新製品レポート
Summer NAMMの発表製品が日本にも順次上陸

“アコギからまな板まで” 最新のFenderはエレキギター以外もいろいろアツい

Fender(フェンダー)といえば、世界2大ギターブランドのひとつ。バンド経験者だったら「フェンダーといえばテレキャス! ストラト! ジャズマスター!」とエレキギターの有名シリーズを思い浮かべる人も多いだろう。ところが、最近のFenderは、アコギやアンプ、ウクレレといった“エレキギター以外”の楽器にも注力していて結構おもしろいのだ。2017年発売の各種製品を見てきたのでレポートしていこう。

世界最大級の楽器ショー「2017 Summer NAMM」で発表された新製品群、一挙公開!

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ストラト型のまな板も!?(注:本当に市販されています)

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“アコギ弾き語り”を始めよう! エレアコ&アコアンプに注目

今回、筆者が訪れたのは、都内にあるFender製品のショールーム「Fender Backstage」。米国ナッシュビルで開催された楽器ショー「2017 Summer NAMM」で発表された、同社の2017年モデルが披露されたのだ。なかでも意外と(?)存在感を放っていたのが、エレクトリックアコースティックギターとアコースティックアンプである。

エレアコの中で注目したいのは、“Classic Designシリーズ”の名を冠する「CP-140SE」だ。このCP-140SEは、パーラーシェイプのボディがかなりコンパクトなのが特徴。女性が持ってしっくりくるサイズを実現している。最近は“ギター女子ブーム”も続いているが、まさにこれからギターを始めたいと思っているガールズ層に訴えかける製品だ。日本での販売価格も52,000円(税別)と比較的手ごろ。

女性が構えてしっくりくるデザインのCP-140SE。ボディは単板スプルーストップにウーズウッドバック&サイドで、ネック部にはていねいなエッジ加工が施されたローズウッド指板の「Easy-to-Play」ネックを採用。多彩なサウンドメイキングが行える「Fishman Presys」ピックアップも備える

写真左上がCP-140SE。他のフルサイズのエレアコと比較して、小ぶりなのがおわかりいただけるだろうか。ちなみに、写真右下にあるのはエントリー機の「CN-60S」で、初心者でも弾きやすいようやわらかいナイロン弦を使用しているのがポイントだ

そして、そんな“ギタ女”が演奏を楽しむときに最適なのが、スタイリッシュなデザインのアコースティックアンプ「ACOUSTIC 100」と「ACOUSTIC 200」である。2機種とも、ギター用の1/4インチTRS入力と、XLRマイク入力に対応するコンボ端子を2系統備えていることが特徴。つまり、1系統にはエレアコ、もう1系統にはマイクを接続して、弾き語りの音声をミキシングして鳴らせる。

しかも、入力ごとにそれぞれ独立して、3バンドEQ、エフェクト切替え、エフェクト・レベル調整、フェイズ・スイッチなどのコントロールが可能。さらに、8種類のエフェクターも搭載していて、簡単にサウンドを変えて楽しむことができる。PAがないような環境でも、このアコアンプが1台あれば、手軽にアコギの弾き語りを実践できるというわけだ。

奥列の左側がACOUSTIC 100 で、右側がACOUSTIC 200。手前にあるのは、エフェクター機能などを省略してさらにコンパクト化した「Acoustasonic 40」

左右に2系統の入力を備えており、それぞれに対して独立したコントロールスイッチを搭載。エフェクトモードは中央のランプで確認できる

加えて、Bluetooth機能も搭載している。スマホとBluetooth接続すれば、スマホ内に入っている音源や、YouTubeにあるバッキング音源をBluetooth経由で再生し、演奏音声とミキシングして鳴らすことができる。

価格は、8インチ・フルレンジユニットを1基備える100W出力のACOUSTIC 100が50,000円(税別)で、同ユニットを2基備える200W出力のACOUSTIC 200が72,000円(税別)。こちらも、比較的手の届きやすい価格を実現しているのがうれしい。

コンパクトなエレアコと簡単なアコアンプで、弾き語りを手軽に始められる

コンパクトなエレアコと簡単なアコアンプで、弾き語りを手軽に始められる

ちなみに、アンプに関してはこんな新製品も。数々のヒット作のレコーディングに使用されてきた60年代中期の「Delux Reverb」の思想を受け継ぐ「’64 Custom Delux Reverb」。改良されたハンドワイヤードAB763オールチューブ回路を搭載し、クオリティの高いビンテージサウンドの再現を狙ったモデルだ。価格は420,000円(税別)

