本連載「ガンプラカレンダー」は、今月発売されるガンプラの新製品と、現在予約受付中の公式オンラインショップ販売製品がひと目で把握できる発売日カレンダー。MS(モビルスーツ)のキットを中心に毎月最新情報をお届けする。2018年4月の注目製品は、「プレミアムバンダイ」で予約受付中の「RE/100 1/100 ガンダムMk-III 8号機」だ。
※本記事の価格表記はすべて税込価格となります
「RE/100 1/100 ガンダムMk-III 8号機」は、「MSF-007 ガンダムMk-III」の8号機をキット化したモデル。このMSは、アニメ制作会社のサンライズが運営するWebサイト「矢立文庫」で、2016年より連載中の宇宙世紀のスピンオフ作品「アナハイム・ラボラトリー・ログ」に登場する機体だ。作中では、「クワトロ・バジーナの新たな機体にするという意向のもと、赤いカラーリングが施されている」という設定が記されている。
作中では、「MSF-007 ガンダムMk-III」は、アナハイム・エレクトロニクス社が「ガンダムMk-II」を分解研究し、新技術を導入して完成させた試作機という設定。そのうちの8号機は、クアトロ・バジーナ専用機にするという意向のもと、耐ビームコーティングの廉価塗装である赤いカラーリングが施されたという
「RE/100 1/100 ガンダムMk-III 8号機」は、MG(マスターグレード)と同サイズの1/100スケールながら、組み立てやすさと迫力を両立するガンプラブランド「RE/100(リボーンワンハンドレッド)」でキット化されたモデル。インパクトのある赤いカラーは成形色で再現されている。
アナハイム・エレクトロニクス社やエゥーゴのロゴマーク、各種コーションマークは、水転写デカールで再現
股関節をはじめとした関節部分の可動域が広く、多彩なポージングが楽しめる
付属武装は、「ビーム・ライフル」「ビーム・キャノン」「ビーム・サーベル」「シールド」
以下、そのほかの新製品を紹介していこう。注目は、2018年4月3日より放送を開始するテレビアニメ「ガンダムビルドダイバーズ」の主人公機「HGBD 1/144 ガンダムダブルオーダイバー」。1,080円と特別価格なのがうれしいポイントのひとつだ。
ダブルオーガンダムをベースとした、新作アニメの主人公機「HGBD 1/144 ガンダムダブルオーダイバー」
「HGBD 1/144 ガンダムダブルオーダイバー」は、新作テレビアニメ「ガンダムビルドダイバーズ」の主人公リクが操るガンプラのキット。ベースには「ダブルオーガンダム」を採用する。ハンドパーツは2種類の武器持ち手、平手、握り手の左右各4種類が付属し、同機の武器「GNソードII」のほか、ほかのガンプラの武装なども装備させることができる。また、各部に3mmジョイントを設けており、複数のガンプラの部品を使ってひとつのガンプラを作り出す「ミキシングビルド」にも幅広く対応する。
「HG 1/144 ガンダムFSD」の「FSD」は、「Full Scale Development」の略語で「先行量産」を意味する
「HG 1/144 ガンダムFSD」は、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の外伝漫画「ククルス・ドアンの島」に登場する局地型ガンダム(北米戦仕様)の改良型MSを、豊富な新規武装でキット化した製品。腕部ガトリングや特殊形状の胸部、印象的なシールドを新規造形で再現している。なお、腕部ガトリングのベルトは軟質素材を採用。
後方支援に特化した「HGBD 1/144 ジムIIIビームマスター」
「HGBD 1/144 ジムIIIビームマスター」は、「ガンダムビルドダイバーズ」の主人公の親友・ユッキーの愛機をキット化したモデル。宇宙世紀の名量産機「ジム」がビーム兵装をまとった狙撃タイプに仕上がっている。武器「チェンジングライフル」は、腰バインダーとの連結ギミックを搭載。そのほか、「ミサイルポッド」や「大型ミサイルランチャー」など、狙撃MSならではの武装が付属する。
「180mmキャノン」や「100mmマシンガン」など、豊富な武装が付属する「HGUC 1/144 陸戦型ガンダム」
「機動戦士ガンダム」とほぼ同時期を描いた外伝的OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に登場する陸戦型ガンダムを、HG(ハイグレード)の最新フォーマットでキット化。膝や肩の可動域が広いため、膝立ちや銃の両手持ちが可能になり、射撃ポーズの再現度が向上した。劇中オープニングの、シールドを立てた印象的なポーズ(写真)も再現可能。「180mmキャノン」は新規造形で付属する。
ミリタリー仕様のカスタム機「HGBD 1/144 グリモアレッドベレー」
「HGBD 1/144 グリモアレッドベレー」は、「ガンダムビルドダイバーズ」に登場する「第7機甲師団」のロンメルが操るMSをキット化したモデル。もともと海賊部隊の量産型MSだった「グリモア」の各所に、実践的な改修を加えたという設定だ。脚部のシザークロウは展開し、敵に切りかかる派手なアクションポーズ(写真)が再現可能。独立機として機能する「ミニモア」が2体付属する。
重装甲と高推力が魅力のMSをキット化した「RG 1/144 トールギス EW」
1997年制作のOVA「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」に登場したトールギスをRG(リアルグレード)でキット化。全高17.4mの小型MSにあたるトールギスの複雑な構造を、インサート成形技術を使用して再現。また背中の噴射装置「スーパーバーニア」は、劇中では描かれきれなかった内部構造をオリジナルギミックで作り上げている。トールギスの最大の武器「ドーバーガン」は、カートリッジの交換やブローバックのギミックを搭載。
最後は、公式オンラインショップ「プレミアムバンダイ」限定で販売される製品を紹介。これらの製品は、事前予約が必須で、生産準備数に達し次第、予約の申し込みが終了するので早めのチェックが必要だ。ここでは、2018年4月2日時点で予約ができるアイテムをピックアップした。
