると、ASTRO C40 TRコントローラーのほうがひと回り大きいうえ、100gほど重いようです。デザインはXboxコントローラーのフォルムに似ていますが、実際に持ってみると、外側のカーブがピッタリと手にフィットし、DUALSHOCK 4より握った際のフィーリングがよかったです。

ASTRO C40 TRコントローラー(左)とDUALSHOCK 4(右)の大きさを比較。ASTRO C40 TRコントローラーのほうが、ひと回り大きいのがわかります

ASTRO C40 TRコントローラー(左)とDUALSHOCK 4(右)の重量を比較。ASTRO C40 TRコントローラーのほうが約100g重いようです

“Xboxコントローラー風”の配置にカスタマイズしてみた

ASTRO C40 TRコントローラーは、スティックと十字キーの配置をカスタマイズできるのが、大きなポイント。実際にこれらの配置を換えて、“Xboxコントローラー風”にカスタマイズしてみようと思います。

付属のドライバーを使って、フェイスプレートのネジを外します

付属のドライバーを使って、フェイスプレートのネジを外します

ネジを外すと、このようにバラバラの状態になります

ネジを外すと、このようにバラバラの状態になります

スティックや十字キーを装着する際は、部品の底面にある赤い線と、コントローラー側の赤い線を合わせます

スティックや十字キーを装着する際は、部品の底面にある赤い線と、コントローラー側の赤い線を合わせます

フェイスプレートのネジを締め直せば完成! フォルムが似ているので、パッと見た感じは、Xbox360コントローラー(右)のようですね

続いて、スティックの高さや素材もカスタマイズしてみます。

交換用スティックは、合計6個が付属。「ヘッド部分が凹んでいて、すべり止めのドット付き」「ヘッド部分が盛り上がって、すべり止めのドットなし」「左右それぞれ違うヘッドで、最も高さがある」という3セットです。

交換用スティックは、3セットが付属。左と中央のスティックは、高さが同じです

交換用スティックは、3セットが付属。左と中央のスティックは、高さが同じです

3セットを比較。左から「ヘッド部分が凹んでいて、すべり止めのドット付き」「ヘッド部分が盛り上がって、すべり止めのドットなし」「左右それぞれ違うヘッドで、最も高さがある」というパターンです

実際に使ってみると、最も高さがあるスティックは少しの力で倒れますが、慣れていないうちは、誤操作しやすい印象。このあたりは好みなので、自分がどういったタイプのスティックが使いやすいのか、ゲームをプレイしながら、好みのスティックを探してみるといいかも。

なお、スティック交換をする際、初回の取り外し時に、とても苦戦してしまったことを付け加えておきます。スティックがとても固く、女性のわたしの力では、なかなか外すことができませんでした……。ただし、一度取り外せば、2回目以降は比較的、簡単に作業ができます。

「本当に外れるの?」と思うほど固い……。わたしの力が弱かったのか、初回は、交換用スティックと5分以上格闘してしまいました

DUALSHOCK 4(左)と、最も高さがあるスティックに交換したASTRO C40 TRコントローラー(右)。その高さを比べてみると、一目瞭然!

トリガーの感度を上げれば、コントローラーでも撃ち負けない!

ASTRO C40 TRコントローラーの設定は、公式ソフトウェア「ASTRO C40 TR Configuration Software」を使って行います。ソフトウェアは、ASTROの公式ページからダウンロード可能です。

ASTRO C40 TR Configuration Softwareの画面例。トップ画面(画像左上)、マッピング設定(画像右上)、スティック設定(画像左下)、トリガー設定(画像右下)

ソフトウェアで設定できる項目はマッピング、スティック、トリガー、オーディオ、効果の全5項目です。

マッピング設定では、ボタンの配置を自由に変更できます。

スティック設定では、スティックの感度を4段階で0〜100%の間で調節できます。たとえば、感度を高くすると、反応が鋭くなり、素早く微調節しやすいのでAIM(スコープをのぞいて狙いを定めること)向き。モンハンでいうと、AIM要素がある武器(ボウガン系や弓など)を使う場合は、感度を高めに設定するのがおすすめです。

トリガー設定では、左右のトリガーの感度を調節できます。感度を高めると、少し触れただけで反応します。モンハンの場合、右トリガーはボウガン系の発射ボタンなので、感度を高めると、より素早く銃を連射できます。慣れないうちは誤射しやすいのですが、慣れたら、デフォルト設定には戻れないくらい快適です。

オーディオ設定では、オーディオ出力のイコライザーの設定とマイクの出力設定、サイドトーン設定、スピーカーの音量設定が行えます。

オーディオ設定の画面。コントローラーにヘッドセットを接続して使う場合は、イコライザーを設定しておくといいでしょう

効果設定では、LED輝度を0〜100%の間で設定できるほか、ランブル(振動設定)の強度も左右それぞれ、0〜100%の間で設定可能です。

効果設定の画面。ランブルやLEDを微調整できます

効果設定の画面。ランブルやLEDを微調整できます

PC版モンハンで遊んでみた!

実際にDUALSHOCK 4を比べてみると、ASTRO C40 TRコントローラーのほうが、十字キーや「○」「×」「□」「△」キーのクリック感がとても強く感じました。今回は、最も高さがあるスティックに交換してプレイしてみたのですが、やはり慣れるまでは、高さがある分、指がすぐに疲れてしまいました。ただし、一度慣れてしまうと慎重なAIMがしやすく、とても心強く感じます。

また、ソフトウェアを使って、スティックとトリガーの感度を調節すれば、さらにAIMがしやすく、銃などの「遠距離武器」を素早く撃てます。プロファイルごとに設定を保存できるので、使う武器によって、プロファイルを使い分けると“狩り”がはかどりそう!

ASTRO C40 TRコントローラーを使って、PC版の「モンスターハンター:ワールド」をプレイ。キーボードに手を置く必要がないので、背もたれに寄りかかりながら、プレイできました

こだわりの多いゲーマー向け! 唯一無二のPS4コントローラー

ASTRO C40 TRコントローラーは、ハードからソフトまで高い拡張性を備えた、優秀なゲームコントローラーでした。PS4公式ライセンス品となっていますが、PCユーザーにも適したコントローラーであると断言できます。

ただし、あえてデメリットを上げるなら、スティックや十字キーが簡単に取り外しできる分、「長く使ったときの耐久性が少し心配かな」と感じました。各パーツを取り外す際は、細心の注意を心がけたいです。

価格.com上での価格は29,920円(2020年2月27日現在)と、ゲーミングコントローラーの中では、かなり高価な部類。とは言え、カスタマイズ次第では、唯一無二のコントローラーとして重宝できます。細部までこだわるゲーマーにとっては、喉から手が出るほど欲しいコントローラーではないでしょうか? 一度使ったらもう、純正のコントローラーには戻れないかも!

ライター:辻村美奈(オフィスマイカ)

オフィスマイカ

オフィスマイカ

編集プロダクション。「美味しいもの」と「小さいもの」が大好物。 好奇心の赴くまま、良いモノを求めてどこまでも!(ただし、国内限定)

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
ゲーム ハードのその他のカテゴリー
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る