ゲーミングPCパワーアップ大作戦

ゲーマー女子も納得の座り心地とは? AKRacingの“高級”ゲーミング座椅子「極坐 V2」

Steamのコアゲーマーこと“すちーむまにあ”辻村美奈が、今気になるゲーミング機器をご紹介します。今回、ゲーマー以外のテレワーク派にも見ていただきたいのが、AKRacingの「極坐(ぎょくざ) V2」。ローテーブルでノートPCを作業する際に、とても活躍する座椅子なんです!

Steamのコアゲーマーこと“すちーむまにあ”辻村美奈が、今気になるゲーミング機器をご紹介します。今回、ゲーマー以外のテレワーク派にも見ていただきたいのが、AKRacingの「極坐(ぎょくざ) V2」。ローテーブルでノートPCを作業する際に、とても活躍する座椅子なんです!

ローテーブル派のゲーマーは必見!

ゲーマーのみなさんは普段、どのようなデスクやテーブルを使って、ゲームをプレイしていますか?

もしかすると、ひとり暮らしでワンルームにお住まいであれば、ローテーブルにノートPCを置いて、ゲームをプレイしているという方も少なくないはず。けれども、地べたにあぐらをかいたり、座布団などに座ったりしてゲームをプレイすると、猫背気味になり、腰痛や肩こりの原因にもなりかねませんよね。

そこで、ローテーブル派のゲーマーにご紹介したいのが、ゲーミングチェアならぬ、「ゲーミング座椅子」です。今回取り上げる「極坐(ぎょくざ)V2」(AKRacing)は、高級ゲーミング座椅子として販売されているもので、ゲーマーだけでなく、ローテーブルを使って、自宅でテレワークをしている方にも適した逸品になっているんです!

首からも、肩からも、腰からも悲鳴が聞こえる! しんどい〜!

首からも、肩からも、腰からも悲鳴が聞こえる! しんどい〜!

ポイントは「耐久性」

ちなみに、ゲーミング座椅子ではありませんが、わたしが現在使っているゲーミングチェア(12,000円)は、使用後1か月にして、クッションの奥底に薄っすらと「プラスチックっぽさ」が感じられるようになり、さらに半年後には、もはやプラスチックの上に座っているような感覚に……。

今は、「クッションがほぼ息をしていない状態」なので、重力ゼロをうたう「ジェル製の座布団」をのせて使っています。この座布団のおかげで、お尻が痛くなることはありませんが、見た目はかなり不格好になってしまったかも……。

昨年購入した、筆者のゲーミングチェア。12,000円ながら、フットレストも付いていますが、座面のクッションはすでにぺったんこ。現在は、ジェル製の座布団をのせて使っています

昨年購入した、筆者のゲーミングチェア。12,000円ながら、フットレストも付いていますが、座面のクッションはすでにぺったんこ。現在は、ジェル製の座布団をのせて使っています

長く使っているうちに、どうしても、へたれてしまうのが、クッション付きの椅子の宿命。ソファのように、座る場所をズラして長持ちさせるという技も使えないので、「耐久性が命」と言えます。今回、ゲーミング座椅子を紹介するにあたり、この点もポイントにレビューしていきたいと思います。

“ほぼ完成”の状態で届くので、組み立てが簡単!

極坐 V2のカラーラインアップは、青、赤、グレーの全3色。そのなかで今回は、赤色をお借りすることができました。さっそく組み立てていきます。

これが、極坐 V2の全部品。座面パーツが、ほぼ完成された状態となっているのがポイントです

これが、極坐 V2の全部品。座面パーツが、ほぼ完成された状態となっているのがポイントです

説明書は手順ごとに写真が掲載され、とてもわかりやすいです

説明書は手順ごとに写真が掲載され、とてもわかりやすいです

座面パーツに背もたれパーツを取り付け、その上にカバーを取り付ければ完成! 組み立て時間は、30分もかかりませんでした

座面パーツに背もたれパーツを取り付け、その上にカバーを取り付ければ完成! 組み立て時間は、30分もかかりませんでした

わたしは以前、同社のゲーミングチェア「AKRacing Premium」(関連記事:180°リクライニングでぐっすり睡眠もOK? 最上位ゲーミングチェアが極上の使い心地)を組み立てたことがあるのですが、前回と比べると、体感で1/3程度の作業時間だったかなと思います。

この組み立てやすさは、かなり大きなポイントです。

ゲーミング座椅子は、ほぼ完成された状態で届くので、組み立て作業がとても簡単。いっぽう、ゲーミングチェアは、座部の裏面にあるシリンダー固定台と、脚の部分を装着するのが最大のヤマ場で、2人がかかりでないと、とても組み立てられませんでした。

このような組み立てやすさは、わたしのような女性ゲーマーにとって、ゲーミング座椅子を選ぶ強い動機になるのではないでしょうか。

厚さ10pの“極厚”高反発シートは、すばらしい座り心地

完成した状態の極坐 V2は、本体サイズが60(幅)×96(高さ)×60(奥行)cmで、重量が23s。シートは、堅牢なメタルフレームと、厚さ10pで“極厚”な高密度モールドウレタンフォームで構成されています。また、張地には、高品質なPUレザーを施しており、経年劣化に強いとのこと。これであれば、耐久性も心配なさそうです。

極坐 V2の完成! 「The ゲーミングチェア」というデザインなのに、座椅子というのがカッコいいですね!

極坐 V2の完成! 「The ゲーミングチェア」というデザインなのに、座椅子というのがカッコいいですね!