劇中さながらの「ガトリングシールド」による砲撃ポーズなどが可能な「HGUC 1/144 グフ・フライトタイプ」
OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に登場するグフ・フライトタイプが、HGUC(HG UNIVERSAL CENTURY)シリーズでキット化。「熱核ジェットエンジン」を搭載した脚部ユニットをはじめ、飛行用に改修された機体形状を新規造形で再現している。
専用武装「GNランス」は新規造形で再現
「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」で、独立治安維持部隊「アロウズ」に所属する「GN-XIII」が、MG(マスターグレード)から登場。初代「ジンクス」からの変更が加えられた胸部や腰部、肩部装甲などの形状は、新規造形を交えて再現されている。また、「アロウズ」所属機のシンボルである赤いカラーリングは、成型色で再現。
専用武装「二連ビーム・キャノン」は、組み替えにより、腕にも装備可能
1996〜1997年に発売されたセガサターン用ゲームソフト「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」に登場する「RGM-79DO ジム・ドミナンス」を初のキット化。頭部や胸部装甲は新規で造形しているほか、ランドセルは「MG 1/100 ジム・スナイパー カスタム」のものをベースに、脚部は「MG 1/100 ジム・スナイパーII」のフレームをベースに、それぞれ新規造形を加えて再現している。
脚部横に納める「ガーベラ・ストレート」と「タイガーピアス」の2振は、メッキ仕様で付属
「機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY」に登場する「ガンダムアストレイ レッドフレーム改」を、1/60スケールのPG(パーフェクトグレード)でキット化。最大約500mmになる武器「タクティカルアームズIIL」は、刀身の分割・可動ギミックにより、多彩なフォームへ変形可能。また、それに伴う「V FORM」や「DELTA FORM」といった本体のフォーム変形も、忠実に再現できる。
劇中のアリアンロッド艦隊との攻防戦で、タービンズのメンバーが搭乗したテイワズ仕様の「獅電(しでん)」をガンプラ化
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」より、ブルー系を基調としたテイワズ所属のカラーリングを施した「イオフレーム獅電」をHG(ハイグレード)シリーズでキット化。青系を基調とした機体のカラーは、濃淡の異なる2色の成形色で再現している。
「ヘビーガンダム」は、火力・対弾性能にすぐれた直接重装甲型MS
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の「Mobile Suit Discovery」より、FSWS計画によって生み出されたMS「FA-78-2 ヘビーガンダム」をHGキット化。右腕に接続して使用する大型火器「フレーム・ランチャー」は、新規造形で再現されている。
機雷散布に特化した独自のバックパックを背負う「RG 1/144 MS-06F ザク・マインレイヤー」
「機動戦士ガンダムMSV(モビルスーツバリエーション)」に登場する「MS-06F ザク・マインレイヤー」をRGシリーズでキット化。RG(リアルグレード)シリーズ独自の考証に基づき、機雷散布に特化した機体形状を新規造形を交えて再現した。MSV設定画をイメージしたカラーリングは、成型色で再現。
「ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]」は、T3部隊に配備されたヘイズル2号機の全面改修機という設定
「機動戦士Zガンダム」の外伝的な物語「ADVANCE OF Z 〜ティターンズの旗のもとに〜」に登場するMSを1/100スケールでキット化。頭部の「高性能光学センサー・ユニット」や、展開機構を備えた腰部の「サブ・アーム・ユニット」など、特徴的な形状をMG準拠の造形で徹底再現している。
全長約225mmのライフルモードに変形する多機能シールド「コンポジット・シールド・ブースター」が付属
「ADVANCE OF Z 〜ティターンズの旗のもとに〜」に登場する「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]をHGUCシリーズで初のガンプラ化。ブースターポッドを中心に、脚を折りたたみ、専用の頭部パーツに差し替えることで、モビルアーマー形態を再現できる。
メンズカジュアルブランド「mastermind JAPAN」とのコラボ製品として、「シャア専用ザクII」を漆黒に染め、1/12スケールで立体化した「HY2M 1/12 MS-06S ZAKUII mastermind JAPAN Ver.」が、コンセプトショップ「STRICT-G東京お台場店」で発売される。
全長150cmを誇る、1/12スケールの「HY2M 1/12 MS-06S ZAKUII mastermind JAPAN Ver.」
「HY2M 1/12 MS-06S ZAKUII mastermind JAPAN Ver.」の組み立てサイズは、全長約150cm。胸部と右腕のシールドにスカルマークが配され、「ザクバズーカ」と左足側面には「mastermind JAPAN」のブランドロゴが施された仕様になっている。
コラボ製品はほかに、「PG 1/60 MS-06S ZAKUII mastermind JAPAN Ver.」(23,760円)や「PG 1/60 UNICORN GUNDAM03 PHENEX mastermind JAPAN Ver.」(118,800円)などもラインアップされている。
(C)創通・サンライズ