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PC用ゲームの販売プラットフォーム「Steam」を運営するValveが、自社製の携帯型PCゲーム機「Steam Deck」を2022年2月25日に発売することを発表しました。
Valveの携帯型PCゲーム機「Steam Deck」がついに発売へ
「Steam Deck」は、Steamで配信されているゲームをプレイできる携帯型PCゲーム機です。チャットやクラウドセーブなど、Steamの機能も利用できます。いわば、Steamを持ち運びでき、場所を問わずPCゲームをプレイできるというデバイスになっています。
ディスプレイは、7インチ(1280×800)のタッチスクリーンを採用。リフレッシュレートは60Hz。十字キーやアナログスティック、ボタンでの操作入力が基本ですが、マウスで操作するのが前提のゲーム向けにトラックパッドも搭載しています。加えて、4つの背面ボタンやジャイロ操作対応など、操作入力が豊富なのも特徴です。
基本スペックは、CPUがZen2/RDNA2アーキテクチャーのAMD製プロセッサー、メモリーが16GB(LPDDR5)。ストレージ容量は64GB(eMMC)、256GB(NVMe)、512GB(NVMe)の3つから選択可能です。基本スペックだけを見れば、PS4やXbox Oneと同程度の性能を備えていることがわかります。
SteamのPCゲームが遊べる、Steam公式のゲーム機ということで大きな注目を集めていますが、こちらの発売日が2022年2月25日に決定。すでに予約を行った人に向けて注文受付メールが送信されています。最初のユニットの出荷は2月28日になるとのことです。
ただし、予約できるのは、アメリカ合衆国、カナダ、欧州連合(EU)、イギリスに在住するユーザーのみで、日本語の公式ページは公開されているものの、日本国内の販売に関しては未定となっています。
ソース:Steam
ミュージシャンのニール・ヤングが、音楽配信プラットフォーム「Spotify」から突如として全楽曲の引き上げを行いました。これに追従するミュージシャンも登場し、Spotify界隈が大きく揺れています。
ニール・ヤングがSpotifyから楽曲を引き上げたワケとは? (画像はニール・ヤングの公式ブログ)
ニール・ヤングが楽曲を引き上げた要因のひとつは、Spotifyが配信するポッドキャスト番組にあります。Spotifyで配信されているポッドキャスト番組には、新型コロナウイルスワクチンの効果を疑い、新型コロナウイルスやワクチンに関する誤った情報を発信する番組があるのですが、こういった番組に対して批判の姿勢を示したのです。
ニール・ヤングは「ワクチンについて偽情報を拡散し、その偽情報を信じる人たちに場合によっては死をもたらす可能性がある」とSpotifyを批判し、番組を継続するのか、自身の楽曲を引き上げるのか2択をSpotifyに迫っていました。
これを受けて、Spotifyはニール・ヤングの楽曲を全曲削除。SNSでは「#DeleteSpotify」などのハッシュタグとともに、Spitifyからの退会手順を記したWebページへのリンクが拡散されています。また、カナダのミュージシャン、ジョニー・ミッチェルは、ニール・ヤングに賛同して、自身の楽曲をSpotifyから取り下げています。
加えると、ニール・ヤングは以前からCDロスレスやハイレゾ配信を行わないSpotifyに対して不信感を募らせており、今回の件では「音楽の品質を本当に大切にしているプラットフォームに乗り換えるべき」ともコメントしています。
なお、これをチャンスと見たのか、アップルが運営するApple Musicは、Spotifyから楽曲削除の直後にニール・ヤング特集ページを開設。ニール・ヤングが聴ける音楽配信サービスとしてアピールを行いました。
ソース:ニール・ヤング
最近では新製品の投入がほとんど行われないAndroidタブレット。タブレット市場は、アップルの「iPad」シリーズが好調であるいっぽう、そのほかのメーカーはAndroidタブレットの開発を優先的に進めていません。
そんな中、GoogleがAndroidタブレットの開発メンバーを募集していることが明らかになり、今後Androidタブレットの開発を強化する可能性が出てきました。
募集要項に記載されていた中で興味深いのが、「インクファーストのヒーローアプリ戦略の実行を管理する」という文言です。インクファーストとは、おそらくですが、スタイラスペンなどのペン入力対応のアプリ開発にもっと注力することだと考えられます。
また、タブレット専用のOS「Android 12L」のデベロッパー版がすでに公開されており、Googleは、もう一度タブレット端末の開発に取り組むのではないかと見られています。
ただし、Googleは、以前にスマートウォッチ向けOS「Android Wear」をリリースした時も、最初から数年間は動き自体が停滞していました。その後、数年前から再び注力しているようですが、やはり大きなニュースは耳にしません。
アップルのiPadは発売から12年が経過し、毎年のように新モデルとOSのアップデートがリリースされています。その結果が今日の売上に貢献しているとすれば、Googleが再びタブレット開発に注力しても、iPadに追いつくのは長い道のりになりそうです。
ソース:Android
最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。