写真左からダイニングチェア、極坐 V2、PCチェアを並べてみました。極坐 V2の座高が低いのがよくわかるはずです

写真左からダイニングチェア、極坐 V2、PCチェアを並べてみました。極坐 V2の座高が低いのがよくわかるはずです

アームレストは、前後、回転、位置調整、高さを変えられるので、好みにあわせて微調整できます。アームレストの高さは、床から測って33.5 〜41cmの高さまで調節できました。さらに、座面裏からアームレストが伸びており、しっかりとした構造のため、かなり頑丈な印象です。

アームレストに腕を添えるとこんな感じです。前後、回転、位置調整、高さを調整できるので、好みにあわせて変えるといいかも。台座は360°回転します

アームレストに腕を添えるとこんな感じです。前後、回転、位置調整、高さを調整できるので、好みにあわせて変えるといいかも。台座は360°回転します

アームレストは、座面裏にしっかりと固定されています。グラグラせず、とても使いやすいです

アームレストは、座面裏にしっかりと固定されています。グラグラせず、とても使いやすいです

もちろん、ヘッドレストとランバーサポートも付属。取り外しも可能です

もちろん、ヘッドレストとランバーサポートも付属。取り外しも可能です

座り心地は別格! まるで高級車のシートのような座り心地で、わたしが普段座っているゲーミングチェアと比べるまでもなく、かなり高級感があります。また、極坐 V2のシートはとても分厚く、実際に測ってみると、座面の厚さはなんと10cm。「プラスチックのプの字」も伝わってきません!(いやいや、そもそもプラスチックではなく鉄製でしたね!)。

座面の厚さは10cm以上。しっかりした作りになっています

座面の厚さは10cm以上。しっかりした作りになっています

実際に座ってゲームをプレイしてみた

床に座ってプレイしている時は、お尻が痛くならないように、常に重心を変えていましたが、できる体勢が限られているので、しっくりこないこともしばしば……。

その点、極坐 V2は、座椅子に思いっきり体重をあずけられるので、とても快適です。背もたれに寄りかかったり、アームレストに寄りかかったり、リクライニングを倒したりと、体勢のバリエーションが増えるので、常にしっくりくる姿勢でゲームに集中できます。長時間プレイも苦になりません!

アームレストをこまかく調整できるので、ローテーブルでのマウス操作も快適でした

アームレストをこまかく調整できるので、ローテーブルでのマウス操作も快適でした

コントローラーの場合も、アームレストに肘をあずけると、いい感じにゲームに集中できます。思いっきり寄りかかりながら、ゲームをプレイするのもおすすめです

コントローラーの場合も、アームレストに肘をあずけると、いい感じにゲームに集中できます。思いっきり寄りかかりながら、ゲームをプレイするのもおすすめです

シートを倒したり、アームレストを上げたり下げたり、くるくる回ったりと、自由自在に好きな体勢でゲームができます。モニターアームと液晶ディスプレイを組み合わせれば、完全に寝ながらでもゲームをプレイできるかも

シートを倒したり、アームレストを上げたり下げたり、くるくる回ったりと、自由自在に好きな体勢でゲームができます。モニターアームと液晶ディスプレイを組み合わせれば、完全に寝ながらでもゲームをプレイできるかも

長く使う人のためのゲーミング座椅子! ただし、段ボールはめちゃくちゃ重い

AKRacingによれば、極坐 V2を含め、同社製品のメーカー保証期間はなんと3年間とのこと。一般的なゲーミングチェアの場合、メーカー保証が1年間となっているケースが多いので、この保証期間を聞いただけでも、自信が伝わってきますよね。

それもそのはず、極坐 V2は、JIS規格やSG規格、AKRacing独自基準に基づく試験など、さまざまな耐久試験を全11項目クリアしているんです。このようなことからも、最も心配していた耐久性について、心配する必要はなさそうです。

このほか、組み立てが簡単で、30分もかからずに終わってしまったのも印象的でした。本連載では、さまざまなゲーミングチェアやPCチェアを組み立ててきましたが、そのなかでも、ダントツでスムーズに組み立てられました。

ただし、組み立て前の段ボールの取り扱いには、ちょっと注意が必要です。全体の重さが23sもあるので、段ボールを玄関からリビングへ運ぶのもひと苦労。しかも、座面などがほぼ完成された状態になっているので、段ボールから取り出すのも、かなりたいへんです。組み立てはひとりでもできましたが、段ボールの搬入や部品の取り出しなどは、友人や家族に助けてもらったほうがよいかもしれません。

極坐 V2の価格.com上での最安価格は、43,590円(2021年3月29日時点)。4万円を上回るという、一般的なチェアとしても決して安くはない価格ですが、座り心地が申し分ないこと、材質がしっかりとしていて何年も使えそうなこと、さらに3年保証も付いていることを考えれば、そこまで高い買い物ではないと感じました。

そもそも、ゲーミング座椅子やゲーミングチェアは、長年にわたって使用するもの。安価な製品で妥協してしまうと、数年で劣化して買い替えとなり、粗大ごみの料金もかかりますし、何より手間と時間がもったいないですよね。ゲーマーはもちろん、自宅でのテレワークが増えてきた方にとっては、むしろ、とてもよい買い物になるのではないでしょうか。

高級感があり、座り心地にも問題なし。座椅子であっても、さすがゲーミングチェアに定評のあるAKRacingの製品だと感じました

高級感があり、座り心地にも問題なし。座椅子であっても、さすがゲーミングチェアに定評のあるAKRacingの製品だと感じました

ライター:辻村美奈(オフィスマイカ)

オフィスマイカ

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編集プロダクション。「美味しいもの」と「小さいもの」が大好物。 好奇心の赴くまま、よいモノを求めてどこまでも!(ただし、国内限定)

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