ゲーミングPCパワーアップ大作戦
マウスが軽いと何が違う!?

ゲーマー女子が選んだ超軽量ゲーミングマウス3選。これならAIM精度が爆上がりかも!

Steamのコアゲーマーこと“すちーむまにあ”辻村美奈が、今気になる超軽量ゲーミングマウス3製品をご紹介します!

Steamのコアゲーマーこと“すちーむまにあ”辻村美奈が、今気になる超軽量ゲーミングマウス3製品をご紹介します!

多機能ゲーミングマウスを買ったはいいけれど……

本連載ではこれまで、さまざまなゲーミングマウスを紹介してきました。どれも多機能だったり、ボタン数が多かったりと、ゲーマーにとっては魅力的なモデルばかり。

けれども、ひとつだけ、ずっと気になっていたことがあります。それは、多くのゲーミングマウスが「デカくて、重い」ということ。特に、海外製のゲーミングマウスは、女性である筆者から見ると、ちょっと大きく重いものが多いんですよね……。

ゲーミングデバイスを買う時は、機能の多さやコスパにどうしても、目を奪われがち。でも実は、サイズや重さも重要なんです。自分の手のサイズに合わない製品を選んでしまうと、しっかりフィットしないために動きが鈍くなってしまったり、マウスを持ち上げる動作が重くて、初動が遅れてしまったりなど、プレイに支障をきたしてしまいます。

ゲーミングマウスを選ぶ際に考えたいこと

ゲーミングマウスを選ぶ際はまず、「普段どんなゲームをプレイしているのか」ということを考えてみましょう。プレイするゲームによって、選び方が180°変わってきます。

たとえば、MMORPG(多人数参加型のオンラインロールプレイングゲーム)や、「Ark: Survival Evolved」(オープンワールド恐竜サバイバルアクション)などのサバイバルゲーム、バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」などの場合は、ショートカットキーがとても多いので、サイドボタンを数多く備えたゲーミングマウスが適しています。

いっぽう、シンプルなFPS(1人称のシューティングゲーム)の場合は、銃撃がメインなので、サイドボタンの数はそこまで必要ありません。多機能のゲーミングマウスを使ってしまうと、その重さで初動が遅れてしまうなど、デメリットのほうが目立ってしまうかもしれません。

マウスの持ち方も重要

次に、「普段どのようにマウスを持ってゲームをプレイしているか」というのも重要なポイントです。

一般的なマウスの持ち方は、以下の3つに分けられるかと思います。少しオーバーな感じでマウスを持ってみたので、下記の画像をご覧ください。

(1)手のひら全体をマウスに密着させて持つ「かぶせ持ち」。べったりと手のひらを密着させるため、普通のマウスだと手汗が気になりそう。かぶせ持ちには、通気性のよいハニカム構造のマウスが合うかも

(1)手のひら全体をマウスに密着させて持つ「かぶせ持ち」。べったりと手のひらを密着させるため、普通のマウスだと手汗が気になりそう。かぶせ持ちには、通気性のよいハニカム構造のマウスが合うかも

(2)人さし指と中指を立てるように置き、残りの指でマウスをはさむように持つ「つかみ持ち」。手のひらが少しだけ密着するので、バランスがとりやすいです。ちなみに筆者の場合は、小指の付け根がマウスに当たる程度で、手のひらは密着させずに持つ形がしっくりきます

(2)人さし指と中指を立てるように置き、残りの指でマウスをはさむように持つ「つかみ持ち」。手のひらが少しだけ密着するので、バランスがとりやすいです。ちなみに筆者の場合は、小指の付け根がマウスに当たる程度で、手のひらは密着させずに持つ形がしっくりきます

(3)手のひらをまったく密着させずに持つ「つまみ持ち」。手のひらがマウスに密着しないので、完全に指だけでマウスを制御する感じです

(3)手のひらをまったく密着させずに持つ「つまみ持ち」。手のひらがマウスに密着しないので、完全に指だけでマウスを制御する感じです

かぶせ持ちは低dpi(マウス感度)と相性がよく、手にも重心があるので疲れにくく、マウスの重さはそこまで関係しません。

いっぽう、つかみ持ちとつまみ持ちは微調整しやすいため、低dpiと高dpiのどちらとも相性がよいのですが、手首重心になって疲れやすいことから、軽量マウスが向いています。

人気の軽量ゲーミングマウス3選

ということで今回は、FPSが好きで、つまみ持ちすることが多い筆者が、人気の軽量ゲーミングマウスを独断と偏見で3製品を選んでみました。まずは、各モデルの仕様をチェックしていきましょう。

今回選んだ軽量ゲーミングマウス3製品。画像左から、「Kone Pure Ultra」(ROCCAT)、「Ultralight 2 Cape Town」(Finalmouse)、「MasterMouse MM710」(Cooler Master)