Fender、実は15年くらいウクレレ作ってる

もうひとつ、エレキギター以外で注目したい新製品が、ウクレレ。ギターやベースのイメージが強いFenderブランドだが、ウクレレの製造も行っているのだ。

2017年モデルの中では、特に赤いボディのソプラノウクレレ「Venice Soprano Ukulele」が目立っていた。スケールサイズ34cmという小ぶりな本体で、そのヘッドストックの形状にFenderらしさが垣間見える。しかも価格が10,000円(税別)と手ごろで、プレゼントとしても選びやすいモデルだ。

写真上・真ん中にある赤いモデルが約1万円のソプラノウクレレ「Venice Soprano Ukulele」。そのほか、テナーウクレレなども製造している(写真下)。なお、いつ頃からウクレレを製造しているのか同社の製品担当者にたずねたところ、「あまり覚えていないが、たぶん15年くらい前から」という答えが返ってきた。もはや忘れてしまうくらい昔から取り組んでいるらしい

お待たせしました! ジョージ・ハリスンモデルなど最新エレキギターご紹介

……ということで、ここまであえて“エレキギター以外”について語ってきたわけだが、そうは言っても「Fenderといえばエレキギター」なので、最後にそちらの最新モデルもご紹介しておこう。Summer NAMMでは数々のエレキギターが発表されたが、やはり有名アーティストのシグネチャーモデルが目立っている。

「American Professional Stratocaster」などストラト新モデル各種(写真上)に、カスタムモデル(写真下)もズラリ

で、こちらが有名アーティストのシグネチャーモデル。左から、「Brad Paisley Rood Worn Telecaster」「Jimi Hendrix Monterey Stratocaster」「EOB Stratocaster」「George Harrison Telecaster」

1番メインで推されていたジョージ・ハリスンモデル「George Harrison Telecaster」は、ハリスンのために特別デザインされたオリジナルのテレキャスターで、オール・ローズウッドで制作されている1台だ。オール・ローズウッドならではのユニークなトーンとクラシカルなルックスを再現した。世界で1,000台のみの限定生産で、350,000円(税別)で販売される。

また、“ジミ・ヘンが燃やしたやつ”で有名なハンドペイントのストラトキャスターを再現した「Jimi Hendrix Monterey Stratocaster」にも注目。モンタレー・ポップ・フェスティバルに登場したジミ・ヘンが、ステージ上でそのサイケデリックなペイントのストラトを燃やしたのが1967年のこと。そのパフォーマンスから今年で50周年を迎えることを記念して、限定生産されたものだ。こちらは150,000円(税別)で販売される。

RADIOHEADのエド・オブライエンモデル「EOB Stratocaster」は、オブライエンとのコラボによって生まれたモデル。弦の振動をコントロールするサスティナーを本体に搭載していることが特徴だ。オン・オフ切替えのほか、インテンシティ・コントロール、3ポジションのモード切り替えスイッチも備えていて、フィードバックを自在に操ることができる。本製品は170,000円(税別)で販売される。

まずジョージ・ハリスンモデル「George Harrison Telecaster」から。ワシントン条約によってローズウッド全種の国際間取引が制限されている今、オール・ローズウッドの本体というのも貴重だ

サイケなペイントを再現した「Jimi Hendrix Monterey Stratocaster」。ネックからフレット、チューニングマシンなど細かい部分までビンテージ仕様とすることで、当時のスタイルを忠実に再現している。薪にくべたりしちゃダメ

RADIOHEADのエド・オブライエン・シグネチャー「EOB Stratocaster」。サスティナーを搭載するのが特徴だ。そのサウンドはぜひ以下の動画を参照されたい

【おまけ】ストラト型のまな板もアツい

ちなみに、Fenderは昨年よりコンシューマー向けのイヤホン製品も展開し、楽器以外の世界にも進出している(関連記事はこちら)。さらに今回は、マウスパッドやまな板など、音楽とは関係のないライフスタイル製品まで展示されていたからすごい。しかもストラト型のまな板は、実際に市販されているそうで、楽器店で注文を受け付けているとのことだ。

ちなみに、3,500円(税別)の竹素材モデルと、9,500円(税別)のメイプル素材モデルをラインアップ。特にメイプルはギター材にも使われる硬い素材で、まな板に最適とのこと。どなたかぜひ、楽器店に行ったら「Fenderのまな板予約します」と言ってみてほしい。(※2017/8/2加筆修正:記事初出時、これから発売予定と記載しておりましたが、再度確認したところすでに販売されているそうです)

ピック型とストラト型のマウスパッドがこちら

ピック型とストラト型のマウスパッドがこちら

というわけで、もう1度ストラト型のまな板で本記事を〆よう。楽器店で注文を受け付ける予定とのことだ

というわけで、もう1度ストラト型のまな板で本記事を〆よう。写真は9,500円のメイプル製モデルのほう


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杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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