2023年11月10日に新型「PlayStation 5」(PS5)が発売されました。旧型から基本性能はそのままに、30%以上の小型化を実現したうえに、軽量化も実現されました。この新型「PS5」のディスクドライブ搭載がSIEから届いたので旧型と比較しつつ変更点を見ていきましょう。
個人的にも旧型のPS5(ディスクドライブ搭載版)を使用していますが、購入時にびっくりしたのが大きなサイズです。デスクトップPCくらいはあろうかという大きさで、テレビの横やデスクの上に設置するのをあきらめ、デスクの下に設置することに。別のレビューで試していた小さな「Xbox Series X」を見たときにジェラシーを感じてしまったほどです。
そんな経験もあり、新型「PS5」の小型&軽量化のニュースを聞いたときは「やっとか!」というポジティブな感想を抱きました。実際に見てみても、旧型「PS5」と比べて全体的にスリムになっており、デザインにも変更点が見られます。片手で持てるくらいの重量にもなりましたし、これならテレビの横に置いてもいけそう!
左が新型、右が旧型の「PS5」。本体の幅と高さが短くなっています。また、新型は本体の外側のパネルが上下にセパレートする形に変更
天面から見ると、結構小さくなっているのがわかりますよね
ディスクドライブの差し込み口がある正面から見たところ。全体的に、ひと回り小さくなったという感じです
新型は正面にUSB Type-Cを2つ搭載しており、旧型で正面にあったUSB Type-Aはなくなりました。また、新型はディスク取り出しボタンが、ディスク差し込み口脇へと移動。個人的に、旧型では電源ボタンと取り出しボタンを頻繁に押し間違えていたので、これはうれしい変更です
左が新型、右が旧型。背面はポートの配置のみ変更されています
旧型はサイズと重量が大きいため、片手で持つのはかなり厳しかったですが、新型は普通に持てちゃいます。ちなみに新型は約3.2s、旧型は4.5s
50型のテレビの横に設置。旧型よりも存在感が薄くなり、これなら許容範囲ではないでしょうか
ちなみに、新型には縦置き用のスタンドが同梱されていません。縦置きにする場合は、別売のスタンド(3,980円、税込)を購入する必要があります
新型「PS5」は、カバーがセパレートになったと言いましたが、これによりカバーの取り外しが非常に簡単になりました。旧型だと、かなり力を入れてカバーをスライドさせる必要があり、「このやり方で合っているのか? ぶっ壊れそうな気がする」と不安にさせられたんですよね。その半面、新型はカパッと外すだけでOK。めちゃくちゃ簡単にSSD増設ができるようになったと思います。
カバーを持ち上げるようにするとパカっと外れます
ここがSSDの内蔵されている場所。カバーを開けてネジを外せば、すぐに増設できちゃいます。簡単でしょ?
ちなみにディスクドライブも手で持ちあげれば簡単に取り外せます。取り外すことはないと思いますが……
新型「PS5」の希望小売価格は、ディスクドライブ搭載版が66,980円(税込)、デジタル・エディションが59,980円(税込)です。旧型が、それぞれ60,478円(税込)、49,478円(税込)だったことを考えると、結構な値上げですね。
円安などの事情を考えると致し方ない部分はありますが、これまでのPlayStationシリーズは、初期モデルの発売から数年後に薄型モデルが発売されており、その際に初期モデルよりも安い価格で提供されていました。そのため、今回の値上げには違和感を抱く人が多いのかもしれません。
今から「PS5」を買う人がいれば、間違いなく新型を推しますが、価格的な問題で旧型を中古で購入するのもアリだと思います。基本スペックに関しては、ストレージ容量が825GBから1TBへとアップしたくらいで、新型と旧型はほぼ同じと考えて問題ありません。なお、旧型は在庫がなくなり次第販売が終了されます。