ファミリーコンピュータが発売されたのは、今から32年前の1983年。その2年後となる1985年9月13日に登場したのが、全世界でブームを巻き起こした「スーパーマリオブラザーズ」だ。そして30年後の今年、誰もが一度は考えた“スーパーマリオブラザーズのコースを自分で作れたら……”をかなえるタイトル「スーパーマリオメーカー」が、明日9月10日ついに登場する!
9月10日発売。価格は、パッケージ版が5,700円、ダウンロード版が4,700円(いずれも税別)。パッケージ版には、数量限定で、ハードカバー仕様のブックレットとファミコンカセットのパッケージを思い浮かばせる化粧箱が付属する
コースを作って遊ぶことができるWii Uソフト。当時、ゲームをプレイしている最中に想像したコースや、クリア不可能そうに思えるギミック配置など、自由自在に作り上げることができる。「スーパーマリオメーカー」には、タイトル通りの「作る」モードだけでなく、「遊ぶ」モードの2種類が含まれているのだ。そこで、まずは「遊ぶ」モードから紹介していこう。
本作にはあらかじめ、ちょっと変わったコースが収録されている。その中から選べる8つのコースに、10人のマリオでチャレンジするのが「10人マリオチャレンジ」だ。インターネットへ接続しなくても遊べるので、気軽に挑戦してみよう。
10人もマリオがいれば、どんなコースでも難なくクリアできる?
インターネットへ接続すれば一転、遊べるコースは無限大に! ピーチ姫を助ける「100人マリオチャレンジ」では遊ぶたびに変わる、世界中の人が作ったコースから選ばれたおすすめのコースにトライ。マリオの残り数が100人でも、ピーチ姫を助けるのは至難の業!? 遊んだ人のミスした回数などによって設定された難易度からコースを探せるので、初めての時は「かんたん」、自信がついてきたら「ふつう」を選ぶようにすれば、きっとクリアできるはず!
マリオが100人並ぶ様子は、まさに圧巻。画面上部を見れば、コース制作者の国もわかる
これまで見たこともない、あらゆる意味で“すごい”コースをプレイできる。いくつクリアできるだろうか?
コインがたくさん見えるのは、ワナなのか、それとも宝の山なのか……
もちろん、自由にコースを探して遊ぶこともでき、そのための検索方法も数多く用意されている。たとえば、遊んだ人が「いいね!」した評価のランキングでコースを探せる「いいね!ランキング」検索や、世界中でまだ誰もプレイしたことがない未知なるコースにチャレンジできる「新着コース」検索のほか、世界中から注目を浴びているコースを遊ぶ「注目コース」など、好みに合わせた検索方法を選択することができる。
「いいね!」の評価数が掲載されているので、それを目安に選ぶのも面白い
コースを作った人は、ゲーム内では職人と呼ばれている。プレイヤーが好むコースをアップロードした職人を探したり、気に入った職人を「おきにいり職人」として登録したりすることもできる。好みの職人が見つかったら、すかさず「おきにいり職人」としてチェックしておきたい。
「スーパーマリオブラザーズ」には、数多くのパーツが存在する。それらブロックやアイテム、キャラクターなどを自由に組み合わせることで、誰にでもマリオのコースが作成できるのが、この「作る」モード。作成方法は簡単で、Wii U GamePadに表示されたフィールド画面にて、落書き感覚でタッチペンにてなぞっていくだけ。画面上に各種パーツが配置されているので、そこから選んで画面をタッチすると、その場所にパーツがセットされる仕組みだ。ベースとなるステージは、地上や地下はもちろんのこと、水中やお化けやしき、飛行船のコースなどさまざまな場所が選択可能となっている。
さまざまなアイテムを配置していくだけでも楽しくて、時が経つのを忘れ熱中してしまうことも!?