今回選んだ軽量ゲーミングマウス3製品。画像左から、「Kone Pure Ultra」(ROCCAT)、「Ultralight 2 Cape Town」(Finalmouse)、「MasterMouse MM710」(Cooler Master)

「Kone Pure Ultra」(ROCCAT)

16000dpiの最新ROCCAT Owl-Eye オプティカルセンサーを搭載したモデル。重量は66g(マウス本体のみ)。解像度は、ホイール下の専用ボタン(「+」「−」)を使って切り替えられます。マウスの素材には、ハイブリッド耐消耗コーティングを採用しており、握りやすく耐久性にすぐれ、汚れにも強いのも特徴です。

Kone Pure Ultra。本体重量は公称値で66g(マウス本体のみ)。コードを浮かせて計った実測値も66gでした

Kone Pure Ultra。本体重量は公称値で66g(マウス本体のみ)。コードを浮かせて計った実測値も66gでした

マウス側面の親指側に、大きなくぼみがあるのが特徴です。手にしっかりフィットするようにデザインされています

マウス側面の親指側に、大きなくぼみがあるのが特徴です。手にしっかりフィットするようにデザインされています

■「Kone Pure Ultra」
本体サイズ:約7(幅)×3.9(高さ)×11.5(厚さ)cm
重量:66g(マウス本体のみ)
ボタン数:7ボタン(メインボタン×2、ホイールクリック、dpi変更ボタン×2、サイドボタン×2)
dpi段階:5段階(400/800/1200/1600/3200)

「MasterMouse MM710」(Cooler Master)

軽量さと耐久性を両立させた、シェルデザインを採用したモデル。重量は53g(マウス本体のみ)。回路基板に撥水・防塵コーティングを施し、内部へのホコリの侵入や手汗の落下を防ぐとのこと(水洗いは不可)。仕様面では、16000dpiに対応したPixart光学式センサーを搭載。マウスソールには、純度95%以上のPTFE(テフロン)素材を使用し、軽やかにすべるようなマウス操作が行えます。

MasterMouse MM710。本体重量は公称値で53g(マウス本体のみ)。コードを浮かせて計った実測値も53gでした

MasterMouse MM710。本体重量は公称値で53g(マウス本体のみ)。コードを浮かせて計った実測値も53gでした

ゲーミングマウスらしく、LEDが光っているのもポイントです

ゲーミングマウスらしく、LEDが光っているのもポイントです

■「MasterMouse MM710」
サイズ: 約6.2(幅)×3.8(高さ)×11.6(厚さ)cm
重量:53g(マウス本体のみ)
ボタン数:6ボタン(メインボタン×2、ホイールクリック、dpi変更ボタン、サイドボタン×2)
dpi段階:7段階(400/800/1200/1600/3200/6400/16000)

「Ultralight 2 Cape Town」(Finalmouse)

重量が47g (マウス本体のみ)と、今回選んだ3製品の中でもっとも軽いモデル。より細く・軽く改良したというファントムコードと独自のハニカムデザインを採用したボディが印象的です。仕様面では、PixArt PMW3360光学センサーを搭載。さらに、付属の「INFINITYSKIN」を使って、13,000通り以上の大きさや形にカスタムできます。

Ultralight 2 Cape Town。本体重量は公称値で47g(マウス本体のみ)。コードを浮かせて計った実測値も47gでした

Ultralight 2 Cape Town。本体重量は公称値で47g(マウス本体のみ)。コードを浮かせて計った実測値も47gでした

「INFINITYSKIN」を重ねたところ。はがしても再利用できるので使いやすく、汗や汚れ対策にひと役買います

「INFINITYSKIN」を重ねたところ。はがしても再利用できるので使いやすく、汗や汚れ対策にひと役買います

■「Ultralight 2 Cape Town」
サイズ: 約5.4(幅)×3.6(高さ)×11.6(厚さ)cm
重量:47g(マウス本体のみ)
ボタン数:6ボタン(メインボタン×2、ホイールクリック、dpi変更ボタン、サイドボタン×2)
dpi段階:4段階(400/800/1600/3200)

(参考)軽量マウスはどれだけ軽い? 従来のゲーミングマウスの数値を確認

比較のために、軽量モデルではない、筆者が普段愛用しているゲーミングマウス「DeathAdder Chroma」(Razer、2014年発売)のスペックもご紹介しておきます。こちらの重量は約105g。何と! 今回の選んだ軽量マウスはいずれも、このマウスのほぼ1/2の重さだったんですね! スペックを比較しただけでも、軽量マウスの軽さやコンパクトさが伝わったかと思います。

参考までに、筆者が普段愛用している、軽量モデルではないゲーミングマウス「DeathAdder Chroma」(Razer)の重さも測定。本体重量は公称値105g(マウス本体のみ)で、コードを浮かせて計った実測値は104gでした

参考までに、筆者が普段愛用している、軽量モデルではないゲーミングマウス「DeathAdder Chroma」の重さも測定。本体重量は公称値105g(マウス本体のみ)で、コードを浮かせて計った実測値は104gでした

■(参考)「DeathAdder Chroma」
サイズ::約7(幅)×4.4(高さ)×12.7(厚さ)cm
重量:105g(マウス本体のみ)
ボタン数:5 ボタン(メインボタン×2、ホイールクリック、サイドボタン×2)
dpi段階:ソフトウェアで自由に設定(100〜10000dpi)

実際に3製品でゲームをプレイしてみた

では実際に、軽量マウス3製品の使い勝手をFPSで試してみます。今回は、2020年6月にリリースされた5vs5の対戦型タクティカルFPS「VALORANT」をプレイしてみました!

まずは、Kone Pure Ultra。従来のゲーミングマウスのデザインそのままに軽量化されているため、自然に操作でき、とても扱いやすいです。マウスを握ったフィーリングが従来と変わらず、そのまま初動がとても速くなったのが気に入りました。

Kone Pure Ultraは、今回選んだ3製品の中で、ボタン数がもっとも多い。耐久性も心配ないので、安心して使えそう

Kone Pure Ultraは、今回選んだ3製品の中で、ボタン数がもっとも多い。耐久性も心配ないので、安心して使えそう

続いては、MasterMouse MM710。こちらは、Kone Pure Ultraよりも軽量な53g(マウス本体のみ)です。さらに幅が6.2cmとコンパクトで、とても握りやすく、つかみ持ちのユーザーはもちろんのこと、女性の筆者にも適したモデルだと思いました。

本体はメッシュ構造となっていますが、撥水・防塵コーティングが施されており、安心してプレイできました

本体はメッシュ構造となっていますが、撥水・防塵コーティングが施されており、安心してプレイできました

ラストは、Ultralight 2 Cape Town。こちらは3製品の中でもっとも軽い47g。これをたとえるなら、「まるで、パンを持っているかのような軽さ」と言えるかも。ビックリします。さらに幅と高さについても、3製品の中でもっともコンパクトとなっており、まさに、究極の軽量ゲーミングマウスという印象を受けます。

指の隙間から回路基板が見えるので、やや不安をかき立てられるのが唯一のデメリットかも

指の隙間から回路基板が見えるので、やや不安をかき立てられるのが唯一のデメリットかも

快適すぎて、もう普通のマウスに戻れないかも!?

実際に今回、軽量マウス3製品をFPSで試してみましたが、いずれも使いやすく、ヘッドショットの回数が増えたのを実感しました。

軽量マウスのメリットは何と言っても、初動の速さ。従来のゲーミングマウスだとAIM(スコープをのぞいて狙いを定めること)が間に合わず、妥協して胴体を撃ってしまうような場面でも、軽量マウスであれば、素早く頭を狙えるので、撃ち負けにくくなりました。快適すぎて、もう従来のゲーミングマウスには戻れないかも。

いずれのマウスも優秀でしたが、最後に、あえてジャンルごとに適した1台を選んでみました。

耐久性より使用感を重視するのであれば、Ultralight 2 Cape Town。ただし、あくまでも、プロゲーマー向けに開発された“軽量極振りマウス”と割り切るべきかも。INFINITYSKINを貼らないと、ありとあらゆる隙間から回路基板がモロ見えなので、耐久性には、やや多少不安が残ります。価格.com上での価格は13,979円(2020年9月28日現在)。

「軽いにこしたことはないけど、FPSは激しい動作が多いし、耐久性も欲しい!」という方には、総重量53gで撥水加工が施されたMasterMouse MM710。軽量さと耐久性を両立させた、シェルデザインもかっこいいです。価格.com上での価格は5,321円(2020年9月28日現在)。

手が大きめの方や、メッシュ構造はちょっと……という方、いきなり軽くなりすぎるとAIMがぶれちゃうという方にはKone Pure Ultra。従来のゲーミングマウスのデザインそのままに軽量化されており、軽量マウスの入門機にピッタリかも。価格.com上での価格は5,873円(2020年9月28日現在)。

今回試した3製品は、いずれも使いやすいものばかり。少しでも軽量マウスが気になった方は、まずは試してみてはいかがでしょうか?

今回試した3製品は、いずれも使いやすいものばかり。少しでも軽量マウスが気になった方は、まずは手にとって、試してみてはいかがでしょうか?

ライター:辻村美奈(オフィスマイカ)

オフィスマイカ

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編集プロダクション。「美味しいもの」と「小さいもの」が大好物。 好奇心の赴くまま、良いモノを求めてどこまでも!(ただし、国内限定)

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