しかも、画面デザインをいつでも「スーパーマリオブラザーズ」「スーパーマリオブラザーズ3」「スーパーマリオワールド」「New スーパーマリオブラザーズ U」の4種類いずれかのスキンに切り替えられるのだ。プレイヤーにとって一番思い出深いタイトルのスキンにすれば、コース作りもはかどることだろう。
これは初代「スーパーマリオブラザーズ」のスキン。ここからすべての歴史が始まったともいえる
「スーパーマリオブラザーズ3」のスキン。よりポップな色使いに
「スーパーマリオワールド」のスキン。ソフトは、スーパーファミコンで発売された
Wii Uで発売された「New スーパーマリオブラザーズ U」。立体感が感じられる背景に
加えて、2つのパーツを合わせて新たなパーツを生み出すことも可能になっている。スーパーキノコで敵キャラを大きくしたり、羽根をアイテムに付けて飛ばしたり、キラー大砲にコインを入れてコインを大量に撃ち出させたり、はたまた敵の上に別の敵を次々と乗せていくなど、パーツの組み合わせ方次第では従来のゲームでは起きなかった、思いもよらないことが発生するかも?
配置できるのは、何もパーツだけではない。コースのいろいろな場所に“オト”をしかけることも可能だ。意外なところに仕掛ければ、ひと味違う「スーパーマリオ」のコースに仕上げることができるだろう。
羽根にアイテムを付けてたくさん飛ばし、アイテム天国を作ることも
作ったコースは、インターネットを経由して“とうこう”することができる。全世界の遊んだ人から「いいね!」をもらえれば、とうこうできるコースの数がドンドン増加していくのだ。世界中から注目される、コース職人を目指してみよう。なお、コースはどんなものでもOKというわけではなく、作った本人自らがクリアできた場合のみ“とうこう”できる。作者ですらクリアできないコースは“とうこう”もNGなのだ。
コースを作るのは難しい……と思った人向けには、ほかの職人が作ったコースやサンプルコースをアレンジするという方法が用意されている。既存コースにひと手間加えてさらに難しくしたり、反対に敵の配置を換えてクリアしやすくするなど、プレイヤーのヒラメキでまた1つ、新しいコースが生まれるのだ。ただし、ほかの職人が作ったコースをアレンジした場合は“とうこう”ができないので気をつけよう。
簡単、難しい、もうひと工夫!など思ったコースに手を加えて、自分流のコースに仕立て上げることもできる
任天堂から発売されているフィギュアのamiiboをWii U GamePadにタッチすれば、そのキャラクターに変身できるアイテムが登場。ゲットすると、マリオがそのamiiboのドットキャラクター「キャラマリオ」に変身! これはWii Fitのトレーナー
こちらはゼルダの伝説のリンク。なお、amiiboがなくても、100人マリオチャレンジを進めることで「キャラマリオ」を手に入れることもできる。用意されているのは、全部で99種類
スーパーマリオ30周年シリーズのamiibo マリオも9月10日に発売される。ドットで造形されており、クラシックカラーとモダンカラーの2色を用意。こちらはクラシックカラーで、価格は1,200円(税別)
モダンカラーのamiibo マリオ。価格は1,200円(税別)
タイトルは「メーカー」となっているものの、作るだけでなく全世界のユーザーが作ったコースを遊ぶだけでも、従来のシリーズタイトルをすべて合わせた以上のボリュームとなっている。地道に作るのが好きな人だけでなく、「スーパーマリオブラザーズ」のさまざまなコースが遊びたい!というプレイヤーにもおすすめだ。あらゆるコースをクリアすれば、世界中にあなたの名前が響き渡るかもしれない……。
数量限定でWii U本体とソフトがセットになった「Wii U スーパーマリオメーカー スーパーマリオ30周年セット」も用意される。セット内容は、Wii U本体(shiro/32GB)、スーパーマリオメーカー(ダウンロード版)、ブックレット(ハードカバー仕様)、amiibo マリオ【クラシックカラー】。価格は34,000円(税別)
こちらはamiiboが省略された「Wii U スーパーマリオメーカー セット」。セット内容は、Wii U本体(shiro/32GB)、スーパーマリオメーカー(ダウンロード版)、ブックレット。価格は33,000円(税別)